第103話『佐度島基地防衛戦編2 第2派襲来』
第1派襲来は削減にかなり成功し、ほぼ少数の集団に分散させ、各個撃破、迎撃に成功した異世界軍。
[29日14時、鉄原ハイヴを飽和した約21万5千のBETA移動群が飽和、
朝鮮半島から日本海への渡海開始、目標当佐渡島基地で到達時間が1日の12時頃ね]
迎撃成功した旗艦きいCICでは、
次の第2派襲来に備えての作戦会議が行われていた。
朝鮮半島鉄原ハイヴから飽和した移動群…もう既に第2派としているが…
半島東岸から日本海へと渡海開始した。
佐渡島と鉄原の直線距離は約950Km、間にある海は約850kmで、
長い海底歩行にはBETA側も時間がかかる様であった。
[あと重慶ハイヴを飽和した移動群約30万が鉄原ハイヴ方向へと向かっていて…]
「これも警戒は必要ともいえるか…」
これが合流してたなら合計約60万以上の集団となり、
飽和したBETA群が帝国全土を襲来し、本土から人類が叩き出されたであろう。
また佐渡島に来ない場合も考えられ…
最悪の場合九州や西日本上陸も考えられ、
BETA日本帝国侵攻再びであった。
だがその際は広大な無人地帯での戦闘であり…
まだ建設中の佐渡島でよりかは人類有利な環境であろう。
「当基地の工事進行度合いは?」
[懸案だった各門は合金Z製のゲートハッチの工事が間もなく完了するよ]
2m厚の二重の合金Z製ゲートに生まれ変わる侵入路であった門…
まず外側の強化コンクリート製でゲートの存在を示している。
進入口を封鎖する形でゲートハッチがまず一つ。
万が一強化コンクリートが壊されて中に入れる状態にさらされても、
水の進入すら阻むように合金Z製に強化した元横坑の通路に接するように、
同じく合金Z製のゲートハッチで封鎖される。
これにより厚さ2m以上の合金Zを最低1度は壊さねば侵入はできず、
…閉鎖した門からの侵入はほぼ不可能となった。
もちろん壊す事も可能だろうが、
未だ対BETA戦で大破…つまり完全に壊され修理不能に陥った機体がなく、
駆動系に対してのダメージのみである機体、
スフィンクスに使われている同装甲の厚が7cm平均でその単純比28.5倍…
壊す事は容易ではないだろう。
恐らくは重光線級が光線照射して熔解させて侵入…
または要塞級の溶解液での攻撃…
3時間以上の直接攻撃に耐えられる筈の計算だ。
要撃級や突撃級等の門への攻撃はほぼ無視しても支障はないだろう。
「侵入可能箇所が減った訳か…メインシャフトの進み具合は?」
メインシャフトは700mサイズクラス想定の宇宙戦艦対応拡張工事を行っていて、
えらい作業に手間取ってもいる。
特に甲板型エレベーター自体が700mサイズの戦艦の自重を支えるが為に駆動部合わせて20mの厚さとなり…
合金Z製でなければ1億tにも対応できない状態であったが為に…
[メインシャフトの方は、まだ工事が完了してなくて…1日朝の時点では仮封鎖状態になんとかね]
3基のエレベーターの中央部分にあたる、中央シャフトの土台工事はすすんでいて、
地上レベルにおいては基礎レベルは完了し、
板渡しでシャフトへの転落を防止するように塞ぐ事ができる話であった。
「とりあえずは侵入を防げ―」
[2m厚の鉄板を食い破られなければね]
「鉄板か…」
加工のしやすい鉄板での仮封鎖が必須であった。
せめて…分厚くした形である。
鉄であれば戦車級等は好物であり食べていく…
ただし戦術機に使われるのは航空機に使われるのと同様軽量素材、
それに対して戦車等を食うのには時間がかかっている。
単純に硬さ装甲厚からの結果ともいえるが、T-62であっても約60秒は取り付かれも耐えられ、
その間に勇気を振り絞って生身で車外にでて、
車載機銃で戦闘級を殺せるかが生き残るポイントとされた。
話はもどすが、T-62の装甲厚で薄い箇所順から、
車体上面が約3cm、砲塔上面が約4cm、車体後部が約5cmであり、単純にその40倍の厚さの板が用意されたわけであり…
[食いつかれる前に倒して行けば、大丈夫だとは思うよ]
「だが…万が一食いつかれたら」
[倒したあとに瞬間コーキングでとりあえず補強して貰えればね。
1秒やそこらで食べ切れる厚さでないし、
10分もほったらかしにもしないでしよ?]
