――ロンド・ベル隊はスイスに足を踏み入れた。ジオン・ティターンズ連合残党軍をDチームの活躍で撃退した彼等はついにスーパーロボットの投入を下令。マジンカイザーとグレートマジンガーがその先鋒として発進する。マジンガー独特の発進法は艦艇での運用時においては当然ながら不可能なため、予めブレーンコンドルなり、カイザーパイルダーがドッキングした状態で、MS同様の発進が行われる。ただしラー・カイラム級の格納庫ハッチのサイズの都合上、スクランダー装着やスクランブルダッシュ展開状態での発進はできない。なのでグレートマジンガーが先に発進する。即座に飛行に移れる分、タイムロスが少ないからである。





「鉄也と甲児は先に出ているなのはと箒、それとドラえもん達と合流して、敵中枢を叩け。あとの拠点はゲッターチームや獣戦機隊に任せてある。それとダンガイオーチームから入電があって、修復が終わったそうだ」

「そうですか、ダンガイオーの修復が……。思ったより早かったじゃないですか」

「ドラえもんのタイムふろしきで直したそうだ。ただし残骸が少なかったから別の道具も使って、直った後にアップデートを施したから、それで今まで時間がかかったと聞いている」

「なるほどね。それじゃ行きまっせ!」




ドラえもんのひみつ道具といえど、けして万能ではない。それを知る科学者らはコックピットブロックのみとなったダンガイオーの残骸をタイムふろしきと別の道具を組み合わせて復元し、その上で地球製技術でアップデートを施した。それで実戦復帰が遅れたとの話に鉄也は関心を見せるも、すぐにカタパルトで射出される。射出後すぐにスクランブルダッシュを展開し、飛行に移る。次いで、カイザーも発進する。カイザーの場合はまずカイザー本体を左カタパルトで打ち出し、直後に翼を縮めた状態のカイザースクランダーを発進させる方法が取られた。これはカイザースクランダーの翼部最大展開時の長さがジェットスクランダーやスクランブルダッシュよりも長大であったのが原因。運用バックアップ面でアストナージらが苦労しているのは言うまでもない。


「さて……行くぞ甲児くん!」

「がってん!」

ダブルマジンガーは紅の翼を広げ、飛翔する。音速を遥かに超えて飛ぶ二体の新世代マジンガーを邪魔する者は誰も居ない。グレートマジンガーやマジンカイザーの前には鉄人兵団兵など歯牙にも掛けない存在でしか無いからだ。

「光子力ビーム!」

「サンダーブレイク!」

行き掛けの駄賃で見張り所(兵団はアナザーガンダムらやヒーロー達によってここ最近は電子技術での索敵手段を無力化されており、ローテクな方法を用いるしか無かった)をなぎ払い、スイス上空に突入する。

「さて、なのは達に連絡とるか」

スイスへ突入したのと同時に鉄也は通信機を作動させ、なのは達に連絡を取る。なのは&箒にはすぐに通信が繋がり、二人からは10分以内に合流できると返事が帰ってきた。その間に付近に造られていた駐屯地の司令塔をブレストバーンとファイヤーブラスターで焼き払って駐屯地を制圧して確保。そこで合流した。

「ご苦労さん」

「随分派手にやりましたね……あれ」

「ああ。ダブルバーニングファイヤーで薙ぎ払ったから司令塔のところは跡形なく燃えカスだ。おかげで楽に制圧できたぜ」

ISを一端、待機状態に戻した箒はダブルマジンガーの威力に改めて驚嘆する。司令塔があったと思しき場所は溶鉱炉のように煮えたぎって煙を出す、赤く染まった高熱の液体が残るのみ。有無を言わさず中の人員ごと燃やされたと見るべきだろうか。

(こんな事を平然とやってのける……しかしこんなものはスーパーロボットの力からすれば序の口にすぎないという……世界を滅ぼして余りあるモノ。何故、甲児と鉄也さんは持ったんだ……?)


