窓から差し込む太陽の光で、彼は眼を覚ました。

「・・・そうか」

一瞬ギョッとした様子で辺りを見回すが、自分の置かれている状況を思い出し、気を落ち着かせる。



リィンバウム

この世界はそう呼ばれている。

マナを大量に含み、召喚術という独特の技巧を持つ。

思いっきり、アキトが居た普通の世界とは別世界である。

その世界で、アキトは新しく道を歩みだしているのであった―――













黒衣の男


第三話

『顔合わせ』
〜 Introduce in Island 〜

前編






コンコン


暫くベットの上でジッとしていたアキトは、ドアがノックされる音で動き出す。

「どうぞ」

「あ、アキトさん。 おはようございます〜」

ドアが開き、入ってきたのはアティであった。

妙にポアポアってしてるなぁ、と感想を頭の中で述べたアキトはとりあえず挨拶を返し、

ベットから降り立ち上がると昨日の事を尋ねる。

「昨日は一体どうしたんだ、急に走り去って…。 俺が何か気に障った事をしたのなら謝ろう」

「え、えっと・・・なんでもないですよ!ただあんな事されたの、初めてでしたから・・・(///)

赤面しながら段々と声が小さくなっていくアティの様子から、アキトも納得したが

「(しかし、あれだけで恥ずかしがる様なものなのか?)」

イマイチ理解出来ない鈍感野郎、アキトは頭を捻るのであった。


「あ!朝食の仕度が出来たんでぇ、呼びに来たんですよ」

自分の任務を思い出したアティは、彼にそう告げると赤面を抑える為に深呼吸を開始する。

「(食事・・・味覚は本当に戻っているのであろうか?)わかった、すぐ行く」

「はい!」

元気良く返事をするアティ。

アキトは着替えを持ちながら、そんな彼女を横目で見ると呟く。

「・・・ところでアティ、何時まで居るつもりだ?」

そう、彼女はその場でジッと佇んでいるだけであった。

「え? 一緒に行くんじゃないんですか?」

不思議そうに頭を傾げながら答えるアティに、アキトは深く溜息をつくと

「今から着替えるんだが・・・・見たいのか?」

先日、服が濡れたので(結局乾かずじまいだった)カイルの服を借りて寝ていたアキトは干してあった自分の服を手に取り、 今にも着替えようとするポーズでアティを見る。

「・・・失礼しましたぁ!」

「ふっ」

また顔を真っ赤にし、いそいそと部屋を退散するアティの後姿に、思わず苦笑するアキトであった。





「やっと来たか」


待ちくたびれた様にカイルが言うと、アキトは謝罪の言葉を述べ、恐らく自分の席であろう場所に座った。

視線を泳がすとテーブルの向かい側にはこちらを見ているアティがおり、視線が合った瞬間彼女は顔を赤くして視線を逸らした。

「(なんだ?)」

恐らく先程のと先日のが効いているのであろうが、アキトにはそんなこと露にも思っていなかった。

それを放っておくことにしたアキトは、目の前にある食事に取り掛かろうと手を伸ばす。

そして、恐る恐る口に運び・・・

「・・・っ!!」

口を押さえて動きを止める。

「どうした?」

カイルが不思議そうに声を掛けるがアキトはその声が聞こえないのか、口を押さえ黙ったまま席を立ち上がり食卓から離れていった。

「なんだぁ、あいつ?」

カイルは、訳わかんねぇと呟くと、再び食事を開始するのであった。

「ア、アタシちょっと見てくるよ!」

バッとソノラも立ち上がると、アキトの後を追う。

「私達も・・・」   「行きますか」

そして、アリーゼ・ベルフラウの二人もそれに続くのであった。


「いやはや・・・若いっていいわねぇ」 

「そうですねぇ…って、私達もまだ十分に若いですが」

スカーレルの言葉に、思わず苦笑いしてしまうヤードであった。


























味覚が戻っているのには既に気づいていた。

だが、数年ぶりに感じた味覚に驚き、思わず涙が零れるのを止める事はできなった。

そして―――――胸の去来するのは、



