第59話『GPM青森戦編5 引き続き津軽の地で活動』


睡魔に襲われたのが単純に魔法に使う精神力切れに陥ったからでもある。

カオルは今まで救助に加速をここまで多重かけをした事がない。
使徒の力とは違い、
ゼロの使い魔の虚無の魔法の一つである加速、
使用には多大な精神力が必要であり…

睡眠によって回復中であった。


2時間半後…

「カオルさん起きて下さい」
ゆさゆさ揺り起こしてると、カオルの手がふくよかなバストに…もみもはいり…

途端に石井さん顔が真っ赤。
「キャー」
ガンパレの第六世代による本気ビンタが見事にHitし、カオル悶絶中…

力加減無しに本気でビンタをかました為パワー的には1t以上の威力であろう。
ビンタかました後で何時までも悶絶状態では救助ができない…

「カオルさん、カオルさん」
ビシビシ頬をはたいてる…

「う……いつつつ」
カオルやっと気がつく…

「カオルさん来ました」

「う…なんか痛いなぁ…で、確か」

「わたしがトイレに店内に入ったあとその後あのトラックが燃え盛ってました…絶対救えよ」

「わかりました」

(???なんだ?なんかした?)

妙に冷酷高圧的な石井さん、シェルターに入ってもらい…
輸送トラックに取り付き同化する。

(燃え盛る前に救出かな?)

運転席には学兵…18歳未満が運転している。
多分…運転免許資格等の法律なくなっているのかもしれない。

コンビニ内に駆け込む石井さんが見えていて、
助手席にスペースがあいていた。

「隊長、またなの?」

「トイレだって〜」

「…まったく自分で作ったのを食べるから」

「懲りずによくやるよねぇ」

「いい加減、わかって欲しいというか…理解するでしょ普通」

(そろそろかなぁ〜)

不気味なローター音がして、西側よりウミカゼゾンビが接近する。
ヘリにとりついた幻獣の足は早い。
時速160km程の速度をだし、悠々まだ幻獣が到達してない後方へと突出する。

「ゾンビヘリ!」

「すぐ出して!」
誰かが気がついて叫び、反応した女学兵がアクセルふかす…
後部荷台では狭いなかに詰め込まれた女学兵達が、
手持ちの武器で対空砲火をあげはじめる。

彼女達はセオリーを間違えて全滅したのだろう。
輸送車両の足では逃げれない。
車両放棄して蜘蛛の子散らすように散開し、
安定した弾道の対空放火あげなければならなかったのだ。

カオルは加速をとなえた。

回りの時間が遅れ始める…
曳光弾がまばゆい光を放ちながら目に見える速度で上空にむかってく。
だがトラックの振動で軌道が安定してない。

ウミカゼゾンビが生体機関銃を放ちトラックを攻撃してくる。
ヘリの機関銃は軌道が安定し弾が地面に弾着し、段々とトラックに迫って…
トラックに当たる前に彼女達をご案内し、即離脱。

トラックに吸い込まれた弾が強酸を荷台内に撒き散らし…
ガソリンタンクに弾が入り…大爆発をおこす。

キタカゼゾンビは満足げに次の獲物を目指して飛び立っていく。

加速を解除すると…
「やあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
コンビニから出た石井千翼長の叫び声が…

「ぁぁぁぁぁ…」
泣き叫ぶ千翼長はホルスターから拳銃を抜くと、口を大きくあけ銃口をつっこみ…

(うぉい!!)
「アルミサエル!」

石井千翼長…自決寸前で…というか止めないと救助した石井千翼長どうなるの?の状態であった。

今この場で石井千翼長が死んだらどうなるか?
まさにタイムパラドックス発生。

カオルの時間で過去に救助された人、この世界では八戸にいた石井千翼長が居なくなり、
その結果石井千翼長に関わった総ての人の記憶がおかしくなるだろう…

そればかりならよいが下手したら時空震等で世界自体が崩壊しかねない…
勿論オルタ4の世界やこの世界がだ…
下手したら平和日本の世界をもかもしれない。

まさにその寸前…何故?と思いながらもギリギリで止める事ができた。

口腔に銃を突っ込んで弾が発射されると脳が間違いなく破壊され、
救助カプセルでも救ける事ができない。
石井千翼長が死亡確定になる…

(確認するか)

アルミサエルでのぞきこむ精神はずたずたになって、廃人になる傾向状態。

異世界軍に所属済みの石井千翼長をだし聞くと、
「確かそのあとの記憶がなく、気がついたら仮眠室でした。
3日の20時頃でしたね…
すぐに表に出て通った部隊にのせてもらって転々とし八戸にいきました」

つまりカオルがこの場において石井千翼長を助ける事は、
この世界において刻まれていた事柄であり…

(万が一…自分がこなかったら…どうなってたんだ?)

