第197話『マクロス編11 技術反映、そして再びマクロス世界へ』


2002年2月28日

「おはよぅ〜」

[マスターおはです]

2月の最終日、3月に入る前にやっておくべき事で、
まず昨日鯖にいれた、マクロスF技術による全面改修や更新である。

攻略艦隊の主力、改造対象となるコロニーレーザーが11基にふえていた。

(まずフォールドと、ブースターか…
あとピンポイントバリアも入れとくか…)

現在ほぼ半数以上が使用しているマクロス2014のフォールドシステムでは、
周囲の空間を包み空間ごと移動する。
その為240倍も主観時間と客観時間のズレが生じている。
順次2037システムに変えてはいるがまだまだ作業は続いている。

2030年代の新マクロス級世代ではフォールドシステムは、
周囲の空間を包む方式からフォールドゲート式に変わった為、
転移質量が減り必要エネルギーの削減及びズレが格段にへる事になった。

そして今回入手した2059システム…
更に約25年もたつFの時代のフォールドになると技術発展により主観と客観のズレが7倍に短縮。
記録としては、VF-19ESというテスト機の分類になるだろう…の機体が、
地球の基地とエデンの基地の間のテストコースをの11光年を1時間52分で結び、樹立した。

この記録の殆どが、地上停止状態からフォールド規定高度までと、
大気圏突入から着地停止までであり、
フォールドの時間は、14光年計算だと客観時間にすると24分までに短縮して、主観にすると4分位であった。

更に約1万光年分の移動も一回で可能となるが…客観時間で約14日間、主観にすると約2日間の長旅である。
また大型になればなるほどエネルギーがかかる為に、シティ艦クラスになると、実質的に千光年以下が限界で、
100mサイズ弱の今で言う旅客飛行機サイズが今のところ最長運航に適していた。

(後はAL4にフォールド断層があるかどうかだな…)

フォールド断層、文字通りフォールドに支障のある空間であり、
移民船団が通常空間航行を主に行っている理由として、
フォールド断層探索し安全航路を開拓する重大な任務があるといってよかった。

断層を探知できる距離が1光年の距離までで、
各船団を拠点としているバルキリーや探索艦によるショートジャンプを行い、
周囲に断層の存在を探索する任務がある。

なにしろフォールド断層をフォールドしたまま通過すると、次元の狭間に落ち消滅したり、
また通常よりも時間がかかるケースもあり、
過去には移民船団ごと全滅したケースがあるそうで…
流石に万単位の人々が全滅しては移民事業に支障がくるだろう。

その為に実質的にはフォールドは探索済みの区間を機体から見て上下左右に蛇行する短距離フォールドする形だ。
フォールド断層のある区間がかわせない場合には通常航行やフォールド可能レベルなら突入する。

これに関してはある前提で通常航行能力でTOPである、
B1を増産して航路開拓探査するしかないだろう。

ブースターに関しては、完全にOG系列よりマクロスFのが優れていた。
特に推進剤をほとんど使わない点に関してだ。

(さて、攻略艦隊の護衛艦について…だが)

現在リオデジャネイロ級10隻とカサブランカ級30隻が護衛任務についている。
それにバルキリー隊等が護衛任務にあたっているわけだ。

(入れ替えるとしても…予備がなぁ…)

本格的に対宇宙戦にシフトし始めてまだ一月もたってない。そんなもんである。

最低でも基幹艦隊とガチ戦できる戦力を整えないと、戦闘用BETAとの戦いは厳しい認識をもっていて…
(まぁ…でも地上攻略艦隊の護衛だからなぁ…出会う前に逃げろ…しかないか)

警備艦クラスでは、
バルキリーは離陸距離、着陸時のGの関係でファイター形態での発着艦はできない。
緊急展開には難があるが…
生産性能の高さでとりあえず数が1番揃ってはいる。

ヤマトをいっぱい作れ!
に関しては…確かに火力等はヤマト級が1番だが、
波動エンジンの関係でそうそう増産が間に合わないものである。
(まぁ…数が揃わないとか…となると現状改造プランも必須か…)

改造内容が、
ヤマト技術による、射撃システム全面改装、対亜光速戦性能向上、
マクロスF技術による、フォールドシステム更新、重力制御システム搭載、
ブースター及びスラスター改装。

との計画がすすめられる。

ブースターはヤマトの方が技術的にはだが、
波動エンジンを利用しないといけない為、プランに入られない。
(とりあえず現状の攻略艦隊は、良いとして…)

