「リサちゃ〜ん。コーヒー、お替わり!」

「は〜い」

 喫茶“ワイヴァーン”。いかつい名前ではあるが、可愛い少女が店主で、また海が良く見える場所に作った、この店に愛らしい声が木霊する。一年前より少し 長くなった茶色い髪を縛り、眼帯をしている右目は前髪で隠している少女――リサ・アスカは、コーヒーをお盆に載せて客へと持って行く。

「リサちゃん、いっつも一人で頑張ってるね〜。バイトとか雇わないの?」

「道楽でやってる事だし、たま〜にお兄ちゃんとかが手伝ってくれるから」

「そういや、最近、シンくんとか見ないね?」

「忙しいんでしょ。子供達の面倒見たりするので」

 と、客と和やかな会話をしていると、カラン、と扉が開いた時のベルが鳴る。

「いらっしゃ……ステラさん?」

 新しい客かと思ったが、入って来たのは金髪のショートヘアに赤い瞳をした少女だった。何故か、ゼェゼェと息を切らせている。

「どうしたんです、ステラさん?」

「シンと……ルナマリアが……帰って来ない」

「は?」

 


機動戦士ガンダムSEED Destiny〜Anothe Story〜 IN ナデシコ

PHASE−05  修羅場の幕開け

 


「どういう事だ!? アークエンジェルは、まだ見つからないのか!?」

 オーブ行政府のカガリの執務室にて、オーブ軍のキラ・ヤマト准将、ムウ・ラ・フラガ一佐、そしてプラントから来たアスラン・ザラ、メイリン・ホークと共 に彼女は、アークエンジェルの捜査報告を聞いて声を荒げた。火星へ向かったアークエンジェルは忽然と姿を消し、連絡が途絶えた。

 アスラン達が、遅れて火星へ来た頃には、アークエンジェルの影も形も無かった。

「カガリ、落ち着いて」

「これが落ち着いていられるか! エリスさんまでいて、何の痕跡も無く消えるなんてあり得ないぞ!」

 キラが宥めてもカガリは収まらない。確かに、メイリンも姉のルナマリアが一緒にアークエンジェルに乗っていると聞いた時は血の気が引いた。一体、火星で 何が起こったのか、恋人のマリューが乗っている事もあり、ムウも内心、焦っていた。

「ちょ、君達……」

「待ちなさぶっ!」

 その時、部屋の外から何やら悲鳴と悶絶する声が聞こえたのでカガリは「来たか……」と呟く。途端、扉が勢い良く開かれた。

「カガリさん!!」

「リサちゃん?」

 入って来たのは、リサとステラだった。彼女らに続いてボコボコにされたオーブ軍人達が入って来る。

「も、申し訳ありません! カガリ様! すぐに連れ出しま……」

「あ〜、構わん。私の友人だ。死なない内に離してやってくれ」

 右腕の義手を外して軍人に銃口を向けようとしているリサに表情を引き攣らせながら言うカガリ。どうやら二人で、此処に来るまで随分と兵士達をボコって来 たようである。兵士達は戸惑いながらもリサとステラから手を離して、去って行った。

 リサは、右腕を嵌めるとジロッとカガリを睨み付ける。

「カガリさん……」

「分かってる分かってる。落ち着け……アークエンジェルの件だろう?」

「ええ。お兄ちゃんとルナお姉さんがアークエンジェルと一緒に何か頼まれたのは知っていましたが、行方不明とはどういう事ですか?」

「だから私にも分からないんだ。この正体不明の建造物を調べて貰っていたのは、間違いないのだが」

 そう言って、カガリはエリスの作った衛星が映した写真を見せ、リサ達にも火星に何らかの人工的な建造物がある事を説明した。そして、バリアのようなもの があり、エリスがその原理を推測し、アークエンジェル、デスティニー、グリードに施して火星へ向かった事も話す。

