ガルマン・ガミラス
――技術的解説(独自解説・独自設定・改訂有)――
1、艦艇の基本構造
戦艦、巡洋艦、駆逐艦は『葉巻型』『楕円型』に近い艦型。敵国ボラー連邦も同じ艦型構造に違いないが、こちらは曲線を主流とした、より丸みを帯びてズングリとした印象がある。
片やガルマン・ガミラス帝国は、直線を主流に曲線も折り混ぜたスマートさが印象的であるため、同じ楕円型や葉巻型でも見た目が随分と違う。
また、戦艦、巡洋艦、駆逐艦、ゲシュ=タム砲艦は一貫して概ね同じスタイルであり、艦首と艦体の中間部下部が多少括れていたりするのも同じである。
三段空母や二連三段空母、次元潜航艦は『長方体型』である一方で、戦闘空母は艦前部が円柱2本で後部が正方体といった、変わった艦型をしている。
艦橋の配置は、艦中央部よりやや後方にあるのが定番である。しかし戦艦、空母、戦闘空母、次元潜航艦は最後部に配置され、艦前部に武装または飛行甲板を配置している。
2、武装の特徴
・回転速射砲塔
ガトランティス帝国の、マウントボール型の回転速射砲塔が半分主流となっており、その優れた速射能力と広い射界が、開発部で信用された。
ただし貫通力は通常の無砲身砲塔よりもやや劣ってしまうが、エネルギー調整で同等のレベルにも出来る。が、その場合では各ビーム砲の負担減少の意味がなくなる。
・バレルカノン砲塔
一方でバレル式砲塔(カノン砲)も採用している。無砲身砲塔よりも威力と射程、貫通力が向上したものだが、連射性能は高くない。
・固定砲塔
また別物として、無砲身砲塔の改良型である固定式砲塔がある。砲身が無く、また射角が非常に狭いことが難点であるが、一撃辺りのビーム出力はカノン砲をも上回る。
・デスラー砲(ゲシュ=ダール・バム)
決戦兵器として、デスラー砲―――波動砲を保有しているが、生産数は多くなく、状況によって投入する方法を採用してる。
強制冷却システム等により連射性が上がったが、その代償として拡散性や拡大性には優れてはない。あくまで量産性を重視した結果とされている。
・反射衛星砲
反射衛星砲は、ガミラス時代からの拠点防御兵器であり、その改良型が、ガルマン軍で開発された。威力は波動砲に遠く及ばないが、戦艦主砲の3倍の威力を誇る。射程距離も長く、艦砲は最大で8000qに留まるが、親反射衛星砲は地上設置型でエネルギー供給が万全であるという事もあり、実に4万q以上を誇った。
これは、波動砲を遙かに凌駕する射程距離であり、脅威と言うに十分なものであった。
改良版は、エネルギー供給機の役割を持つ管制司令センターと、無数の中継器や発射装置をエネルギーバイパスで繋げたことにある。これによって、大元である管制司令センターを叩かない限りは、幾ら発射装置や中継器を破壊しても意味がない。命中させるための要―――反射板は、衛星版と航空機に搭載したタイプを併用して、常に目標を追い回す。
・高圧直撃砲
高圧直撃砲は、駆逐艦から巡洋艦に装備された高威力兵器である。艦首に格納され、使用時にせり出してくる。
威力は戦艦を2〜3隻纏めて沈める威力があるが、射程と充填時間に難があり、使い易さの点においてはボラー連邦のボラー砲に遅れを取る。
3、他の技術
・瞬間物質移送機
ガミラス時代からの技術である。ワープ機能を持たない小型艇や航空機、あるいは機雷を、指定宙域にワープさせることが出来る秘匿技術。
