SUS
――艦艇紹介――
==要塞==
種別:機動要塞
名称:〈ケラベローズ〉
直径:12km
全高:7q
兵装――
火砲
・対艦ビーム砲塔×多数
近接火器
・近接対空レーザー砲塔×多数
詳細――
次元空間内部を活動範囲としているSUS軍第二艦隊の本拠地であり、総司令官のベルガーが玉座としている巨大要塞。四角錐を逆さまにして、その上面中央に天守閣を持つピラミッド型の建造物が建っている。
SUS軍が次元世界を侵略するうえで、活動拠点として送り込んでくる要塞の一つだが、天の川銀河の要塞とは規模が4倍以上ある。さらに、外部からのエネルギー供給の必要性が無く、要塞内部の動力炉で賄う事が可能。また、要塞自体は脅威ではないものの、恐ろしいのは要塞の周囲を浮遊しているハイパーニュートロンビーム砲を搭載した5隻のガーデルス級である。
種別:ガーデルス級防御船
名称:〈ガーデルスT〜X〉
全高:7q
兵装――
火砲
・ハイパーニュートロンビーム砲×1門
・大口径ビーム砲×40門
近接火器
・対宙機銃×220基
詳細――
要塞ケラベローズを守護する巨大な防御船。7qもの巨大な全高を持ち、それ自他がハイパーニュートロンビームの砲身にもなっている。その為、発射時には巨大な砲身部を“ししおどし”の要領で横倒しにして射線を確保する必要性がある。その威力は波動砲と同等、またはそれ以上とも言われている。
また、ガーデルス級同士で強固なシールドを形成する事が可能で、要塞への攻撃を遮断する。ただし、シールドを形成させる大元が1隻のガーデルス級に集約されているため、これを破壊されるとシールドが消失してしまう。
==小型機動要塞==
種別:ムルーク級戦略指揮戦闘母艦
艦名:〈ムルーク〉〈マハムント〉
全高:1.5q
兵装――
火砲
・縦列配置型大型五連装重ビーム砲×1基5門 ‥‥‥(正面下層側に1基5門)
・縦列配置型大口径二十連装ビーム砲×1基20門 ‥‥‥(正面中層側に1基20門)
・縦列配置型中口径十連装ビーム砲×1基10門 ‥‥‥(正面上層側に1基10門)
・横列配置型中口径十五連装ビーム砲×2基30門 ‥‥‥(左右安定翼内部に1基15門づつ)
・横列配置型小口径十連装ビーム砲×2基20門 ‥‥‥(左右安定翼内部に1基10門づつ)
魚雷
・八連装大型魚雷発射管×2基16門 ‥‥‥(艦首側中央両舷に1基8門づつ)
・四連装大型魚雷発射管×2基8門 ‥‥‥(艦尾側中央両舷に1基4門づつ)
ミサイル
・十連装VLS×2基20セル ‥‥‥(天頂側に2基20セル)
・七連装VLS×2基14セル ‥‥‥(天底側に2基14セル)
対空火器
・連装レーザー砲塔(格納式)×20基40門
・単装レーザー砲塔(格納式)×40基40門
防御――
・偏向フィールド
搭載――
・艦載機×200機
機関――
・主機×2基
詳細――
天の川銀河に派遣されていた第七艦隊が、艦隊旗艦として保有していたマヤ級大型戦闘艦の設計図を基にして拡大発展したもの。艦型は銅鐸の様な形をしており、平面部を艦の側面としている。艦の天頂側には、両舷にデルタ型の安定翼が一対付いており、その様子から正面から見れば十字架に思える。
主に各方面軍の艦隊旗艦として開発されており、通信機能の他にも重装備のビーム砲が正面に捕えた敵を粉砕する。特にムルーク級から備え付けられた高威力ビーム兵装の、大型重ビーム砲が存在する。通常兵装の中では最大の威力を持ち、一点集中砲撃を行えば、かのデザリアム帝国軍が有していたα砲を上回る威力を発揮する事が可能。
強固な防御としてビーム兵装を受け付けない偏向フィールド装置を有する。
さらに、多数の艦載機を有しているため、この艦1隻でも十分な行動力と戦闘力を有することができている。
種別:マヤ級戦略指揮戦闘母艦
艦名:〈マニール〉……etc
全高:930m
兵装――
火砲
・縦列配置型大口径二十連装ビーム砲×1基20門 ‥‥‥(正面中層側に1基20門)
・縦列配置型中口径十連装ビーム砲×1基10門 ‥‥‥(正面上層側に1基10門)