「ふむ…そうか…」
[ただまぁ…できるだけ激しい戦闘はしてほしくないから…]
「メインシャフト上は対小型戦のみに…重火器は禁止か?」
[だね。流石に戦闘で耐久性落ちて一気に真っ逆さま等もありえるし…
あとは対応できる数以上の流入かな…]
迎撃失敗と仮定して、
メインシャフト約2km四方内において1万以上小型級埋めつくされ、内戦車級が4000だと考えると、
流石にメインシャフトの仮封鎖は突破され…
迎撃成功しつつも100体の戦車級が鉄板に食らいつくと…放置で3分位で耐久性が失われ同じく突破されるだろう。
いかに封鎖板で対処できるかになる。
[であと、その他迎撃設備は…まだまだだね]
「外の砲台設備はわかるが内部の迎撃設備や隔壁は?」
[ん〜1日には厳しいね…メインシャフトの封鎖が優先だし、
そっちを遅らしてもなら…]
「基地内部に突破される時要員用意するよりかは、
外での迎撃増やすほうがよいか…」
[だね]
「増加できる戦力は?」
[新たに追加できそうなのが…]
あくまでも3日間であり提示されたのが、
スフィンクス2個連隊、
スパイダー改3個小隊150体、
さいたま級が2隻竣工程度であった。
魔紀伊はまだもうまもなくであったが最終艤装前である。
[で、港湾設備等なんだけど…]
地上後方設備に関してだがまず軍港の一部が第一戦直後に稼動可能になり、
佐渡島基地での補給ができる様になった。
その結果…
[先程、補給終えた艦隊が出港、攻撃開始時刻が午後11時頃の予定ね]
戦闘終了後補給を終え出港西進しつつあった。
横浜基地へ移動及び補給時間の短縮できたのはいうまい。
[あと…言いにくいんだけど万が一の自爆装置は設置しておいていいよね?]
30万以上の数が佐渡島に押し寄せてくると現有戦力許容以上だ。
迎撃ラインの話になるが、たった攻撃範囲は4km弱にかぎられるからでもある。
魔紀伊の砲塔数から考えても対応しきれないが、
第1次砲撃ラインで魔紀伊及びさいたま級の艦砲及びミサイル攻撃、
G6ライノの長距離攻撃が行われる。
同士撃ち等を考慮し、海岸線から最短1kmまでを担当…
そこから内側の1.5kmに渡っての第2次砲撃ラインはスフィンクス及び2001式の砲撃担当であり、
ここまでが大型種の対応ラインでこれよりも内側に大型種踏み込まれると対応できなくなる。
理由としては小型種対応部隊への誤射もありえるが為であり…
小型種に関しては突破はゆるしても大型種に関しては殲滅が必須であった。
構成の約70%になる戦車級含む小型種に関しては内側の第3次砲撃ラインでスパイダー改が対応、
更に突破されたらもうハッチ直上戦であった。
つまり最短2.5kmしか大型種に関しては殲滅ラインが存在せずであり…
[準備には時間がかかるんだよね…]
コバッタが示したプランは佐渡島を消滅させる事なく、
佐渡島基地地下部分を消滅させるもの…
通路という通路に特殊爆薬をしかけ、
内部に侵入したBETAごと爆破により埋もれさすものであった。
30万…爆雷で減らして20万の押し寄せてくるBETA群に対応する為にはこれしかないだろう…と提示された。
「…わかった準備をしておいてくれ」
[了解]
内部に侵入される予想5万から10万ごと佐渡島基地自爆プランが採用された…
……
さいたま級28隻の爆雷攻撃が約50時間にわたり行われ、
無限の力で精製された約150万発の爆雷が投下された。
BETA集団は少数集団に分散し、結果的に被害軽減化し、爆雷攻撃の効果は落ちてくが、
だがその投下数である。
総数の約半数を失いつつ…佐渡島へと迫っていく。
午前8時には爆雷攻撃を終了し、佐渡海峡側へと布陣しに移動してく。
……
1日11時
[爆雷攻撃の結果、約11万を削減して、残数10万5千が佐渡島上陸目指して、
0アワーが12時24分ね]
「なんとか10万以下には抑えたかったが…」
レズン将軍がボヤいていたが必中でない限り…致し方ないだろう。
佐渡島では迎撃態勢ととのえ、きいのスクリーンには布陣おえた戦力が映っていた。
スフィンクスの布陣は前回とほぼ同様、
能登半島警戒に2個連隊、2次警戒ラインに4個連隊、