箒は内心でスーパーロボットの力を『超兵器』という枠でさえ収まりがつかないと心強い反面、一種の畏れも感じていた。ダブルマジンガーが本気を出せば、この世界を滅ぼす事も容易にできるだろう。普通ならそれほどの力を持てば邪悪に取り込まれたりするもので、その類の各種メディアで散見される。しかし甲児や鉄也はその力を言い方は古いが、『正義』のために振るっている。



――箒の時代では正義という言葉は世の中の趨勢の変化で陳腐化したきらいがあり、子供向けの特撮ヒーロー番組でさえも昭和期では当たり前だった勧善懲悪ものは鳴りを潜めている。そんな時代に生まれ育った彼女はこの世界で実在する歴代ヒーロー達やスーパーロボット乗りらが殉じる『自分たちの信ずる正義の為に』という大義に疑問を抱いていた。甲児が箒の元の世界で見せた行動は確かに箒が甲児達に信頼感を抱くのには十分だった。だが、それだけでは足りないのだ。決定的何かが。

「なのはちゃんも来たことだ。そろそろ始めるぞ」

「おう」

「OKです」


鉄也は駐屯地内のテントに置かれていた机にスイス周辺の地図を広げ、説明に入る。何ともアナログ的な作戦会議だが、いつもデジタル電子機器を使えるわけではないので、このような説明も大事である。鉄也は写真などを駆使して説明に入る。

「今次作戦は本格的に敵の本陣であるこの、地下基地の制圧と爆弾による自爆の阻止に切り替えられた。現地にはドラえもん、のび太、美琴、それと彼等の護衛に仮面ライダーストロンガーがついているが、いささか敵の数が多い。地下基地の突入にはジャッカー電撃隊行動隊長のビックワンと太陽戦隊サンバルカンがスカイライダーを含めた7人ライダーと共に決行するが、場合によってはなのはちゃんと箒には彼らに同行してもらう。俺と甲児くんは外からやって来る増援の阻止に回る」

「了解です。……しかしこうして見ると現実味がないですね。特撮番組からそのまま飛び出たような出で立ちのヒーローが実在するなんて……」

箒は鉄也が掲示した仮面ライダー1号からスカイライダーまでの8人ライダー、ジャッカー電撃隊、太陽戦隊サンバルカンの三大スーパーヒーローの姿を写した写真に『現実味がない』と言及する。それは鉄也や甲児も同じ事だ。

「ハリウッドで言えば、バ○トマンやスパ○ダーマンとかス○パーマンが実在してるみたいなもんだからな……。俺達だって未だに現実味がないように思えるさ。だが、これが現実だ。受け入れるしかない。何せ『魔法少女』やら、伝説だと思われていた『ネコ型ロボット』が実在する世の中だからな」


「確かに」

「それってどーいうことですか〜〜!鉄也さん!」

「そ、それはだな……」

一応は箒を納得させる鉄也だが、今度はなのはがぶーたれてしまい、なだめるのにこれまた一苦労する。戦闘に関してはプロの軍人やエージェントたちにも引けをとらない鉄也だが、子供の扱いは別問題である。甲児はそんな鉄也の姿をからかうように、面白かっている。箒も普段は如何にもストイックそうな鉄也がいとも簡単に子供に振り回される様は可笑しいようで、いつしか笑っていた。




「とりあえず私達は待機でいいんだな、甲児?」

「そそ、そいうこった。段取りはヒーローの皆さんが突入するのと合わせて俺たちが外でひと暴れする。その時に俺たちと一緒に戦うか、美琴ちゃんやドラえもん達の援護に行くかは選んでくれよ」

「分かった」

箒はこの時、顔には出さないが、内心でISの性能に頼りがちな自分を嘆いていた。元々、赤椿は一夏の背中を守りたいという子どもじみた願いに疎遠であった姉が応え、作ってくれた機体だ。それ故に他の如何な機体よりも高性能な機体である。しかしこの世界の兵器は『ISとて無敵の兵器』ではないと嫌というほど思い知らせてくる。人型兵器が隆盛するこの世界ではISの優位性は小さくなる。更に美琴のように電気を自在に操れる能力者(箒は美琴にエスパーかと尋ねたが、美琴はそれを否定している)の前では制御系を乗っ取られる危険性もありえる。

(なのはは『魔力』を、美琴は後天的にとは言え、『電気エネルギーを自在に操れる』能力を持ち、自分の力で戦っている。なのに私は……赤椿に頼ってばかりではないか……しかし今の私にはこれしかない……くそぉっ!)

