魔 法先生ネギま!
〜ある兄妹の乱入〜
34時間目 「悪魔がやってきた! そのさん」
スライムが大浴場に現れ、環が撃退することになる少し前。
女子寮665号室。
ここでも、ちょっとした騒動が起きていた。
なにせ・・・
「あらあら・・・。さっきのワンちゃんが、この子になっちゃったのかしらねぇ」
「まさか・・・。でもどうするちづ姉?」
行き倒れていて、拾ってきた犬が、いきなり人間の少年になってしまったのだ。
千鶴も夏美も驚くが
「まあ大変。スゴイ熱よ」
そこは、滅多なことでは動じない千鶴。
少年の額を触り、高熱があることを確かめると、夏美にこの子をベッドに運ぶよう頼んで、
自分は医務室へと連絡しようとする。
が、それは出来なかった。
「やめろ。誰にも連絡するんやない」
昏睡状態だった少年が意識を取り戻し、千鶴が手にしていた受話器を、近くにあったスプーンを投げて破壊。
側に居た夏美へ鋭い爪先を突き立て、人質にしてしまったからだ。
さすがの千鶴も、これには参るかと思いきや。
「そ・・・そこの姉ちゃん。何か、俺が着るものと、食い物を持ってきてくれ」
「あなた・・・・・・名前は?」
臆することなく、堂々と正面から会話を試みる。
「どこから来たの? 教えてくれないかしら?
私たちが何か、協力できるかもしれないわ」
「な、なんやて・・・・・・名前・・・? 俺の名前? ・・・・・・あれ、誰やったっけ俺・・・?」
ところが少年のほうは、自分のことがわからない様子だ。
頭を抑え、苦しそうに息をしている。
「違う。俺、あいつに会わな・・・」
そうこうしているうちに、少年は再び気を失ってしまい。
「でも、ホントになんなんだろうこの子・・・」
「ただの家出少年じゃないことは確かね」
頭には三角形の獣耳。
そして、おしりには黒い、先端が白い尻尾。
これに先だって、学園長の近右衛門が、京都から『ある者が脱走』という緊急連絡を受けていたことなど、知る由も無い。
さらに、同時刻。
アスナたちの部屋。
「どうかしたか兄貴?」
「・・・・・・」
何かの異変に気付いたようなネギ。
「ちょ、ちょっと僕、外を見てきます」
「あ、ちょっと」
アスナの制止も振り切り、そのまま飛び出して行ってしまった。
「ネギ君、どうしたん?」
「さあ・・・」
このかやアスナにはワケがわからない。
が、ネギが感じたことは、決して間違いや錯覚ではなかった。
しかし・・・
一瞬感じたことに気を取られるあまり、ごく身近な気配に気づくことは出来なかった。
部屋の窓に、アスナとこのかを狙う、妖しい影があったというのに・・・
おまけに・・・
「・・・ん?」
寮内の廊下を歩いていた刹那。
「今、何かの気配が・・・。気のせいか?」
彼女も、なんらかの異常を感じたのだろう。
しかし、残念ながら、確信を持てなかったのだろう。
今回は、それが彼女の致命傷となった。
「せっちゃん」
「お嬢様?」
刹那に話しかける人物。
このかだった。
「アスナさんと、お部屋に戻られたのでは?」
ついさっき、アスナと一緒に自室へ戻ったはずだが。
確かに目の前にいる。
だが、驚くべき点はそこではなく・・・
「せっちゃんと一緒に、大浴場行こ思うて」
「って、わああ!? なんでハダカなん、このちゃん!!?」
そう。このかは何も身に着けない、すっぽんぽんだったのだ。
「ちょっ、わっ、このちゃ・・・お嬢様! と、とにかく服を着てえっ!!」
もはや刹那は大混乱。
このことも、彼女の命運を奪った。
「ウフ・・・・・・せっちゃん♪」
「へ?」
このかが妖しく微笑んだと思ったら・・・
とろり・・・
そのこのかの身体が、熱した飴のようにトロンと液体状に変化。
何本もの触手状の腕が刹那へ伸びる。
「しまっ――!?」
刹那も異常に気付いたが、時すでに遅すぎる。
