設定資料
――用語&主要人物設定資料――
作中に登場する独自用語などが増加したので、現時点での登場頻度の高い作中用語と、現時点での登場頻度の特に高い人物の作中での設定のまとめです。(続きあります)。
――作中用語――
※リウィッチ
通称、リセッテッド・ウィッチ。タイムふろしきで以て、肉体の時間を魔力の発現直後から絶頂期までの範囲で巻き戻した元ウィッチ達を指す。正式には『リアクティベーテッドウィッチ』だが、長いので誰も(当事者も)正式名を使わない。本来は失った能力を再稼働させるという意味なのだが、『老化をリセットする』という言い回しが広まった結果、リセッテッドウィッチの呼び名が広まり、略語として『リウィッチ』が使われる様になった。
※グランウィッチ
前世の記憶と自我を保って転生したウィッチを指す。経験値を引き継いでいるため、リウィッチ以上の戦闘力を誇るが、神域に存在が高まったウィッチのみがたどり着ける領域であるために絶対数は少ない。ウィッチの最高位と言える存在であるため、基本的に戦闘単位では対軍級〜対界級の力を有する。
※レイブンズ
元は扶桑海・陸軍三羽烏。それが転じた通称。元々は23世紀世界に送られた三人のウィッチを指して、地球連邦軍の部内で広まっていた通称だが、やがてそれが定着し、自らも逆輸入の形でチーム名として用いるようになったもの。
※クロウズ
扶桑皇国海軍が三羽烏(レイブンズ)の栄光を我が手にと、当時に新進気鋭とされたエース三人を集めたが、いまいちパッとせず、欧州にて、『扶桑じゃ、レイブンもクロウもカラスって言うそうじゃないか。お前らはレイブンに今一つ届かないクロウズだな』と当時の欧州側古参兵に言われたのが始まり。 力のレイブン、技のクロウと後に言われる様になり、日本国自衛隊に入隊しだすウィッチの多くはレイブンズよりも、クロウズの弟子筋が主流派となっている。
※地球連邦
戦いを経て、22世紀に生まれた人類史上初の統一政体。基本的には議会制民主主義国家だが、内部は一枚岩でなく、樹立から一定の年月が経った故の腐敗や傲慢が蔓延していた国家。形式上は国際連合が改組したという事になっているが、実質的には戦争の勝者側である日本と英国が運営している。政治的首都はダカール、経済的首都は東京、ロンドン。
※地球星間連邦
地球連邦が更に再編された恒星間国家。宇宙大航海時代を迎え、移民星や移民船団の増加や連邦政府の戦乱での疲弊を理由に、改革派が音頭をとって樹立させた。第二部以降の地球連邦はこの政体を指す。首都は月面都市『フォン・ブラウン』。
※地球連邦軍
その名の通り、地球連邦の軍隊。戦争終結時に最大規模の日本国自衛隊と英国軍が各国軍隊の残存部隊を編入して出来上がった。内乱が一段落した後、時の対外融和/平和主義政権の手で、組織ストレッチと腐敗を正す目的で『軍隊の解体』という大義名分の下、軍縮を進めていたが、宇宙からの侵略者が地球を立て続けに襲う時代を迎えてしまったがために、組織再編が不完全な状態で据え置かれていたため、全体の統制は不可能であり、軍から独立した指揮権を持つ優良装備部隊のみが実質的に稼働していた。政府としての安全保障法制が廃止されていたため、シビリアンコントロールは不全であり、軍出身の議会議長が実質的に組織の統制を取っていた。
※ロンド・ベル
数度目の宇宙戦争の後に、地球連邦宇宙軍が有事即応部隊として設立していた外郭独立部隊の一つ。宇宙軍の最新装備と最精鋭が優先的に配されているが、一癖ある人員に定評がある『宇宙最強の戦闘部隊』。基幹人員はかつての軍閥「エゥーゴ」の生き残りらであり、同軍閥の後身でもある。
※地球星間連邦軍
地球連邦軍が恒星間国家の軍隊として再建された姿。第二部のある話以降の時間軸の連邦軍はこの星間連邦の軍である。前組織で廃されていた安全保障法制を再整備し、外殻独立部隊に大きな裁量権を与えている。基本的に前組織のそれを引き継いでいるが、太陽系直掩艦隊を『太陽系連合艦隊』と称する。
※アースフリート