の悩みもあるが…所属済み石井千翼長をシェルターに引き込み、

崩壊している方の石井千翼長を睡眠状態にし精神を繋ぎ合わせ修復。
コンビニの仮眠室まで運ぶ。

(多分自分が助けた事により八戸で救助されるのか…な?)

やっと一段落して、

「駄目だ…ねみい…使い過ぎたか」

ターミネーターをだし、

「あと…たのむ…19時頃おこしてくれ」

仮眠室のベット横でぶっ倒れ…


== オルタ4の世界、横浜白凌基地正門ゲート ==

「なぁ」

「ん?どうした?」

「妙に最近ゲストパスの発行多くないか?」

「そういえばそうだなぁ」

彼は記入簿をみる…

帝国軍開発局整備部
帝国軍開発局整備部
帝国軍開発局整備部
帝国軍開発局整備部
帝国軍開発局整備部
帝国軍開発局整備部
帝国軍開発局整備部
帝国軍開発局整備部

つまり一日に50人近くの、
帝国軍開発局整備部

が出入りしてるのだった…

「すみません、ゲストパスの発行を」

「あ、はいどうぞ」

書いてIDを見せられる。

帝国軍開発局整備部所属と…

T-850のセンサーに引っ掛からない為所属偽りなし。
そのまま通行してく。

(しかし…?)

かならずっといっていい程黒い長方形の鞄を大事に抱えて入ってくる…

(なんでだろう?)

== CIA極東支部 ==

(このカードは切りたくなかったがな)

机には写真が数十枚おいてある。

その写真を見るといずれも美女、中にはA-01の顔もある。

(まぁこれでうまくすれば)

==帝国軍開発局整備部==

「例の物は手に入ったか?」

「いえ、まだ入手できてません」

「…おい、貴様白状したほうがいいぞ」

「手に入ってません!」

「…そうか、やれ!」

わーーとたかり始める男たち、
ぽーんと衣類が脱がされほうり出される。
「!あったぞ!」

手に掲げられる写真。

「貴様!結束を忘れたのか!?!?…処分だ!」

「イヤダーイヤダ…」
真っ裸何をブラブラ状態で両手を引っ張られて、ひきずられてく男…

先程掲げられた写真がデスクにおかれる。

ざわめきが広がる…
「デカルチャー」「ちっぱい命!!」

「チッパイ!チッパイ!」
だんだんと唱和が広がる。
「チッパイ!チッパイ!」

左手が腰の部分にあてられ右腕を胸の高さから高く突きあげられ、また胸の高さへ、
「チッパイ!チッパイ!チッパイ!チッパイ!
チッパイ!チッパイ!」

そこに銃声が響く。

「そこまでだチッパイ党!覚悟しろ!」

「デカパイ党の襲撃だぁ!」

「かかれ!」

「応戦しろ!」

思い思いにライフルを持ち出し銃撃戦が始まる…

一応紳士協定でゴム弾使用らしいが…
催涙ガスが投げ込まれ白煙が広がり…

==GPMの世界 鶴泊付近コンビニ仮眠室==

ユサユサユサユサ
ターミネーターが揺さぶって起こそうとしていた。

「う……いちちち」

「マスター、時間です」

「おう、ありがとうな…あ、あぁ」
背中を回し、骨を鳴らす。
床の上で寝たのでこったらしい…

「う、う〜ん」

手を後ろに組みそのまま両手伸ばしながらを頭の方へ…

「T-850ちっと悪い、下から手を押してくれない?」

「こうですか?」

変な骨折り音が…
「おおう…いい」

カオルの両手が変な具合に後頭部までついてる。

「サンキュー」

「いえ、マスター」
カオル何事もないようにターミネーターをシェルターに入れる。

(痛みとれたし…えっと、とりあえず同化して辺りの監視?)