後に、目標に照射するタイプと、埋め込みタイプがある。新タイプの埋め込み式とは、飛行甲板の内部に埋め込んだものの事で、この上を航空機が通る事でワープさせる。
しかし、1基づつの照射では各個撃破される可能性もあるため、近年では昔ながらの照射型が主流となりつつもある。
・異次元空間航行技術
秘匿中の秘匿技術が、異次元空間航行だ。ガミラス時代から既に確立されていたが、それも末期の事であり、量産体制には到底入れなかった。
ガルマン時代に入ってから、ようやく量産体制が整い、次元潜航艦隊の成立を実現させた。この異次元空間航行技術は、艦周囲に次元断層を故意に作り出して、そこに潜り込むものだ。
しかし、異次元空間の特質である、エネルギー放出現象がある手前、ゲシュ=タム機関は使えず、プールした分のエネルギーに頼るしかない。
―――艦艇紹介―――
※ 『GU』 = G・G = ガルマン・ガミラスの意
==戦艦==
艦級:ガルマリア級一等航宙戦艦(地球識別:ガルマン軍『GU型超弩級戦艦Aタイプ』)
艦名:〈ガルマリア〉〈ヒステンブルク〉〈ガイマール〉〈シュパードラ〉
全長:730m
兵装――
火砲
・49p四連装陽電子カノン砲塔×7基28門 ‥‥‥ (前部に3基12門、後部に2基8門、艦底に2基8門)
・33p三連装陽電子ビーム砲塔×6基18門 ‥‥‥ (艦橋前後に2基6門、後部甲板左右に2基6門、後部艦底左右に2基6門)
・中口径速射輪胴砲塔×6基 ‥‥‥ (前部両舷に2基、左右インテーク部の上下に4基)
魚雷
・四連装魚雷発射管×4基16門 ‥‥‥ (艦首に2基8門、艦尾に2基8門)
ミサイル
・VLS×24セル ‥‥‥ (後部甲板に12セル、艦底に12セル)
近接火器
・対空速射輪胴砲塔×10基
・四連装対宙機銃砲塔×10基40門
・連装対宙機銃砲塔×14基28門
機関――
・ゲシュ=タム機関×2基
・補助機関×6基
詳細――
ガルマン・ガミラス帝国で、2番目に巨大な戦闘艦。主に艦隊旗艦として建造されている。設計元は、旧ガミラス帝国に存在したゼルグート級一等航宙戦闘艦である。その為、艦型もゼルグート級とそのものと言って良く、艦体の断面から見ると六角形に近い、葉巻型の艦体である。艦橋の配置や武装配置も概ね同じ。よって、先祖返りしたと言っても過言ではない。
とはいえ、そのまま先祖返りした訳ではなく、無砲身砲塔からバレル式のカノン砲塔に切り替わっている。その他、回転式速射砲も追加装備した事で、射界を広くとっている。実弾兵器による攻撃も充実している。
装甲もガミラス軍艦艇中では比類なき厚さを誇る。艦載砲レベルの陽電子砲を弾き返す事が可能であり、零距離射撃でもバイタルパートを貫く事は不可能である。
ただし、その巨体故に機動性は落ちているのは、ゼルグート級譲りと言え、悪い意味でその遺伝子を受け継いでいると見える。
だが、それを差し引いても本級が最大の戦闘艦である事は変わりはない。
参考作品――
・『宇宙戦艦ヤマト2199』‥‥‥ゼルグート級一等航宙戦闘艦
艦級:ガルドローマ級二等航宙戦艦(地球識別:『GU型大型戦闘艦Aタイプ』)
艦名:〈シューバッツ〉
全長:500m
兵装――
火砲
・固定式49p連装陽電子ビーム砲×1基2門 ‥‥‥ (中央に1基2門)
・33p三連装陽電子ビームカノン砲塔×4基12門 ‥‥‥ (前部に1基3門、艦橋前に2基6門、艦底に1基3門)
・中口径速射輪胴砲塔×6基 ‥‥‥ (中央両舷に2基、左右インテークの甲板と艦底に4基)
魚雷