かくして彼女は捕らえられ、そのまま謎の液体状物質と共に、消えてしまった。
「うーんと、これでいいのか?」
「はい、そうです」
一方、環が大浴場へ向かった後の勇磨とさよ。
問題集との格闘が続いている。
「よし、もう少しだ!」
「がんばってください。この調子ならすぐですよ♪」
さよの教える腕前は、このかほどとは言わないまでも、いや、彼女と同等くらいかもしれない。
少なくとも、環に教わっているときのような緊迫感、圧迫感が無いので、勇磨にとってはやりやすかった。
さすが、60年分の貫禄、といった具合だろうか。
「勇磨さん、全然できるじゃないですか。そんな悲観するほどじゃないと思いますよ?」
「いや、でもなあ。例えばテストの順位でも、全体の9割より上に行ったことが無いんだよ」
さよも、しっかり解説すれば、勇磨は問題を解くことが出来るので、教えることが楽しい様子。
本当にそう思った。最低でもバカではないと。
「それは・・・・・・勇磨さんが、普段から勉強していないせいかと・・・・・・」
「う、確かに・・・」
「テストなんて、日々の積み重ねなんですから。普段から普通にやっていれば、怖くないですよ」
「うーん、でもねぇ・・・」
その積み重ねが出来ないから、現状、こんなことになっているわけで。
それが出来たら苦労しない。
「勇磨さん、やれば出来るんですから、がんばりましょうよ!」
「うーん・・・。でもさ、そもそも俺、仕事が仕事だから、数学やら理科やら勉強したって役に立たないしなあ」
「・・・・・・」
勇磨の言い分は、ある意味では正しいが。
したくても出来ないことが大半のさよにとっては、少し悲しい物言いだった。
だから、少し意地悪する。
「勇磨さんはいいですよね。なんといっても、まだ”生きて”いるんですから・・・」
「へ?」
突如として寂しさと悲しさに溢れる声となったさよ。
雰囲気もすっかり落ち込んで、ダメ幽霊と化していた頃に戻ってしまっている。
「私なんて、勉強したいと思っても、もう出来ないんですよ・・・?」
「あ・・・」
「だから、私の代わりじゃないですけど、勇磨さんにはがんばってもらいたいと思って、私・・・」
「ああっ、わかった! わかったら、そんなどす黒いオーラを出さない! 周囲の気温が下がるッ!
ああっ、戸口やテーブルを揺らすのもやめなさいっ!」
そのうち、異様な寒気が部屋を覆うようになってしまって。
果てにはポルターガイスト現象まで起きる始末。勇磨は降参するしかない。
「これからは、なるべく、出来る限りは、普段からやるようにする」
「本当ですか?」
「本当にやる。・・・・・・かもしれない」
「だったらいいです♪」
それでも、強く言い切れなかったあたりは、実に勇磨らしい。
だが、さよにはそれでも充分だったようで、にぱっと笑みを浮かべた。
「それじゃ早速、次の問題に行きましょう♪」
「はいはい・・・」
「ふふ・・・♪」
ちょっとした仕返し成功。
再び問題集と格闘を始めた、勇磨の肩に手を置いて、背後からその様子を眺める。
わからないところが出るたびに、丁寧に説明しながら。
「・・・ああ、そういや、ふと思ったんだけど」
「はい?」
「相坂さんって、テスト受けてるの?」
「受けて・・・・・・ないと思います」
「だよね」
なんといっても幽霊だ。
そもそも在籍し続けているというのも変な話だが、名簿に名前がある以上、テストを受けなければならないはず。
「相坂さんの成績とかって、どうなってるんだろう?」
「さ、さあ、どうなってるんでしょう? 考えたこともありませんでした」
「うーん・・・」
3年生にいるということは、2年、3年と進級してきているわけだ。
テストを受けていないのに進級? いや、卒業という概念は無いのか?