同化して20分位すると2台の兵員輸送車が見えたので、
石井千翼長を覚醒させる。
彼女は起きると表にでて… 兵員輸送車が気がついたようだ。

のせてもらって弘前方面に去っていった。

(一仕事おわりっと)

カオルは北上していく…


side〜 ある自衛軍工兵 〜

1月3日午前8時27分

「木造落ちたぞ!」

(ここもまもなくか)

彼は、市内の五所川原駅から西方にかかる乾橋の破壊工作を任されていた。

旅団司令部は岩木川を防衛線にと考え、
五所川原及び中泊町陣地への撤退、集結を急がせている。

橋の橋脚に爆薬はしかけいつでも爆破準備は整っているが、
まだまだ避難民が橋を渡っている為指示はきてはない。

つがる市の人口4万人及び帰省した人、観光客などが避難をしている。

西津軽郡は壊滅した一部の地域以外は無事らしい。
海岸まで迫る山々が進路を阻害してる為、
幻獣どもは、五所川原を目指している…という事なのだ。

鉄道橋も現在五能線を走らせられない為、車をもたない避難民が徒歩で渡ってる…とも聞いてる。

空に不気味な音が響く…

彼は決断の瞬間を迫られる時が来る。
爆破スイッチを持っているのだ…

コンビニの上の機銃座や別の箇所の迫撃砲は幻獣の海原への攻撃開始、
81mm砲弾が撃ち込まれ遅延させている。が…

「いいなわかってるな?幻獣が橋のこっち側にかかったら…押すんだぞ。
ぎりぎりまでだ…
避難民を取り残すんじゃないぞ」

96式装輪装甲車が2両、堤防上に乗り上げ、橋の向こう側に向け機銃を放っている。

避難民が悲鳴をあげ、橋の上でパニックに陥っていた…

橋から押し出され落下してく男性。
進まない車の上を渡り歩く人、
まだ橋の上で進めずふさいでいる避難民をひき始める車…
前の車に押し出す様にあたり、当たられた車が橋から川に落下し、爆発する。

まだ橋に到達してない避難民の集団が幻獣におそいかかられのまれる…

「ギャー」「グゥワ」

絶命の声が対岸までとどく。

小隊機銃4門が避難民をさける様に火を放つが、幻獣の波はどんどん避難民を飲み込み、
ゴブリンが斧で頭をかちわり脳味噌が流れるのさえ見えてくる。

橋の上に到達し渡りきれてない避難民に幻獣が襲い掛かかってくる。

此方側の狙撃手が避難民に襲い掛かるゴブリンを射殺するが、ゴブリンは人よりも低い。
避難民に当てないように放つため阻止火線が足らない。

幻獣の波は橋上の避難民を飲み込んでく…

意を決したように小隊機銃の一門が火線を橋上の避難民にむけ、
避難民ごと幻獣を撃ちぬく。
間に合わないと判断した稜線間際の人ごと撃ち抜いた事により、
若干幻獣が押し寄せてくる速度がおくれ…

そして幻獣の海が橋を渡りきろうとした瞬間…
「やれ!」

ドンドンドンドン!

橋脚に仕掛けられた爆薬が炸裂し、
橋は海に飲み込まれ絶命したと思われる骸、車、幻獣を載せたまま、
崩れ落ち…白煙に包まれる。

「お母さ〜ん」

道が残っていた境目で一人の少女が叫んでいた。

彼女はゴブリンに襲い掛かる母親から押し出されて生き残った。
母親の死体は煙の中に…つまり橋側にあった為に落下した。
コブリンは頭をかちわったあと自衛軍に射殺され消滅…
その少女は親との永遠の別れとなった。

自衛軍はこっち側に取り残された土手で生き残ったゴブリンの対応に追われ、
至るところで兵隊が、ゴブリンを追いかけているのが見える。
時間は8時33分をさしていた。

side〜ある自衛軍工兵〜end


side〜ある砲撃兵〜

「急げ〜!」

カチカチ
水平儀…みながら、
「設置よし!」

「設置よし!」

「設置よし!」

五所川原の駅から2kmの高校に81mm迫撃砲が並べられる。

3名で運用される迫撃砲は重さ約40kg。
やや長いのと部品がわかれている為、3人で設置しそのまま3人で運用となる。

「目標、154号のサンクス付近」

(橋渡ったところだから1.4kmか、方位もよし)

「照準よし!」

「1番装填!」

ライフリングに翼をかませて中程までうめ弾を保持する。

「装填よし!」

無線でやり取りした隊長が、
「1番発射!」
保持していた者が弾をはなし後方にさがる。
砲を落下した弾が筒内の撃針にふれ…
白煙とともに弾が打ち出される。

間接射撃の為、落着は直接は見えない…

「効力射!各自、自由射出!」

筒抜けの間抜けな音を出しながら、約100門の迫撃砲から弾が放たれる…


side〜ある自衛軍砲兵〜end

1月3日夜10時


カオルは五所川原付近につくと、

(人がいないとこ…ないなぁ)