「カガリに言われて俺達も、火星の極冠へ向かったんだが、確かにジャスティスのアンチビームシールドでも突破出来ないバリアーがあった」

 その気になれば陽電子リフレクターですら突破出来るジャスティスだが、それが無理なら、恐らくエリスの開発した新型エンジンでないと、どのような手を用 いても無理だろう。

「っ……このまま、お兄ちゃん達が戻らなかったらどうするんですか!?」

「だから落ち着けと言っている。やれやれ……記憶が無い時は、散々、シンを貶していたのに、やっぱり心配なんだな」

 そう言われ、リサはハッとなって顔を赤くするとカガリから視線を逸らした。

「ステラも……二人が心配」

「ああ、それは私達も同じだ。だから、今、エリスの残した新型エンジンの設計図を基に、志波コンツェルン、モルゲン・レーテによる調査に向かう為の新型艦 の開発が進められている」

「新型?」

「そうだ……そして、キラ、アスラン、フラガ一佐、メイリン、そしてリサ、ステラ。お前達は、その艦に乗って独自にアークエンジェルの行方を追って貰いた い」

 その言葉に、皆が驚愕の表情を浮かべる。

「ちょっと待てカガリ! 俺とメイリンは今、ザフトだ! そう簡単にオーブの……」

「ちゃ〜んとラクスから許可は取ってある」

 そう言って、カガリは『存分にコキ使って下さいませ〜(はぁと)』と書かれた書類を見せる。アスランは、表情を引き攣らせるとガクッと項垂れた。

「だが、エリスの設計図は余りに複雑過ぎて開発は難航しているようだ。やはり、彼女レベルの頭脳が必要になってくる」

「「「「「エリスさんレベルの頭脳……」」」」」

 言われて皆、ある人物の顔を思い浮かべる。

「あ、私、店の方が忙しいので」

「僕、開発途中のプログラムが……」

「そういえば俺、今度、イザーク達とニコル達の墓参りに」

「お姉ちゃんの事だからしぶとく生きてる筈だと思います」

「待て待て待て、お前ら! とくにお嬢ちゃん二人! 実の兄と姉を放っておく気か!?」

 急いで帰ろうとした一同をムウが血相を変えて引き止めた。

「此処は悪魔に土下座してでもアークエンジェルを探すべきじゃないのか!?」

「悪魔に土下座して天使を探すってどうなんだろう?」

「フラガ一佐も一杯一杯なんだろ」

 声を張り上げて力説するムウを見つつ、キラとアスランが小声で会話する。

「ですが、カガリさん。あのダメ人間と連絡取る方法あるんですか?」

「無い。エリスしか連絡方法知らないからな……直接、アフリカの研究施設へ行くしかない……で? 誰が迎えに行く?」

 皆の視線が一斉にリサに集まる。

「私ですか!?」

「そりゃ妹だし……」

「あの人を力尽くで連れて来れるのは君だけだ」

「嫁さんは、すっかり骨抜きにされてるだろうしな〜」

 と、リサは表情を引き攣らせ、しゃがみ込んで「う〜ん、う〜ん」と呻き声を上げる。ステラは無言でポンポンと彼女の背中を叩いて、慰めた。

 

