ボラー連邦
〜〜ボラー連邦偏〜〜
――技術的解説(独自解説・独自設定有)――
1、艦艇の基本構造
艦体の形状は艦種ごとに異なる。
・戦艦は『ズングリとした楕円型』
・空母は『長方体と半円柱を組み合わせた様な形』
・戦闘空母は『半円盤を2つ繋げたような型』と『半円盤型』
・巡洋艦艦級は『曲線かつスマートな楕円型(ロケット型)』
・駆逐艦は『直線的かつスマートなロケット型』
―――となっている。
ただし、形状こそ違えども基本構造は一貫されている。武装を艦の前部から中部にかけて集中的に配備されていて、後部もとい艦尾側に塔型の艦橋を配置している格好となる。武装が格納式と言う事も相まって、かなりのっぺりとした印象を与えるのも特徴的であり、まるで潜水艦のようなフォルムでもある。
ボラー連邦は、兎に角も量産性とメンテナンス性に趣を置いて、大戦力を揃えるのが定番である。さらに、今後の拡張性に富んだ構造とされている。同時に下記で記す様に、武装は固定式に特化したものとなっているが、その分建造コストは抑えられることからも、大量建造に一役買っている。そのため、艦艇も建造がし易く短期間に数を揃えら、かつ、改良のし易い設計を選んだものと思われる。
2、武装の特徴
ボラー連邦のビーム砲は、殆どが前方方向に限定された配置をしている。或は、側面に限定した砲塔もある。これは、常に物量でもって敵を圧倒するスタンスを持つボラー連邦ならではのもので、常に艦首を敵に向けて戦うという戦術思想に基づいたものであった。また、武装形状も変わっており、旋回可能な砲塔型や、ガトランティスやガルマンの様な回転砲塔、ディンギルの様なガトリング式でもない。艦体と完全に一体化した格納式の固定ビーム砲を採用している。
この格納式ビーム砲は2種類のタイプに分けられる。
・格納式ビーム砲塔
砲塔と甲板が半ば一体化しているもの(完全に一体化しておらず、その部分だけ盛り上がって見える)。大胆な例えをするのであれば、一枚板の様な砲塔もとい砲身であり、砲撃時にはまるで蓋が開く要領で砲塔が持ち上がる方式である。破壊力は、カノン砲より勝る。
・格納式カノン砲塔
未使用時は完全に甲板の一部となり得ているが、使用時に蓋を開けるような要領で動く方法は変わらない。ただし、展開された砲塔内から、伸縮式の砲身が伸びる機能がある。故に、こちらの方が砲塔らしさを見せている。
また、カノン砲塔の方が威力と貫通力が増している。
・ボラー砲
戦艦に搭載されている、砲身が伸縮式の大口径砲ことボラー砲は、決戦兵器には程遠いが、戦艦艦級を一撃で中破から大破に追い込む。エネルギーチャージも左程必要としないので、使い勝手がいい。また、砲身そのものは、上下左右へ約45度の調整が効く。
・スペースロック
ボラー連邦特有の誘導兵器。直進せずに蛇行しながら進むという特殊な兵器。迎撃を困難にさせる動きから、他国からは警戒対象とされる。
・大型ミサイル
集中運用すれば、惑星さえ破壊可能な兵器。戦艦に1発だけ搭載可能であるが、使用するのは、あくまでも対惑星や対要塞である。
・ブラックホール砲
ボラー連邦の決戦兵器。ゼスパーゼ級機動要塞に装備されたのを皮切りに、戦艦艦級にも搭載可能とした。その名の通り、ブラックホールを人工的に作り上げる兵器で、周囲の物を引き寄せて超重力で圧潰させてしまう。ガルマン・ガミラス帝国も、これに苦戦を強いられているが、稼働時間が短いのが欠点でもある。
3、拡張性と、その影響