・五連装魚雷発射管×2基10門 ‥‥‥ (艦首に2基10門)
ミサイル
・VLS×12セル ‥‥‥ (中央甲板に12セル)
近接火器
・対空速射輪胴砲塔×8基
・四連装対宙機銃砲塔×8基32門
・連装対宙機銃砲塔×10基20門
機関――
・ゲシュ=タム機関×1基
・補助機関×2基
詳細――
ガルマン・ガミラス帝国が、近年新たに配備した戦闘艦ガルマータ級の発展型。艦隊指揮能力を持たせた大型戦闘艦で基本設計は変わらない。
速射輪胴砲塔を主体にしていたガルマータ級と違い、ガルドローマ級はビームカノン砲塔に換装して打撃と貫通力の向上を行っている。また、艦首正面に存在していたブーメランカッターを廃止した代わりに、艦首の重装甲化を行う事によって正面砲撃戦における耐久度の向上を図った。
ガルマリア級並とは言い難いが、それでも並の通常砲撃では艦首装甲を穿つことは難しく、大抵の砲撃戦であればガルドローマ級に利がある。
参考作品――
・『宇宙戦艦ヤマトV』‥‥‥ガルマン・ガミラス大型戦闘艦
艦級:ガルマータ級二等航宙戦艦(地球識別:『GU型大型戦闘艦Bタイプ』)
艦名:〈〉
全長:492m
兵装――
火砲
・ブーメランカッター×2基 ‥‥‥ (艦首に2基)
・固定式49p連装陽電子ビーム砲×1基2門 ‥‥‥ (中央甲板に1基2門)
・固定式33p連装陽電子ビーム砲×2基4門 ‥‥‥ (中央両舷に2基4門)
・大口径速射輪胴砲塔×6基 ‥‥‥ (前部甲板に1基、中央甲板に1基、艦橋前に2基、前部艦底に1基、後部艦底に1基)
・中口径速射輪胴砲塔×4基 ‥‥‥ (左右インテークの上下に4基)
魚雷
・三連装魚雷発射管×2基6門 ‥‥‥ (艦首に2基6門)
近接火器
・対空速射輪胴砲塔×6基
・四連装対宙機銃砲塔×6基24門
・連装対宙機銃砲塔×8基16門
機関――
・ゲシュ=タム機関×2基
詳細――
ガルマン・ガミラス帝国が、建国された時から新規戦力として建造され、現在も改良されながら配備されている大型戦闘艦。
設計思想は、ゼルグート級の重装甲・重火力を引き継いでおり、その姿は、何処となくゼルグート級を彷彿させる。艦体断面が六角形に近き、ロケット型をしており、後部両舷には巨大なインテークが一対ある。艦橋が艦尾に建てられている。言い換えれば、“ゼルグート級の後部を切り取ったもの”と表現する事も出来よう。
その為か、武装の殆どが艦前部から中央にかけて集中する形となっている。だがこれは、かの装甲突入型として建造されたゼルグート級の思想を持っており、ガルマータ級は、その重装甲と重火力を活かした突撃戦術を目的として設計された戦闘艦である。
また特徴的なものが、艦首に存在する一対の突撃用ブーメランカッターだ。
ガルマータ級は、遠〜中距離で固定式砲塔による砲撃を行いつつ、中〜近距離では速射輪胴砲塔の砲撃を交えながら突入し、重装甲を盾にビームの乱打で蹴散らす。
参考作品――
・『宇宙戦艦ヤマトV』‥‥‥ガルマン・ガミラス大型戦闘艦
==空母==
艦級:グラー・ゼッペリン級連装多層式航宙母艦(地球識別:『GU型二連三段空母』)
艦名:
全長:480m
兵装――
火砲
・中口径速射輪胴砲塔×4基 ‥‥‥ (双胴型艦体の各両舷に2基づつ)
近接火器
・対空速射輪胴砲塔×8基 ‥‥‥ (後部艦橋の左右に2基、双胴型艦体の各艦底に2基づつ)
・四連装対宙機銃砲塔×10基40門
・連装対宙機銃砲塔×14基24門
その他
