ユーチャリスの目の前に広がる光景。それは想像を遥かに超えるものだった。
砂漠一面に広がる無数のガンメン、それは彼らの心にこれから起こる戦いへの高揚感と、そして死への恐怖を落とす。
「敵の数、推定三千……」
オモイカネによって計測されたデータを見て呆然とするキヤル。
まさか、これだけのガンメンが砂漠に潜んでいるとは、誰一人予測もつかなかったのだ。
ガンメンと戦えるこちらの戦力はユーチャリスにバッタ二百機、それにブラックサレナにグレンラガンしかない。
数の面では圧倒的に不利な状況、しかもここは砂漠だ。
空を飛べるブラックサレナならともかく、地上を行くグレンラガンでは調整も済んでいない今の状態では戦力の低下は否めない。
「アキト……」
不安そうにアキトを見るキヤル。
だが、アキトはそっとキヤルの頭に手を乗せると優しく撫でる。
「大丈夫だ。この艦は俺が……いや」
カミナとシモン、そしてブジッジに集まっていた全員の顔を見渡しアキトは言葉を続ける。
「俺達の手で必ず守るっ!!」
「「「「オオオオオオオオォォォォ――!!!」」」」
アキトの声に応えるように全員の気合を入れた声がユーチャリスに響き渡る。
戦いへの恐怖は誰の心にもある。だが、目の前にある絶対的な数の差を目にしても、この場に絶望する者は誰も居なかった。
――ユーチャリス。その白き船に集った仲間(家族)。彼らの決意と結束が試されるその時は刻一刻と迫る。
「俺達人間の底力を舐めんじゃねえっ!! 獣人ども、ここがテメエらの墓標だっ!!!」
眼前のガンメンを見下ろしながらその威勢の良さで気合を入れなおすカミナ。
その言葉を合図に戦いの火蓋は切って落とされた。
紅蓮と黒い王子 第15話「私はラピス・ラズリ! 私はアキトが好き!!」
193作
戦闘開始から一時間余り、ユーチャリスを守るように前方に展開して、ガンメンを破壊していくブラックサレナとグレンラガン。
ラピスもバッタ達を使って二人の支援をしながらユーチャリスを守る。
『相転移エンジンノ出力ガ七パーセントダウン』
「敵の数が多すぎる……」
ユーチャリスのコンピュータールームにいるラピスの表情にも焦りが見えてくる。
火星の後継者との戦いでこの様な戦力差での戦闘は幾度もあった、だが、そのほとんどはこちらが攻める側で、奇襲、強襲による物がほとんどだ。
一方的に攻められ守る戦いになれていないラピスにとって、今の状況はまずい物と言えた。
目の前ではグレンラガンとブラックサレナが無数のガンメンと今も対峙している。
戦闘経過から一時間。すでにアキト達にも疲労の色が見えてきているはずだ。
「何か、手があるはず……これだけの数のガンメンがいると言う事は、これを統率している奴が何処かに居るはず……」
これだけのガンメンがいて、ピンポイントで攻撃を仕掛けてくる統率のとれた行動。
状況に対応した敵の行動力。どこかに指揮官が居て、ガンメン達の行動を統率しているのは明らかだ。
無数のガンメンで黒く染まった砂漠をラピスは目を凝らすように見詰め、どこかに居るはずの指揮官を探す。
このまま手をこまねいている訳にはいかない。オモイカネもラピスの考えを汲み取り、その策的範囲を広げていく。
「足りない……敵の進行方向から大体の位置の予測は立てられる……それでも確証がないことには」
ブラックサレナとグレンラガンは動けない。バッタ達もユーチャリスを守ることで精一杯の状況。
ラピスは思案する。現状で取りうる最善の策を。
『――ラピス』
通信機を通じてラピスに語りかけるヨーコ。
『悪いけど、話はオモイカネから聞いたわ。私なら手は空いてるし、小さいから目立たず行動できる。