対落着ユニット、現在航行中の落着ユニットはヤマトを急行させてるが、
殆ど発見するのは現在非武装のB1である。
太陽系外にはベテルギウス調査に1編成、
銀河座標の各方面上下東西南北へと6編成むかわせている。
(武装車両連結だな)
落着ユニットは発見次第駆除方針を追加し、

あとは今まで通りの占拠された星系があったら偵察情報のみ、
問題の戦闘種発見時は要精査と変わらずにプランを付け加える。

(あと新造は…)

佐渡島は500m以下の建造ドック多数の為、
カサブランカ級や、リオデジャネイロ級警備艦、地上艦に建造枠を振っている。

鉄原基地や重慶基地は整備基地として運用、
カシュガル基地は現在メンテのみの状態だ。

月面の新造基地は現在建造枠拡張中、4km級対応のドック1だけは確保できてた。
(残ってる艦船建造枠が5だから…ヤマト級にもふるのは必然だが…)

ウラガ級護衛空母にも引かれる。
マクロスクォーター級にも引かれる。
バトル級にも引かれる。

(ん〜ウラガ級は…)

ウラガ級護衛空母は、統合軍でもかなり新しい方で、バルキリーを75機展開可能な空母であり、
550m級、主砲、対空レベルもまぁまぁの様であった。

そして何より自動工業衛星で建造されたもの…
つまりこれから自動量産体制が整うのも見所だった。

運用人員はパイロット150名交代要員つき、
機体整備必要要員375名の3直半体制…普段は少人数緊急時は休憩カットで850名。
その他機体武器管理員や燃料、誘導員で250名、
艦橋士官51名、
艦運用人員3直体制で900名。
合計約2000名の大所帯の艦だ。

それでも自動化がすすんだ為に明らかに少ない人員で運用され…
前にもあげたが原子力空母ニミッツ級等は約5000人が必要とされている。
運用機数がより少ない70機前後で運用でだ。
内容としては、航空要員1700人、艦要員として3000人、艦橋士官60人。
3直交代制を維持しての人数だ。

整備や機体に直接関わるのが航空要員に、
カタパルト員や誘導員等は艦要員に含まれる。

そんだけ大所帯で長期間作戦に従事するので、
まず食堂のコックも60名近くの戦場であり1日18千食を作れ…
勿論多彩なメニューが可能等だ。
また生活スペースが大幅にとられ、コンビニや医師等一つの町ともいってよい。

それと同様にウラガ級は本来なら約2000名の大人数を必要とし、
生活スペースを必要とするが…

異世界軍にはコバッタ、ヤドカリ達がいる。
彼らに運用を任せる前提としたヤマト級…
基本的最大収容定員を500名、基本定員を100名に削減し設計しなおした結果…


装甲強化、戦闘機搭載量増加する事ができた。

本来は必要とするダメコン要員…
マンパワーにてダメージ修復するのに必要といわれるが、
コバッタ達が対応するので問題がなくなった。

ダメコン要員はけっこう必要で、
過去の第二次大戦当時の日本の敗戦の一つに、
ダメコン要員の余裕を想定してなくギリギリの運用だったともいえる。

日本最大搭載数の空母加賀は1708名、
沈んだとはいえ同じ改造空母、同搭載数のヨークタウンは2217名で運用していた。
その時点で500名程違う。500名のマンパワーが単純に違うのだ。

そして戦中想定設計のエセックス級においては、
更に人員が多くなり3200名以上と…
1500名以上ちがう。

堤防の修復等でもわかるが最後には人力で作業せざるえなくなる。
たった1人で対応するのど10人で対応する…
更に100人で対応するのには仕事量がやはり違うのがわかりきっているだろう。

ダメコン要員分がコバッタにかわり、
人が生きる為のエネルギー等を必要としなくなった、
異世界軍のグァンタナモ級だが…
これも本来であるなら45機運用のパイロット90名、
機体整備要員3直半体制で500名。
その他機体武器管理員や燃料誘導で3直半180名、
艦橋士官3直51名、
艦運用人員3直体制600名。
合計1421名の大所帯がコバッタヤドカリ運用前提に改造された為に大幅に削減でき、

艦橋士官や運用人員含め0…パイロットのみの分をとればよく、
空いた区画に格納庫を増大させ、80機のバルキリーが運用可能になり、
パイロット含めた収容定員は200名の構造にかわり、
究極の低人件コスト艦になっていた。

ゴースト専用艦にすれば…約2倍の機数が運用でき、
かつ人がいない無人艦になるだろう。

テスト艦を作り改造こなせばウラガ級も同様になりえる筈だ…

そしてマクロスクォーター級及びバトル級…
両方とも建造しないわけがない。
何より自動量産体制を目指して…

[とりあえず、ウラガ級は10日、マクロスクォーター級は…3週間、
バトル級は2ヶ月かな〜?]