・瞬間物質移送器(照射型)×2基 ‥‥‥ (艦左右に1基づつ)
搭載――
・120機
機関――
・ゲシュ=タム機関×4基
詳細――
ガルマン・ガミラス帝国が誇る最大級の大型航宙母艦。ゼッペリン級航宙母艦2隻を並列に繋ぎ合わせたという単純な発想から建造された。なお、艦橋位置は、連結された双胴型艦体の後部を連結固定している部分の中間部に存在している。
グラーフ・ツェッペリン級は、2隻分を合わせた事と、艦内をフルオートメーション化した事により、発艦と着艦の時間を大幅に削減する事に成功したばかりか、弾薬の補給から燃料補給も迅速に行えるようにしている。これも、再出撃までの時間短縮の要であるが、パイロットの疲労までは改善できないのがネックである。
当然のことながら、搭載機は多く、防御も戦艦並みを誇るが、機動性が大きく削がれてしまっているのが難点。
対艦戦闘能力は、必要最低限であり、あくまで自己防衛が主体である。
瞬間物質移送器に改良が加えられ、埋め込み式から照射型へと変更されているのも特徴である。
参考作品――
・『宇宙戦艦ヤマトV』‥‥‥二連三段空母
艦級:ゼッペリン級多層式航宙母艦(地球識別:『GU型三段空母』)
艦名:
全長:480m
兵装――
火砲
・28cm速射輪胴砲塔×2基 ‥‥‥ (両舷に2基)
・中口径速射輪胴砲塔×4基 ‥‥‥ (後部甲板の左右に2基、艦底に2基)
近接火器
・対空速射輪胴砲塔×6基
・四連装対宙機銃砲塔×8基32門
・連装対宙機銃砲塔×8基16門
搭載――
・60機
機関――
・ゲシュ=タム機関×2基
詳細――
旧ガミラス帝国が保有していた、ガイペロン級多層式航宙母艦の改良発展型の主力航宙母艦。ガイペロン級譲りの長方体型の艦体で、艦の3分の2が飛行甲板で締められている。3枚の飛行甲板が、艦体から大きく前へ突き出す様な形になっている。艦橋は、最後部に右寄りに設置されている。
ガイペロン級と比べると、飛行甲板数が1枚減っており、全部で3枚になった他、搭載能力は、60機とさほど増えている訳ではない。
艦載機数が大して増えていない原因は、ガイペロン級の欠点である防御面を重視した結果である。発進口と艦内部(格納庫)を隔離するための防護シャッターを備えた。結果として、真正面から攻撃を受けた場合における、艦載機隊の被弾や弾薬コンテナへの直接被弾を避けられるようになっている。
発艦時は、一度に多数の機が発艦出来るが、着艦する時は後部飛行甲板に着艦するものとなっている。
参考作品――
・『宇宙戦艦ヤマトV』‥‥‥ガルマン三段空母
艦級:ハイデルムス級航宙戦闘母艦(地球識別:『GU型戦闘空母』)
艦名:
全長:410m
兵装――
火砲
・33p三連装陽電子カノン砲塔×3基9門 ‥‥‥ (艦橋前に2基6門、艦橋後に1基3門)
・28p三連装陽電子ビーム砲塔×4基12門 ‥‥‥ (艦底に2基6門)
・中口径速射輪胴砲塔×4基 ‥‥‥ (後部両舷に2基、艦底ビーム砲塔の前に2基)
魚雷
・三連装魚雷発射管×2基6門 ‥‥‥ (艦首に2基6門)
近接火器
・対空速射輪胴砲塔×6基
・四連装対宙機銃砲塔×4基16門
・連装対宙機銃砲塔×6基12門
艦載機――
・40機
機関――
・ゲシュ=タム機関×2基
詳細――