拡張性というのは他国にはないコンセプトである。これはボラー連邦の艦艇が十分な艦内スペースを保有しており、必要に応じて改良を施す事が可能であるためだ。その一例として、ボラー連邦の艦艇は姿形を変えずに、威力と連射性のある艦首大口径砲、惑星を破壊しかねない艦艇搭載専用の大型ミサイル、スペースロック、と各新兵器を既存の艦艇に搭載し、新たに建造される艦艇も追加装備していったのだ。
しかし、ボラー連邦本国及び周辺と各方面の属国の艦艇性能は大きな差があった。ボラー連邦首脳部は、本国との結びつきが極めて強い周辺諸国には、常に最新鋭の技術を与えた。ただ、各属国には、旧式の技術(謂わばモンキーモデル)しか与えていない。これは属国が反旗を翻しても、性能差と物量で敵わないと知らしめるためだった。その一例が、ボラー連邦の属国であったバース星である。バース星は独自の艦艇技術を有していたが、ボラー連邦の『独立の保護』という建前による実地支配が始まると同時にその技術は廃棄された。
実際にボラー連邦の技術が上であったのは間違いないが、ボラー連邦としては、本国と属国の艦艇構造や技術が同じである方が、何かと反映しやすいと考慮したのであろう。事実、これは皮肉にもガルマン・ガミラス帝国(建国前は旧ガミラス残党だが)という強国を相手にして、属国艦隊の脆さを証明させるに至ったという。
ボラー連邦本国の近隣国家の艦隊ならいざしらず、遥か離れた周辺諸国の艦艇は尽くがガルマン帝国に撃破されてしまった。バース星もその一例に過ぎない。属国反乱を警戒した政策が見事に仇となったボラー連邦は、慌てて本国や周辺の主力艦隊を前線に送り込んだとさえ言われている。
この対策は、崩れかけた銀河西部方面の戦線を維持させ、ガルマン帝国西部方面軍ヒステンバーガー提督の侵攻を一時的に挫いたとさえされる。
4、運用法
前述したとおり、大艦隊による物量戦が基本であり、常に前面への攻撃を集中させるのがセオリーである。場合によっては一撃離脱戦法にも効果を発揮するが、あまり採用せず。また、相手に艦隊内部を蹂躙されたり、機動戦を採られたりすると、艦艇構造故に脆さが露呈する事となる。
空母の運用法も変わっており、通常は後方に下げるべき空母も、ボラー連邦では砲撃戦における戦力の一環として前面に出す場合が多い。似たような傾向があるのは、ガトランティス軍の打撃型航宙母艦である。
ただし、この運用方法は、あくまでも辺境の属国艦隊にのみ限られるものであった。理由は、高性能な艦載機を回してはもらえない事が、その原因の高さとされている。先のバース星艦隊も、空母や戦闘空母を多く保有してはいたが、肝心な艦載機は少なく、殆どが戦艦扱いとして前面に出されていたとも噂されている。
―――艦艇紹介―――
==戦艦==
艦級:ゴルソコフ級大型戦艦
艦名:〈ベルフルム〉
全長:647m
兵装――
火砲
・格納式ボラー砲×1門 ‥‥‥ (艦首に1門)
・格納式大口径連装ビーム砲塔×6基12門 ‥‥‥ (前部に3基6門、中央に2基4門、艦首下部に1基2門)
魚雷
・魚雷発射管×32門 ‥‥‥ (艦首に12門、中央両舷に20門)
ミサイル
・VLS×24セル ‥‥‥ (中央甲板に12セル、両舷に12セル)
・大型ミサイル×1発 ‥‥‥ (艦底格納庫に1発)
近接火器
・格納式四連装機銃砲塔×6基24門
・格納式連装機銃砲塔×6基12門
・格納式単装機銃砲塔×12基12門
機関――
・主機×1基
詳細――
旗艦級として開発された大型戦闘艦の1つで、近年で砲塔の増設が行われた。かつて、ゴルサコフ総参謀長が乗艦していたタイプの艦として有名である。
