魔 法先生ネギま!

〜ある兄妹の乱入〜

22時間目 「嵐の修学旅行! そのじゅうに」

 

 

 

 

 

 

「コラ新入り!」

本山を見下ろす、高い木の枝の上。
サル女こと天ヶ崎千草は、隣にいる白髪の少年に怒鳴りつけていた。

「あんたが追わんでえーゆーから放っといたら、本山に入られて手出しできんやないか!
 親書も渡ってしもたし〜っ!」

どうやらかなり怒っているようである。
捕えようと思えば捉えられるチャンスはあったわけだから、当然かもしれない。

「大丈夫ですよ」

だが、白髪の少年は、こう言い切るのだ。

「僕に任せてください」

 

 

 

 

本山の中。

ぼちぼち頃合かと思い、アスナは刹那との約束を守るため、
このかを誘って、待ち合わせ場所の浴場へと向かっていた。

「わー、夜桜きれいねー」
「うん。ここ、けっこう遅くまで咲いとるんや」

屋敷の周囲は桜の木でいっぱい。
どれもが満開で、幻想的な美しさを見せていた。

思わず見とれる。

(はぁ・・・。でもこのかが、魔法使いだったなんて・・・)

そんな中、アスナはそっと、心の中でため息をつく。

実は入浴中あのあと、このかの父の詠春やネギ、それに勇磨が入ってきて、
出るに出られず隠れているうちに、”そういう”話を聞いてしまったのである。

このかが、強大な魔力を持つ『魔法使い』だということ。
それに詠春が、ネギの捜している父親、サウザントマスターの盟友だということ。

考えてみれば、ネギが日本に来た日も、学園長は”魔法使いのネギ”をよく知っているふうだったし。
このかは学園長の孫娘であるわけで、何か関係があっても当然の話。

(なんで気付かなかったんだろ・・・)

う〜むと考え込む。
もしかして自分、かなり鈍感だったのではなかろうか?

「どうかしたんアスナ?」
「えっ? ううん、なんでもっ・・・」

このかに不審がられてしまった。
アスナは慌てて取り繕う。

「せっちゃん、何の話やろねー」
「う、うん。なんだろね・・・」

ごまかしたが。
アスナは、だいたいの察しがついているのだろう。

「あたっ」

ボ〜ッとしながらだったので、頭に何か硬いものが当たってしまった。
なんだろうと思ってよく見てみると、人の手・・・

さらによく見てみると、開きっぱなしになった障子の向こうでは、何人もの巫女さんたちが、
まるで何かから逃げるような格好で固まっている。

文字通り、”石像”と化して。

「な・・・・・・何よコレ・・・・・・」
「せ・・・石像? こんなのあったっけ・・・」

アスナたちも、衝撃で目を丸くする。

ただの石像にしては、精巧すぎやしないか?
それに、このかにしても、このようなものがあるとは聞いていない。

あまりに衝撃が大きすぎて、その場から動けなくなってしまった。

 

 

 

 

その頃、ネギは――

「うーん。このかさんのお父さんが、父さんの友達だったなんてねー」

頭にカモを乗せて、揚々と廊下を歩いていた。

「でも親書も渡したし、明日は父さんの住んでた家に案内してくれるって言ってたし。
 目的は全部果たしたねカモ君♪」
「おうよ兄貴!」

エヴァが言っていた、京都にある、サウザントマスターが一時的に住んでいたという家。
詠春が翌日に案内してくれるというので、任務も無事に果たしたことだし、ネギは浮かれていた。

直後、浮かれすぎていたことを猛省することになる。

『きゃああああああ!?』

「!?」

遠巻きな悲鳴。

「カ、カモ君、今の!?」
「悲鳴だぜ! 嬢ちゃんたちの部屋だ!」

悲鳴が聞こえてきた方向には、一緒に付いてきたクラスの面々がいるはずの部屋。
何か異変が? 急いで駆けつけたネギの目に映ったものは・・・

「あ、あれーみなさん。何してるんですか? 固まっちゃって・・・・・・こ、これは・・・!?」

暗い部屋の中に、固まって微動だにしない彼女たちの姿。
朝倉に、ハルナに、のどか。

明らかに、高等魔術である『石化』によるものだった。

「のどかさん、のどかさん!」
「落ち着け兄貴! ヤツラが来たんだよ!」

錯乱するネギを、カモが必死になだめる。

「石化ならきっと、長のオッサンが解いてくれるって! それより、ヤツラに備えろ兄貴!」
「う・・・・・・ぐ」

それにより、ネギはなんとか持ち直した。
しかし、本山内部にいれば、安全なのではなったのか?

「来ちまったもんはしょうねぇだろ! 今は現状分析より対処だ! しっかりしろ兄貴!」
「く・・・」

ネギの思考を見越したカモの言う通り。
それ以上に、自分の不甲斐なさが申し訳ない。

(僕のせいだ・・・。僕のせいで、生徒のみんなを・・・!)