箒は単に篠ノ之束の実妹というだけでIS学園に入れられた。そのため実家の剣術は得意だったが、IS操縦者としては代表候補生に選ばれるわけでもない、かと言ってそこらの生徒のように『学生時代の遊び』や『ファッション』として捉えているわけでもないもの、技量としては中の下から中の中という、『良くもないが悪くもない』状態が続いた。赤椿を得たことで急激に技量を上げたが、それは逆に言えば赤椿に頼っていると言える状態といえる。

(アムロ大尉は『機体の性能だけでは生き残れない。大切なのは搭乗者個人の技量だ』と言っていたな……元の時代の政治屋達が聞いたら笑うだろうが、これは事実だからな。私も強くなるしかない…!アムロ大尉が前に言っていたではないか……!)

21世紀では『カタログスペックがいい兵器をたんまり持ったところが最強の軍隊』という認識が政治屋中心にある。それは特に軍事に疎い者達の言い分だ。だが、カタログスペックで戦争に勝てるほど甘くはない。事実、永きに渡った統合戦争の最末期の際にはVF-0がカタログスペックに勝るSV-51をねじ伏せているし、一年戦争ではガンダム6号機がザクTに撃破されている。特に日本の政治屋は第二次世界大戦当時にP-51ムスタングやB-29、新技術に練達の士がねじ伏せられたトラウマからか、戦前に輪をかけて『カタログスペックがいい兵器を!』という傾向がある。これは特に戦争から遠がかって100年近い、自分の世界では顕著に表れていると言える。

「……そうですか。はい……それでは」

鉄也がブレーンコンドルの通信機でビックワンと交信する。内容はビックワンから『直に合流できるが、先読みされていたようで、ザンダクロスタイプの雑兵が数千体ほど向かった』と告げられるモノだった。

「みんな、どうやら敵は一枚上手だった。既にそちらに工作用ロボットを転科させた軍団がこちらに向かっている。俺と甲児くんがそいつらを引き受ける。なのはちゃんと箒はドラえもん達のもとに行け!」


「しかし、いくらダブルマジンガーでも軍団規模の相手では……!」

「なぁに、俺達のマジンガーは『神をも超え、悪魔を倒す』スーパーロボットだぜ?元々こういう時のために造られたんだからな。安心しろって。現在形スーパーロボットの元祖な俺達はあんな奴らに負けねえよ」

甲児は自分たちは伊達にスーパーロボット乗りでは無いと説く。軍団を単騎で打ち倒すために造られたのがスーパーロボットであり、自分たちはその現在形(過去にスーパー戦隊ロボが存在していたのが判明した後はマジンガーZ以前のスーパー戦隊ロボ達をスーパーロボットの先駆とし、マジンガー以後を現在形と分類し直した)の第一号であり、現在形スーパーロボットの中では、『スーパーロボットの定義を最も単純に体現した』存在。それを教えてやるのだと甲児は笑ってみせる。

「行くんだ!奴らはもうあと五分もあればこっちに到達する!」

「……死なないでくださいよ、二人共」

「ああ。行くぜ鉄也さん!」

「おう!」

『マジーンゴー!』

グレートマジンガーとカイザーが翼を煌めさせながら離陸する。それを見届けた箒はISを再度展開させ、なのはに事情を説明してバリアジャケットを展開させ、共にドラえもん達のもとへ向かった。4人は互いの武運を祈りながらそれぞれの戦場へ向かった。





