設定資料
―人物・用語設定U――
――用語設定――
※『前史』
黒江達がやり直している歴史の改変前の歴史を指す。黒江達は二回はやり直したので、前史の意味合いも時と場合で変化している。
※『Fウィッチ』
Gウィッチの派生系で、過去の英雄たち、あるいは平行世界での英雄の転生、あるいは『魄』を受け継いだ人物を指す。黒江達も二回目のやり直し以降は、過去の黄金聖闘士の魄を受け継いでいたりしていたため、こちらに分類される。出現率がGウィッチよりも下の貴重な存在かつ、出現の仕方も千差万別だが、戦闘力は概ね、Gウィッチに匹敵する。
※『魂魄』
作中の魂魄の扱いについて、人の魂は古代エジプトにおいての「バー」と「カー」の様に『魂(こん)』と『魄(はく)』で成り立っていて、「魂」はその人の心の性質、感情や願いを司り、魂が強い者は感情的になりやすい(怒りっぽい等)。 「魄」は思考、技能等を司り、魄の強い者は思索に耽ったり物事を考えすぎる傾向を持つ。 生まれ変わりでは「魂」が輪廻し、「魄」は地に帰るとされているが、黄金聖闘士や、歴史に名を残した英雄などの強者の「魄」は力を霧散させず、別の「魂」と結び付き記憶を持った転生現象を発生する。 この時、元々の「魂」に引かれ易いために魂魄揃った完全なる転生現象も起こり得る。 なお、Fウィッチの覚醒は某過保護の女誑し大神が魄を確保していたためで、それらを自身と対立する神々との戦に備える手段として行ったもの。
※『英霊』
かつての英雄達の事。基本的にFウィッチに纏わる事項であるが、昇神した黒江達にも当てはまる。英霊達も基本的には魂と魄が別々に分かれて転生しており、Fウィッチには、魄が融合、もしくは併存して魂と結び付いて『存在する』ケースがある。容姿・性格は基本的に英霊達の絶頂期当時のそれだが、融合先の肉体の元の容姿も使い分けられる。融合例はハインリーケ(アルトリア)、ルナマリア・ホーク(ジャンヌ・ダルク)が該当する。併存はモードレッドが該当する。
※『宝具』
聖剣などの英雄らが用い、神の加護を持つ武器や道具を指すが、聖闘士の聖衣も該当する。上位の宝具になると、その霊格を人に宿す事も可能で、聖闘士の聖剣はこれに当たる。
※『聖闘士』
オリンポス十二神の一柱『アテナ』と世界の守護を使命とする闘士達で、ある世界で神話の時代から脈々と存在し続けた。三つの階級が存在するが、最下層でも、素養によれば最上位を倒す『大物食い』が割に多く発生する。内乱も多く、存在が明らかになった時点では半身不随の有様で、組織としては機能不全であった。黒江と智子はその内の最上位の地位であり、対界級の力を有する。その出自故に神同士の争いにおいても兵士として戦う必要から上位に有る者(または匹敵する下位の者)は神すら滅ぼす力を持っている。
※『黄金聖闘士』
黄道十二星座を守護星座とする最高位の聖闘士。本来であれば、神殺しは彼らの担当。光速を超えたスピードとそれを知覚する感覚を持ち、それに耐えうる強靭な肉体から、速度に比例した無限にも近い威力の攻撃を放つ事が出来るため、神々に色々と便利に使われる立場。神々の都合で蘇生される率も高く、神々の取引材料にも使われている。なお、神話の時代には、へびつかい座が13番目の黄金聖闘士として存在したが、アテナを裏切った結果、廃され、その後に階級を下げて、新たに聖闘士位が置かれている。
※『聖衣』
聖闘士の各々の守護星座の形を象ったオブジェ形態から分解・変形して、聖闘士の身体を包む防具となるムー大陸在りし日の遺産にして、現役の宝具。階級別に青銅聖衣、白銀聖衣、黄金聖衣があり、階級に比例して硬度を増す。自己修復機能はあるが、高度な修復には人血を必要とする。しかしながら、神の血を浴びることで、共通の究極形態『神聖衣』を持つが、神々の血を浴びる必要があるのと、黄金聖闘士級の実力でなければ、発現しない。黒江は昇神後の自分の血で以て、神聖衣を任意に発動させたが、これは特殊なケース。某大神は『ヤメロバカヤロ、有り難みがなくなんだろうが!』と、大いに嘆いたとか。
※『サジタリアスの黄金聖衣』