旧ガミラス帝国のゲルバデス級戦闘航宙母艦の改良型である。その為、外見はゲルバデス級そのものと言って良いが、量産に向けて簡素化されている部分もあることから、ややのっぺりとした印象を与える。基本設計は、ゲルバデス級と変わらず、艦体の前部から中央に掛けては飛行甲板区画で、後部は艦橋や主武装または機関部が集中した区画だ。
簡素化されたのは、本級独特の機構だった反転機構による飛行甲板と砲戦甲板の切り替えである。艦首方向を軸にして、飛行甲板を表裏ひっくり返すというギミックを完全撤廃し、完全な飛行甲板としたことで艦載機搭載規模の向上化を図った。また、艦底側の砲戦甲板は、反転機構を撤廃したが、砲塔群は露出したままで固定としている。
次に簡素化したのは、艦尾の第3主砲格納機構である。従来は砲塔を格納し、尚且つ艦橋・砲塔ブロック下部の格納シャッターを開放する事で、艦尾から艦首までの全通甲板化を成していたが、第3砲塔の削減と機構撤廃によって、シャッター開閉のみで全通甲板を可能としている。
参考作品――
・『ヤマト2199』‥‥‥ゲルバデス級戦闘航宙母艦(艦型はこちらを踏襲)
==巡洋戦艦==
艦級:ガルメリア級二等航宙巡洋戦艦(地球識別:『GU型巡洋戦艦』)
艦名:〈ハーヴェン〉
全長:295m
兵装――
火砲
・固定式49p連装陽電子ビーム砲×1基 ‥‥‥ (前部に1基2門)
・33p三連装陽電子ビームカノン砲塔×4基 ‥‥‥ (前部に2基、後部に2基、計12門)
・中口径速射輪胴砲塔×4基 ‥‥‥ (艦橋前に1基、後部に1基、艦底に2基)
魚雷
・四連装魚雷発射管×2基8門 ‥‥‥ (艦首に2基8門)
・三連装魚雷発射管×2基6門 ‥‥‥ (艦尾に2基6門)
ミサイル
・VLS×12セル ‥‥‥ (前部甲板に6セル、後部甲板に6セル)
近接火器
・対空速射輪胴砲塔×3基
・四連装対宙機銃砲塔×2基8門
・連装対宙機銃砲塔×4基8門
機関――
・ゲシュ=タム機関×1基
詳細――
バーガー級の拡大発展型で、ガルドローマ級と並び比較的就役年数は若い。バーガー級を一回り大型化させたような外見を持ち、旧ガミラス帝国における、メルトリア級巡洋戦艦に並ぶ存在である。
遠目では差異が分かりづらいが、特に異なるのは、艦首先端が開口部型だったバーガー級と違い、ロケットの様なノズルコーン型である。また高い打撃力を誇った高圧直撃砲は未装備となっており、これは使用する際のエネルギーチャージが必要とする点から、思い切って廃止した。
代わりに、正面攻撃力の向上として巡洋戦艦としては破格の49p固定ビーム砲を備えている上に、砲塔数も4基12門とかなり増えている。
艦隊旗艦として用いられることも多い艦種である。
参考作品――
・なし
==巡洋艦==
艦級:バーガー級二等航宙巡洋艦(地球識別:『GU型巡洋艦』)
艦名:〈〉
全長:252m
兵装――
火砲
・高圧直撃砲(格納式)×1基1門 ‥‥‥ (艦首に1門)
・33p三連装陽電子ビームカノン砲塔×3基9門 ‥‥‥ (艦橋前に2基6門、艦橋後に1基3門)
・固定式33p連装陽電子ビーム砲×1基2門 ‥‥‥ (艦首に1基2門)
・中口径速射輪胴砲塔×1基 ‥‥‥ (カノン砲塔前に1門)
魚雷
・四連装魚雷発射管×2基8門 ‥‥‥ (艦首に2基8門)
ミサイル
・VLS×8セル ‥‥‥ (前部甲板に8セル)
近接火器
・対空速射輪胴砲塔×2基
・四連装対宙機銃砲塔×2基8門
・連装対宙機銃砲塔×4基20門
機関――
・ゲシュ=タム機関×1基
詳細――
ガルマン帝国建国前から生産されている主力巡洋艦で、六角形の葉巻型艦体に、艦首下部の括れなど戦艦や駆逐艦と共通である。