あの中をぬって敵の親玉を探せるかもしれない』
「――オモイカネっ!!!」
ヨーコの思いもよらぬ危険すぎる提案に、ラピスは大声をあげる。
『乗組員ノ能力ヤ、現状デ取リウル最適ナ結果ヲ考慮シタ結果デス。ラピス、コノママデハ私達ハ負ケル』
「――っ!!」
唇を噛み締めるラピス。確かに乗員の誰かを索敵にだすのは、現状で取りうる手段の中ではもっとも有効な手なのかも知れない。
だが、あれだけのガンメンの中に送り込むのだ。むしろ危険の方が多い。
そんな博打の様な手段は取れない。死ににいけと言っている様なものだ。
それだけは……アキトが悲しむ結果だけは残したくない。
ラピスは厳しい表情でヨーコを見詰める。
『お願い、ラピス。私は、いえ私達は皆で戦うと決めた。だからこそ、あそこでアキトやカミナ、シモンが戦っている。
だから、力になりたいの! それがどれだけ危険でも……私は皆の力になりたい』
「ヨーコ……それは獣人への復讐の為?」
ヨーコにはかつて先行して無茶をした経緯がある。
ヨーコがアキトの強さに生き方に憧れていたのはラピスにも分かっていた。
だからこそ、ラピスは聞きたかった。それが仲間を殺され、その為に憎しみで動いているというなら、行かせるわけにいかない。
かつてのアキトの様な無茶を、この少女にさせることをアキトは望んでいないのだから。
『……たしかに獣人は憎いわ』
否定すると思っていたヨーコの言葉からでたそれは肯定。ラピスの表情にも僅かに驚きが浮かぶ。
『でも、それ以上に私はアキトやカミナ、シモン、キヤル、サレナ、ダヤッカ、リーロン、ユーチャリスの皆……それにラピス。
皆を大切に思っている。だから、守る為にこの力を使いたい。自分に出来る事をやらなくて後悔するのだけは嫌なの』
ヨーコの嘘偽りのない心からの叫びにラピスは先程までの険しい表情をとく。
すでに答えは出ていた。この艦がリットナーを出たあの時から、この艦に乗っている者で覚悟を決めていないものなど居ない。
それは家族の為、仲間の為、自分の為、どんな理由があったとしても、彼等は生きるという事を諦めていないのだから……
「リーロンから調整済みのジェットバイクを受け取っていって。バッタ達に使われている動力を元にカスタマイズした特注物だから、絶対に壊さないで」
『ラピス……ええ、新品同然で返してあげるわっ!』
そう言って通信を切り、走り去るヨーコ。
ラピスは僅かに口元を緩めるとオモイカネに言った。
「やっぱり、強いね。人間は……」
『……ラピス、貴方モ、ソノ人間デス』
ナデシコのクルー。アキトのかつての仲間達に抱いた嫉妬。それは研究所で実験動物と扱われていたが故に、感情を思うように表に出せなかったラピスにとっては羨むべき情景だったのかも知れない。
自分はアキトに名前と生きる意味をもらった。だから、自分はアキトの手となり、目となり、足となり、道具として生きる事を望んだ。
だけど、ルリやナデシコのクルー達は違った。
変わってしまったアキトを恐れるも、哀れむでもなく、ただ一人の大切な仲間として迎えようとその手を差し伸べていた。
アキトさえ居れば、アキトが傍にいてくれるなら何もいらない。
そんなことすら考えていた自分も、ここに来て変わってきていることに気付かされる。
鬱陶しいほどに構ってくる人達。どんな時も前向きな考えをやめない天然バカ。眩しいほどその命の灯火を輝かせ、精一杯生きようとする人々。
誰かに頼る何て事を考え出したのはいつからだろう?
アキト以外の人間を信用しようと思ったのは何故だろう?