――ダブルマジンガーは敢然と鉄人兵団のザンダクロスタイプ工作兵軍団の前に立ち塞がった。雷をバックに現れる毎度おなじみの構図での登場は鉄人兵団にも威圧効果を与え、ハワイ沖海戦以後、異常までにスーパーロボットを恐れる鉄人兵団はそれこそ二機の魔神に群がった。

「敵は二体だ!これだけの物量なら倒せるぞ!」

「おう!」

数千体が二機の魔神に群がる様はそれこそ大昔の一騎当千の勇士に雑兵達が雨あられのように群がる光景を思わせる。だが、それでも甲児と鉄也は怯まない。おもむろにダブルマジンガーの突き出された拳が超高速回転し、同時に撃ちだされる。ダブルマジンガーパンチだ。ターボスマッシャーパンチとドリルプレッシャーパンチを同時に撃つそれは無双の拳となって一気に100体ほど蹴散らす。

『さあて、鉄人兵団!貴様達を全滅してやるぜ!グレートブーメラン!』

グレートマジンガーの真骨頂はZより豊富な手持ち武装にある。これはZが手持ち武装がないゆえに生じた弱点を改良する意図があっての事で、グレートブーメランとマジンガーブレードという手持ち武装が与えられた。そのため総合戦闘力はZより格段に上である。それを証明するかのように、次々にブーメランの餌食となるザンダクロスタイプの雑兵。

『ブレストバーン!!』

お次はブレストバーン。内部回路とフレームの耐熱性能強化で摂氏五万度の熱線を放てるようになったブレストバーンの威力は以前より格段に威力が向上。一瞬で射線上の敵を溶解せしめる。それでも味方を盾にして、迫りくるものは多数。

『ニーインパルスキック!』

グレートマジンガーは格闘戦に強くなるように幾度かの改修を受けている。最終的にはZとは違うアプローチで格闘に強くなった。それが『ニーインパルスキック』と『バックスピンキック』として装備されている。ニーインパルスキックは要するに、膝からスパイクが出て破壊力を高めた膝蹴りだが、スパイクも超合金ニューZ製なので上位互換の超合金ニューZαや同等の強度を持つ第三世代型合成鋼G以外の如何な素材も貫く。ザンダクロスタイプの胴体を貫き、更に頭部を握り潰して沈黙させる。カイザーは更にパワーファイターであるためか、戦闘法は荒いの一言。

『カイザーナックル!』

ターボスマッシャーパンチ時に威力を高める腕側面の刃の回転機構を作動させた状態で殴りつけるこの攻撃、ザンダクロスタイプの頭脳がある頭部をそれごと破壊する。ザンダクロスタイプが持つ装甲は地球上には存在しない金属でできているものの、強度そのものはガンダリウムγ合金よりやや劣る程度。それを問題にしない強度の合金を持つ二大魔神にとってはそんなものは『発泡スチロール製』と同義。『ちぎっては投げ』の要領でどんどん蹴散らす。

「冷凍ビーム!!」

マジンカイザーは、Zのプロトタイプが進化を重ねた末に生み出されたスーパーロボットである。グレートマジンガーに似通った武器も多く存在するが、大本はZのそれを強化したモノである。絶対零度のビームで敵を凍結させ、破砕する。カイザーとグレートは久しぶりに暴れまくれる戦場を得、とにかく破壊しまくった。真っ向からの殴り合いをパワーと装甲が上のカイザーが担当し、武器を活用する戦闘をグレートが担当する方向で戦闘を行う。これはグレートのフレームがカイザーほど頑丈でないことなどが要因で、グレートは兵器としての完成度が高いのと引き換えに、意外な盲点があるのだ。



――チューリッヒの旧市街(兵団占領下な上に、重要地とされたために住人は占領時にメカトピアの収容所へまるごと送られた。いるのは双方からテロリスト認定されている残党軍か、兵団のみ)は地球が宇宙に誇るべきスーパーロボットと雑兵らの闘技場とも言うべき様相を呈する。その様子は歴代ライダー達や、共に行動しているフェイトからも確認できた。