罪悪感



自分の復讐のためだけに、多くの人の命、人生を奪ってしまった。

なのに自分は生き続けた挙句、願っても得られない物だった味覚を取り戻してしまった。

罪多き自分が。

一瞬でも嬉しいと思った自分に嫌悪感と懺悔感、罪悪感を抱き、岩陰で蹲ってただ涙を流すだけであった。







「あいつ……」

大の大人の男が、子供のように泣きじゃくる様をみて、後をつけてきたソノラは声を掛ける事が出来なかった。

先日、あれ程発せられた威圧は微塵とも感じず、蹲るその姿を見て…ソノラは――――

「ちょっと」

ビクゥッ

アキトへ一歩近づこうとしたソノラは、後ろからの声にビクつくと歩みを止める。

そしてすぐさま振り返ると、作った笑みを浮かべる。

「な、なに?」

挙動がおかしいソノラに、少し不思議そうな表情を見せるベルフラウ。

「どうしたのよ」

「あの、あの人は・・・?」

アリーゼがオズオズと、しかし興味津々に聞いてくる。

「あ、いや…どうもアタシが作った料理に感動しちゃったみたいでぇ〜!向こうでウルウルやってるよ」

「へぇ、外見に似合わず」    「普通の人みたいですねぇ」

「そ、そうなのよ! ・・・あ、ほら!落ち着くまでそっとしてあげようよ! ね?」

そう言い、二人の背を押し皆の元へ歩き出すソノラは、ちらっと振り向くと何かを決めた様に微かに頷くのであった。






食事時が終わり、結局パンだけ食べたアキトは、自分に割り当てられた部屋に戻りベッドの上に転がりバイザーを弄くっていた。

ふと、窓の外を見る。

青い空に、雲がちらほら見えるだけだった。

だがそこには、常に闇の中で走り回っていたあの頃では見られなかった…とても眩しい光景がそこにあった。


「・・・うん?」

ふと、その青い空に影が見えたような気がして、アキトは体を起こして窓から顔を出す。

と、


「「ぶっ!?」」


アキトの顔面目掛けて、何かがぶつかって来た!

思わず後方によろけたアキトは、顔に張り付いたソレを掴んで視界に入れると…

「あぅぅぅぅ・・・」 涙目になって顔を押さえている小さな少女に、アキトは硬直するが何とか気を保たせながら問いかける。

「(お、落ち着け俺!!)…君は?」

声を掛けられた事に気づいた少女は、眼を擦って涙を拭くとニッコリ笑って答えた。

「初めましてぇ。 マルルゥはマルルゥと言いますぅ」

間延びした物言いをする彼女を呆然としながら見るアキトは、思わず思ったことを呟く。

「・・・・妖精?」

「そうですぅ。マルルゥは花の妖精さんなんですよぉ」 アキトの手から離れ、フワフワと浮かびながら『えっへん』と胸を張るマルルゥ。

「(ルリちゃん、今更だけど俺、凄い世界に来てしまったようだ・・・)」

余りにもファンタジックな出来事に(元よりファンタジーの世界なのだが)、アキトは今では遠くの世界にいる義妹に報告するのであった。




















「ららーららぁ♪」

空中をふわふわと飛び先導するマルルゥの後を、アキトはそれについて歩いていた。








呆然とするアキトに島の案内役を任されたマルルゥは、こうやってアキトを船から連れ出して各集落に向かっているのである。

「なぁ、マルルゥ…? どこに行くんだい?」

(まともな意識が)戻ってきたアキトは、先導するマルルゥに行き先を尋ねた。

「えぇっと、まずはサプレスの集落・・・狭間の領域ですぅ」

人の名前は覚えないのに地名はしっかりと覚えるマルルゥは、そう答える。

「サプレス?」

「ありゃ、そうでした。真っ黒さんには分からないですねぇ…サプレスというのは、う〜んと…えぇっと…」

どうやら何と言ったらいいか思いつかないらしいマルルゥは、小首を傾げながら唸る。

本人は一生懸命悩んでいるが、他から見れば可愛らしい姿だということは別の話だ。


しばらく悩んだ末に閃いたマルルゥの解答は…


「幽霊さんが沢山居るところです!」


はしょり過ぎではないだろうか…?