そして押し寄せてくる最重要警戒ライン対応に16個連隊1728機が対応にあたる。
……
12時23分
「敵BETA群上陸まで約1分。ミサイル射出開始まで5、4、3、2、1、now…
当艦砲撃開始まで10…5、4、3、2、
1、now」
海岸線がミサイル、艦砲射撃、G6ライノの射撃により沸騰しはじめる。
BETA群上陸開始とともに砲撃、ミサイル着弾による爆発がおき、
支援砲撃の61cm弾が海中にまだいる光線級めがけていく…
だが押し寄せてくるBETA群に対し手数がまだたらない。
BETA群は最重要警戒線である、約20kmの海岸線から上陸し、
対してこちらは1分間に580発の対地ミサイル、1200発の61cm砲弾、480発の155mm砲弾であり、
その為弾幕はまだ薄い…平均的に9mあたりでの着弾であり、
恐れを知る人類であれば躊躇するが恐れを知らずに弾幕に突っ込んでいき…
「敵先鋒突撃級、損傷率64%、第1次砲撃ライン突破…第2次砲撃ライン射撃開始!」
第1次砲撃ラインを突破してくる。
第2次砲撃ラインのスフィンクスから狙いをさだめた砲弾が突破してきた突撃級に襲いかかる。
突撃級に対し砲門数は充分たりていた。
弾幕を絶やさない為に16個連隊の約3分の1にあたる、
5個連隊540機が砲撃をくわえてる。
最大で分あたり20発、つまり1万発放つ事が可能であり、
狙い定める動作で15秒に1発だとして2160発の必中の弾が突撃級に襲いかかる。
中型種のサイズである突撃級は的が大きい為、
第2次砲撃ラインから進めなくなっていた。
「BETA群中衛到達模様、要撃級確認」
身体のでかい要撃級も第2次砲撃ラインからは突破できてない。
だが…小型級のサイズへは120mmでは必中ともいえず元々の対象としてもされてなく、
誘爆による殺害を目的としていた為に…
「BETA群小型多数第2次砲撃ライン突破」
「構うな。第2次砲撃ラインで引き続き中型級以上を阻止せよ」
突破してきた小型級は第3次砲撃ライン及びスフィンクスの砲撃陣へとすすんでいく。
スフィンクスの砲撃陣に迫る小型級に関してはスフィンクス搭載4門の20mm機関銃がうなり自衛はできていた。
操縦士であるヤドカリは的確に処理していく。
一方陣間にある第3次砲撃ラインに対してはスパイダー改のレールガンが、
的確に命を奪っていく…
12mmブリット弾だがその威力は強い。
戦車級に12mmブリットが突き刺さると身体を貫通、
ブリットが背後から抜け出し後方の別の個体へと…
貫通した戦車級は12mm以上の穴があく。
高速で貫通した弾が周囲を巻き込み後方へと押し出しすのだ。
重要な器官の傷つけられその命を失い倒れた。
手や足ならまだ生きていたかもしれないが、
スパイダーの大きさからなら必中であり…
戦車級より小さい兵士級や闘士級はいうまでもないだろう。
スフィンクスの場合は弾薬補給に弾薬庫にコバッタ達が運び込む必要があり3ローテで組んでるが、
スパイダー改はカートリッジ式で自分で勝手に補給する為2ローテですんでいた。
つまり175機が対応している。
チューリップ補給所へときたスパイダー改がペッとばかりに空12mmブリットのカートリッジを吐き出し、
地面においてある装弾済みカートリッジを機体をさげ尻の穴にくわえ、
挿入しながら前線へと再び戻っていく。
向き等は穴の内部で調整でき…それだけでかなり有能ともいえよう。
勿論吐き出されたカートリッジはコバッタ達が回収し、
また新しいのを地面に置いとく形だ。
スパイダー改は継戦性能向上の為、連射性は1秒間に1発、つまり1分間に最大120匹…
いや貫通させれば最大160匹程度であるが、
一撃必殺狙撃という面で1分間に平均10匹程度が限界であり…
勿論スパイダー改に接近してくれば近接用4mmレールガンによる殺害件数はあがってくるも、
無理して阻止し損害出す様には入力はされてなく、
約350体が補給等で2ローテで交代しながら対応できるのは全体で1分間に約1750匹あまり…
第2次砲撃ラインから抜け出す小型種の数が多すぎて、対応するも…