かつては射手座のアイオロスが纏い、将来は星矢が纏うことになる射手座の黄金聖衣。接触時点では、特定の資格者がいなかったが、場繋ぎで、篠ノ之箒が纏うことになった事をきっかけに、黒江にちょくちょく借り出されるようになり、黄金聖衣を数人で使いまわす異例の事態になっている。ヒロイックな外見のため、聖闘士になった者のあこがれの聖衣でもある。何故、このような貸し借りが出来るかというと、聖闘士の世界と別の世界の生まれの聖闘士は聖闘士世界の星座との結び付きが小さいために能力が水準を超えていれば結び付きを任意に変えられるために聖衣の貸し借りが可能となっている。 そうでない場合は装着者同士の絆が強くなければ出来ないとされている。 (星矢達はそれぞれの星座の後継者と認められていた故に可能だった。前装着者の後継指名を受ける、というのも絆の内に入る。)
※シンフォギア
ある世界で開発された、古代から中世の宝具の欠片を媒介にその力を再現しようという物である。そのため、聖闘士程の戦闘力には届かない通常兵器のやや上程度の能力となっている鎧型武装。現代版聖衣と言って良いものだが、欠片を媒介にするため、聖衣より性能は低く、あまり高密度の小宇宙を発動させると、機能異常が起こったりするため、聖闘士である者の戦闘服にはなり得ない。そのため、黒江は成り代わり中は身体能力の補助具とリミッター代わりにしており、使い勝手がいいからか、元の世界に戻っても、コピー品を使用している。なお、欠片を媒介にしているため、神殺しの属性を持つのはただ一つだけになっているなどの劣化が起こっている他、最大出力でも黄金聖闘士には及ばないなど、劣る面もあるが、過剰な破壊力がない事から、コピー品を黒江と箒は重宝している。黒江達の手に渡ったのは、『天羽々斬』、『アガートラーム』、『シュルシャガナ』の三種。
※艦娘&メンタルモデル
第二次世界大戦までの軍艦の自我が、ある世界で神格となり、人としての姿、艦としての武装を武器として持った存在。元々は艦魂(かんこん)船魂(ふなだま)と呼ばれる九十九神の類として知られる。それ故、日本艦の出現率が高いのもあり、扶桑軍は秘匿していた。メンタルモデルは艦娘が普段の姿と別に持つ姿と能力で、日本のとある漫画からとって名付けられた。艦によっては、後者としているほうが固有アイデンティティを持つ事から、好みで使い分けている。
※『超能力』
21世紀の日本は学園都市で日常的に行われていた人工的な超能力開発で発現した超能力。人工的に覚醒めさせた故、自然覚醒に比べ、能力の伸び代がある一定で無くなってしまうが、御坂美琴のように、思いが枷を外し、自然覚醒に移行し、能力が限界を超える場合もある。
※『仮面ライダー』
※仮面ライダーには複数の定義があるが、まずは一号からの流れを重視する。
昭和時代に現れ、日本の等身大変身スーパーヒーローの魁となった男たち。10号にあたるZXまでが同時代人、BLACK(RX)は23世紀に生きる若者。基本的に『改造人間』だが、機械式であれば、生体式改造の者もいる。その力は強大で、ヒーロー達の中でも古豪として知られる。
※『栄光の7人ライダー」
仮面ライダー達でも、最も華やかりし時代を戦い抜いた初期の7人を指す単語。デルザー軍団を倒したという実績、7人が共通した師を持つ共通点を持つ事から、ヒーロー達の中でも最強のチームと言われている。その総合戦闘力は全ヒーローでも一、二を争うもので、仮面ライダーらの『本気』は彼らが動くことで示されてきた。
※ネオ・ジオン軍
ジオン公国軍の残党が寄り集まって出来た勢力が元になった軍隊。亡国の軍隊の最たるもの。離散集合を繰り返したため、規模も比例して縮小していったが、連邦の軍縮騒ぎを利用し、勢力を一気に盛り返す。現在はシャア・アズナブルの新生ネオ・ジオン軍を母体に、様々な反連邦政府運動やかつて敗北した軍隊を吸収し、それなりの規模の軍隊となって復活。現在は地球連邦の獅子身中の虫になっている。首魁は引き続き、シャア・アズナブル。
※BADAN(バダン帝国)
仮面ライダーらの敵であった『ショッカー』以来の歴代暗黒組織を束める最上位組織にして、ナチス・ドイツの生き残りの最大勢力。首領は仮面ライダーZXと体のモールドが反転した姿の男『ジュド』。歴代暗黒組織の元締めであるがため、その勢力は極めて強大。ナチス・ドイツ滅亡直後から暗躍し、仮面ライダーを生み出した悪の権化。ジュド、彼は太古に仲間と共に地球に降り立った神々の内の一柱である。