 
「エステバリスの点検・補給後に、コロニー内の生存者確認と残り一機の回収をお願いね」

「へぇ〜へぇ〜。人使いの荒い艦だぜ……っと、そういえば、他のエステバリスのパイロットってのは?」

 ルナマリアとのシミュレーションバトルを終え、エレベーターに乗ってブリッジへ向かう途中、リョーコが尋ねた。

「それは!! この俺様! ダイゴウジ・ガイぶろっ!!」

 今まで黙っていたガイが、ここぞとばかりにポーズを取って名乗るが、エリスが顔面に裏拳をぶちかまして黙らせた。

「狭いエレベーターで暴れないように」

「………お前、パイロットやった方が良くね?」

「おほほ。で、もう一人が……」

 エリスはチラッとアキトの方を見る。すると、意外そうにヒカルが声を上げた。

「うっそ〜!?」

「嘘じゃない! ほ、本当はコックだけど……」

「やっぱり〜。全然、パイロットていう顔してないもの」

 そう言われて、アキトは一瞬、カッとなるが、食堂の階に着いたので扉が開き、外に出た。

「あ〜! そうさ! 俺はコックだよ! パイロットだって臨時だよ!」

 そう訴えるアキトだったが、無情にもエレベーターは閉まってしまった。




 メグミは、展望室で、昼の平原の映像を映し、膝を抱えていた。展望室は、個人で好きな景色を見る事が出来、彼女は、その中にいながらサツキミドリ二号が 爆破したのを思い出す。

 つい、先刻まで喋っていた相手が、一瞬で命を散らせてしまった、人の死の現実を受け入れきれずにいた。そんな時、背後で人の気配がしたので振り返ると、 神妙な顔でアキトが立っていた。