再編された地球星間連邦宇宙軍の艦隊を指すが、地球連邦の銀河連邦加盟後は銀河連邦の主力にして、最強の有事即応艦隊を指す意味合いに変化する。
※日本国
作中主世界の日本国。地球連邦政府の立役者の一つだが、21世紀頃には『先進国の行き着く終わり』のモデルケースのような衰退の様相を呈していたが、21世紀が16年目に、平行世界の自分らに相当する国『扶桑皇国』と次元を超えた連合を組むことで中興に成功し、覇道を歩み出す。
※扶桑皇国
作中に登場する別世界での日本の位置づけの国家で、大日本帝国時代の軍事力、政治的発言力と戦後日本の議会制民主主義を併せ持ち、織田信長が存命し、幕府を開いた経緯を持つため、領土は太平洋まで広がり、ウラル山脈近くまでの大陸領を持つ。首都は東京だが、副首都に安土、京都、新京を持つ。日本国と連合を組むのを持ちかけた国家でもあり、日本国へある借りを返すために連合を組んだ強かな国家。
※戦艦大和
作中では複数の戦艦大和が存在するので、すべてを紹介する。
1 大日本帝国海軍連合艦隊の旗艦を務めた戦艦。昭和20年に坊ノ岬沖海戦で戦没。後に、地球連邦軍が宇宙戦艦ヤマトとして蘇らせる。
2 扶桑皇国海軍が元は移動司令部代わりにするために贅を尽くして作った戦艦。大日本帝国海軍の戦艦大和と同じ姿だが、細部が異なる他、元から電探が搭載されている他、装甲板の品質やダメージコントロール能力は数段上。リベリオン海軍の最新鋭戦艦の登場で運命が急転直下。緊急措置で量産化され、存在意義を『移動司令部』から『軍馬』に転ずる。扶桑皇国海軍艦艇としては、『大和』、『武蔵』、『信濃』、『甲斐』、『三河』の五隻が登場。
※ラ號
大日本帝国海軍が計画していた最大最後の大戦艦。火星古代文明とも繋がる相転位重力波エンジンを主機にし、空中・海上、海底、地中などを航行できる『海底軍艦』として計画されていた。建造中に終戦を迎えていたが、有志が戦後に完成させたもの。戦中は欺瞞も兼ねて、大和型戦艦の五番艦として偽装されていたが、実際にはその上位艦種『超大和型戦艦』に相当し、主砲もそれに相応しい51cm砲が予定されていたが、諸事情により、空母信濃が戦艦として造られる場合に使われるはずの部品を流用していた。後に、宇宙戦艦ヤマトと同規格の武装と波動エンジン搭載の宇宙戦艦ヤマトの准同型艦扱いで改装され、地球連邦軍の宇宙戦艦に生まれ変わる。
※宇宙戦艦ヤマト
複数のヤマトが存在するため、全て記載。
1 地球連邦軍の象徴となった戦艦大和の生まれ変わりの宇宙戦艦。形式は『M-21991式宇宙戦艦』。元はノアの箱舟的な宇宙移民船として計画されていたのを、宇宙戦艦に変更したもの。タキオン粒子を動力とするタキオン波動機関を搭載した初の宇宙戦艦で、地球に幾度となく勝利をもたらす怪物艦。
2 反地球である『ガイア』で計画されていた宇宙戦艦ヤマトと同じ姿の宇宙戦艦。こちらは次元波動エンジンを主動力とする戦艦で、竣工時のアースヤマトと同程度の能力を持つ。戦艦大和の改造ではなく、全面新造の艦であるため、細部に違いがある他、クルーも基本はアースヤマトの乗組員の同位体であるが、その気質は全体的にアースより穏やかであり、アースヤマトの行ってきた行為を快く思っていない。しかしながら、アース側も『保身に走って宇宙戦争の引き金を自ら引いた間抜け』と見下しており、軋轢は存在する。
※アンドロメダ級戦略指揮戦艦
これも複数があるので、同上。
1 地球連邦軍の戦艦の艦級の一つで、主力の一つ。第二世代タキオン波動機関搭載艦に相当する。過去の戦乱でネームシップが華々しいデビューを飾ったが、ヤマトクルーからは『精神性を喪失し退廃する物質文明の象徴』と見られ、侮蔑されており、真田志郎などは『戦艦ではなく戦闘マシーン』、『血の一滴も通わないメカニズムの結晶』と酷評していた。アンドロメダは乗員数がヤマトの二割減程度だが、その中に司令部要員が含まれているため艦の固有の乗員はヤマトの1/3程度でしかない。しかしながら、スペック上ではヤマトを凌駕しており、実戦でスペックの高さは証明している。ネームシップ自体は悲劇的結末であったが、改良型が複数造られており、地球連邦艦隊の一翼を担っている。