義務教育なんだから、いくら死亡したとはいえ、同級生たちと一緒に卒業するのが普通である。
さよの場合は、60年という長い期間であるわけだから、最低でも20回は中学生のサイクルを繰り返していることになる。
卒業となったら、また1年に戻るのだろうか?
「そう考えると、エヴァちゃんも謎だよなあ・・・」
登校地獄の呪いを喰らい、15年、麻帆良学園に通い続けているエヴァ。
彼女も、5回、1年から3年への流れを繰り返しているのか。
周囲はどう思っているのだろう?
魔法先生陣はともかく、一般の生徒は疑問に思わないのだろうか?
卒業したはずの生徒が、また1年に戻っていたりして。
「ああ、魔法で何とかしているのかもしれないね」
「はあ・・・」
彼らは、一般人にはないものを持っている。
学園長からして魔法の関係者なのだから、ごまかしはいくらでも効くのかもしれない。
「・・・・・・・・・」
と、注意深いものなら、エヴァの名前が出たときから、さよの表情に微妙な変化があることに気付くだろう。
無論、勇磨は鈍感も鈍感なので、まだ気付いていなかった。
(・・・近衛さん・・・・・・エヴァンジェリンさん・・・・・・それに、環さん・・・・・・)
なにやら考えているさよ。
(私も・・・・・・・・・勇磨さんに・・・・・・)
唐突だが、さっき名前を呼ばれたときに感じたこと。
そして、いま考えて出てきた人物。自分との違い。
せめて、同じになりたい。
・・・そう、思って。
「ゆ・・・・・・勇磨さん・・・・・・」
「ん? なんだい?」
勇気を振り絞り、思い切って、言ってみることにする。
「そ、その・・・」
「うん」
幽霊なのに、顔が赤くなっているさよ。
退魔士である勇磨が、そのことを疑問に思わないはずは無いのだが、そこは勇磨クオリティ。
天然なのか、わざとなのか、普通に、普通のつもりで応対する。
「わ、私のことも・・・・・・あの・・・・・・・・・・・・んで、もらえませんか・・・・・・」
「え、なに? よく聞こえなかった」
「・・・・・・」
真っ赤になって、さよは俯き押し黙ってしまった。
せっかく言うことが出来たのに、肝心なところを声に出来なかった。
これまでのさよなら、このままうやむやにしてしまったところだろうが・・・
(・・・がんばれ私!!)
ファイト! と自分を奮い立たせ。
ちょっと気合を入れすぎて、ちょっとしたポルターガイストを再び起こしてしまい、
勇磨は「うおっ!?」と驚いた。
「私のことも、名前で呼んでくださいっ!!」
「・・・・・・は?」
言った。言い切った。
なのに、勇磨の反応は鈍い。
「で、ですからぁ・・・・・・・・勇磨さぁん・・・・・・」
「わ、わかったから、泣かないで」
もはや半泣き状態のさよ。
勇磨は慌てて確認する。
「名前で呼んでくれって、えっと、下の名前で、ってこと?」
「はい・・・」
さよは、グズりながら頷いた。
「近衛さんのことも、このか、って呼んでるじゃないですか・・・」
「それは、本人からそう頼まれて」
「だったら私からもお願いしますっ!!」
「・・・!! いや、わかった。わかったら、大音量の念波を飛ばしてくるのはやめて・・・」
さよとの会話は、あくまで霊力による念話である。
想いの強さがそのまま音量に影響し、直接脳に響くため、普通の大声よりもタチが悪かったりする。
「じゃあ・・・・・・・・・さよ?」
「は、はいっ!」
呼ばれた瞬間、パ〜ッと顔を輝かせ、頷いて見せるさよ。
実にうれしそうである。
「うふふ・・・♪」
「名前を呼ばれただけなのに、そんなにうれしい?」
「はい♪」
「そ、そう」
訊いたほうが反応に困ってしまう。
そんな笑顔だった。
「・・・・・・さて、勉強の続き続き。環に怒られちゃうからね」
「あ、そうですね」
休憩終わり、とわざとらしく宣言して、再びペンを握る。
が、その手はすぐに止まり。
「・・・・・・さよ。これ、わからないんだけど」
「・・・・・・」
またアドバイスをもらおうと、さよに声をかけたのだが、反応が無い。
「さよー? おーい」
「・・・・・・」
「さよーっ!」
「・・・ひゃっ!? は、はい、なんですか?」
「なんだじゃないよ。ずっと呼んでたのに」
何度か呼んで、しまいには耳元で(必ずしもそうする必要は無く、念話の出力を上げればいいだけなのだが)
大声で呼びかけ、ようやくさよが反応した。
「す、すいません。ちょっと考え事を・・・」
考え事をしていたことは事実だが、内容が内容である。
(ゆ、勇磨さんに名前で呼ばれて、なんだかボ〜ッとしちゃってたなんて、言えないっ・・・!)