詩作艦を改造する前提で、建造を開始。

地上型艦船は…

「とりあえずいままで通りトレー級ふやしつつと、対空ミサイルと長距離ミサイル装備でかな」

[侵攻おこんないんじゃないの?]

「でも留守をからっけつには怖いし…さ」

(でっと…建造施設だな…)

デスク画面の艦船建造枠0になった数字をみて…
前にも話たが、横浜白凌基地ではもう建造はしてない。

理由は幾つかあるが、
建造スペースが1km四方しかとってない。
銀河鉄道や、飛行機の往来に支障きたし始めた。
異世界からきた人の専用受け入れスペースが必要。
銀河鉄道の整備スペース化。

以上の点であり、
今現在宇宙艦船生産拠点は佐渡島基地と、
マーズ5プラットフォームに移していた。
月面基地にも建造枠拡張工事中の段階。

とにかく外宇宙航行艦の生産能力向上の為…自動工業衛星だ。

材料さえ投入すれば、自動工業衛星は艦艇や機械の組み立てをオートでやってくれて、
整備する必要がない。
まぁ50万年も動かすとガタがきて整備は必要になってくるが…
まさか修理する人々が全滅するとは当時は思ってなかったのだろう…

とのコンセプトで古代プロトカルチャーは、
知能が制限されたゼントラーティ用に自動工業衛星を与えた。
その数3億とも5億ともいわれる。

とりあえずだが、その内の破壊放棄された二つを、
マクロス世界より持ってきて現在修繕中の自動工業衛星2基の状態。

(1200kmの自動工業衛星が取得できなかったのがなぁ…)

マクロス世界の1200km級の生産衛星…
調査の結果自動工業衛星を建造する施設だとわかったが、
構造物がもうもたない為、泣く泣く諦めた一品だ。

その巨体を支える為に押そうものなら、
その部分から崩壊が始まると…

監察軍か、ゼントラーディ軍かどっち側かわからないが、
かなり激しく戦闘が行われたらしい…

その報告後また探査の旅にB1は出た。

とりあえず持ち込んだ20km級の修繕目処が3週間後、
100km級がまだわからないの返答はきてた。

「じゃ…新造だと…」

[どのサイズの?]

「100km級の艦船建造タイプ」

[え〜と…1年かな?作ってみないとわからないね]

「しょうがないか…とりあえず1基よろしく」

(あとは…)
リヨンハイヴ跡地基地化案。
ヨーロッパ方面にての異世界軍及び国連軍の拠点となる。

次にヨーロッパ攻略作戦が発動するまでの最前線基地であり、
また中型チューリップが常設される飛び地でもある。

(防御計画どうするかだな…)

本来ローヌ川とソーヌ川が流れこみ、
西側旧市街はサン・ジャン大教会があり、
またノートルダム大聖堂もある美しい街であった。

フランスの金融機関の本店が多数あり…
また光の祭典が有名だったという。

その他にも南西にあるピラ自然公園等を始め多数の自然公園が周囲にあり、
豊かな自然環境下にあった。

しかし今はどうだろう…
川はなくなり、
フルヴィエールの丘も削られ…

周囲には真っ赤な土が広がっていた。

(自然環境回復も考えながらかなぁ…)

とりあえず過去の跡を復旧しつつ、
それを利用した防衛構造をとるプランを考えだした。

(こんなもんかな〜?あと忘れてる事はっと……ないな)

「おし、じゃあいってくるわ」

[環境艦を取得しに?]