典型的な葉巻型の艦体で、中央甲板と艦底中央に大きめのバルジ状構造物があるのが、本級の特徴である。簡素な外見構造はボラー艦艇に一貫しており、艦橋の位置は後部に設置される。また当艦は他戦闘艦に比べて一回り大きく、エンジンノズルなども大型のものが1基。後は、パイプ状パーツがむき出しになっている。
葉巻型ということもあり、バイオン級よりも防御に優れている。対艦攻撃能力はバイオン級に一歩譲るがものの、優秀である。
参考作品――
・『宇宙戦艦ヤマトV』‥‥‥ゴルサコフ艦
艦級:バイオン級大型戦艦
艦名:〈マドヴェーレ〉
全長:636m
兵装――
火砲
・格納式ボラー砲×1門 ‥‥‥ (前部のバルジ状に1門)
・格納式大口径連装ビーム砲塔×4基8門 ‥‥‥ (艦首甲板に3基6門、前部艦底に1基2門)
・格納式中口径連装ビーム砲塔×8基16門 ‥‥‥ (両舷に4基8門、艦底の円盤状パーツ上下に4基8門)
魚雷
・魚雷発射管×26門 ‥‥‥ (艦首に12門、下部円盤部に8門、艦尾に6門、計26門)
ミサイル
・VLS×17セル ‥‥‥ (中央甲板に9セル、両舷に8セル)
近接火器
・格納式四連装機銃砲塔×6基24門
・格納式連装機銃砲塔×7基14門
・格納式単装機銃砲塔×10基10門
機関――
・主機×1基
・補助×2基
詳細――
ボラー連邦の艦隊旗艦艦級として建造された大型戦闘艦の1つで、近年に砲塔の増設が行われた。かつてハーキンス中将が乗艦していた艦である。
長方体型の艦体である他は、基本設計は他の艦艇と同じである。本艦最大の特徴は、艦隊下部に付いている円盤状の構造物である。地球艦でいう第3艦橋に類するもので、これ自体も主砲やミサイルで武装されている。
旗艦だけに指揮能力は高く、次いで攻撃力も高い。かつて〈ヤマト〉に対して牙を剥いたのも、ハーキンス中将が座上したこの艦である。
参考作品――
・『宇宙戦艦ヤマトV』‥‥‥ハーキンス艦
艦級:ラジェンドラ級大型戦艦
艦名:〈エデロフ〉
全長:410m
兵装――
火砲
・格納式大口径連装ビーム砲塔×3基6門 ‥‥‥ (中央に3基6門)
・多連装ビーム砲×1基1門 ‥‥‥ (艦橋後に1基1門)
・中口径連装ビーム砲塔×2基4門 ‥‥‥ (両舷に1基2門づつ)
魚雷
・大型魚雷発射管×6門 ‥‥‥ (艦首に6門)
ミサイル
・VLS×16セル ‥‥‥ (甲板左右に8セル、艦底左右に8セル)
近接火器
・格納式四連装機銃砲塔×8基32門
・格納式連装機銃砲塔×4基8門
・格納式単装機銃砲塔×10基10門
機関――
・主機×2基
詳細――
属州ボラルーシの宇宙艦隊が使用した旗艦級戦艦。大元はバース星の戦艦設計図であるとされている。ボラーとバースの技術融合により誕生した。艦体構造は、縦に長めの楕円型あるいは葉巻型に近い。また横に張り出したバルジ状パーツによって、縦横まんべんなくボリューム感を出している。
意外にも使い勝手がよく、何よりも後方にも攻撃が出来る主砲が魅力的であるという他、防御性能に信憑性が高かった。
ボラー砲の装備は無いが、それでも対艦戦闘で引けを取る事は無く、主に属州の艦隊の間でベストセラー的存在となっている。特にラジェンドラ級の特徴は、艦橋後の煙突パーツである。これは、艦橋後背から襲い来る敵機を撃ち落す為に備えられたもので、煙突内部に小口径ビーム砲がズラリと並ぶ。これを一か所に集中射撃する事で、対艦砲としても使用可能となる。
地球と初めて接触したのも、このタイプの艦であり、ネームシップの〈ラジェンドラ〉である。
