【Side:太老】
衝撃的な事実が発覚した。まさか、ユライトが――
「彼の話は本当よ。一つの身体に、二人のアストラルが確認されたわ」
――実は、女だったなんて!
ボケはいいって? いや本気でそう思ってたんですよ。遂、さっきまで。
どういう事かというと、ユライトは男でもあり、女でもあるらしい。オ●マな人は、皆そんな風に言うもんだから思いっきり勘違いしていた。
しかしどうやら言葉通りの意味らしく、男と女が一つの身体を共有しているという話だった。
言ってみれば、二人分のアストラルが一つの身体に収まっている状況だ。過去の事例にならえば、ノイケに近い。
「それで、治りそうですか?」
「……無理ね。ここの設備でそれが可能だと思う?」
「ああ……無理でしょうね。それが出来るなら、シトレイユ皇の件もどうにか出来てますし」
水穂にユライトの診察結果を見せて貰うまで、本気でユライトが性同一性障害と思って焦っていた。
オ●マさんに偏見などは持ち合わせていないが、行き成り『実は、私は女なんです!』なんて告白されれば勘違いもする。
実際は、ちょっと言葉のニュアンスが違ったような気もするが……。まあ、概ね間違ってはいないだろう。
「うーん、さすがに困ったな。体調不良の原因はそれなんですよね?」
「ええ。二つ分のアストラルを有しているから、当然その負担は身体の方へと返ってくる。特にユライトさんの身体の方は……」
この世界の先史文明の遺産『人造人間』。そしてその人造人間の一人であるネイザイは生体強化ほどとは言えないが、かなり特殊な身体構造をしている。
本来であれば、コアクリスタルが定着して細胞が適合した段階で固定されるはずだった人格と身体が、ネイザイの体細胞が奇跡的にユライトの身体に適合した事で、融合ではなく一つの身体で二人分の人格を有するようになってしまった。
その結果、肉体の方も一つの身体に二人分の情報が蓄積され、コアクリスタルに格納されたそれらの情報を元に魂に肉体が引っ張られるように成った訳だ。
これが男と女に身体が変化する理由なのだが、何故ユライトだけが負担を強いられているかというと、それは単純な話だった。
強化された特殊な肉体を持つ人造人間と、ただの人間のユライトでは精神と身体の構造に大きな違いがある。当然、元がただの人間に過ぎない何の強化も施されていないユライトの方が圧倒的に身体の負担は大きい訳だ。
人格と身体の主導権は徐々に力の強い方へと引っ張られ、コアクリスタルによって情報が上書きされ浸食されていく。最終的にユライトの意識はネイザイに取り込まれる事になるか、潜在意識に埋没する事になるのは確実だった。
正確には死とは違うが、ユライトという人格が居なくなる時点で同化も存在の抹消と同じだ。そうなればユライト・メストは二度と表に出て来る事は叶わなくなる。ネイザイ・ワンの一部として生き続けるしか無くなる訳だ。
「ここの設備では完治は無理ね。症状を遅らせるくらいなら可能だけど……」
一番消耗するのは身体を切り替える時だ。どちらか一方で固定さえしていれば、身体の崩壊を遅らせる事が出来る。
後はユライトの身体を強化もしくは回復させる事が出来れば、更に症状の進行を遅らせる事が可能と水穂は診断した。
コアクリスタルという異物が既に体内に埋め込まれている以上、どんな影響を及ぼすか分からないため、迂闊にナノマシンを使った生体強化という方法は取れない。
しかし体力をつけさせるだけなら、そう難しい話ではない。
「あのドリンク≠服用させて、様子を見るか。確かにそれしかないか……」
「どれだけ先延ばしに出来るか分からない。生体強化は最後の賭に取っておきましょう」
あのドリンクというのは、白眉鷲羽直伝の体力増強ドリンクの事だ。
それその物ではただの栄養ドリンクに過ぎないが、このドリンクを飲んで鍛錬を行うと劇的な効果を得る事が出来る。
一ヶ月も服用とトレーニングを続ければ、軽く人間の限界を突破した体力と筋力を身に付けられるという優れものだった。
これの製造法を知っているのは俺や水穂と限られた人物だけだが、その効果はマッドサイエンティストの折り紙付きだ。
実はうちの侍従達には水穂の提案で、全員では無いが一部の限られた者達にこのドリンクを与えて一定の訓練を課している。
メイド隊の中でも恐れられ、密かに名前だけ囁かれている裏メニュー。水穂やマリエルが直接指揮している『冥土の試練』と呼ばれる鬼の特別メニューがそれだ。
メイド隊の初期メンバーや、水穂の情報部は勿論、ランもこの特別メニューを受けた一人だ。
実際、本当にお花畑が何度か見えるくらい大変な試練らしいのだが、それを乗り越えれば劇的に身体の強化を促す事が出来る。