 景色も昼から夕方に変わり、アキトはメグミの横に寝転がって呟く。

「皆、人が死んでもどうでも良いんだよな……サツキミドリがあんなになったのに、誰も……」

「それは……違います。私だって人が死んだら悲しいです……」

 泣きそうな顔でそう言うと、アキトは遠い目をしてバーチャルの夕空を見つめる。

「メグミちゃんぐらいだよ……そんな風に言ってくれるの」

「そんな……」

「シン君に言われたよ……俺は、どうやって火星を助けたいのか、って」

「それは……」

「パイロットとして木星蜥蜴と戦えば良いのかな……俺は、パイロットなんてやりたくないのに……分かんないよ」

 ゴロン、と寝返りを打って不貞腐れるアキト。すると、メグミがスッと彼の頭を撫でるように触れて来た。驚いてアキトが彼女の方を見ると、彼女は優しく微 笑んだ。

「…………ゴメン」

 みっともない姿を見せて、とアキトは起き上がって照れ臭そうに謝ると、メグミは顔を横に振った。

「誰にだって甘えたい時があるもん」

「甘える………そうか! 俺、甘えてたんだ! 怖いから、コックだって言い訳してたに過ぎないんだ!」

 突然、アキトは声を張り上げて立ち上がり、メグミを驚かせた。アキトは、ギュッと拳を強く握った。

「俺、頑張る……パイロットとして! ありがとう、メグミちゃん!」

 急に迷いが吹っ切れた様子のアキトに、メグミは呆然としていたが、それは良い事だと思い、笑って頷いた。



<じゃ、ちょっくら行ってくらぁ>

 リョーコ、ヒカル、イズミのエステバリスとシンとルナマリアのMSが崩壊したサツキミドリへと向かう。飛び立つ三機を見ながら、ユリカは瞳を潤ませる。

「(ああ、アキト……本当なら私の励ましで貴方も一緒に出撃しているはずなのに……ゴメンねゴメンね! でもでも、恨むなら私じゃなくて、意地悪な運命 を……)」

「あ、もう一機出撃するみたい」

「え?」

「変ね〜……ガイは私が医務室に縛っといたんだけど」




 その頃、医務室……。

「ぬおおおおおおおおおおお!!!!!!!! 離せええええぇぇぇ!! 俺も出るううううううううぅぅぅ!!!!!!!」

「ヤマダさん、アンタ、鼻の骨折れてるんだから暴れないでよ」

「俺はダイゴウジ・ガイだああああああああああぁぁぁぁぁ!!!!!」

 グルグル巻きにされているガイだった。




<おいバカ! お前宇宙用に乗れるのか!?>

 ウリバタケがコックピットに通信を送ってくるがアキトは発進準備を進める。

「陸専用と操縦法は、そう変わらない。基本は一緒だよな」

<その基本を知ってるか!? お前は!?>

「俺、パイロットっすから!」

<よ〜し、退避だぁ! バカが無茶するぞぉ!!>

 もう何を言っても無駄だと悟ったウリバタケは、整備員を避難させる。




<生物反応は無し>

<目的ポイントの位置、確認!>

<豚の角煮……アハハハ>

 サツキミドリ二号跡へとやって来たシンは、イズミの寒い、余りにも寒過ぎるダジャレに乾いた笑いを浮かべる。ルナマリアも、どうコメントして良いのか分 からない様だ。

<んじゃあ突っ込むぞぉ! ナデシコからのエネルギーライン、切れるからな! シン、ルナマリア。お前ら、エネルギー切れの心配ないから、先行してくれ>

「了解」

 デスティニーとグリードが前に出て、中に入る。

<予備バッテリー、動作確認!>

<素潜り開始ぃ!>

 中に入ると、電気が点き、案の定、すぐに残るエステバリスが見つかった。

<あ〜! 大きい真珠、見〜っけ!>

<案外、楽だったわね>

 特に戦闘らしい戦闘も無く、ルナマリアが呟く。

<さてと、じゃあ回収作業始めっか>

<お〜い!!>

「ん?」

 その時、後方から声がしたので振り返ると、0G戦フレームを付けたアキトのエステバリスが飛んで来た。

<俺にも何か手伝わせてくれ〜!!>

 と、そのまま止まらずに勢い余って壁に激突した。

<な、何の……>

 挫けずにバーニアを噴射させると、慣性の法則に従い、ピンボールよろしくあちこちにぶつかり回るとアキト。すると、ピタッと突然、アキトのエステバリス が停止した。

<あ、あれ? ガス欠かよ?>

 フヨフヨと足元を漂うアキト機を、ヒカルのオレンジ色のエステバリスが足で止めた。

<ナデシコとの間に遮蔽物があれば、私達はエネルギーを受けられなくなるのよ>

<そんなの、基本中の基本じゃん>

<じゃあ俺、どうすりゃ良いんだよ?>

<こうするんだ、よぉ!!>

 そう言いながら、リョーコは思い切りアキトのエステバリスを蹴り飛ばした。

<うおぉぉぉ〜!!>

 派手に吹っ飛び、コロニーから離れて行くアキト。が、ナデシコとの距離が縮まり、エネルギーが回復するとアキトの喜びの声が届く。

<やった! 回復した!>

<安心してるとナデシコのフィールドにぶつかるよ?>

<へ?>

<ヤレヤレ>

 呆れつつリョーコがエステバリスを回収しようとすると、シンはハッとなって声を上げた。

「スバル! 近付くな!」

<あぁ?>

 そう言って、シンがビームライフルを撃つと、突然、エステバリスが動き出してビームを避けた。

<何?!>

 良く見ると、エステバリスには、複数のバッタが寄生していた。

<ひえ〜! デビルエステバリスだ〜!>

<何だ、そりゃ!?>

<トカゲにコンピューター……乗っ取られてる!>

 すると、エステバリスに取り付いているバッタの背中から大量のミサイルが発射された。その爆発は凄まじく、コロニーの一角が破壊された。

<大丈夫!?>

 が、ルナマリアのグリードがいち早く、周囲にアマノイワトを飛ばして陽電子リフレクターで防御してくれていた。

<あ、ああ、サンキュー>

 すると、エステバリスの腕に寄生しているバッタからバルカンが放たれる。が、陽電子リフレクターには一切、効果が無い。

「ルナ! 陽電子リフレクターを解除しろ! デカいの喰らわせてやる!」

 そう言って、シンはデスティニーの長距離ビーム砲を向ける。すると、今までと違い、何やら物凄いエネルギーが充填されていく。

「え? 何?」

 何なのか分からず、シンが疑問を口にすると、砲口から凄まじい閃光が放たれた。それは、ナデシコのグラビティブラストに勝るとも劣らぬ威力で、エステバ リスを掠め、コロニーに巨大な穴を空けて、宇宙を切り裂いた。