危険に巻き込んでしまって・・・
自分が浮かれてさえいなければ、未然に防げていたかもしれない・・・

(そ、そうだ! アスナさんたちは!?)

不意に思い出したアスナたちのこと。
大声を出して捜し回るが、その姿は無く。

最悪の可能性すら考えられる中、良い方法を考え付く。

「ハッ・・・そうだ。カードを!」
「それだぜ兄貴!」

仮契約カードの存在。
コレを使えば、念波で会話が出来るのだ。

「アスナさん、アスナさん!」

「ネギ!? あんたは大丈夫なの?」

繋がった。
とりあえずだが無事を確認できて、ホッとする。

が、安心しているヒマなど無い。

「ヤツラが来たんです! 気をつけて!」

「敵!? なんでよ? 一件落着じゃなかったの!?」

「とにかく、狙われているのはこのかさんです。合流しましょう! 場所はさっきのお風呂で!」

「わ、わかった!」

念話を終え、自分も風呂場へ急ぐ。
杖を呼び、とにかく急ぐ。

角を曲がったところで

「!!」
「!!」

双方ともに驚いたが。
刹那に御門兄妹。

「刹那さん、それに勇磨さんたち!」
「ただならぬ気配を感じて飛び出してきました。何があったんです!? お嬢様は・・・」
「そ、それがその・・・」

ネギが説明しあぐねているところへ、弱々しい声がかけられる。

「ネ・・・ネギ君、刹那君に御門君たち・・・」

「・・・! 長・・・!?」

詠春の姿。
しかし、彼の身体も、半分が石化しかかっていた。

石化は今も進行中で、今にも全身が固まってしまう。

「も、申し訳ない・・・。本山の守護結界を、いささか過信していたようですね」
「長さん!」
「平和な時代が長く続いたせいでしょうか・・・。不意を喰らってこのザマです。
 か・・・かつてのサウザントマスターの盟友が・・・・・・情けない」
「長!!」
「ネギ君、刹那君、御門君・・・」

石化は既に首元まで進行。
もはや幾ばくの時間も無い。

「白い髪の少年に気をつけなさい・・・・・・格の違う相手だ」
「・・・!」

ピクリと、勇磨が反応した。

「並みの術者ならば、本山の結界もこの私も、易々と破られたりは・・・・・・しない」

苦しげな表情ながらも、詠春は気力で言葉を伝える。

「ネギ君と刹那君だけでは厳しかったかもしれないが・・・」
「大丈夫です。俺たちもいますから」
「はい」
「ええ・・・・・・すまない」

頷いてみせる勇磨と環。
詠春はそれを見届けて

「このかを・・・・・・頼み・・・・・・ま・・・す・・・・・・」

完全に石化した。
勇磨たちも、一瞬だけ固まって。

「行くぞ!」
「はい!」

救援へ。

 

 

 

 

「はあ・・・はあ・・・」

彼女、綾瀬夕映は、暗い森の中を全力で走っていた。

(い・・・いったいこれは、どういうことですか)

荒い呼吸を繰り返しながらも、先ほど目にした、実際の出来事。

突然に部屋を訪ねてきた少年。
真っ先に応対に出たハルナが、白い煙に包まれて石化してしまう。
のどかから悲鳴が上がった。

事態を把握できていない中、自分は、朝倉の機転で難を逃れることが出来た。
助けを呼ぶように依頼され、いま自分はこうして、闇の森の中を走っているのだ。

「しかし、そうは言っても朝倉さん! 警察は愚か、こんな非現実的なことに対応してくれるところなど、
 日本のどこにも・・・・・・・・・ハッ!?」

ヤケになって考えて、ある人物の背中が脳裏に浮かんだ。
すぐに携帯を取り出し、思い浮かんだ人物への短縮ダイヤルをコールする。

 

 

旅館。

「長瀬でござる。おや、バカリーダー」

ロビーでお菓子を摘んでいた長瀬楓。
不意に鳴った電話に出てみると、”バカレンジャー”のリーダー、夕映からである。

「む・・・? どうした夕映殿。まずは落ち着くでござるよ」

だがどうしたことか。
あの夕映が相当に慌てていて、言っていることが不明瞭なのだ。

なんとか落ち着かせて、話のを大筋で読むと、こういうことだ。

「つまり・・・・・・助けが必要でござるかな? リーダー」

「・・・?」
「どうかしたか楓?」

幸運なことに。
そのとき楓の近くには、3−A武道四天王の他2人が、古菲と龍宮がいたのだ。

「・・・・・・」

さらには・・・

「どうかしましたか? マスター」
「いや別に」

”闇の福音”と、その従者が話を聞いていた。

 

 

 

 

アスナとこのかは、急いで走って、先に風呂場へと到着していた。

「ネ、ネギのヤツは、まだ来てないみたいね」
「せっちゃんもいーひん・・・」

ハリセンを出したアスナに、このかは不安そうに寄り添う。
そんな2人の背後から・・・

スパァンッ!