参考作品―
・『宇宙戦艦ヤマトV』‥‥‥ラジェンドラ号
艦級:ドラジルク級戦闘艦
艦名:
全長:370m
兵装――
火砲
・格納式ボラー砲×1門 ‥‥‥ (艦首に1門)
・格納式大口径連装ビーム砲×4基8門 ‥‥‥ (前部に2基4門、中央に1基2門、艦底に1基2門)
近接火器
・格納式連装機銃砲塔×6基12門
・格納式単装機銃砲塔×12基12門
機関――
・主機×2基
・補助×2基
詳細――
ボラー連邦が長年使用する主力戦艦の1つで、ベストセラー的戦闘艦の1つ。対艦戦闘により特化したタイプで、艦隊戦では中核を担う存在である。
ブルーカラーが基本色で、艦首先端が紫色になっているのが一般的である。近年では改修工事を請けており、艦底部に砲塔を増設している。外見は楕円の様な、かつ潜水艦を連想させる艦影であり、簡素な艦橋構造物が艦後方にぽつりと立っている。
ゴラジルク級と違うのは、艦首先端がやや尖っていることと、艦首上部にボラー砲を装備している点。さらに主砲の形状の違い。艦首の大口径主砲は、通常主砲よりも威力が高く、連射が効いているため使い勝手が良い。ただし、通常主砲との併用は不可能となる。通常主砲は半格納式。
参考作品――
・『宇宙戦艦ヤマトV』‥‥‥戦艦Aタイプ
艦級:ゴラジルク級戦闘艦
艦名:
全長:360m
兵装――
火砲
・格納式大口径連装カノン砲×2基4門 ‥‥‥ (前部に2基4門)
・格納式中口径連装カノン砲×7基14門 ‥‥‥ (前部両舷に3基6門づつ、前部艦底に1基2門)
魚雷
・魚雷発射管×6門 ‥‥‥ (艦首下部に6門)
ミサイル
・対惑星大型ミサイル×1発 ‥‥‥ (艦底格納庫に1発)
・VLS×9セル ‥‥‥ (艦橋前に9セル)
近接火器
・格納式連装機銃砲塔×6基12門
・格納式単装機銃砲塔×10基10門
機関――
・主機×1基
・補助×5基
詳細――
ボラー連邦が長らく採用する主力戦艦の1つで、ドラジルク級同様にベストセラーと言える戦闘艦。ドラジルク級とは違い、敵要塞や惑星に対する攻撃に特化した装備を有する。後年では一部改修を受けており、艦底側に中口径砲を1基2門と、ミサイルが増設されている。基本構造は同じだが、ドラジルク級とは違って全体的にボリューム感があり、丸みもある他、艦首先端が平らである。
また、正面火力がドラジルク級に比べて弱いが、側面への適応能力が高く、艦首を回頭せずとも応射できるのが特徴。さらに艦底格納庫においては、要塞戦や惑星攻略を考慮した、大型ミサイルを1発搭載している。単発でも基地の1つは消滅させることが容易だが、艦隊単位で使用した場合は惑星を破壊する事すら可能である。
砲撃時になると砲身が迫り出してくるタイプである。だが、他の艦艇同様に正面にしか砲撃ができない。
参考作品――
・『宇宙戦艦ヤマトV』‥‥‥戦艦Bタイプ
==航宙母艦==
艦級:ヴォロフルト級航宙母艦
艦名:
全長:510m
兵装――
火砲
・格納式大口径連装ビーム砲塔×4基8門 ‥‥‥ (前部に2基4門、中央に2基4門)
ミサイル
・VLS×12セル ‥‥‥ (艦橋前に12セル)
近接火器
・格納式四連装機銃砲塔×8基32門
・格納式連装機銃砲塔×8基16門
・格納式単装機銃砲塔×12基12門
搭載――
・80機
機関――
・主機×3基
詳細――
ボラー連邦軍の空母で、近年にミサイルの増設が行われた。厳密には大型戦闘空母とも言える。艦設計思想は同じだが、本艦の形状は戦艦艦級とは大きく異なる。楕円に近い戦艦群とは違い、平たい長方体に近い艦体の下部に半円柱形状のパーツを取り付けたような外見をしている。また背の高い艦橋を後部に建てている。