「ああ、よろ[まって]え?」

[マスター、サイズが…だから1週間以内だと検査ができないからね]

新造プラットフォームができないと係留すらできない…って事らしい。

「ああわかった。後民間人も多数だと思うからよろしくな」

[了解マスター]

「じゃあいってくるわ」

世界扉を開き、再びマクロスフロンティアへ…

……

==マクロス世界アイランド1内==
2059年8月2日

フロンティア船団はその後大規模的なバジュラに襲われる事なく、
小規模なのを掃討や、巣を探知でき先制攻撃にて、
反応弾で巣ごと破壊等で無事な航海をつづけていた…

一方ギャラクシー船団のほぼ絶望が伝えられたシェリル様は、
フロンティアに仮移住の形で話が進み、
アルトと同じクラスのパイロットコースへと転入した。
芸能コースでないのは教わる物はないという事だろう。

ランカは映画鳥の人による大抜擢で一気にスターへの階段を駆け登っていく。

そしてガリア4に銀河の妖精シェリル・ノームの慰問ライブが決まり、
シェリルの護衛にアルトが立候補しガリア4へと旅立ってく…

……

そして今現在、S.M.Sでは15光年先ガリア4での反乱に巻き込まれた、
アルト及びシェリルの救援の為に1機のバルキリーに新型装備が搭載されようとしていた。

15光年、本来であれば主観時間15分、客観時間105分で到達できる距離だが、
フォールド断層の影響で主観時間約1日、客観時間7日かかり、
通常なら到底間に合いもしなく事が終わっているだろう。

だが新型フォールトブースターが今取り付け作業中であり、
これならば間に合う筈であった。

……

VF-25Gミハエル機にとりつき…

「主任、今この機種に使える実働パックこれ一つだけですから」

「わかってます。パイロットには伝えます」

「接続オッケーです。稼動テスト入ります」

「1番ok、…2番ok…」

……

「ルカ」

「あ、先輩…えっとこれが携行型サウンドブースターのマニュアルです」

「ああ、わかった」

「ぶっつけ本番で、すみませんが…」

「ルカのところを信用するよ」
とコクピットに乗りながら…

「ミシェル、ランカを頼む」

「わかってますよ。隊長…ランカちゃんシートベルトつけてね」

「は、はい」

「スカル2からデルタ1へ発進準備整いました」

『スカル2、進入許可及び発進許可します。ランカさんを頼むわね』

「了解…進入許可がでた。出るぞ」

「お願いします」
格納庫誘導員が発進エレベーターまで誘導する。

「スカル2発進します」

ランカちゃんが同乗しているのでリニアカタパルトは使用せずに発艦する。

「これからフォールドはいるけど、気分悪くなったらいうんだよ」

「うん」

「よし、…じゃ…フォールド」

フォールドに突入。

「と…15分か…ランカちゃん、マイクのチェックお願い」
サウンドブースターのマニュアルを広げながら…
「あ〜あ〜…」
どうやらミハエルはサウンドブースターの取り扱いは初めてで、
終始機器のチェックに追われ…フォールドアウトする。

「わぁぁぁ」
ランカが感動の声をあげる。
目の前には星がひろがってた。

フォールドブースターを着脱し静止衛星軌道上に浮かべると…
「じゃ、大気圏突入するよ。
スピード落ちたらサウンドブースターを始動させるからね」

「うん。ところでミシェルくん…なんで機体起こすの?」

「角度が深いと、燃え付きちゃうからね〜」

「へええ〜」

翼から熱が上がり赤く周りがそまる。

熱圏を抜けると赤いのがおさまり、
ミハエルが操作してサウンドブースターを起動させる。

「じゃ、ランカちゃん頼むよ。ベルトは着用できてるよね?」

「うん!!」
サウンドブースターのミュージック再生スイッチを押し、

〜星間飛行〜

「アルト!お前にバースデープレゼントの配達だー!!」

キャノピーを開くと風が吹き込んでくる。それに、負けずにランカちゃんは立ち上がり…

「みんな!抱きしめて!銀河のはてまで〜!!」

「ブースト…レベル4」

下では銃撃戦が始まっていたが、ランカちゃんの歌に聞き入られるように銃撃が止む。
ステージに着地し、間奏の間にベルトを外し、
手をつたってランカちゃんが下りてく…

「スクリーン展開…カメラポット展開…
たく、もうちっと研修受けてればよかったな」
バルキリー用サウンドブースターを慣れない手つきで操作。

「アルト無事か?」

『助かった』

「反乱側はどうだ?」

『敵隊長以外は…ランカに聴き入っている』

鼻血を出し失神してしまうのも見えてた。

「アルト!」

『ああ!やらせるかよっ!そんな旧式でっ!』

ステージを展開してる為無防備な状態になっているミハエル機に変わって、
敵グラージにアルト機が体当たりしつっかかっていく。
両機は視線からはきえ…
(いっ?グラージ?クアドランじゃなかったの)