旧ガミラス帝国でいうデストリヤ級重巡の役割を持ち、その武装の豊富さは打撃力を物語る。機動性もある事から、攻防バランスに定評がある。
また艦隊旗艦の機能もあり、司令部も広めに作られている。臨時駐屯基地の司令部としても活用できるなど、幅広い用途が可能である。
ただし、近年ではガルメリア級に戦隊旗艦などを任せる事が多くなっており、本艦が旗艦としての役目は少なくなってきてはいる。ただし、あくまでも旗艦としての役割に限った話で合って、主戦力であることに相違は無い。
参考作品――
・『宇宙戦艦ヤマトV』‥‥‥ガルマン中型戦闘艦
==駆逐艦==
艦級:カリステア級二等航宙駆逐艦(地球識別:『GU型駆逐艦』)
艦名:
全長:195m
兵装――
火砲
・格納式高圧直撃砲×1基1門 ‥‥‥ (艦首に1門)
・固定式28p連装陽電子ビーム砲×1基2門 ‥‥‥ (艦橋前に1基2門)
・中口径速射輪胴砲塔×4基 ‥‥‥ (前部に2基、後部に1基、艦底に1基)
魚雷
・三連装魚雷発射管×2基6門 ‥‥‥ (艦首に1基6門)
・三連装速射魚雷×1基3門 ‥‥‥ (艦橋前に1基3門)
ミサイル
・VLS×9セル ‥‥‥ (艦橋後に9セル)
近接火器
・対空速射輪胴砲塔×4基
・連装対宙機銃砲塔×6基12門
機関――
・ゲシュ=タム機関×1基
詳細――
ガルマン帝国の主力駆逐艦であり、もっとも生産建造数が多い艦種。武装も駆逐艦ながら豊富であることから、様々な任務に対応可能なオールラウンダーな性能を持つ、ワークホース的存在となっている。最初に地球と接敵したのもこの艦である事で有名である。
艦体の断面が台形に近いような葉巻型艦体で、艦首下部は括れ、艦底部の膨らみ具合など、後の巡洋艦、戦艦の基礎的な構造となっている。
単艦での行動も十分に対応できるレベルを有しており、地球軍との初交戦でそれが実証された。もっとも、相手が艦載機だったばかりに撃沈されてしまった。
参考作品――
・『宇宙戦艦ヤマトV』‥‥‥ガルマン駆逐艦
==特殊艦==
艦級:ゲシュ=ダール・バム搭載艦(地球識別:『GU型波動砲艦』)
艦名:
全長:234m
兵装――
火砲
・ゲシュ=ダール・バム(収束型)×1基1門 ‥‥‥ (艦首に1門)
・中口径速射輪胴砲塔×4基 ‥‥‥ (前部に1基、艦橋前に1基、左右バルジ状に1基づつ)
近接火器
・対空速射輪胴砲塔×3基
・四連装対宙機銃砲塔×4基16門
・連装対宙機銃砲塔×4基8門
機関――
・ゲシュ=タム機関×1基
詳細――
決戦兵器ゲシュ=ダール・バム砲(デスラー砲)を運搬する為の専用艦艇。強制冷却装置の搭載により、速射性を高めているのが特徴。
結果として、威力はオリジナルよりやや劣り、拡散性や拡大性は殆どない。威力は申し分ないが、当艦艇はデスラー砲以外に強力な兵装はない。
そのため、単艦の戦闘運用法は禁止されており、単艦の場合は必ず護衛艦が必須となる。
参考作品――
・『宇宙戦艦ヤマトV』‥‥‥デスラー砲艦
艦級:ウルフ級次元潜航艦(地球識別:『GU型次元潜航艦』)
艦名:
全長:192m
兵装――
魚雷
・三連装亜空間魚雷発射管×2基6門 ‥‥‥ (艦首に2基6門)
ミサイル
・亜空間VLS×12セル ‥‥‥ (前部甲板に12セル)
火砲
・13.3p連装速射砲塔×1基 ‥‥‥ (艦後部に1基2門)
機関――
・ゲシュ=タム機関×2基