「ゆ、幽霊?」

「そう、幽霊さんですっ。 天使さんもいますけど、幽霊さんのほうが多いですぅ。

 真っ黒さんは、幽霊さんを見たことないですかぁ?」

「(ブラックサレナがそう呼ばれてたけど)…無いなぁ。で、マルルゥ、…【真っ黒さん】ってのは俺のことか?」

「そうですよぉ」

さも当たり前の様に言うマルルゥ。

「…アキトだ」

「はぇ?」

「俺の名前はアキトだ。 ア・キ・ト」

流石に真っ黒さんは嫌なのか、しっかりと自分の名前を告げるアキト。

「ア、アキィ・・・? あぅ」

「アキト」

「アキ、ト? …ぅぅぅ、覚えにくいですぅ」

たった三文字なのだが、物凄く困ったように呟くマルルゥ。

「(真っ黒さんよりは覚えやすいと思うが)」

思わず苦笑いするアキトは、心の中でそう呟くと、小さなマルルゥの頭を軽く撫でてあげ

「覚えるのが苦手なら、少しずつ克服していけばいい。 まずは俺の名前から言える様にしよう。 な?」

「・・・はいですぅ!」

撫でられるのが心地よいのか、ちょっぴり頬を染めたマルルゥは元気良く答えるのであった。















〜狭間の領域〜

「ここがさっき言った、サプレスの皆さんが住んでる狭間の領域ですぅ」

「…へぇ」

紫色の水晶が、所々に偏在する此処を見渡すアキト。

微かに発光する水晶が幻想的な光景を生み出す。

「今はお昼ですから皆さん寝てるか隠れてるんですよぉ」

「(そりゃ幽霊が昼間からうろちょろしているのもアレだしな)」

「そして、此処が狭間の領域の護人さんのお家ですぅ」

池の近くにある洞窟を指差すマルルゥ。

「洞窟?」

「そ〜です。 鎧さんは洞窟に住んでいるのですよぉ」

「鎧さん?  あぁ、あのでっかい…」

先日見かけた鎧の人物を思い出すアキト。

「鎧さ〜ん、お客様ですよぉ〜!――」

マルルゥが洞窟内に向けて大声で呼びかけると、中から現れたのは――


「何ですか?マルルゥさん?」

「…天使?」

端正な顔立ちの男の天使だった。

「…こちら方は?」

微妙に険しい表情を作る天使に、アキトもちょっぴり警戒するが

「フゥウゥウゥ…」

「ファルゼン様?! …そうですか、貴方が――」

のっそり出てきた鎧の言葉(?)に天使は納得の表情を見せ、アキトに向かって右手をさし出す。

「私の名はフレイズ。 よろしく、アキトさん」

「…あ、あぁよろしく」

戸惑いながら、握手するアキト。

「(なんか、アカツキみたいな奴って感じがする…。)」

と、思わず前の世界にいる人物と比べてしまうアキトであった。








ファルゼンと簡単に挨拶した後(ファルゼンは一言も喋らなかったが)、アキトとマルルゥは次の集落へと移動をし始めた。







「次はメイトルパの皆さんが住んでいる、ユクレス村ですぅ」

マルルゥもそこに住んでいるのですよぉ、と空中に浮かびながら話すマルルゥ。

「メイトルパって、妖精が住んでいる世界なの?」

「えっと、メイトルパは……見たほうが早いかもしれませんねぇ」

ちょっとマルルゥには説明しづらかったらしく、テヘヘと頭を掻きながら先を促すのであった。















― ユクレス村 ―

「新しい人間だ〜」   「黒いよ〜」   「きゃはははは」

集落に入った瞬間、獣の様な姿をした(獣人といっても過言ではないのだが)子供達に纏わりつかれるアキト。

「・・・み、みんなぁ」  「あれが新しく来た人間かぁ」

それに加わらず、離れてその光景を覗き込む少年らもいたが。


マルルゥはそれに巻き込まれるのが嫌なのか、サッサとその場を離れてどっかに行ってしまったので

「マルルゥどうにか…いないし! どうすりゃいいんだ? って痛っ! そこ引っ張るんじゃない!」

アキトは途方に暮れながら、必死に耐えるしかなかった。

「・・・スバル、助けたほうがいいんじゃないかな?」    「パナシェが助ければいいだろ」

この場にアキトの味方はいなかった。









「おぅ、よく来たな…って、なんだぁ? そんな疲れた顔しやがって」

数十分後、ようやく解放されたアキトはマルルゥに連れられユクレスの護人・ヤッファの元へやってきた。

「いや、なんでもない」

「ふぅん?…ま、見ての通り、この村はメイトルパの住人・・・即ち獣人等が住まう集落だ。

 【名も無き世界】から来たお前には物珍しいだろう? が、基本的には人間と同じだって事を覚えておいてくれや」