『そんな跳ねるだけの戦闘ポッドでっ!』

『あめえんだよ!』
通信で敵隊長格の声がはいってくる。味方扱いだから聴こえてくる話だ。

『何っ!?フェイオス!?』
テロリスト等が自作等をした統合軍機以外のバルキリーにつけられる呼び名が入ってきた。

『ネオ・グラージってえんだ!覚えとけ!しかもなぁ、AVF計画でも使われたレアもんだ!
エンジン出力についちゃあ、最新鋭機にもまけんぞ!』

(くわぁぁ…レアもんかよ…後で…)

『だがなぁ!諦めろ!貴様らには勝ち目がない!!何でこんな事をするんだ!』

『俺達はゼントラン、戦う為だけに生まれてきた種族だ!
お前らの文化を押し付けてくるんじゃねぇ』

『それだけかよ!文化はなかったから迎合したんだろ』

『俺達はなぁ、お前達と接触する前から文化はあったんだ!
文字も言葉も賭博も酒もっ!
てめえらの基準で文化がねぇっていうんじゃねぇ!
こっちに合流したあとは結局お前らに顎で使われ戦う人生じゃねえか!
戦いだ!それだけが俺達の文化なんだよっ』

『それがどうしたっ!』

『だからよ!戦争は俺達の文化だってそういう話をしてんだよ!
俺達はそういうふうに作られ、そうして何十万年いきてきた!そういう血なんだよ』

〜アナタノオト〜

『戯れ事をっ!だったら聞くがなぁ貴様!
歩く時に右手と右足を同時に出してあるくか!?』

『はぁ?そんなマヌケがどこにいるんだよ?アホじゃねえか』

『オレの民族、日本種族はつい二百年前までそうして歩いていた!
そういう民族なんだよ!』

『はぁ?…それがなんだってんだ?』

『歩き方が変わったのは明治維新からだ!鉄砲を撃つには不向きな歩き方だからな!
でもな!歩き方を変えても日本人は日本人でなくなったりしない!
ましてや歩き方は個人の自由だ!そう歩きたいなら今でもできるし、俺の親父は今もそうして歩いている!』

『何をごちゃごちゃと!俺達はそうつくられたんだ!
血に従って生きてくしかねぇだろぅ!』

『おい貴様、歌が…芸が見たいといったな?』

『ああっ?』

『見せてやる…あいや、しぃばぁらぁく!』

「おっ?」

『な、なん、だ?』

『しぃばらぁらく!』

「あいつ…」

『こ、こざかしい!……な、何であたらねぇんだっ!』

『問わでもしるき源は、露玉川の上水に、体ばかりか肝玉まで、すすぎ上げたる坂東武士、
武蔵連ねの十九代目と、人に呼ばるる鎌倉権五郎景政!』

『くっっそぅぅ!』

『当年ここに十八番、星漢越えて顔見世の、昔をしのぶ筋隈は、素襖の色の赤染めも、渋味は一条相伝骨法、
機に乗じては藁筆に、腕前示す荒事師!
天下一流の豪宕は、家の技芸と御免なせえと、敬ってぇぇぇ白ぅすぅぅぅぅ!』
『だが…覚えておけよ!宇宙は……二種類の生き物が共存できるほど――広くは――!』

『見参!』

IFFから1機の反応が消える。

「終わったかな…」

〜アイモ〜

ショートライブで見事にゼントラン達に印象付けるなか、
ゼントラーディ艦内で楔をうち世界扉で…

……




寸劇風後書き

シェリル「ちょっと作者!!ってあれ?どこに行ったのよ?」

ナギ少尉「遠い旅に出ました。えいちゃんとか何とかで…」

シェリル「はぁ?このわたし、
シェリルが不満をぶちまけにきたのよ!!」

ナギ少尉「あと作者から……」

引ったくるように読み上げるシェリル様。
シェリル「なになに?…きったない字ね〜
…幼稚園がかいてんじゃないでしょうね?
え〜と…拝啓シェリル様、今回の話はス新型フォールドブースター狙いなので外せません。
次回も狙いがあるので、シェリル様が活躍しない回です。申し訳ありません…
まぁ…そういった事ならしょうがないわね。
作者がいないんじゃ…次回予告は?」

ナギ少尉「はい、次回…フロンティア奇襲」

シェリル「見なかったら、ひどいんだからね」

ナギ少尉「お楽しみにぃ」



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