「第3次砲撃ライン突破した小型級います!!」
一心不乱に佐渡島基地の反応炉を目指す個体が多く…突破される。
ライン上での射撃が間に合わず、有人機のレッグブレードによる蹂躙をするも…
かなりの個体数が一路反応炉を目指し侵攻をしていた。
「最終防衛ライン、頼むぞ」
最終防衛ラインはメインシャフト手前に布陣、T-850が300名が待ち構えていた。
彼らは上半身裸で戦陣をととのえてた。
声を発してたらこうとなえてたろう…
「やつらはなんだ?」
「ただのチ○コチ○コチ○コ」
「我らのけつの穴を犯すものを切り刻め」
「やらないか、やらないか、やらないか」
「抜刀!!」
現実には無言で抜刀時の抜く音だけが聞こえる。
シュラ
背中に担いでいた高周波ブレード長剣2対を一斉に両手に持ち始める。
刃渡り160mmの長い刀刃にエネルギーが供給され色が赤くなる。
小型種BATAメインシャフトに迫る。
そこに一斉に襲いかかる最終防衛ラインのT-850達。
忘れてはいないと思うがT-850はターミネーターだ。
人間では格闘戦ではどうあっても殆ど勝てない。
それが小型種BATAに襲いかかっている。
高周波ブレードを横にふると戦車級がスライスされ、動きを止め…ずり落ちる。
闘士級が長い鼻でもって横殴りするが、空いている手で鼻を掴み抵抗し、
真っ二つに袈裟切りにする。
兵士級がかじろうとするがその前に真っ二つに袈裟切り…
ターミネーター達はBETAの体液を浴びながらも、くる敵くる敵を片っ端から切り刻んでゆく。
そんな乱戦の中…抜け出した戦車級が飛び込んだ先は、鉄製の封鎖板があり、邪魔だとばかりにかじりつく。
その個体に切ったばっかりで手があいているターミネーターが駆け寄り真っ二つにし、
補強コーティングを叩きつけながら次の小型級へとむかう。
……
戦いは小型級の数の多さもあってエレベーターシャフト上に及んでた…
戦車級があるターミネーターに頭からなんとかかじりつく。
ターミネーターは抵抗し長剣を背後に突き刺す。
顔表面がもってかれるが…
内部骨格であるロボット部分がむき出しになってるだけであり、
そのまま顔むき出しのターミネーターは別のBETAに切りかかりにいく…
そんな中…
== 横浜白稜基地B55ハンガー ==
世界扉が開きカオルが降り立つ。
(あれ??)
コバッタ達が見えない…いやいたエルちゃん付きのだ。
「あ〜お兄ちゃんだぁ〜」
「ただいま」
[マスターお帰りなさい]
「お兄ちゃん暇?遊ぼ〜」
「ん〜かえったばっかりなんだぁ…他の人達は?」
と31号に聞こうとすると…
「なんかね〜なんかね〜戦いがある〜って乗ってたよ〜
すごかったんだからぁ〜♪」
[マスター佐渡島基地防衛戦中]
「お兄ちゃんね、少し忙しくなるから、また後であそぼうね〜」
「う〜〜…うん、わかったぁ…後でディープキスしてね〜」
「ああ…うぇ?!?!え、え、エルちゃん!!ちょっと!」
[あ〜マスター…最近キスを意味わからず使い始めて……
多分ギュネイさんの言葉が…]
「とりあえずエルママさんに報告した?」
[うん…何回か注意したみたいだけど…
一向に]
「はぁ…まりもさんに相談か?まぁちっといくから引き続きな」
[あ〜〜エルちゃんそれだめ〜]
情報室に向かうと…
[マスター!!]「大将閣下!!」
「ただいま。状況は?」
[佐渡島基地襲撃されてて、現在メインシャフト上まで小型種が進行。
中型、光線級以上は第2次でなんとかとめてる状態〜]
「各通路は?」
[ゲート作動してるから侵入はないよ]
「よっし…今のところ、被害は?」
[まだ入ってないよ〜]
「おっし…と、援軍いくひつようあるか」
[送れるとしたら、烈火小隊のみ]
「彼女らもつれていこう。まだチューリップ施設は外なんだよね?」
[うん]
「じゃあ警備はT-850警備小隊に任せて…一応魔撃震ももってくか…
多目的輸送挺予備あるよな?」
[うん。あるよ〜、じゃあいってらっしゃい]
格納フロアにいき、虚数空間に魔撃震をいれ、
対小型種用の高周波ブレード及びカートリッジをつかむ。
待機してる多目的輸送挺に飛び乗ると、烈火小隊が乗ってた。
「大将閣下、生身で?」