・横列配置型中口径十五連装ビーム砲×2基30門 ‥‥‥(安定翼内部に1基15門づつ)
・横列配置型小口径五連装ビーム砲×2基10門 ‥‥‥(安定翼内部に1基5門づつ)
魚雷
・五連装大型魚雷発射管×2基10門 ‥‥‥(艦首側中央両舷に1基5門づつ)
・三連装大型魚雷発射管×2基6門 ‥‥‥(艦尾側中央両舷に1基3門づつ)
ミサイル
・七連装VLS×2基14セル ‥‥‥(天頂側に2基14セル)
・五連装VLS×2基10セル ‥‥‥(天底側に2基10セル)
対空火器
・連装レーザー砲塔(格納式)×15基30門
・単装レーザー砲塔(格納式)×30基30門
防御――
・偏向フィールド
搭載――
・艦載機×130機
機関――
・主機×2基
詳細――
天の川銀河方面軍の艦隊旗艦として、初めて姿を確認されたSUS軍の大型戦闘艦。ムルーク級の基礎となったもので、艦隊旗艦としての機能を強化した艦艇である。その役目を概観でも表している様で、さながら灯台や見張り台の様な存在でもあった。
天の川銀河方面軍第七艦隊で1番艦が就役したのを皮切りに、本国でも多数のマヤ級が建造され各部隊の旗艦に割り当てられている。各また次元世界に派遣されているSUS軍に編入されている途上だった。
次元方面軍にも増援として複数隻が送られており、外壁の塗装色は白銀色ではなく、主力戦艦と同様の薄い黒炭で、所々に入った赤いラインが存在感を際立たせている。
種別:ノア級戦略指揮戦闘母艦
艦名:〈ノア〉
全長:2q
兵装――
火砲
・大型単装重ビーム砲塔(格納式)×9基9門 ‥‥‥(両舷と艦底の各端(艦後部)に9基9門づつ)
・大口径単装ビーム砲塔(格納式)×21基21門 ‥‥‥(両舷と艦底の各端(艦中央)に21基21門づつ)
・中口径単装ビーム砲塔(格納式)×15基15門 ‥‥‥(両舷と艦底の各端(艦前部)に15基15門づつ)
・中口径十八連装ビーム砲(格納式)×27基486門 ‥‥‥(甲板、両舷に各9基162門づつ)
ミサイル
・十八連装VLS×18基324セル ‥‥‥(甲板、両舷に各6基108セルづつ)
対空火器
・連装レーザー砲塔×30基60門
・単装レーザー砲塔×60基60門
防御――
・強化型偏向フィールド
機関――
・主機×1基
・補助×3基
詳細――
巨大な細長い三角錐を寝かせたような艦型をした、旗艦専用巨大戦闘母艦。艦体後部に、その巨体には小さいビラミッド型の艦橋が立っている。
ムルーク級が主力艦隊旗艦を担うのとは別に、次元空間派遣軍の総旗艦として建造された。戦闘艦としては、かの彗星帝国の超巨大戦艦の次に巨大なもの。
武装は、全て格納式である。単装型主砲塔は、艦体の両舷先端、及び艦底部の先端(断面図で見た場合、各頂点部分に相当)各15門づつ、艦首から艦尾にかけて一列に並ぶように格納されている。さらに、横3列に縦6列で纏められた固定式副砲群も、艦体の上面、両舷側に15基づつ、収納されている。副砲群区画とミサイル群区画は、交互に層を成すように配置されている。
搭載されている武装は、SUS軍戦闘艦の中でも最多を誇り、数主砲だけで45門、副砲で486門。総計850に昇るほどである。
防御面もレベルが高く、当艦の偏向フィールドで波動砲を防ぐことが可能。ただし、その為に全エネルギーを防御に回す必要がある。
==戦艦==
艦級:カン・ペチュ級主力戦艦
艦名:〈ヤズィー〉〈レヴォ・リーファ〉…etc
全長:220m、全高:230m
兵装――
火砲
・四連装ビーム砲塔×4基16門 ‥‥‥(前部に4基16門)
・大口径五連装ビーム砲×2基10門 ‥‥‥(下部正面に2基10門)
近接火器
・対宙機銃(格納式)×18基
機関――
・主機×2基
詳細――
巨大国家SUSの保有する主力戦艦。艦体色は黒に染め上げられ、所々に赤いラインが入っていること、全体的に縦長の艦体形状をしているのが、SUS主力戦艦の特徴である。上面から見ると楔型の艦体をしており、その艦体上面側に台形型艦橋ブロック、底面側に長方体型の縦列大口径ビーム砲ブロックを備え、艦体後部には三角錐型の機関ブロック2基を並列配置する格好となる。
