第2話 物語のはじまり


西暦1958年、火星に送った探査衛星が火星で生物を発見するが、画像送信の直後に通信不能となる。

西暦1959年、国連は特務調査機関ディグニファイド12招集。
火星表面の巨大建造物発見により火星生命体が知的生命体であると判断され、コミュニケイト方法を模索しはじめる。

西暦1966年、国連はオルタネイティヴ計画スタートさせる。
ディグニファイド12が発展的にオルタネイティヴ計画へ移行。

西暦1967年、サクロボスコ事件発生。
月面基地プラトー1チームがサクロボスコクレーターを調査中に、火星生物を発見し直後に消息を絶つ。

第一次月面戦争が勃発。火星由来生物との戦争状態に陥る。
火星由来生物がBETAと名称が決まる。

西暦1968年、国連はオルタネイティヴ計画を第二段階へ移行。
BETAの捕獲、生態研究を主目的とした。

オルタネイティヴ3予備計画招集。
ESPによってというソ連案が採択されソビエト科学アカデミーの研究に国連予算の提供が開始される。

西暦1970年、機械化歩兵装甲ハーディマンの実戦部隊を前線配備。人類初の兵器を運用する。

西暦1973年4月19日、中国領カシュガルにBETAの着陸ユニットが落下。
中国とBETAの戦闘が始まる。
オリジナルハイヴの建設を開始。

中国は優位な戦況により国連軍の派遣を拒否するが直後に光線属種の出現。
BETAの物量に抗しきれず、中ソ連合軍側は撤退を重ね戦術核を用いた焦土作戦で対抗するも敗退を重ねる。

月面、第一次月面戦争終結。

国連、オルタネイティヴ3発動。

西暦1974年7月6日、カナダ領アサバスカにBETAユニット落着。
着陸とほぼ同時に戦略核集中運用で殲滅。

人類初の戦術機配備開始。

同年10月、イラン領マシュハドハイヴ建設開始。

西暦1975年、ソ連領ウラリスクハイヴ建設開始。

西暦1976年、ソ連領ヴェリスクハイヴ、ソ連領ミンスクハイヴ建設開始。

西暦1977年、ソ連領エキバストゥズハイヴ建設開始。

西暦1978年、NATOとワルシャワ条約機構連合軍によるミンスクハイヴ攻略作戦パレオロゴス作戦発動。
2ヶ月の激戦。ヴォールク連隊がハイヴに突入しハイヴ内部情報を送るが全滅、パレオロゴス作戦失敗。

BETAパレオロゴス作戦の報復にソ連を東西に分断する。

ソ連領スルグートハイヴ建設開始。

西暦1981年、フィンランド領ロヴァニエミハイヴ建設開始。

西暦1983年、奮闘虚しくベルリンが陥落。

西暦1984年、イラク領アンバールハイヴ建設開始。
ソ連領ノギンスクハイヴ建設開始。

西暦1985年、ハンガリー領ブダペストハイヴ建設開始。

西暦1986年、フランス領リヨンハイヴ建設開始。

西暦1990年、インド領ボパールハイヴ建設開始。

西暦1992年、中国領敦煌ハイヴ建設開始。

ソ連領クラスノヤルスクハイヴ建設開始。

ボパールハイヴ攻略作戦スワラージ作戦発動。
新機軸の軌道爆雷、大気圏外からの軌道突入等投入されるが作戦失敗。

西暦1993年、中国領重慶ハイヴ建設開始。

BETA全ヨーロッパ大陸制圧。

西暦1994年、BETAインド大陸制圧。

西暦1995年、ビルマ領マンダレーハイヴ建設開始。

兵士級BETAが初めて確認される。

オルタネイティヴ4に日本案の採用を決定、オルタネイティヴ3を接収。

西暦1996年、モンゴル領ウランバートルハイヴ建設開始。

オルタネイティヴ5予備計画招集。

プロミネンス計画発動。

西暦1997年、ソ連領ブラコエスチェンスクハイヴ建設開始。

韓国領鉄原ハイヴ建設開始。

BETAアラビア半島制圧。

オルタネイティヴ5予備計画が米国案に確定。
ラグランジュ点での巨大宇宙船計画がスタートする 。
事実上オルタネイティヴ計画が並立するという異常事態に。

西暦1998年、朝鮮半島撤退支援作戦・光州作戦発動。

日本帝国領佐渡島ハイヴ建設開始。

日本帝国領横浜ハイヴ建設開始。

西暦1999年、ソ連領オリョクミンスクハイヴ建設開始。

ソ連領ハタンガハイヴ建設開始。

横浜ハイヴ攻略作戦明星作戦発動。
新機軸G弾2発が投入され、人類初のハイヴ攻略となる。
だが爆弾の影響に悩まされる結果となる。

西暦2000年、ソ連領ヴェルホヤンスクハイヴ建設開始。

ソ連領エベェンスクハイヴ建設開始。

西暦2001年人類はアジアヨーロッパインド大陸の殆どから駆逐され、
残る生存圏はイギリス領、アフリカ大陸、南北アメリカ大陸、オーストラリア大陸。
またインドネシア諸島やら各諸島、そして日本列島の東半分となっていた。

2001年現在の人類の生存数は約10億、1970年始めには約40億を超えていた。


そして今…

一人の男が気をうしなっていた。


……

(ううん…ここは?)