少し探したが諦めた。

何しろこんな狭い町に旅団、師団の中核が集中している。
片方は学兵で練度はともかくとして…

(多分6000人??さて…空中にいきなりだせるかなぁ…)

カオルは引き出して…
案の定落っこちかけたのでしっかり抱きしめる。

「すんません…陸地でだせなかったので」

正面から抱きしめた形の桜井隊長は無言。

「桜井隊長?」

「カオルさん」

桜井隊長の手が背中にしっかり回り…力強く…逃さないように…

軽いフレンチキスしてくる。
「!?!?」

「好き…です」

再び顔が近寄り口が触れ合い、桜井隊長の舌が侵入し…

カオルなんとか息をつく…
「い、いきなり…なんすか」

「え?抱き合ってるのでつい…」

「背中に回した手を離したら落ちますよ」

「あ」
どうやら隊長気がついたようで…

「でも甘く美味しかった…しかし、ファーストキスいきなり奪われましたが先に助ける人達がいますよね?」

「はい」

「お願いしますよ…とりあえず、桜井隊長、助けたい人達は何処に??」

「もう少し高度さげて貰えます?」

…町に近づく。

「駅舎見えますよね?西側の駅入口信号の角の建物…」

カオル近寄り、
「この足元の?」

「ええ…で、北側の信号の病院とになります。先に病院が崩されてでしたので」

「わかりました。じゃあシェルターに」

「あ、待って」
再度桜井隊長が求めてきて…唇がはなれ、

「よろしくお願いしますね」

「はい」

桜井隊長をシェルターに入れ…

しばらく見張る事にした。
市内では対岸に向け迫撃砲、堤防沿いの小隊機銃、川沿いのビルからの機銃などが撃ち込まれている。
川で横断できず立ち止まる幻獣に次々とうちこんでく。
デーモンも足を取られ次々消滅してゆく。


0:30頃 金木陥落 幻獣岩木川防衛線突破

闇の中暗視ゴーグルを使いまだ五所川原は落ちてはない。
北側に向けての備えてきた。
警備師団の学兵達は道路脇に構築しやすい地上塹壕を作り上げ警戒している。
まず真っ先に獲物になるだろう…

(ん?)
カオル見回ってる内になんかを発見したようだ…

(ありゃあ?)
なんか乗り物ぽいのを発見した…
台座の上に砲身と機関部、
(レールガンか?)
兵器情報ゲットする。

1:00頃、津軽平野を金木からわたり393を北上する大集団…

また南にも…

2:00頃、中泊に大挙して襲い掛かる幻獣たち。

カオルの視界内五所川原では…
幻獣の海が陸地を北側から蹂躙してくる光景が見える。

先頭は足の軽いゴブリン達だ。その後ろにデーモンが見えている。

side〜ある学兵〜

彼は堤防沿いの機銃座から打ちっ放しになっていた。

焼け付く前に付近から雪を集めた仲間が、
雪を銃身にドカッとおくと、銃身の熱を奪い瞬時に白煙が上がる。

その間も、銃が止まる時は給弾ベルトを変える時だった…

朝から打ちっぱなしで夕方夜になってき、深夜ふけて、
日付がかわって2時頃…

北から幻獣どもが押し寄せてきた。

機銃を北にむけ射撃開始する。


弾をくらい消滅するゴブリン、
消滅するゴブリン、
消滅するゴブリン、
消滅するゴブリン、

じわじわとよってくる…

(は!給弾!)
弾切れに気がつき彼はベルトを交換したが、

ザシュ!