「ああ、小型種には力で十分だしな」
「…返り血受けないで下さいよ」
「了解」
輸送挺が動きだし、DF作動させてチューリップに突っ込んでゆく…
……
佐渡島補給陣地のチューリップにでると、砲音がドーム内に反響し聞こえてくる。
「大将」桜井少尉の烈火だ。
「よっし!!挌闘戦を堪能するぞ!いくぞぅ!」
「了解!!」×多数
烈火小隊は反重力推進で全速力でシャフトに向かう。
カオルは加速の2乗かけすると、空に飛び出した。
程なくシャフトに近づくと両手に高周波ブレードもち飛行しながら縦に構えて…
戦車級に近寄り…
すーー パカッ
兵士級に近寄り…
すーー パカッ
闘士級に近寄り…
すーー パカッ
と飛行しながら二枚におろしてゆく。
返り血を浴びる前に加速のスピードで抜けていく…
烈火の参加しているほうではグシャメシャボコッゥという音が聞こえる。
物量の圧力に耐えてたT-850連隊は、カオル、烈火の参戦により押し返して程なく、
第3次砲撃ラインから漏れてくる小型種も少なくなり、
最終防衛ライン手前まで駆逐できた。
第2次砲撃ラインでは砲撃が続いているが、もう抜け出してシャフトまでいける小型種はいない。
(さて、どんな状況なんだ?)
魔撃震を出し同化すると、一気に戦場データーがなだれ込む。
『カオル殿』
「レズンさん、戦況は?」
『もうそろそろ駆逐できそうですじゃ。カオル殿はエレベータープレートに?』
「ああ」
『そこさえ片付けば問題ないですの』
「うんじゃあ…ブリッジにあがります」
『わかりました。お待ちしております』
カオルが魔撃震をしまい、ブリッジにあがると…
第2戦目は終了し、後片付け部隊が導入されようとしていた。
「レズンさん、お疲れ様でした」
「カオル大将、何処にいかれてたので?」
「あれ?聞いてなかったです?レズンさんの世界に再びいってた…」
とその時、
「横浜基地より入電、鉄原ハイヴより飽和した約34万、朝鮮半島東岸より渡海開始し始めました。
目標佐渡島基地の模様!!」
== アメリカ軍情報司令部 ==
「…な、なんだね…この映像は本当の事か?修正はしてないのか?」
「は、はい…我が軍の偵察衛星が捉えた映像です」
「…この人間達が生身で、BETAに勝ったのだと?戦車級に…」
「人間というのは違うと思いますが、
この物達が生身で勝ったのは事実です。」
「人間とは違う?」
「まずこれらは同じ容姿してます」
「ふむ…」
「あと、こちらをどうぞ」
とT-850とツーショットしている写真が渡された。
「これは!」
「CIAの天敵…通称ガーディアンです。この映像のと同一容姿です」
「ふむ」
「CIAからの報告をまとめますと、高性能自立ロボットと思われます」
「ロボットだと?00ユニットなのか?」
「の技術を流用した戦闘用とは思われます」
「…わが軍の方のロボット開発は?」
「CPUの件および小型化、高出力化で手間取ってます」
「ふむ…手には入れたいが…」
「無理でしょうな…何百人再起不能に追い込まれたか…」
「開発局に開発を急がせろ」
……
カオル報告
ヤバいヤバいヤベーどうしようか?
後書き
ナギ少尉「作者〜どうすんの?このままだと佐渡島おちるんじゃない?」
作者「落ちて、オルタX再発動か……」
ナギ少尉「約34万って自重しなよ!!」
作者「まぁこれが最初期1977年にできたフェイズ5で6になりかけが、
一回で出せる数だろうなぁ…つて事さ…
それが合流しちゃって…、ようするに大規模侵攻。
勿論鉄原ハイヴで一回補給後の大規模侵攻…つてわけだ」
ナギ少尉「ねえ…作者このままオルタX再発動したらどうなるの?」
作者「ん?まぁ…一斉投入だろうなぁ…」
ナギ少尉「武ちゃんがくる前におわるじゃない!」
作者「まぁ…カオルがなんとかするさ」
ナギ少尉「あっ?!カオル、カオル何処〜〜」
作者「ありゃりゃ…さて次回は最終回なるか?? 第3派襲来 お楽しみにぃ」
H24年5月25日改稿
さいたま級等の活動等追記
H25年6月再改稿
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