生体強化以外で強靱な身体を作るというのであれば、これが一番確実で安全な方法と言えた。死ぬより辛いらしいが、少なくとも実際に死ぬような事は無い。
「まあ、何か企んでいたとしても、あのメニューを受けた後で逆らうような気はおきないでしょう」
「……あの、水穂さん。一応、病人ですからね? 余り、やり過ぎないようにお願いしますよ?」
「分かってるわよ。もう、私はそんなに鬼じゃ無いわよ?」
いや、鬼の副官をやっていた人が何を言いますか、といった危険なツッコミは避けた。
水穂の場合は、藪蛇どころかアナコンダ以上の大蛇が猛然と飛び出してきかねない。
水穂を怒らせるくらいなら、伝説の八岐大蛇と戦った方が遥かにマシだと俺は思っているくらいだ。
「そう言えば、太老くん」
「はい?」
「領地での宴会の話。詳しく聞かせて欲しいんだけど」
ニコッ、と満面の笑顔でそう尋ねてくる水穂を見て、既に手遅れだという事を悟った。
異世界の伝道師 第172話『男達の秘め事』
作者 193
「酷い目に遭った……」
「我も散々な目に遭った……もう、こりごりじゃ」
「お二人とも自業自得ですわ」
首都郊外にある俺の屋敷。現在は侍従を含め、百人ほど共同生活をしている第二の我が家。
ラシャラと二人、居間のソファーでぐったりと潰れているところを、マリアに自業自得とばかりにあっさりと斬り捨てられた。
「お兄様は羽目を外しすぎないように注意されていたのに、お姉様に宴会の件を今まで黙っていたのでしょう? 怒られて当然です」
「うっ……」
「ラシャラさんも今回は何事も無く済みましたが、不法入国は立派な犯罪。自業自得ですわ」
「うぐっ……」
俺は水穂にこってりと絞られ、ラシャラは通信越しにマーヤの説教を延々と半日聞かされる羽目になったそうだ。
さすがはラシャラから数えて先々代の国皇から、ずっと三代に渡って仕えているという侍従長だ。主君が相手といえど容赦が無い。
どちらにも言える事は自業自得、因果応報。今回ばかりは言い訳が出来ない。マリアのいう事が尤もだった。
「大体、お兄様とラシャラさんはいつも――」
ラシャラもさすがに今回は分が悪いと思ったのか、特に反論するつもりはないようだ。
下手に突っかかると、また藪蛇になりそうだしな。気持ちはよく分かる。
「あ、そういや。アンジェラさんは大丈夫だったんですか?」
「いえ……。私はその……」
「アンジェラも我と一緒に説教コースじゃ。主君と家臣は一蓮托生じゃからな」
どうやらアンジェラも、ラシャラの巻き添えを食ってマーヤに説教されたようだ。
シトレイユに帰国してからちゃんとした罰が待っているとかで、本当にご苦労様としか言えなかった。
マーヤの教育フルコースは相当に辛いらしい。質問した俺が罪悪感に苛まれるくらい、アンジェラは青い顔をしてガクガクと震えだした。
うん。こっちも余り関わり合いに成らない方が良さそうだ。主に俺の安全のために――
「そう言えば、お兄様。ユライト先生の件なのですが……」
ユライトの身体の事はフローラとマリアといった国家の中枢の人間と、正木商会やメイド隊の中核を為す人物達には説明済みだ。
プライベートな問題も含むが、話が話だけに完全に内密にという訳にはいかなかった。
そこはユライトの了承も取ってある。
「しかし、まさかユライトにそのような秘密があったとはな。俄には信じ難い話じゃが……」
「でも、真実だ。この話、誰にもしないでくれよ。特にババルンには知られる訳にはいかない」
「……そうですわね」
「……そうじゃの」
俺だって、やっと男の友達が出来たと思ったら実は女でした、というくらい驚いた。
正確には男であり、女であり、どちらでも無いのだが、本当にややこしい話だ。
ユライトの話では今まで家族を含め、誰にも話した事が無いという話だったが、それにも納得が出来る。
そりゃ、こんな話を家族にだって出来るはずがない。いや、家族だからこそ話せないと言うべきか。
『兄上、実は私――女の子になっちゃいました!』
とカミングアウトされれば、ババルンだって腰を抜かすはずだ。
ちょっと嫌な想像をした。フリフリのドレスを着たユライトを……。何か、妙に違和感なく似合っていたのは多分気の所為だ。
とにかく、弟でありながら妹でもあるなんて、二度美味しいで済まされるほど簡単な話ではない。
ユライトが実の兄にすら告白できなかった気持ちはよく分かる。下手をすれば、家庭崩壊の危機を招きかねない秘密だ。
ユライトが自分から告白するなら話は別だが、赤の他人である俺達が勝手に言い触らしていい話ではなかった。
「ところで、お兄様。肝心のユライト先生の目的の方なのですが……」
「ああ、聖機神の復活の阻止。もしくは破壊だったっけ?」