振り向き様、アスナのハリセンが一閃。
2人に迫っていた何かを確かに捉えた。

「すごい。訓練された戦士のような反応だ」

しかし、相手は無傷。
・・・白い髪の少年。

「でも、お姫様を守るには役者不足かな。君も眠ってもらうよ」

彼がそう言うと、アスナは煙に包まれて。
着ている浴衣が急速に石化していく!

パキャアン

「キャアアッ!?」

もうだめかと思われたが、軽い音と共に、石化した浴衣が崩れた。
無論アスナは全裸になってしまうが、肉体のほうは無事である。

「!?」

少年のほうも意外だったのだろう。
表情こそ変わらないが、意図したことではないことは明らかだった。

「アスナ・・・・・・キャ!」

うずくまったアスナに駆け寄ろうとするこのか。
だが、彼女の身体を、何者かが背後から掴み取る。

あのサル女も従えていた、翼のある式神だ。

「・・・じゃあ、お姫様はもらっていくね」
「ま、待ちなさい!」

裸にされたからといって、何もしないわけにはいかない。
飛び去った式神を追おうと、アスナも飛び掛ろうとするが

『水妖陣』

「げ。な゛っ・・・・・・あはは! ぎゃはははははっ!」

少年がパチンと指を鳴らすと、湯船から無数の手が伸びる。
それらは一斉に、アスナをくすぐり始めた。

「今・・・・・・僕の石化魔法を抵抗・・・いや無効化したよね?」

少年は、アスナに疑問を向ける。

「アーティファクトの力だけじゃない。・・・どうやったの?」
「し、知らないわよ! このスケベ!」
「そう・・・。じゃあ死ぬまで笑っててもらうね」
「ギャー!」

正直、答えるどころではないが、アスナは本当に何も知らない。
永遠とくすぐられ続け・・・

「大丈夫ですかアスナさん!!」

救援が訪れた頃には、すでに息も絶え絶えになっていた。

「何があったんです!?」
「う・・・・・うぅ、刹那さん・・・・・・わ、私・・・・・・も・・・ダメ・・・・・・」

が、アスナはそれでも、伝えなければならない。

「ご・・・ごめん刹那さん。このか・・・・・・さらわれちゃった」
「!」
「き、気をつけて。あいつ、まだ近くにいるかも・・・」

アスナがここまで言ったとき。
1番最初に気付いたのは御門兄妹。

「刹那さん!」
「後ろ!」

「・・・!」

刹那も、すぐ背後に現れたことは察知したのだが

「!」

初撃こそ、手で払って逃れるも。
より強力な2撃目は防げず、直撃をもらってしまった。

ガンッ! ゴッ、ガッ!

弾き飛ばされた刹那の身体は、床に1回、それから向こうの壁に当たって跳ね返り、
斜めに跳ね返った先の壁にもう1度叩きつけられて、止まった。

「あ・・・・・・かはっ・・・・・・」

ずる、と刹那はずり落ちる。
たったの一撃で、相当のダメージ。

(長さんの言ってた、白い髪の少年・・・)

ネギは気付く。

「みんなを石にして、刹那さんを殴って、このかさんをさらって、アスナさんにエッチなことまでして・・・!
 先生として・・・友達として・・・・・・僕は・・・僕は・・・・・・許さないぞ!」

「それでどうするんだい? ネギ・スプリングフィールド」

怒りの言葉をぶつけたのだが、少年は多少も動じず、逆に言い返すのだ。

「僕を倒すのかい? やめたほうがいい。今の君では無理だ」
「く・・・」

その会話の最中。

(・・・環)

勇磨は、隣にいる環へ、密かに声をかけた。

(ヤツは水を操る。場所が場所だけに厄介だ、頼む)
(・・・了解しました)

それだけで兄の意図を理解した環。
即座に行動に出る。

鬼火!

グオッ!

湯船に向けて大火球を発射。
さらに手は休めない。

鬼火・連弾煉獄ッ!!

連続発射。
ジュゥゥ・・・という音と湯気を盛大に上げながら、湯船のお湯は瞬時に蒸発していく。

「水が無ければ何も出来まい! 転移することもな!」

もちろん、勇磨も黙って見ていたわけではない。
攻撃手段と退路を絶って、少年へと飛び掛った。

御門真刀流奥義・迅雷いかずちッ!

「・・・む」

バリバリッ、とスパークが飛んだ。
少年の動きが止まる。

「水属性なら、こいつは効いたはずだろ!?」
「・・・・・・」
「さらにこいつを喰らえっ! 紅蓮ッ!