「あぁ、その事は十分に痛感させてもらったから大丈夫だ」

「は?」

「ささ、さぁ〜次行きましょう〜!」

恨みの篭った視線を向けられたマルルゥは、それから逃れるようにパッと移動を開始した。

「では」

島内巡り中アキトとしては彼女と逸れると、目的を達する事ができないのでスグに追いかけようと歩みを始める。

「まったく、慌ただしい奴等だな…」

そう言って頭をポリポリと掻くと、寝床に戻ってダラァッとだらけ始めるヤッファであった。















次に辿り着いたのは、アキトの世界に似た建物が建つ集落であった。

「ここは〜、機界ロレイラルの集落【ラトリクス】ですぅ」

ゴゥンゴゥンと、工場等で流れてそうな重低音の音を聞きながら、アキトは辺りを見回す。

「(なるほど、界ね…世界観が似てる。…だが人の気配は無いのはどういうことだ?)」

「でも〜集落といっても〜お話できる人は、メガネさんとお人形さんです〜」

マルルゥがこの集落の住人の紹介をするが彼女の紹介で誰が誰だか分かるはずも無く、アキトは辺りの観察を続ける。

所々に機械が稼動しており、建物の修復を行っているのが目に入った。

「……」

直しても使用する人間はいないのに、ただ過去にプログラムされた命令にしたがって作業を延々と続ける機械達。

無駄、無意味、それだけでその行いを片付けられるモノ。

だが、アキトはそんな彼らの動きを無駄だとは思えなかった。


「――哀れだと思わない? …私にはそう思えるわ」

いつの間にかやって来たアルディラは、彼の視線と同じ、機械を見つめながらそう呟いた。

「哀れ?…使用する人間がいないのに直す事が? プログラムから脱却できずに、延々と働き続ける事が?」

「な、なにを…」

自分が思っていることを告げられたアルディラは、思わずうろたえてしまう。

「俺はそうは思わない」

表情を変えず、アルディラの方をに顔を向けたアキトは口を開く。

「…何故?」

すぐにいつもの冷静さを取り戻したアルディラは、それに答えて彼に向き、お互い見つめ合う形となる。

「それは、人の視点から見た勝手な思い込みだ。

 人と同じ思考を持たない彼らにとって、主人に与えられた命令を実行する事が己の存在意義を証明する手段だ。

 俺はそれを哀れだとは思わない」

「!(ハイ・・・違う、あの人は―)」

彼に言われて気づいた点と、思わず見てしまった彼の深く沈みこみそうな眼に、ハッとした表情をするアルディラ。

「私も、彼の意見に賛成いたします」

「クノン……ふ、そうね。そのような考えもあるわね」

アルディラの傍に控えていた少女が無表情に告げると、アルディラは微笑を浮かべながら理解を示す。

「…えーと、アルディラ? この子は?」

看護服の様な着衣を身に着けた、無表情で小柄な少女に既視感を覚えたアキトはアルディラに尋ねる。

「彼女の名はクノン。 看護医療用機械人形<フラーゼン>で、私の身の回りの手伝い等をしてもらっているわ」

「はじめまして、テンカワさん」

「――あ、あぁ初めまして…?  ん、どうして俺の名を?」

ペコッと行儀良くお辞儀する(それでも無表情だが)クノンに、少し眉を顰めていたアキトはそれを緩め怪訝な表情を浮かべる。

「昨晩、アルディラ様からお話を聞いておりますので」

「ま、まぁ…クノンにも言っておかないといけないし」

照れ隠しなのかワザとらしく咳払いをしながら言うアルディラを他所に、クノンの言葉はまだ続く。

「いつも冷静沈着で感情に起伏の少ないアルディラ様が」

「……ピク」   「うわぁ……」

一部聞き捨てならない言葉にアルディラの米神に血管が浮き出て怒りの表情を見せるが、

それはクノンの次の言葉によって一気に収束を向かえることになる。

「それはもう、表情豊かに、頬を真っ赤に染めモゴモゴ…「クノォォン?」

「な、なんだ?」

アルディラに言葉の途中で口を塞がれるクノンだが、まだ喋り続けようともがく。

「…アキト、ちょっとこの子と話があるから」

「あ、ああ…俺らももう行くよ」

「そう、今度お茶でも用意しておくわ」

引き攣った笑みを浮かべながらそう言うと、アルディラはもがくクノンを引き摺りながら去っていくのであった。

「さぁ、次行きましょー」

黙って話を聞いていたマルルゥがアキトに次を促して、ラトリクスを後にするのであった。