滑走路は、艦内部に設けられており、艦首に横に広いインテーク状の発進口が存在する。これは空母も艦隊戦の予備戦力として想定しているが故のものだとされる。同時に滑走路が露出していない分被弾に強く、発艦中における艦載の誘爆の危険性がない。
参考作品――
・『宇宙戦艦ヤマトV』‥‥‥ボラー大型空母
艦級:グム・ヴォルト級戦闘母艦
艦名:
全長:357m
兵装――
火砲
・格納式ボラー砲×2門 ‥‥‥ (艦橋前に2門)
・格納式大口径連装カノン砲塔×3基6門 ‥‥‥ (中央に2基4門、艦首下部に1基2門)
近接火器
・格納式連装機銃砲塔×6基12門
・格納式単装機銃砲塔×12基12門
搭載――
・40機
機関――
・主機×2基
詳細――
ボラー連邦の主力戦闘空母で、近年では砲塔を1基増設している。半円型のパーツを2つ繋げたような艦影で、後部に艦橋を備えている。
戦艦並みの攻撃力を有した艦艇で、艦隊戦における戦力にも成り得る。
ヴォロフルト級同様に滑走路は艦内部にあり、露出していない。艦載機数も40機とそこそこの戦力を有している事から、強行偵察艦として運用されることもある。
塗装は旗艦型の赤い塗装をしたものと、通常型の青い塗装をしたものとかがある。
参考作品―
・『宇宙戦艦ヤマトV』‥‥‥ボラー戦闘空母
艦級:バルドラム級戦闘母艦
艦名:〈ゴンドロール〉
全長:460m
兵装――
火砲
・格納式ボラー砲×2門 ‥‥‥ (艦橋前に2門)
・格納式大口径連装ビーム砲塔×6基12門 ‥‥‥ (前部に3基、艦底に3基6門)
魚雷
・大型対艦魚雷発射管×4門 ‥‥‥ (艦首に4門)
近接火器
・格納式四連装機銃砲塔×6基24門
・格納式連装機銃砲塔×6基12門
・格納式単装機銃砲塔×10基10門
搭載――
・60機
機関――
・主機×2基
詳細――
ヴォロフルト級に次ぐ空母で、航空戦力を担う主力艦。半円に近い形状をしているため、深海魚の様な印象を受ける。後部艦体に艦橋、下部に大きなコブ状のパーツ、両舷上下にヒレの様なパーツ。運動性に優れていると思われており、急速な回頭運動を容易に行える等小回りが利きやすい。
また前線に出ても戦闘に耐えきれるように、装甲も厚めに覆われているため、空母とは思えぬ耐久制度を有しているのも特徴。この点、デザリアム帝国の思想に近いものがある。また通信機能が高く、艦隊旗艦としても優れているために、しばしば旗艦に使われることもある。
過去においても、本国艦隊の総旗艦として使用された例がある。その際に乗艦したのがバルコム大将であり、〈ヤマト〉に攻撃を仕掛けた経緯もある。優秀な指揮能力はボラー連邦軍でも折り紙付きで、今現在も当艦艇を旗艦に選ぶ将校も少なくない。
参考作品――
・『宇宙戦艦ヤマトV』‥‥‥バルコム艦
==巡洋艦==
艦級:モルガ級ミサイル巡洋艦
艦名:
全長:285m
兵装――
火砲
・格納式中口径連装ビーム砲塔×2基4門 ‥‥‥ (前部に2基6門)
・格納式小口径連装カノン砲塔×3基6門 ‥‥‥ (両舷に2基4門、前部艦底に1基2門)
ミサイル
・VLS×24セル ‥‥‥ (中央甲板に24セル)
近接火器
・格納式連装機銃砲塔×5基10門
・格納式単装機銃砲塔×8基8門
機関――
・主機×1基
・補助×2基
詳細――