ユライトが話したもう一つの秘密。自分の身体の事以外に、彼がもう一つ俺に話してくれた事がある。
それが、聖機神の復活を目論む者達が居る。その中核を為す人物の中に、ババルン・メストが居るという話だ。
ユライトはその計画を阻止。もしくは聖機神の破壊を目的として密かに動いて居たらしく、身体の治療と共に俺にその協力を求めてきた。
「聖機神を動かせた者は発掘されてから一人として存在しません。聖機神の復活など、正直信じられないのですが……」
「我もじゃ。或いは太老なら、とも考えたが……。一体、どうやって復活させるつもりなのじゃ?」
「さあ? そもそも、その聖機神って現物をまだ見た事が無いんだよね」
俺はまだ聖機神の現物を見た事が無い。ラシャラの戴冠式でお目に掛かれるらしいが、それが目にするのは初めてだ。
どうやって復活させるも何も、ユライトの話だけでは余りに情報が少なすぎる。第一、俺が知っている情報といえば、亜法や聖機人の事を調べている内に行き当たったハヴォニワに残されていた文献や資料の内容だけだ。そもそもマリアの言うように、聖機神は誰も動かせない置物という話だった。
ババルンがなんでそんな物を復活させようと企んでいるのかは知らないが、兵器とは力だ。大凡、使い道など決まっている。
以前にも話した事があると思うが、各国の思惑の上で現在は仮初めの平和が維持されているに過ぎない。国同士の関係など、ちょっとした諍いで崩れる事も少なく無い。強力な兵器や圧倒的な力は、それを保有しているというだけで大きな抑止力になる。地球で言うところの核兵器などがそうだ。
シトレイユは大国であるが故に敵も多い。ババルンの立場からすれば軍事目的に使用しようと考えているのが妥当だろう。
(出来ればババルンには、余り敵に回って欲しくはないんだけどな)
組織や立場が違う以上、可能性としてはババルンと対峙する事も十分にありえる。出来る事ならそうした戦いは避けたいところだが、そうなった時の覚悟くらいは出来ていた。
宰相派と皇族派。残念ながらババルンとラシャラは勢力を二分し、反目しあう政敵だ。どうにも宰相派は過激な人間が多いようで、ラシャラや俺を暗殺しようとした経緯もある。ババルンがそれに関与していたかどうかは分からないが、下を抑えきれていない以上、それは言い訳にもならない。それが人の上に立つ者の責任というものだ。
聖機神の復活がババルン自身の目的かどうかは分からないが、そうなった時、俺は阻止する側に回らざるを得ない。
おっさんと幼い少女。ババルンには悪いが、どっちの味方をするかなんてはっきりしている。
まあ、それ以前の話で、戦争に発展するかもしれない火種を放って置けるはずもない。
仮初めとは言え、今の平和を崩すような真似を許す訳にはいかなかった。誰であろうと、俺の平穏を脅かす奴は敵だ。
友情の握手を交わした仲ではあるが、そうなればババルンといえど容赦するつもりはない。そのための保険も考えてあった。
「だから、ユライトさんには逆スパイをしてもらう事になる。水穂さんも最初から、そのつもりみたいだったし」
「スパイのスパイですか? ですが、本当に信用できるのですか?」
「出来れば裏切らないで欲しいな、とは思ってるけど。多分、大丈夫じゃないかな?」
マリアの言うように、全面的にユライトの言っている事を信じている訳ではない。
しかし、信じてはいないけど裏切れるとも思っていない。第一、俺はともかく水穂を出し抜けるとは思ってもいなかった。
「じゃあ、マリア。水穂さんを出し抜ける自信がある?」
「……ありません」
水穂がユライトの事を何も言わずに受け入れたという事は、何も問題が無いという事だ。
それこそ、相手が本当にスパイ目的で接触してきたとしても、それを逆に利用するくらいの事は平然とやる。それが水穂だ。
鬼姫の副官『瀬戸の盾』の名は伊達や酔狂ではない。
正直、水穂が出し抜かれるところなど全く想像が出来ない。相手が鬼姫とかでもない限りは――
「まあ、証拠が無い以上、ラシャラちゃんも動けないでしょ? 今は様子を見るしかないかな?」
「そうじゃな……。ここで早計な行動に出れば、国を二つに分けかねん……」
苦々しそうに爪を噛み、苦悶の表情を浮かべるラシャラ。
一先ず、この問題は様子見確定。もっと情報が集まるまでは保留にするしかなかった。
【Side out】
【Side:ユライト】
『ガイアの事、彼等に話さなくて本当によかったの?』
「信用する事と信頼する事は違います。隠し事があるのはお互い様でしょう?」
それにガイアを倒す事が叶わなくても、聖機神を完全に破壊さえ出来れば最低限の目的は達する事が出来る。