「…面白い人たちだったね」

先程の彼女達の行動を思い出しながらマルルゥに話しかけるアキト。

「メガネさんもお人形さんも、いつもはあーゆーふーな事はしませんよぉ・・・れ?」

立ち止まったアキトに、不思議そうな視線を向けるマルルゥ。

「…マルルゥ」

「はい?」

先程とは打って変わって、静かな声で語りかけるアキト。

「クノンちゃんを人形と呼ぶのは止めてくれ。

 確かに人の形をした機械かもしれないが、それでも人の言葉を解し多少の感情を持っている子を

 只の人形みたいに言うなんて…俺は許せない」

「あ、あぅぅ」

怒られていると感じたマルルゥは、泣きそうな表情を見せる。

妖精は人の健全な感情を好むが、逆を言えば負の感情を嫌がるのである。

「…すまない。君は名前を覚えるのが苦手だったな。

 けど分かっただろう? 名前の大切さ。  名は其の者の存在を決定付ける…。

 クノンちゃんが『クノン』と呼ばれずに『人形』って呼ばれるようになったら…

 本当に『人形』のようになっちゃったら…悲しいだろ?マルルゥがマルルゥと呼ばれなくなったら、嫌だろ?」

「はいですぅ…」

「だから、頑張って名前を覚えるようにしような」

そう言ってアキトはマルルゥの頭を撫でると、優しく笑みを浮かべる。

「頑張るです!」

その笑みに釣られるかのように、マルルゥは再び笑顔を取り戻したのであった。















「ところで俺の名前、言えるかい?」

「え、えーとぉ……アキコ?」

「…駄目か」

予想通りの結果に、アキトは苦笑いを浮かべるしかなかった。













〜あとがき〜




アキトは優しい人間です。

たとえ、他の世界に跳んで自らの罪を責める者がいなくとも、彼は自分で自分を責めるし許さないのではないでしょうか。

その事からアキトは、料理を味わえるという幸せを感じた自分を恥じ、罪の意識に際悩まされるのでした。

…と、それなりの事は書いてみたり。


話は変わり…自分、サモン3では女性キャラは全員好みです。

可愛いですしね。

いえ、それだけです(何

あ、ナデシコではルリ&ユキナ萌えだったり。



メッセージを下さった方、大変ありがとうございました。



感想

エフィンさんのお話今回は重厚ですね〜♪ いや、料理の件もですが、マルルゥを諭す所なんかもそれっぽくて良いです♪

今回は集落紹介ご苦労様です! 後は風雷の郷ですね、期待しております♪

アキトさんは優しいですからね、た だ自分でも付かない内に女性を口説き落としている場合が多いのが難点なんですけど…

まあ、この手の主人公のお約束ではあるんだけどね…(汗) SS界の色に染まって色男度がUPしてるから…(爆)

なに、バカな事を言ってるんですか!
? アキトさんが二枚目なのは劇場版で既に見 ているはずです、別にSSだから必ずあがっているというわけでもありませんよ。

TVのナデシコでもユリカさん、メグミさん、リョーコさん、イネスさん、サユリさん、エリナさん、私、そして劇場版ではラピスと8人の女性がアキトさんに 好意を寄せています。

劇場版ではあまりその手の話は出ていませんが、ラピスがアキトさんに頼りきっているところや、エリナさんがアキトさんを寂しそうに見送っている所、そして 私とのからみ。

ユリカさんははっきり言って最後のコメントが見ている人を引かせてしまったみたいですが、基本的に好きな事は変わってませんしね。

バイザーをしている間はきつい二枚目、バイザーをとると少年のような可愛さが見れるという二度美味しいアキトさんになびかない女性はそういませんよ。


でも、黒い全身タイツのお陰でヘンタイ度も結構高いけどね(汗)

あれは、正直笑いに 走っている部分もありますね…なんでわざわざ電車に乗せたんでしょうか、あの格好で…やはり、少しは笑いもとっておこうと言う事なのでしょうけど…

まあアキトは確かに劇場版での笑いのシーンが無かったね…でも、そういう路線なのかと思ってたけど、そこまで思い切った事もできなかったと 言う事かな?

そういや、今回はアティがいないけど…

彼女には台北に行っ てもらいました、最近台湾 も何かと物騒ですし…(笑)

なぜに台北(汗)
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