2 ガイアの軍備再建計画で計画されている『前衛武装宇宙艦』。同じく、アース側のアンドロメダと同じ姿であり、アース側には『同じ目標で作ったら、姿が同じになっただけ』と言い訳している。また、開発目的に違いがある事から、主砲口径がヤマトより小型(アース側のアンドロメダ級は超ヤマトを目指して、ヤマトより大型の砲を積んでいる)化されているなどの違いが存在する。また、ガイアのサレザー系イスカンダルとの(アースはサンザー系イスカンダル)条約で禁止されたはずの次元波動爆縮放射機を二連装で搭載しており、存在そのものがきな臭い代物であり、ガイア・ヤマトクルー、とりわけ古代進からは憎悪に近い感情を持たれている。
※波動砲
『タキオン収束粒子砲』、『次元波動爆縮放射機』の二つを指す。前者は地球連邦軍の切り札である兵器の一つで、小宇宙1つ分に匹敵するエネルギーを溜め込んで一気に一方方向へ押し出すという仕組みの砲である。地球連邦軍外宇宙航行艦の標準装備の一つで、収束型/拡散型/拡大型などのバリエーションあり。後者は仕組みが根本的に違い、次元エネルギーを『波動エンジン内で発生した余剰次元を射線上に放出し、その余剰次元が小さなサイズに見合わない膨大な質量によってマイクロブラックホール化し、それが放つホーキング輻射のエネルギーにより域内の敵を破壊する』というものだ。一見すると、後者の方が強力に見えるが、初期の収束波動砲と共通の弱点があり、収束波動砲の改良型のように、艦隊に使える代物ではない。また、強大になった前者の波動砲は後者の波動砲を押し返すほどの出力を誇るため、ガイアがアースに対して優位を持つわけではない。
※アース
太陽系第三惑星『地球』。ドラえもん達などはこの地球出身。
※ガイア
太陽・地球系のL3ラグランジュポイントに存在する反地球。アースと似たような文明を持つが、色々な違いがあり、地球連邦の樹立も最近の事であった。地球軌道にアースとガイアのトロヤ点(L4、L5ラグランジュポイント)に物質、半物質、虚数化物質の天体があり、そのバランスでお互いの軌道の安定がもたらされている。
――主要人物の作中設定――
※ドラえもん(出典:ドラえもん)
ご存知、22世紀の猫型ロボット。お調子者のどら焼き中毒者で、ネズミ嫌い。毒舌でフランク、現実主義者と多彩な面を持つ。自身を買った野比セワシの高祖父『野比のび太』の面倒を見ている。参謀などで活躍する。
※野比のび太(出典:ドラえもん)
毎度おなじみ、0点連発、運動ダメのダメダメ11歳男子。冒険時においては高い潜在能力を見せ、また、自分より年少者には面倒見の良い面を見せるイケメンなところあり。ゴルゴ13に比肩するひらめきと戦闘能力を持つが、普段は見られない。
※黒江綾香(出典:ワールドウィッチーズ/ストライクウィッチーズ/キミと繋がる空)
扶桑皇国陸軍(後、空軍)の機械化航空歩兵科将校。所属部隊だった『第505統合戦闘航空団』の壊滅をきっかけに運命が急転直下、別世界である23世紀世界で戦争に従軍してゆく。所属部隊の壊滅のショックにより、精神崩壊状態に追い込まれており、その後に立ち直る過程で、自己の精神を守るために、二重人格化していた事が判明する。それ以前との変化が最も顕著なウィッチの一人であり、べらんべぇ口癖で、男性的な喋り方をする主人格、幼い頃のような少女の副人格を持つ。戦闘ではほぼ無敵で、当初はリウィッチ、最終的にGウィッチへと立場を転ずる一人。最終的に山羊座の黄金聖闘士となる。
※加東圭子/レベッカ・リー(出典:ストライクウィッチーズ『アフリカの魔女/ケイズ・レポート』及び、『BLACK LAGOON』)