アキトの事を考え、ヨーコを止めようとしたが、それだけじゃないのかもしれない。
アキトと同じように、ヨーコにもキヤルにも、ここの皆に傷ついて欲しくない。そんな感情がいつの間にか芽生えていた。
認めなくてはいけないだろう。そして、信頼しなくてはいけないだろう。
それがこの戦いに勝つ為ならば。
「相転移エンジンをフル稼働、グラビティブラストで道を作る。照射と同時にヨーコを発進させて」
『了解デス。ラピス』
「それに……オモイカネ、さっきの言葉、ありがとう」
私にも感情はある。ルリにも出来たのだ。なら、私もアキトの道具としてのラピスではなく、一人のラピス・ラズリとして生きていけるかも知れない。
「私はラピス・ラズリ! 私はアキトが好き!!」
決意をこめて、心からその言葉を口にするラピス。
通信を通じて、そのラピスの告白は、ユーチャリス、ブラックサレナやグレンラガンの元に届けられる。
金色の瞳を持つ少女は、その瞳を更に色濃く輝かせ、その言葉と共に更なる決意と新たな力を呼び起こす。
「ルリにも出来たんだ。まだ、未完成だけど……それでも私にだって出来るっ!!」
バッタのリモートコントロールによって考えた秘策。
ユーチャリスのデータを元に開発され作られたナデシコCに搭載されたシステム掌握。
かつてルリはその能力で火星全土のシステムを掌握して見せた。
だが、ユーチャリスは試作型故にハッキング能力は有しているが、掌握システムは搭載していない。
それをラピスはバッタ達を媒体とすることで、特殊な重力波フィールドを形成、特異エリア内における限定システム掌握を、オモイカネと共に独自に開発していた。
火星の後継者の残党との戦いの中でも遂に完成を見ることがなかった、究極の情報戦兵器。
――限定解除。コード「清らかなる心」ヲ承認。
ラピスの金色の瞳の輝きに呼応するように、体が青白く光を放つ。
その瞬間、ユーチャリスを中心に世界は凍りついた。
「……敵の動きがとまった?」
「ラピスがやったのか??」
カミナとシモンは急に動きを止めた周りのガンメン達の様子に驚き、それが先程の通信のラピスの仕業であると勘付く。
「アキト、これは……?」
「ナデシコCのシステム掌握。限定的とは言え、敵の半数の動きを止めるとはな……」
「帰ったら、しっかり褒めてあげないといけませんね。
それに、ラピスがあんなにはっきりと告白したんですからアキトもちゃんと答えてあげないとダメですよ」
「……そうだな。その為にも、ここでこいつらは片付ける」
「ええっ!」
周囲の動かなくなったガンメンを蹴散らしながら残ったガンメンに向かって猛攻を開始するブラックサレナ。
それに続くようにグレンラガンもそのドリルで敵を蹴散らしていく。
『ラピス、大丈夫デスカ?』
額に汗を浮かべながら、必死に耐えるラピス。
苦しそうではあるが、その表情は希望に満ちていた。
「大丈夫、今のうちにグラビティブラストを照射。皆が頑張っているのに、私だけここで弱音をはく訳にいかない」
オモイカネが気にしていたのはラピスへの負担。
ただでさえ、システムの掌握には多大な精神力を使う。そこに加えて艦の制御に、バッタ達のコントロールまでラピスはやっているのだ。
『無理ヲナサラナイデクダサイ。私ハ、ラピスヲ、サポートスル為ニイルノデスカラ』
その一言を合図に放たれるグラビティブラスト。
一筋の光が砂塵を巻き上げ、周囲のガンメンごと吹き飛ばし道を作る。
「行って! ヨーコっ!!」
ラピスの声を合図にヨーコのジェットバイクが、砂煙の中をガンメンを縫うように進む。
ヨーコはユーチャリスを中心に動きを止めたガンメンに、グラビティブラストにより作られた一筋の道を見て、ラピスの支援の意味を悟る。
それは自分を生かすため、アキトだけでなく、ユーチャリスの皆を守ると決めたラピスの決意だった。
「敵わないな……」