だから、さよの顔は再び真っ赤になっていた。
「そ、それで、なんでしょうか・・・?」
「ここがわからないんだけど、教えてもらおうと思って」
「あ、はい、それはですね」
「ふんふん」
気を取り直し、さよは問題の解説。
勇磨も真剣に話を聞く。
そんなときだった。
「・・・・・・!」
「・・・勇磨さん?」
異変を捉えたのは。
動きが止まり、眉間にしわが寄って、目つきも妙に鋭くなる。
急に勇磨の態度が変わってしまったため、慌てるさよ。
「な、何か、至らない点でもありました・・・?」
「いや、そうじゃないよ。ただ・・・」
「ただ・・・?」
「・・・いや」
さよには悪いが、いったん会話を切り、思考に没頭する。
(この気配は、低級の魔物? 場所は・・・・・・ちっ、すでに建物内か。大浴場のほう?)
大浴場には環がいるはず。
ならば、そっち方面の心配は要らないだろう。
(何者だ? 刺客か? なら、なんだって大浴場なんか・・・。まあ、念を入れておくに越したことは無いか)
刺客だとして、1番狙われる危険が大きいのは、やはりこのかだろう。
(部屋には一緒にネギ先生がいるはずだが・・・・・・やっぱり心配だ)
とりあえず、考えは纏まる。
このとき、大浴場方面だけではなく、他の場所の気配にも気づいていれば、とあとで後悔することになる。
「さよ」
「は、はい」
勇磨が考えていた間、沈黙を守っていたさよへ、任務伝達。
「このかと神楽坂さんたちの部屋まで行って、様子を見てきてくれないか?」
「構いませんけど・・・・・・あの、何かあったんですか?」
修学旅行のことを思い出したのだろう。
このかが襲われたことも知っているので、心配顔のさよである。
「今はまだ大丈夫だけど、念のために。さあ、早く」
「わ、わかりました!」
「身の危険を感じたら、途中でも逃げていいからね」
「はいー!」
壁の向こうに消えるさよを見送る。
さよは幽霊だから、物理攻撃は効かないが、中には、霊体への直接攻撃が可能なものもいる。
随時離脱許可を与えたのはそのためだ。
「さて、俺は・・・」
自分はどう動くべきだろうか。
即刻、このかのもとへ駆けつけるべきか?
心配は要らないだろうが、大浴場の環と連絡をつけるべきか?
はたまた、外回りの警戒に出向くべきか?
今のところ、大浴場に現れた魔物の気配以外は、何も――
「ッ!!」
不意に感じた気配。
窓の外!
ガシャーンッ!!