艦体の形状が全く異なるのもさることながら、砲塔の形状も地球艦とは全く異なる。三角柱型の砲身を4つ並べて、1つの砲塔にしている。更に、それら4基の砲塔を全て並列配置にしている。威力が高いのが、艦体下方の大口径ビーム砲ブロックである。これは、あの2800m級移民船(装甲を纏っていないにしろ)を、船首から船尾にかけて貫通させた実績がある。
この様に、単艦又は艦隊においても、当艦の戦闘能力は極めて高い。
==巡洋艦==
艦級:ケフ・ペチュ級巡洋艦
艦名:
全長:160m、全高:120m
兵装――
火砲
・四連装ビーム砲塔×3基6門 ‥‥‥(前部に3基6門)
・大口径連装ビーム砲×2基4門 ‥‥‥(艦底に2基4門)
近接火器
・対宙機銃(格納式)×12基
機関――
・主機×3基
詳細――
最も多い生産数を誇る中型規模の戦闘艦。艦型は戦艦と同じだが、一回り程小型化され、艦橋ブロックと武装ブロックが低めに抑えられている。
戦艦のダウンサイズと言っても過言ではない事から、火力も戦艦よりも半減している。
その一方で機動性が極めて高くなっており、戦艦級と違って機関部が3基あり、突撃戦を得意としている。
==多用途艦==
艦級:ガズナ級多用途戦闘艦
艦名:〈レヴァール〉〈グングール〉
全長:430m
全幅:380m
兵装――
火砲
・十字型ビームカノン砲塔×1基4門 ‥‥‥(上面に1基4門)
近接火器
・対宙機銃×40基
搭載――
・戦闘機×300機
・45m級揚陸艦×10隻
機関――
・主機×3基
詳細――
SUSが、近年になって建造配備を始めた多目的用の戦闘艦。艦型は、上方或いは下方から見ると菱型そのまま。その艦体の上面中央部分に、十字型の巨大砲身を備え付けているのが本級最大の特徴とも言え、まるでヘリコプターの様である。
砲撃時には、十字型砲塔は目標物へ向けて回転し、標準を合わせて撃つが、ガトリングの要領で交代交代で撃ち続ける事が出来る。これは、砲身が巨大なのと、発射エネルギーが主力戦艦とは桁違いな為であり、こうでもしなければ砲身が長持ちしない。
ガズナ級は、その生かした長射程砲撃により狙撃戦艦として、SUS艦隊を支援しいてる。他に多量の航空機を搭載しているために艦載機支援の任務もこなせる他、戦車部隊による上陸戦も可能としている。
ただし、装甲は差ほど厚い訳でもなく、下手をすれば数発で大破する可能性があり、支援時には殆ど後方に控えている事が多い。
==特殊艦==
艦級:カミナル・フユ級空間歪曲波搭装置載艦
艦名:
全長:200m
全高:150m
兵装――
・四連装ビーム砲×2基8門 (前部に2基8門)
・空間歪曲派発生装置×2基 (下部正面に1基、艦橋天頂に1基)
機関――
・主機×2基
詳細――
空間管理局に対応する為に開発された工作艦。外見はカン・ペチュ級戦艦を流用し、本来下方に装備されていた五連装大口径ビーム砲2基10門を全て撤廃。
その代りに巨大なドーム状アンテナを、その下方部分に取り付けた。更にもう1つを、艦橋構造物の真上に乗せている。巨大なアンテナから発せられる空間歪曲波により、範囲内ある転送ポートや次元航行艦の行動を著しく制限し、転移の座標を大幅に狂わせることを可能としている。
妨害活動にはうってつけの艦であるものの、対艦戦闘は主砲2基と最低限のものしかなく、戦闘時には後方に控えねばならない。
==陸上戦艦==
艦級:アフキン・チェル級陸上戦艦
全長:19m
全幅:19m
全高:18m
兵装――
火砲
・大口径単装主砲×1基1門 ‥‥‥(正面に1門)
・単装副砲塔×8基8門 ‥‥‥(車体周りに8門)
詳細――
SUS戦車部隊の司令塔となる大型戦闘車。車体が前後左右、凡そ19mという巨体を誇る重戦車。キャタピラ式を採用しているが、その巨体故に2つのキャタピラを並べて1つとしている為、片方2つずつの計4つものキャタピラを持ち合わせる。