ヨーコはお膳立てされたようなこの状況を目の辺りにして、思わず溜息を漏らす。
多く巻き上がる砂煙、これもラピスの計算の内だった。ヨーコの姿を敵に悟らせ難くする為の予防策。
その事を計算した上でグラビティブラストの鋭斜角を調整していた。
「待ってて、ラピス。私は必ず応えてみせる!」
ジェットバイクのスロットルを全開にして速度を上げるヨーコ。
仲間として、一人の友人としてラピスに応えようとする彼女の想いがそこにはあった。
「どうなっとる!! 何故、突撃したガンメン達が動きを止めているっ!!」
「わかりません!! 何者かのハッキングを受けているのか、あの艦の周囲に発生した重力場の様な物に捉えられて、ガンメンの半分が制御をなくしています」
「すでに全体の損耗率三十パーセントを突破。グアーム様、このままではっ!!」
「うろたえるな! 動けるガンメンはまだ半数以上いるのだ、こちらの優位はかわらんわ」
歯軋りをしながら、ダイガンドの座席でモニタに映るユーチャリスを見るグアーム。
異邦人の力は前回で知っていたつもりだったが、まさかこんな隠し玉を持っているとは予想していなかっただけに、その表情には焦りが浮かんでいた。
「異邦人め……どんな魔法を使いおったのだ」
グアームの誤算。それはユーチャリスの圧倒的な火力と、アキトの戦闘力にばかり目を奪われ、他にも必死に戦っている人達がそこにいることを忘れていたことにある。
これは戦争だ。アキト達がいくら強くても、一人では決して戦えない。
グアームはその目算が甘かった事を、後に悔やむこととなる。人間の強さの片鱗を垣間見ることにより。
「ハアアアアッ!!!」
高速で飛来しながら、ガンメンを瞬く程のスピードで翻弄し、屠っていくブラックサレナ。
その動きを、グレンラガンから見ていたカミナとシモンからも溜息がもれる。
「アキト……やっぱり凄い」
「あのスピードと動きは反則だろ……てか、アキトとサレナはあんな動きをして大丈夫なのか?」
人間の耐えられるスピードと動きじゃない。カミナは動物的なカンでそれを察していた。
だが、普段のアキトのあの異常な戦闘能力を見ている以上、目の前にうつるこの光景がその答えのなんだろうと自身を納得させる。
「やっぱり化け物地味てんね〜、アイツは」
畏怖を篭めて言うのではなく、嬉しそうに話すカミナ。
シモンとカミナはブラックサレナから、目前に迫る無数のガンメン達にその視線を向ける。
「負けてられねえよな! シモンっ!!」
「うん、兄貴っ!!」
「きやがれ、ガンメンどもっ!! 熱き漢の魂を背に! 迸る熱き血潮に導かれ、可憐な白き花を守るため、グレン団の鬼リーダー、このカミナ様と」
「手にするドリルは立ちふさがる全ての悪を貫く為に! この穴掘りシモンが居る限り」
「「この背中を抜けると思うなっ!!!!」」
「俺を」
「俺達を」
「誰だと思ってやがるっ!!!」
全身から眩いほどの緑の光を放つグレンラガン。すると、全身から無数のドリルを抜き放ち、迫る数十機のガンメンを一瞬で爆散させる。
その強大な戦闘力に一気に攻め込もうとしていたガンメン達の動きも止まり、様子を伺うかのように距離を取る。
「どうした、ガンメンどもっ! そんな腑抜けた根性で……俺達を殺れると思うなよっ!?」
カミナの挑発とも取れる啖呵が戦場を駆け巡った。
それを合図とばかりに、壮絶な死力戦が再び開始された。
「見つからない……オモイカネの情報じゃこの辺りのはずなのに……どこに?」
ヨーコは後方で戦っている皆のことを思いながらも、必死に周囲を探索する。
周囲を見渡しても通常のガンメンと砂漠があるだけ、指揮官がいると思われる機体、戦艦の姿は見当たらない。
「――!?」
身を咄嗟に砂丘の陰に隠すヨーコ。
すると目の前では砂が左右に二つ割れ、何体ものガンメンがそこから発進していく様子が見て取れた。