扶桑皇国陸軍(後、空軍)の機械化航空歩兵科将校で、黒江の戦友。レベッカ・リーというのは、彼女が漫画のヒーローから取って得た姿であり、変身姿である。加東圭子としては、連合軍第31統合戦闘飛行隊「アフリカ」の隊長であり、かつてはトップエースであった経験を持つ俊英。加東圭子としては、『温厚で、母性と包容力のある人物』とされているが、一皮剥くと、実に戦闘的な一面を持つ。ゲッター線に取り込まれた事により、その一面を次第に隠さないようになり、転生を経て、『最狂』と言わしめるほどになる。愛銃をベレッタ92とし、それを二丁で暴れ回る事から、漫画の人物と同じ『トゥーハンド』と渾名され、『一ついいこと教えてやるよ。こんなもん(拳銃)はな、撃てて当たりゃいいんだよ』と言い放つ銃使いとなり、グランウィッチで最初に変身を使ったウィッチとなる。レベッカとしては、正反対の粗野で短気、銃撃狂であるが、元々は任務でのロールプレイのつもりだったのだが、しっくり来たのか、常用するようになる。
※穴拭智子(出典:ストライクウィッチーズ『スオムスいらん子中隊』)
黒江、加東の戦友。二人とは腐れ縁で、レイブンズを組んでいる。熱血漢の黒江、銃撃狂の加東に挟まれる『比較的まとも』な人物だが、黒江ほどでないが、熱血漢の性質はあるし、加東ほど一線は超えないが、戦闘に高揚する。二人と違い、苦労人属性。同性からのアプローチが多く、ついついそれに流されてしまうアブノーマルさをネタにされがちな人物。黒江に付き合い、修行をした結果、水瓶座の黄金聖闘士となる。先の二人同様、リウィッチ→Gウィッチに転じる。
※加藤武子(出典:ワールドウィッチーズ)
三人の戦友で、元・同僚。実は元々、陸軍三羽烏のメンバーだったが、精神崩壊後、『相棒』を欲しがった黒江の行為で歴史が変わり、彼女はメンバーでは無くなってしまう。しかし、黒江が抱えこんでしまった傷を知り、それを受け入れ、以後は三人の最大の理解者として振る舞うようになり、最終的にはGウィッチとして覚醒し、三人に寄り添い、支える立場となる。彼女自身もエースであり、『ハヤブサ』の異名を取った俊英。ダイブアタックの名手である。
※兜甲児(出典:マジンガーZからマジンカイザー)
マジンガーZ、マジンカイザー、ゴッド・マジンガーのパイロット。スーパーロボットパイロットとして最古参にはいる青年。マジンガーZを過去の戦いで失っており、作中時点ではZの血を受け継ぐ後継者達に乗り込んでいる。アメリカ留学を終え、宇宙科学研究所に入った後は、何故かモテモテである。しかし、Zの後継機種『グレートマジンガー』とその操縦者『剣鉄也』に嫉妬を抱いている負の面が隠されており……。
※剣鉄也(出典:グレートマジンガー)
グレートマジンガー、グレートマジンカイザー、マジンエンペラーGのパイロット。兜甲児の父『兜剣造』により、グレートマジンガーのパイロットとなるべく育成された戦災孤児の青年。甲児の『代わり』としか自分を見ず、必要としない周囲に対して鬱屈とした感情を抱いていた。彼の理解者は甲児の弟のシローだけであり、その感情が遂に爆発した時、甲児に無思慮な罵倒をされてしまう。甲児は無思慮さを咎められ、アメリカに逃げるように戻っていき、鉄也はしばらくの間、『腫れ物に触る』ような扱いを受けた。しかし、グレートマジンガーの操縦者として戦う内に、彼は理解者となってくれる者達とめぐり逢い、真の意味で安らぎを得、好青年になっていき、偉大なる魔神皇帝を得るのだった。
※月詠調(出典:戦姫絶唱シンフォギアG)
別世界出身者の一人で、黒江綾香が一時期、成り代わったツインテールの少女で、その世界の力たる『シンフォギア』の装者で、シュメール神話の刃『シュルシャガナ』のギアを持つ。元来は大人しそうな外見と裏腹に、目的達成のためならば手段を選ばない性格で、誰かの痛みを知らない人間が形だけの善意を振りかざす事を忌み嫌っていた。しかし、自身が黒江綾香に玉突きされ、別世界に飛ばされ、そこで10年を過ごした事、黒江が成り代わった事で黒江と共鳴し、黒江の記憶や感情が一気に雪崩込んだ事で、以前の自分をかなぐり捨て、新たな自分になろうと決意し、意識して以前の自分と違うように振る舞っている。また、声が元々、幼少期の黒江に瓜二つだった事もあり、親近感を抱き、大事な人達を守ってくれた恩義もあり、黒江に弟子入りを志願。馭者座の聖闘士となる。なお、黒江を通して知り合った野比のび太の優しさにときめいたのか、のび太を兄のように慕うようになっている。