彼が聞いた最後の音だった…

side〜ある学兵〜end

道路沿いに設営された機銃座が火を放つ、
たがじきに幻獣の海にのまれ、ついてた学兵は、抜刀し入ってきたコブリンに挑む…
10匹20匹と始末するが疲れたり多方向から串刺しにされ…

ビル陣地では学兵を護ろうと銃撃を被せているが、

その銃撃がグレーターデーモンをおびき寄せ、
早いスピードで陣地に肉薄しパンチでビル陣地が沈黙してしまう…
そのグレーターデーモンに対して零式ミサイルが別の陣地から白煙が伸びてきて、爆散…

上空では迫撃砲の砲弾によるドームといっていいだろう…
見事な赤い屋根ができていた。

その様な光景が現在の五所川原だった。

物量に圧倒され幻獣がどんどん押し寄せてくる…

カオルは眼下にある女学兵の機銃手をマークしていた。
彼女は幻獣の海にのまれながらも、抜刀後生き延び400体近くのコブリンを消していた。
近くにいた女学生は14体目で背後のゴブに気付かなかった為、
頭わられかけたのを引き込んだが…

そんな彼女にグレーターデーモンが目をつけよってくる。

(もう駄目だろうな)

しかし彼女はスルッとデーモンの両足の間をすり抜けると…
デーモンのアキレス腱を切り付け転倒させる。
彼女は手榴弾を転がしたデーモンの背中に投擲…次の獲物へと切り掛かる。

(おいおい…彼女デーモンまで倒すかよ)

しかし…背後からの援護射撃が彼女の右胸を貫通し血を吐きながら転倒。
誤射により味方に貫かれた。

そこに獲物だ!!のごとくわっと群がって襲い掛かるゴブ。

幻影で彼女を消しながら引っ張りあげ手短なビルの上へ…

「ゲフッ…ゴフッ…こ…ゴフッ」
吐血しながらなんとか喋ろうとしている。
外側からみると透明なところからいきなり彼女の吐血が出現しているだろう。
(右肺か)
救助カプセルだしながら、
「右肺いったみたいね…でも大丈夫。助かるから」

彼女を入れてカプセルを作動させ虚数空間に引き込む。

……

目的の陣地をマークしながら、
だったのでさほどは引き込めなかったが、着実に引き込み人数を増やしていく…

いよいよグレーターデーモン、ミノタウルスの中型幻獣の大群が押し寄せてきた。

目的の陣地からの火線が18本ほど上がる…

加速の二重かけし建物の内部へ…

デーモン3体が肉薄、内1体は倒れるが、
パンチが撃ち込まれ…

引き込んだ為この建物陣地は沈黙するが、デーモンは構わず殴り続け建物は倒壊する…

もう一つマークしてた陣地からの火線が伸び更にデーモンが3体引き寄せられる。

最初のデーモン2匹は倒されるものの、残りの3体は引き寄せられ…

もう一つの陣地に肉薄パンチを撃ち込む直前にご案内し、
このビル陣地も崩れ落ちる…

獲物を倒して満足したデーモンだったが迫撃砲弾が直撃。3体とも崩れおち消滅する。

その後は各ビル陣地は潜伏し迫撃砲弾が市内へ直接撃ち込まれるようになる。

道路脇に陣取っていた学兵は文字通り全滅し、
またそれをまもる為のビル陣地もかなり減り…
残った陣地は観測点として幻獣の海に残される事となったのだ…

1月4日午前6時 五所川原駅周辺は、幻獣勢力下に陥った。
闇の中に人間の悲鳴はあがらなくなり、1045独混残存は息を潜める事となる…

カオルは世界扉を開き…

……
カオル報告

眠い…




寸劇風後書き

作者「…………」

あ号「…………」

作者「…………」

あ号触手を作者の顔面に伸ばしフリフリする。

作者「…………」

あ号、何か思い付いたようだ……
誰か連れてきた……400体を切り抜けた女性だ…
あ号なにかつぶやいてる…彼女うなづいてる…

彼女「せーの!!」

バチーン!!

吹っ飛ぶ作者…100mして落下…
ピクピクピク

あ号「……この物語は…乗っ取った!!………さて、死亡フラグを……ここと」

作者「な、わけねーだろ!!」

あ号「……残念だ……生き延びて災害除去しようと思ったが」

作者「はぁはぁはぁ………けど、彼女一人あるき…どうすっかなぁ……」

あ号「…桜井隊長?」

作者「ああ、ヒロインにもあがらなかったが、完全に一人あるき…」

あ号「おまえさんが書いてるんだよな?」

作者「まぁな…けどあの場面は、ああなる結果しか、…はぁ…どうしよう…
う〜…おおなやみ中

ビダンさんとくっつけようとしてた時も、あったんだけどなぁ…ヒロインプロット崩壊中」

H25年3月再改稿



押して頂けると作者の励みになりますm(__)m


<<前話 目次 次話>>

作品を投稿する感想掲示板トップページに戻る

Copyright(c)2004 SILUFENIA All rights reserved.