”それ”は、勇磨が態勢を整える前に、窓ガラスを割って突入してきた。
「くっ・・・」
降ってくるガラスの破片から身を守りつつ、正体を確かめる。
『グルル・・・』
「!」
再度、千鶴たちの部屋。
部屋に帰ってきたあやかとひと悶着あったが、少年は名前が小太郎(”あの”犬上小太郎である)であることは
覚えていたので、千鶴の咄嗟の機転で夏美の弟『村上小太郎』と紹介され。
さらにひと悶着あったものの、夕食の席となる。
落ち着いた食卓とはかけ離れた、いかにも騒がしいものとなったが
「・・・? どうかしたの小太郎君?」
「い、いや、何かえーなと思って・・・」
箸が止まっていることに気付いた夏美が問いかけると、小太郎はこう答えた。
「俺こーゆーふうに、テーブル囲んで食事したこと無かったから。
家族の団欒ってカンジで、なんやうれしーわ」
「まあ・・・」
驚くのと同時に、感動した千鶴。
「ひどい実家だったのねえ、夏美ちゃんのおうちは」
「ウチの実家はフツーです!」
思わず小太郎を抱き締めた。
小太郎を弟ということにされてしまった夏美は、実家を悪いように言われてしまってツッコむ。
そんな折。
ピンポーン
「誰だろ?」
「私が出ますわ」
インターホンの音がなり、玄関先に出たあやか。
「どなたですの?」
扉を開けると、そこには・・・
「失礼、お嬢さん。少々お騒がせするかもしれない」
黒いコートに、黒いズボン。髪は白髪、もみあげから連なる髭も白い。
黒い帽子を被り、眼光鋭い、1人の大男が立っていたのだ。
「そちらの少年に用があるのでね」
・・・悪魔がやってきた。
35時間目へ続く
<あとがき>
今回は大半が、勇磨とさよの物語でしたねぇ。
ずっと出番が無かったのに、前回今回と連続で登場。
対抗意識燃やしまくりのさよちゃん。彼女も参戦するのか?(爆)
で、やっと悪魔のオッサンの登場です。
異変には気付いている御門兄妹。どうなるかな?
以下、Web拍手返信です。
拍手していただいている皆様、本当にありがとうございます!
>頑張って下さい
どうもです。がんばります。
>Riverside Holeの作品から読ませていただいてます。今1番面白い作家さんだと思っています。
>これからも頑張ってください。
時間と文体からして同じ方でしょうか。もう本当に感謝の言葉もございません。
そんなこと言われると、舞い上がってしまいますよ!(〃▽〃)
>ああ!あめ子、すらむぃ、ぷりんがぁーーー
そういえば、名前あったんですね。言われて思い出しました。
まあ、南無・・・(爆)
>さ よ……さよ……(周囲に漂う幸せオーラ)
本筋ではつい に悪魔のオジサン登場。忍び寄る悪魔の魔の手に御門兄妹たちはどう戦うのか!!
勇磨さん……(幸 せいっぱいの笑顔
……あの〜人 が真面目にやってるんですけど
はぇ!?あ れ、え、ここ……どこですか?
後書き。某ハ ラグーロな方から対談式期待してるよ?って言われたのでお越しいただきました
はぁ……そう なんですか
そうなんで す。つーことで今回初のゲストはちょっぴりメインへの希望が見えてきた?薄幸幽霊少女、相坂さよ嬢です!
わきあがる拍手
あの、えっ と、よろしくお願いします
まーそんな固 くならなくていいから
あ、はい
それにしても ついに名前で呼ばれるようになったね
はい♪他の人 たちよりスタートは遅いかもしれませんけどがんばります
うんうん、一 途で健気は子ってのはいつの時代でも人気があるからねー
そうなんです か?よくわかりませんけど
わからなくて いいことさ。それにしても部屋で勉強教えるってまるでゲームでよくある幼なじみのパターンだよ
幼なじみ…… ですか?
そそ、ちなみ に後の展開としてはゴニョゴニョ……
………………………(聞 くにつれて顔が真っ赤になっていく
と、いうこと があるわけだけど相坂嬢としてはそのへんどうよ?(悪党の笑み
きゃー! きゃー!!きゃー!!!
のぉ!? ちょ!?恥ずかしいからって色々な物を飛ばさな(以下表現出来ない物が生まれたので強制終了いたします
で、でも勇磨
さんになら私……(///