※デルザー軍団
かつて、仮面ライダーストロンガーが日本で最後に戦った悪の組織。ジュド直属の精鋭部隊というのが本当のところで、7人の仮面ライダーとの死闘の果てに倒されたが、いつしか蘇っており、バダンでも特別な指揮系統を持つ軍団として君臨している。軍団員の強さは仮面ライダー一人一人と互角で、その点でも特別な存在。7人ライダーが最強と言われるのは、神の使徒とも言える彼らを討ち果たした実績が大きい。
※――人物設定――
ペリーヌ・クロステルマン/モードレッド(出典:ストライクウィッチーズ/Fateシリーズ)
フランスの同位国である自由ガリアのエースで、501統合戦闘航空団の若手。港町パ・ド・カレーの領主の家に生まれ、かつては貴族の爵位を持つ家柄。黒江達の二回目のやり直しの際のダイ・アナザー・デイ作戦の折に、Fウィッチに覚醒。以後は円卓の騎士のモードレッドに主人格を明け渡すが、人格は消えておらず、ペリーヌ・クロステルマンに時たま戻りつつ、モードレッドが体を動かす事が常態となっていく。口調は粗野そのものだが、アルトリアに子と認められてからは、ペリーヌの心象の影響か、味方の年下への面倒見のよさを見せるようになる。
※ルナマリア・ホーク/ジャンヌ・ダルク(出典:機動戦士ガンダムSEED DESTINY/Fateシリーズ)
元・コズミック・イラ暦世界のザフト軍エースパイロットで、かつてはインパルスに搭乗していた少女。彼女は珍しい、ウィッチ世界出身者でない『Fウィッチ』に該当する。魂魄が融合し、『ルナマリアの知識、記憶、感情を持ったジャンヌ・ダルク』として新生したため、実質的にはルナマリアの姿を取れるジャンヌ・ダルクという事で二度目の生を得、ルナマリアが23世紀世界で市民権を得てからしていた職業をそのまま受け継ぐ。ルナマリアの持っていた感情も引き継いだため、シン・アスカに好意を抱いている。それはやがて、シン・アスカとの結婚生活という形で具現化し、英霊の中では、最も世俗的な二度目の生き方を選んだ者の一人となる。また、生前の結末から、シンとの結婚は、生前の結末がトラウマであり、ルナマリアの辿るであろう運命線に乗っかったとも揶揄されたが、ルナマリアとて、色々な理由で祖国には帰れなくなっていたので、シンの事以外に故郷に未練は無かった。ジャンヌはその思いを受け取り、ルナマリアと融合した。結婚後は公には『ルナマリア・J・H・アスカ』と名乗り、連邦軍人としての職務を遂行していくのだった。
※坂本美緒(出典:ストライクウィッチーズ)
黒江達の後輩で、海軍で一、二を争う著名ウィッチ。黒江とは浅からぬ縁がある。一度目でのやり直し時においては、黒江の周囲への依存心を断ち切らせようと、独善的に動いた結果、全てが裏目に出、結果、自身の後半生を暗転させてしまったという失敗を犯しており、その思いと黒江の友情を裏切ったという罪悪感が転生を齎した。Gへの覚醒後は、一貫して黒江の味方、親友として振る舞う。転生前は諸刃の剣である『烈風斬』を習得する運命がどこかで待ち受けていたが、転生後は黒江達の後継者になり損ねたという点から、自らの限界を悟っており、現役ウィッチである事よりも、周囲を導く事で、自分の後輩らに道を示す思いを持つようにあり、G化しても、現役の座には留まるつもりはないとの思いを抱いている。
※天馬星座の星矢(出典:聖闘士星矢)
天馬星座の青銅聖闘士で、オリンポス十二神が一柱『ハーデス』を討ち果たした神殺しの少年。実は前世でも聖闘士であり、その頃から天馬星座の聖闘士であった。その時の名は天馬。天馬としての技能が引き継がれていたためと、2つの生を通し、アテナに愛された者としての奇跡により、ハーデスを討ち果たしたが、ハーデスの呪いで廃人化している。彼の起こしていった奇跡は、全ての聖闘士達の間の指標になっており、後輩に当たる黒江達にも深く影響を及ぼしている。将来的には射手座の黄金聖闘士に叙任される運命にあり、サジタリアスの聖衣の本来の次期継承者と言えるが、廃人化が聖域に暗い影を落としている。その一方で、アテナは奇跡を信じており、彼の救済を願っている。
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