理想としてはガイアの完全な破壊だが、贅沢を言っていられるほど私達に余裕は無い。
『後で後悔しなければいいけど』
「それは、どう言う意味ですか?」
『女の勘よ。忠告はしたわよ』
手の内を全てさらけ出すのは危険過ぎる。特に、こうした交渉では尚更だ。
ネイザイのいう事にも一理あるとは考えるが、私は完全に正木卿を信用する事は出来なかった。
これからの付き合い方次第では時間が経てば、その不安も払拭する事が出来るかもしれないが、今はまだ無理だ。
最初から無条件で信頼できるほど、私は彼を信じ切る事は出来ない。まだ彼が、私達の目的の障害にならないと決まった訳ではないのだから――
「しかし、想像以上でしたね。正木卿は……」
私の話の後、彼自身の口から異世界人である事を告げられ、この世界には召喚されたのではなく送り込まれたのだという事を聞かされた。
彼が異世界人だという事には予想がついていたので驚かなかったが、それよりも召喚されたのではなく送り込まれたという点には正直驚かされた。だが同時に、これまで抱えていた疑問にも納得が行った。
少なくとも、そのような前例はこれまでに一例とて存在しない。だとすれば彼が送り出された世界には、異世界に渡る技術が存在するという事に他ならない。
余り詳しい話は聞けなかったが、少なくともこれまでの異世界人と彼の住んでいた世界が同じでは無い事が分かった。
私が知る限り、あちらの世界の住人は異世界などというものを認識していなければ、最も優れた技術を有する国でさえ国家プロジェクトで人を月に送り出すのが精一杯だという。異世界に渡る技術など、向こうの世界にあるはずが無いのだ。
しかし現に、正木卿はその技術でこちらの世界にやってきた。そう考えなければ、説明が付かない事が多すぎる。商会の技術力の高さも、異世界に渡る技術を有していると考えれば納得の行く話だ。
事実、私の身体を検査する時に見せてもらった機械や設備の数々は、全く見た事も無ければ理解の追いつく代物ではなかった。
どういった理論で動いているのかも分からない。エネルギー源にエナを使っているというだけで、その他は全く理解できない。技術には必ず進化の過程が見受けられる物だが、商会が隠している技術にはそれらの痕跡が見られない。この世界の常識や発想からは考えられない未知の技術が商会の裏では培われていた。
『理論は疎か、技術体系がそもそも全く違うようね。でも――』
「ええ、彼等はこちらの技術を取り入れ、それを私達以上に上手く利用していました」
一番驚かされたのはそこだ。正木卿の恐ろしさを実感した瞬間でもあった。
聖機工として、同じ技術を探求する者の一人だからこそ分かる。彼は、技術者としても超一流の存在だ。異世界でも、名の知れた技術者であったはずだ。
僅か二年でこちらの技術を習得し、それを自身の持つ世界の技術に応用する発想力と知識力は、まさに天才的と呼べるものだった。
私からすれば聖機師としての才能よりも、そちらの方が遥かに恐ろしく思えた。
彼は強い。しかし幾ら個人の能力が突出して強くても、そこには必ず限界が存在する。聖機師の耐性限界、聖機人の耐久限界。ただ一人が強いだけでは、国家や組織には抗う事は出来ない。数は暴力だ。聖機人の戦闘においても人間同士の戦争である以上、その法則は余程の事が無い限り覆るような事は無い。幾ら彼でも、限界を超える数の敵を相手に出来るはずも無いからだ。
しかし、彼のもう一つの才能。組織の代表として人々を惹きつけるカリスマ性であり、尚且つ技術者としての知識と発想力は個人ではなく国や組織を強くする。誰にも負けない強大な国家へと組織へと変貌させていく。
事実、正木卿がこれまでに行ってきた奇跡ともいえるハヴォニワの発展、正木商会の躍進が、それを現実として物語っていた。
『もう一度忠告しておくわ。信用できないのはいい。でも、彼を裏切ってはダメよ』
ネイザイも彼を信頼しきっている訳ではないはずだ。しかし彼女は、彼と戦う事を何よりも恐れている。
正木太老。彼はもしかすると先史文明の科学者達や、その科学者達によって産み落とされ先史文明を滅ぼしたガイアよりも恐ろしい存在かもしれない、という推測に怯えているのだ。
私もその推測に行き着き、判断を鈍らせていた。恐らくは彼を信じ切る事が出来ないのは、そうした恐怖が心の奥底にあるからだ。
「兄上には話せませんね」
『……ガイア以上の存在。それを彼は認める事が出来ないでしょうしね』
そう、この推測は私達の胸の内に秘めておく必要があった。
【Side out】
……TO BE CONTINUED
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