Muv-Luv ノイマンのおとぎばなし プロローグ | ||||||
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作者: 鈴木ダイキチ 2013/02/04(月) 19:26公開 ID:FU319g3QdTw | ||||||
Muv-Luv ノイマンのおとぎばなし プロローグ 『え?それじゃここは“いつ”なんだよオイ!?』 「う〜〜み〜〜は〜〜広い〜な〜大きい〜な〜〜〜〜〜♪」 「現実逃避の最中に申し訳ありませんが、何やら艦船が接近しつつあるようですが?」 自分の身に降りかかった災難から現実逃避をしている最中に言わんでもいいのに余計な事を言う奴がいる。 従って私は当然の権利(?)として無責任な返答を返す事にした。 「あ〜〜そう、良かったじゃないか〜〜ここが何処にせよとりあえず人間はいるって事だよね〜?」 「そうですね、そして当然その『人間』と交渉するのはあなたの役割ですよ、相馬課長?」 「あ〜〜そうだろうね〜〜〜、何せこっちの『人間』は私一人だもんね〜〜〜〜〜」 「当然です、我々にはそのような『権限』は与えられておりませんので」 権限さえあれば目の前にいる無能なホモ・サピエンスを差し置いて自分が交渉するのだが…とでも言いたげな口調で彼女、R・ジェニファーはそう語る。 「…他のみんなは問題ないのかね?」 「ありません、現状の問題点は相手の艦船との通信が上手く行っていない事とあなたのやる気のなさだけです」 「そりゃ良かった、世はなべてこともなしか…」 「大ありです、事もあろうにいきなりテロ事件に遭遇し、気がつけばあらゆる通信が不通になり、更にはここが何処なのか分からない状況でしかも唯一の責任者がよりにもよって相馬課長とは…」 「もし私が原因であの世に行ったら機械の神様に苦情を上申すればいいだろう?」 「もちろんそのつもりでいます」 …そうですか。 |
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