ボラー連邦の主力巡洋艦。葉巻型艦体であり、前部から中央部に武装を集中配備、後部に艦橋と機関部を配置するなど、基本設計に準じている。曲線と直線を併用したため、戦艦に比べて丸みとスマートさが強調されている。こちらはミサイル兵装を強化したものとなる。
艦級:ノロゾフ級打撃巡洋艦
艦名:
全長:285m
兵装――
火砲
・格納式ボラー砲×1門 ‥‥‥ (艦首に1門)
・格納式中口径連装陽電子ビーム砲塔×4基8門 ‥‥‥ (前部に3基6門、艦底に1基2門)
・格納式小口径連装陽電子カノン砲塔×4基8門 ‥‥‥ (両舷に4基8門)
近接火器
・格納式連装機銃砲塔×5基10門
・格納式単装機銃砲塔×8基8門
機関――
・主機×1基
・補助×2基
詳細――
ボラー連邦の主力巡洋艦。モルガ級のバリエーションタイプで、葉巻型の艦体をしている。違うのは、ビーム砲による対艦兵装を重視しているところである。
==駆逐艦==
艦級:スター級駆逐艦
艦名:
全長:210m
兵装――
火砲
・格納式中口径連装陽電子ビーム砲塔×1角 (艦首上部に1基2門)
・格納式小口径連装陽電子カノン砲塔×1基 (前部に1基2門)
ミサイル
・八連装VLS×2基 (艦中央部に2基16門)
爆雷
・爆雷発射口×8門
近接火器
・格納式連装機銃砲塔×4基8門
・格納式単装機銃砲塔×7基7門
機関――
・主機×2機
詳細――
ボラー連邦の主力駆逐艦。八角形型の葉巻型艦体で、艦前部から中部が兵装ブロック、後部が艦橋と機関ブロックになる。
対艦ミサイルに重点を置いた艦艇で、スペースロックによる飽和攻撃は強力である。〈ヤマト〉も交戦したことのある艦艇で、ミサイル攻撃によって苦戦させた。
参考作品――
『宇宙戦艦ヤマトV』‥‥‥デストロイヤー艦(ボラー連邦)
==特殊艦==
艦級:アゴリウス級砲艦
全長:420m
兵装――
火砲
・ブラックホール砲×1門
・格納式大口径連装カノン砲塔×1基2門 ‥‥‥ (中央甲板に1基2門)
・格納式中口径連装カノン砲塔×2基4門 ‥‥‥ (両舷に1基2門づつ)
近接火器
・格納式連装機銃砲塔×6基12門
・格納式単装機銃砲塔×8基8門
機関――
・主機×1基
・補助×5機
詳細――
ボラー連邦が開発した、新型戦闘艦。従来、ゼスパーゼ級要塞に搭載していたブラックホール砲の小型化を目指し、辛うじて艦船に搭載することが出来た。とはいえ、ややお粗末な仕上がりと言えるもので、既存のゴラジルク級戦艦の前部を、大胆にもブラックホール砲の砲身そのものとしたからである。
戦艦譲りの装甲に守られているとはいえ、砲身は露出し、被弾した場合の損傷も甚だ大きなものとなるだろう事は、想像するのに難しくはない。
要のブラックホールは、旧来よりも指向性や範囲の絞りこみが可能となった。が、その反面、稼働時間は従来の3分よりも短い、2分前後に留まっている。
==艦載機==
機種:格闘戦闘機〈ヴェア〉
全長:18m
武装――
近接火器
・大型レーザー機銃×1基 ‥‥‥ (機首に1機)
・中型レーザー機銃×4基 ‥‥‥ (主翼に4機)
詳細――
ボラー連邦の主力戦闘機。艦載機では一番小型の部類に入る。
機種:重攻撃機〈グォル〉
全長:25m
武装――
近接火器
・レーザー機銃×2基 (機首に2機)
・旋回式レーザー機銃×1基 (後部に1機)
ミサイル
・各種ミサイル×9発 (主翼下部に各3発、機体下部に3発)
詳細――
ボラーの攻撃機。大型機であり、その爆装力も高いことから、一撃による破壊力も高い。
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