正方形型の巨大な車体に、銅鐸の様な司令塔を平たい方を側面にして立てているその姿は、真正面から見ればT字を逆さにした様なものである。
主兵装となる単装型の大口径砲は、車体部分の真正面、丁度左右のキャタピラの間に装備されている。主砲は威力が高く、5階建ての建物を一撃で吹き飛ばす。だが、それだけでは正面以外が死角となってしまうため、車体のあらゆる方向に単装型副砲塔が装備されている。
艦級:シャゴルド級陸上戦艦
全長:14m
全高:16m
全幅:10m
兵装――
火砲
・大口径主砲×1基1門 ‥‥‥(艦橋基前部に1門)
・中口径単装砲塔×2基2門 ‥‥‥(艦橋基両側面に1基づつ、計2門)
・小口径単装砲塔×6基6門 ‥‥‥(車体周りに計6門)
近接火器
・機銃×9基
詳細――
アフキン・チェル級陸上戦艦の次世代に向けた試作型。形状はそのままで、小型化を測った。違う点は太めのキャタピラが一対のみとなり、攻城砲とも言える主砲が、ある程度の左右上下を向けること。
また副砲として旋回砲塔が左右に搭載され、打撃力を強化している。通信機能なども向上されている。
==戦車==
種別:自走戦車〈プートゥン〉
全長:17m
全幅:12m
兵装――
・固定式連装ビーム砲×1基2門
詳細――
地上戦力の要である主力戦車。長方体の様は車体にキャタピラ式を採用。17mの四角柱3本と円柱2本を交互に挟み込むようにして、寝かして車体に乗せた外見を持つ。
円柱部分が巨大なエネルギー砲の役割を持つ。威力は大型戦車程ではないものの、高い基準値にある。ただし正面にしか撃てないため、側面や上方、後方からは弱い。
種別:対空戦車〈ソトゥータス〉
全長:17m
全幅:12m
兵装――
火砲
・連装対空機銃砲塔×1基2門
ミサイル
・固定式五連装地対空ミサイル発射機×1基5門(砲塔後部)
詳細――
唯一の対空兵装を有した車両。車体規格は自走戦車プートゥンと同じだが、マウントボール型の砲台を載せている。
マウントボール型砲塔の真後ろ(車体後部)に、箱形の小型地対空ミサイル発射機を備えている。
種別:試作自走戦車〈ヴェルス〉
全長:12m
全幅:5.5m
兵装――
火砲
・旋回式ビーム砲塔×1門2門
近接火器
・機銃×1基
詳細――
SUSが次期戦車の為のテストペットとして開発した試作戦車。以前の自走砲よりも小型化され、かつ固定式であったビーム砲が旋回可能となった。簡素的な作りは受け継がれており、砲身自体も砲塔と一体化した垢抜けない姿、車体の上に不釣り合いな直方体が乗っているといった形だ。
人員を節約する意味で、無人仕様となっている。また、大破して鹵獲されるのを防ぐ処置として、単体用の強制転移装置を組み込まれている。
種別:試作対空戦車〈メイロス〉
全長:12m
全幅:5.5m
兵装――
火砲
・四連装対空機銃砲塔×1基4門
ミサイル
・七連装地対空ミサイル発射機×1基7門
詳細――
主力戦車を援護するために作られた試作型の対空戦車で、トレステンの後継機。長方体型の車体にキャタピラをつけ、マウントボール型に砲身4本を付けたような砲塔を装備。優秀な対空射撃を有し、それは地上の対人攻撃にも有効活用が可能。ただし、戦闘車両相手には弱く、返り討ちに遭う可能性が高い。
==攻撃機==
機種:多目的戦闘機〈クプール〉
全長:18m
兵装――
近接火器
・レーザー機銃×2基 ‥‥‥(機首に2丁)
爆装
・小型爆弾×20発 ‥‥‥(機体下部に20発)
詳細――
SUSが唯一用いる艦載機。紡錘型の機体下部に、ナイフの様な別のパーツをくっつけた様な外見を持つ。主に地表への絨毯爆撃を敢行するのが主任務であるが、対空戦闘の対応も可能としている。性能面としては爆撃に重点が置かれているため、ドッグファイトはベルデルファイターにやや劣る。
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