※篠ノ之箒(出典:インフィニット・ストラトス)
別世界出身者の一人。ISというパワードスーツを開発した『篠ノ之束』の実妹。姉の件や片思いの幼馴染の事などに悩んでいたところを、偶々、その世界に飛ばされた兜甲児と出会った事から巻き込まれ、紆余曲折を経て、黒江達の弟子となる。当初はISで戦っていたが、やがて射手座の黄金聖闘士になった事から、以後はIS操縦者というよりは、黄金聖闘士としての面が強くなる。また、黒江がシンフォギア世界からもたらした『アガートラーム』を持つようになり、変則的にシンフォギア装者にもなったが、シンフォギアを容易く起動できた理由は、調が姉のように慕う『マリア・カデンツァヴナ・イヴ』と平行世界を隔てた双生児であったためであった…。
※黒田邦佳(出典:ノーブルウィッチーズ)
黒江の後輩かつ、懐刀の機械化航空歩兵。名家である黒田家出身であり、華族。元来は三人と縁もゆかりもなかったが、ゲッター線が彼女を選び、黒江達の援軍として、ある時間軸に送り込まれた事、未来で共に戦ったのをきっかけに三人の戦友となり、黒江の信頼を勝ち取り、数回の転生を経て、黒江の腹心としての地位を築いた。黒江にコーラや映画を仕込んだ張本人。性格はお気楽極楽な元気っ子で、Gウィッチ覚醒後はアイドルみたいな事を広報でやらかすお調子者。紆余曲折を経て、黒田家当主を継ぎ、侯爵となる。彼女も当然ながらエースであり、『扶桑の槍使い』の異名を誇る。黒江とは数回の転生を挟んで仕えており、Gウィッチ覚醒後は黒江と組んで、某コーラのポスタービジュアルを張っており、ポップスターの先駆けになる。
※ハインリーケ・プリンツェシン・ツー・ザイン・ウィトゲンシュタイン/アルトリア・ペンドラゴン(出典:ノーブルウィッチーズ&Fateシリーズ)
第506統合戦闘航空団で黒田の相方であった機械化航空歩兵で、ドイツの名門貴族の家系の出自を持つ。Gウィッチ覚醒後は、Gウィッチの中でも、一番にややこしい事になった人物である。彼女は元々、幼い頃より貴族として、ウィッチとしての使命を厳しく躾けられて育ったのだが、前世がものすごく有名な人物。アーサー王伝説のもとになった王で、女性だった『アルトリア・ペンドラゴン』であったのだ。その自我がハインリーケとしての自我と融合した結果、ハインリーケの基本は残ししつ、アルトリアとしての王者の風格、立ち振る舞いを持つようになり、律儀で丁寧、そして負けず嫌いという性格に変貌している他、賭け事にはことさら強い。黒江の紹介で、アテナに謁見した際、その魂の記憶に気づいたアテナは特例として、『聖剣』を与えた。アテナは彼女に、かくあるべき力を与えた事になる。その経緯上、彼女はGウィッチでも特別な存在『クイーンオブウィッチ』である。自我の覚醒後は地球連邦軍のとある将校から送られたコスプレ衣装を身に纏う事が多くなったのもあり、仲間内からは『女王陛下』と冗談めかして呼ばれている。戦いを率先し、命じないが先導する立場に身を置くようになるのもあり、部内での人気は一気に急上昇したのだった。
――また、アルトリアの自我に覚醒した後は物腰も柔らかくなっており、以前に会話をした事があった『ハイデマリー・W・シュナウファー』は、伝えられるハインリーケとの物腰が柔らかく、王族のような気品と風格を持つ姿に驚いたという。以前の人格の時に会っていた。また、黒のリボンで髪をまとめているヘアスタイルと笑顔も破壊力満点で、ハイデマリーはあまりのショックに失神し、介抱したミーナ(出発前)も顎が外れかけたという。――
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