「砂の中から……そうか!?」
あの場所に身を潜めているのが敵の母艦だとさとるヨーコ。
すぐにその事を知らせようと、ユーチャリスに通信を取る。
「……これでっ!」
自分の居る座標を送信するヨーコ。そして、その場を急いで離れようとした時、それは目の前に現れた。
「――え!? ――きゃっ!!」
前方の砂から飛び出すように現れたガンメン。
それは以前にも見た、見覚えがある機体だった。
――ゲンバー。グアームの愛機にして、グレンラガンを苦しめた四天王の機体。
「ネズミが迷い込んだと思って出てみれば、小娘が一人とはの」
馬鹿にした様な物言いで、ゲンバーからヨーコを見下ろすグアーム。
その視線をヨーコが持っていたライフルに向けると、先刻の戦いを思い出し、ヨーコの顔を怒りによどんだ表情で凝視する。
「貴様、あの時、腕を撃ち抜いてくれた小娘かっ!!」
「あ〜ら、覚えてくれてたなんて光栄ね……なんなら、今度はその馬鹿そうなオツムにでも撃ち込んであげましょうか?」
「ぬかせえっ!! 人間の小娘が!!」
一気に距離を詰め、ヨーコに迫るゲンバー。
ヨーコはジェットバイクを巧みに操作し、ゲンバーの攻撃を縫うようにその背後に回りこむ。
「(通常の弾丸じゃアイツに通じない……今の私じゃ勝てないまでも、時間を稼がないと)」
「おのれ……ちょこまかと」
「動きまでウスノロね。もう少し頭を使って捕まえてみたら?」
グアームを挑発して自分の方に誘導するヨーコ。
敵の本拠地を叩く為にも、今、こいつらをこの場所に釘付けにしておくことが必要になる。
自分が逃げたら場所を変えられる可能性もある。
そうなってからでは、せっかくラピスが送り出してくれた意味も、みんなの努力も無駄になってしまう。
「小娘が――っ!!」
追いかけてくるゲンバーを回避しながら距離を取り続けるヨーコ。
だが、前方の砂丘を越えた辺りでゲンバーの動きが止まり、中に居たグアームがいやらしい笑みを浮かべる。
「かかったな。小娘」
「えっ!?」
砂の中から突然現れた三体のガンメン。
咄嗟のことに回避しきれず、転倒してジェットバイクから投げ出されるヨーコ。
「……くっ、しまった」
砂の上でダメージはある程度、やわらげられたとは言え、ジェットバイクを失い、肩で息をしながら辛うじて立ち上がるヨーコ。
「カカカッ! これだからやめられん。その苦痛に満ちた顔っ! 絶望に満ちた人間の顔を見ることがワシの唯一の楽しみよ」
「嫌な、趣味をもってるのね……」
「まだ、強がりを言う気力があるか、だが安心するがいいわい。時期に仲間も貴様のもとに送ってやるわっ!!」
そう言い、その巨大な腕を振り上げるゲンバー。
ヨーコはその攻撃をただ、呆然と見詰めながら、ユーチャリスで待つ最愛の人たちのことを想った。
「ごめん……ラピス、みんな。約束を守れそうにない……」
そして、静かに目を閉じるヨーコ。その瞬間――世界は暗闇に包まれた。
……TO BE CONTINUED
あとがき
193です。
新たな戦いグアームとの苛烈な死闘が幕を開けました。
ラピスの自覚と決意、危機におちいる度に力を増すカミナとシモン。
そして、ヨーコの運命は?
取り敢えず、仕事の方はほぼ落ち着いたので、執筆作業もボチボチ再開しています。
四月からは月曜の更新も再開して怒涛の更新ラッシュを予定☆ たまった鬱憤を今ここで晴らします。
今、バレンタイン〜ホワイトデーまでイベント会場にて、狼と香辛料のSSも公開中です。
よろしければそちらもご覧になって下さい。
次回は、解放されたブラックサレナの新たな力。そして、グレンラガンの巨大なドリルが明日を貫く刃となる。
紅蓮と黒い王子は定期連載物です。毎週木曜日の夜定期配信です。
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