意識を回復しながら目を開くと… 想像してたハルゲニアの緑豊かな美しい…赤土だらけの……
(え?)

「は…?え…?…」
思わず声をだし、暫くほうけていた。

視界に入るは一面赤っぼい大地がひろがっている。
土だらけで建物、木、草等は視界に入らず、地平線の向こうまで土しか目に入らない。

山や丘という地形の起伏すらもないまったいらな大地がひろがっていた。

とにかく何もない…

(何処だ?ハルケギニアのにこんな赤土だらけあったか??
ん〜ハルケギニアでなくとも、別大陸かな…?

別大陸なら人の手が入ってる設定、原作にはあんまりなかったし、
赤土だらけ…の平野??)

原作を思い出しているが、生物すら存在しない大地だけの…というのは思い出せない。
砂漠であったならまだエルフの聖地や集落等特徴はあるだろうが…

(しょうがない、なんか目標等探すしかないか。
能力もちゃんと確かめないとな…)

髪から…禿の神様からもらったギフト、エヴァンゲリオンの使徒の能力を確認しようとする。

(シャムの飛行どうだすんだろ??やっぱ此処は仮面○イダーみたく叫ぶのかな??)

少し赤面しながら、
「シャムシエル!!」
叫ぶと、

「あへ〜〜〜〜!!」
身体がロケットスタートの様に明後日の方向へ浮かび飛び出した。
音速超えのソニックブームも発生し、
(どうやって制御すりゃいいんだ!! )

……

しばらく四苦八苦してると感覚をつかめてきたようで…
(上に飛びたいなの一心だったので最大級の力のもと飛んでたのかな?)

生身での音速突破をだしてたが、身体にうける空気抵抗に関しては自動的にATフィールドを進行方向にはってた。

「はぁ…」

一つの能力把握に四苦八苦、先が思いやられそうで…思わずため息がでる。

しばらくし、
(さて此処が何処だか調べないと……
あと宇宙航行能力もあるんだよ…ね…?)

普通は生身で大気圏外の気圧0にでると死ぬだろう。
まだ常識に捕らわれている。

(自動なのかな?そういえば高度が高くなると酸素や寒さが…だったよなぁ…?)

恐る恐る高度をあげ確かめて…
大丈夫と確認しながら、覚悟をきめる。

……

「ほ〜…ガガーリン、地球は赤かった…」

まず呼吸については自動的にしてない模様であった。
気圧に対しても大丈夫な模様…

(人間やめてんなぁ…)

宇宙に出て問題が発覚した。

地球に似てる大陸図であるが、 ハルケギニアらしいのがない。浮遊大陸がない。

しかも、ハルケギニア…ヨーロッパ部分の所が赤い状態だった。
緑がない。
良く見れば山とかの起伏がみられない状態だった。

カオルが出た箇所はフランスとイタリアあたり、つまりハルケギニアがある場所には間違いなかったが…

(地球、別世界の地球にでたか?)
しばらく考えていたが…

(とりあえずどんな世界か確かめないと始まらんわな…何かしらの文明とかさ…)

大気圏に再突入し、東の日本を目指す事を決める。

緩やかに下降するカオル…

……


(いい加減何か見つけたいなぁ……ほんと、何処の世界にほうり込んだんだ?あの禿神、アフターケア位しやがれつうの!!

ゼロ魔の世界でハーレムウハウハしたかったのに!!
歩いても歩いても赤土だらけ建造物見つからね〜し…
やっぱり大気圏外からみた赤は植物もない土の世界だったんだなぁ…

でも、土の世界? 建造物もない世界ってあったかなぁ?
何か、山もかなり削られてるし) 

多分スイスの山々があったと思えた箇所はすでに通過した。
険しい山はなかった。

「ん?」
何かをみつけひろってみる。
かなり堅い…

「コンクリか?
かなり破砕されてるみたいだけど……」

歩いてなかったら、また、たまたま色がついてなかったら見落としてた位な物であった。

(おっし、文明はあるっう事かな?か…または最悪滅んだ…
ちと心配……流石にシンジのように、誰も居ない世界でなんかやだよ…まさかねぇ……

でもこのコンクリ片見ると…いや、まさかね

まさか…まさか…まさか……


ちと、ほんと神様やだよ…… 泣けてくるよ…… あ、泣けて…やだよ… 気狂いそうだよ…
なんでこんな世界にほうり込むんだよ… まさか世界に一人??? どんな破滅的なんだよ……
ジョセフをぶん殴ろうと思ったのが悪いの?アンとウハウハしようとしたのが悪いの?
ウェールズを見殺しにしようとしたのが悪いの?
ルクシャナとウハウハしたいと思ったのが悪かったの??
なんなんだよ!! 此処はどの世界なんだよ!!)

「シャム…シエ…ル!!!!!」
泣きながら叫び、飛行しはじめる。

……

目に何が見えはじめた。

(あ、な… なんかが、誰かいるのか…? 誰か…
かなりはっきり見えてきたぞ、えっと…円筒型の……何だ……?あれ)

地上におりはじめたカオル、
そう…それがこの世界の異凝な物との遭遇であるのに、
カオルはまだ知らない。




後書き

H24年4月7日改稿

とりあえず修正したかった部分を修正しました。
かれこれ一年半以上前の拙い部分でしたね…
12月再改稿 誤字修正3回目



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