・ゲシュ=ヴァール機関×2基
詳細――
ガルマン帝国が誇る随一の秘匿兵器。長方体型の艦体で、艦最後部にセイルが建っているだけという、かなりシンプルな構造をしている。
亜空間断層を自ら作り出し、異次元の中へと身を潜める事が可能な、宇宙の潜水艦とも言える戦闘艦である。しかし、異次元空間内部はエネルギーを吸収すると言う特異性質があるため、ゲシュ=タム機関からゲシュ=ヴァール機関に切り替えなければならない。
そのゲシュ=ヴァール機関も無期限に稼働できるものではなく、あくまでゲシュ=タム機関により充電した分のエネルギーを使用するに他ならないが、それでも潜航時間はかなりのもので、3日〜4日は潜航状態を続けることが出来る。
攻撃する際は潜望鏡(索敵プローブ)を通常空間へ上げる必要がある。ただし必ずしもこれが必要とは限らず、亜空間ソナーを使用すれば敵の位置を補足して攻撃する事も可能。
参考作品――
・『宇宙戦艦ヤマトV』‥‥‥次元潜航艇
==戦闘機==
機種:双胴戦闘機〈ツェルステラーU〉(地球識別:『GU型双胴戦闘機』)
全長:18m
全幅:29m
兵装――
近接火器
・13o対宙機銃砲塔×4基 ‥‥‥ (中央の左右に4基)
・47o対宙機関砲×2基 ‥‥‥ (左右の機首に2基)
詳細――
ガルマン軍の2代目になる主力艦上戦闘機で、前〈ツェルステラー〉の改良型である。中央は、コクピットのある機体と、左右は武装ポッドを取り付けた機体2つという構造になっている。前回は3人乗りだったが、今回は1人で乗りこなせる。重武装に次いで機動性も向上しているが、地球軍のコスモパルサーに比べるとどうしても劣ってしまう。
大気圏内も運用可能であるものの、大気圏内では機動性が落ちてしまうのが難点であるため、あくまで宇宙空間前提である。
==攻撃機==
機種:重爆撃機〈メランカU〉(地球識別:『GU型爆撃機』)
全長:21m
全幅:31m
兵装――
ミサイル
・大型対艦/対地ミサイル×2発 ‥‥‥ (主翼下部に2発)
・大型対艦/対地ミサイル×8発 ‥‥‥ (主翼下部に8発)
・小型ミサイルランチャー×4門 ‥‥‥ (機首に4門)
詳細――
ガルマン軍の2代目になる主力爆撃機で、全翼機型の機体である。その幅広い翼を活用した、ミサイルの搭載数は随一であり、破壊力はコスモパルサーにも劣らない。
無論大気圏内の運用も可能であり、敵地上軍の頭上に爆弾を振りまくことも可能である。
機種:雷撃機〈ドルシーラU〉(地球識別:『GU型雷撃機』)
全長:19m(魚雷装着時:23m)
全幅:16m
兵装――
魚雷
・空間魚雷×1発 ‥‥‥ (機体下部に1発)
近接火器
・12.7o四連装対宙機銃砲塔×1機 ‥‥‥ (後部に1機)
・12.7o連装対宙機銃砲塔×1機 ‥‥‥ (後部下方に1機)
詳細――
ガルマン軍の2代目になる主力雷撃機。どっしりとした機体に、1対の逆ガルウィングを備えている。
機動性は一番低い機体だが、備えている空間魚雷の破壊力は、メランカUに並ぶ。大気圏運用も可能である。
==偵察機==
機種:偵察機〈スマルヒU〉(地球識別:『GU型偵察機』)
全長:16m
全幅:22m
詳細――
ガルマン軍の主力偵察機。全翼型のステルス機で、よりシャープな姿をしている。武装は殆どなく、加速力と運動性能を極度に高めている。
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