「あれはグレートマジンガーとマジンカイザー……派手にやっているようだな」

「ああ。ありゃチューリッヒ市街の後片付けが大変だぞ〜」

「いいんですか、派手に暴れちゃって。あそこは元はスイスの首都だったところなんですよね?」


「昔はな。今は住人が皆、向こうの星に送られてしまってほぼ無人になっている。残されたのは君の知る時代の残滓である市街地の建物とインフラのみ。兵団には合わないためか、ほぼそのままで放置されているが」

仮面ライダー一号の言う通り、兵団は本国での労働力確保がこの戦争の動機の一つである。そのために占領下にある地の人間を奴隷代わりに本国へ送り込んで、こき使おうとした。しかしそれが自らの体制を揺るがす失策となっている。昔から逆境を覆す底力を持つ地球人を怒らせるとどうなるか。彼等は今、それを味わっているのだ。

「しかしそれが逆に言えばスーパーロボットが大手を振って暴れられる下地になっている。グレートマジンガーはともかく、マジンカイザーがフル出力で暴れたら、あの辺りはかる〜く廃墟になりかねないからね」

「た、確かに」

フェイトは遠くからでも視認できるダブルマジンガーの戦闘を見て、ライダー1号に同意する。カイザーの戦闘力はバジュラ・クィーンすら問題としないほどである。プロトカルチャーすら恐れたバジュラを有無を言わさず一撃で粉砕する様はフロンティア船団や敵対したギャラクシー船団の人間達ですら『悲劇だ!核以上の悲劇になるぞ!』と恐れおのののいていた。逆に言えばカイザーは人類が扱っていい範疇の力なのかという疑念も抱いている。一方で、カイザーの兄弟機であるグレートマジンガーの戦闘を見るのは初めてだが、雷を自在に操るという点でライバル視したくなる。甲児から話を聞いた通りに『偉大な勇者』の異名に違わない威力を持つと関心を寄せる。


(偉大な勇者……、魔神皇帝……。あの二機だけでどれだけの威力があるのだろう?スーパーロボットが悪用されて本気を出せば多分……)

フェイトはスーパーロボットの発揮する絶大な力を悪用された場合、容易に惑星を火の海に変えられると目星をつけた。子供ながらに気づいていたのだろう。スーパーロボットの神と言える絶大な力は正義の心を持つ者が扱えば神になり、悪の心を持つ者が持てば最悪の悪魔になりえると。そして彼等の上空に巨大な動物を象った母艦が飛来する。太陽戦隊サンバルカンの誇る巨大母艦『ジャガーバルカン』である。番場壮吉の言では『1980年代初頭造船』というが、16ビットCPU搭載のTVゲームすら無い時代にこれだけ巨大な母艦を制御するコンピュータが作れるのかと疑問が残る

(初代フ○ミコンもないような時代にあんな船を動かせるコンピュータが作れるのかなぁ?オーバーテクノロジーだって1980年代初頭の時点じゃまだ試行錯誤中だったっていうし……)

しかし世の中、どうにでもなるのだ。フェイトはまだ知らないが、かの有名なアポロ11号は初代ファミコン以下の『デジタル時計のほうがまだマシ』なコンピュータで困難な任務を成功させている。それを知った時、彼女はどのような顔をするのだろうか。ジャガーバルカンを見上げながらフェイトは不思議そうに見つめていた。天空はグレートマジンガーの放ったと思われるサンダーブレイクの影響で曇天だ。天候すら自在に操作可能で、雷槌の電気エネルギーを破壊エネルギーに転化可能にするのも凄い技術である。

(スーパーロボットの力はまだあれでも序の口……超電磁にゲッター線……まだまだわからないエネルギーで動いてるのが多いんだから)

正にその通り。スーパーロボットと言っても一口に言って、全てが科学で作られたマシーンというわけでない。中には自らの意思を持つ神であったり、無機物生命体であったりするモノも存在するという。フェイトは仮面ライダー一号から聞く話の数々に半信半疑となりつつも、戦いに赴く…。



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