そこへ、炎を纏わせた一撃。
少年の身体は、真っ二つに引き裂かれた。

勝利したかと思いきや。

「無駄だよ、無駄」
「・・・!」

少年はそんな状態でも、顔色ひとつ変えないで。

「それじゃ」
「!!」

それまで少年の身体だったものは、パシャンと水へと変化。
下半身だった水がそのまま床へと広がり、上半身がその中へと沈んでいく。

「逃がすか! 環!」
「ええ! 鬼火!

環がすかさずに鬼火を撃ったが、寸でのところで間に合わず。
水自体は蒸発させたが、逃げられたと見るのが妥当なところだろう。

「く・・・」
「なんて逃げ足の速い・・・」

「水を利用した『ゲート』・・・・・・瞬間移動テ レポートだぜ兄貴!?  かなりの高等魔術だ・・・」
「くっ・・・」

手強い・・・
そう感じつつ、御門兄妹は顔を歪ませ。

カモもあの少年が使った魔術に驚愕し、ネギは悔しそうに唇を噛み締める。

だが、悲観に暮れている場合ではない。
このかを追い、一刻も早く取り戻さねば。

「とにかく追いましょうネギ先生! 気を後をたどれば・・・ぐっ」
「刹那さん!」

起き上がってきた刹那だが、受けたダメージはやはり酷いようで。
痛みに顔をしかめる。

「見せてください。ヒーリングします」
「す、すいません・・・」

環が歩み寄って、患部に手をかざす。
淡い光が放たれて、刹那が受けたダメージは回復する。

(しかし、ヤツはいったいなんなんだ?)

その最中、勇磨は思案する。
実際に触れてみてわかった、彼の質。

(実体じゃないのか? だとしたら本体は・・・・・・いや、あれが間違いなく・・・・・・)

斬られて、瞬間的に水へと変化した。
本当の肉体ではないのかと思ったが、そうでもないはず。
魔法で、瞬時に自らの身体を、水へと変換することが出来るのだろうか?

(となると、ヤツを倒すには、変化をさせることも出来ないほどの大出力を当てるしか・・・)

下手な攻撃では、水へと変化されて、そのまま逃げられてしまう。
倒そうと思うのならば、そんなことも許さないくらい、一撃で蒸発させてしまうしかないのだろう。

(・・・厄介だな)

決して不可能ではないが、それだけの威力を出すには、相応の覚悟が必要だ。
敵が彼だけではない以上、いろいろ考えなければならないことが出てくるので、難しい。

勇磨が考えている間、カモはカモなりに、ヤツを倒す作戦を考えていたようで。
しかし、いきなり『チュウ』だと抜かしたせいで、アスナに叩き潰されていた。

仮契約のためとはいえ、いきなりでは無理も無い。

「と、とにかく、話し合っていても仕方ありません! 急ぎましょう!」
「そ、そうですね! 行きましょう!」

まだ敗北したわけではない。
ここから逆転を狙うのだ。

 

 

 

 

23時間目へ続く

 

 

 

 

 

 

 

 

<あとがき>

ほぼストーリーを追っただけ。

だけどまあ、原作通りに展開させるだけでも、かなりの労力と容量を喰いますね。
また、原作のシーンを文章に起こすことは、かなり勉強になります。



感想

ふむ、間章という奴だな、今回はこのかがさらわれただけと言う所だ。

言い切ってますね〜。

実際問題としては今日の目玉は環嬢の妖術かな?

前回は使ったというほどでもなかったし。

ふむ、ブラコン妹か。確かにな。

色々属性を付けて術を使っている様子だが……。

本来妖狐ならば炎の妖術が中心の筈だがな。

その辺りは、少し違っているのかもしれんな。

残念ながら、戦闘方法についてはまだ詳しく明かされていませんしね(汗)

この先、おいおい明らかになっていくでしょう。

そうそう、流石にこのままでは私も退屈になりかねん、そこでちょっと呼んでみたのだが。

誰をです?

貴様等オタク共が好きそうな奴だ(二ヤリ)

いや、ネギま!のキャラって全体的にそうですけどね。

エヴァンジュリンさん含めて。

……まあ、否定は出来んが。

一応紹介しておこう。

私の部下Aだ。

部下Aという呼称に関しては異議を唱えさせていただきたい所ですが、

マスターのメイド兼護衛の茶々丸と申します。

なるほど、ロボっ娘すか。

しかも、メイド……確かにポイント高いですね。

そうだろう?

これで私が本来のムチムチボインならいいのだが……。

まあ、そこまでは考えても詮無いか。

しかし、次回からはこいつも加えるのでそのつもりでいろ。

末永く、という事にならない事を祈ります。

確かに(汗)




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