「は? 何コレ?」

<S2キャノン……?>

 思わずルナマリアが呟く。それは彼女らの世界で、最高の頭脳が生み出した脅威の破壊兵器と大差ない威力だった。

<お、おい、シン……お前、何だよ、それ?>

「し、知るか!」

 威力に耐え切れなかったのか、焼け爛れた砲口を見て、シンが答える。すると、エステバリスが空けられた穴から出て行った。

<あ! 野郎、逃げ……>

<って、あっちにはナデシコが……>

<テンカワ! 奴を止めろ!!>

 今、ナデシコを守れるのはアキトだけなのでリョーコが叫ぶ。

<俺は……昨日までの俺とは違うんだ……甘ったれた俺とは!>

 そう叫ぶと、今まで上手く動けなかったアキトは、体勢を持ち直し、敵のエステバリスに突っ込んで行った。

<俺は……テンカワ・アキトVだぁ!!>

「っていうか、訳分かりませんし」

 シンの小さなツッコミを無視し、アキトのエステバリスはディストーションフィールドを纏い、激突した。その直後、巨大な爆発が起こった。




 無事、六人がナデシコに戻ると、アキトに向かって歓声が沸いた。

「シン!」

「ルナ……」

 デスティニーのコックピットを開くと、ルナマリアが血相を変えて目の前にいた。

「シン、アレ何なの?」

「さ、さぁ……」

<アレは、多分、相転移エンジンによる相乗効果ね。どうやら核エンジンとのハイブリットが、ビームに回すエネルギーに影響して、S2キャノン並の威力を上 げたようね>

 もっとも、砲身自体が耐え切れなかった、と通信でエリスが説明して来る。

「そんなの、もっと早く教えて下さいよ!」

<しょうがないじゃない。実験した事ないんだもん>

「アンタ、そんな危険なもんに俺ら乗せてたのか!?」

<まぁまぁ。次までに、それに耐えれる砲身作っといてあげるから、ね?>

 エヘ、と可愛く言っているエリスだが、シンには滅茶苦茶、腹が立った。その時、ふとルナマリアが袖を引っ張って来た。

「ね、ねぇシン……」

「ん? 何?」

「アレ……」

 そう言って、ルナマリアが指差した方を見るシンは、大きく目を見開いて顔を真っ赤にした。

「げ……!?」

「嘘……あの二人、いつの間に……」

 そこには抱き合って唇を重ねているアキトとメグミの姿があった。

<おい、シン!!>

「うわ!?」

 ジッとアキトとメグミと見入っていると、突然、リョーコから通信が入った。

<やっぱ俺と勝負しろ! お前、あんな武器持ってるなんてズルいぞ!>

「んな無茶なこと言うなよ!」

<無茶じゃねぇ! ルナマリアに負けて、お前に勝てない理屈なんてねぇだろうが!!>

「パイロット同士で喧嘩なんかしてたまるか!!」

 「ウ〜」と通信越しに睨み合う二人。その光景に、ルナマリアは少し腹が立って、リフトに乗って降りて行った。

「あ、おい、ルナ!」

「シンは精々、スバルさんと勝負でもしたら!」

「はぁ? おい、ルナ、何言って……」

 シンの言葉も聞かず、ルナマリアはその場から去って行った。

<あらら〜……何だか、あっちでもこっちでも面白くなりそう>

<エリちゃん、子供をあんまりからかっちゃ駄目よ〜>

<大丈夫よ。私、少女だもん>

<あ、今の台詞、何故かムカつきました>





 〜後書き談話室〜

ルリ「今回はSEED世界の方達も登場」

エリス「や〜、皆、私がいなくなって心配してくれてるのね!」

ルリ「エリスさんを心配している人はいなかったと思います」

エリス「にしても志波コンツェルンもモルゲンレーテも情けないわね。私の作った相転移エンジンの設計図が理解出来ないなんて」

ルリ「此処は、やはり何故か無駄に無意味に人気のある前作の主人公さんの出番でしょうか……」

エリス「あ、あの子の出番はもう少し先よ。そんなに早い内から出張ってたら、キラとシンみたいな関係になっちゃうじゃない」

ルリ「分かり易いような分かりにくいような……」

エリス「今回のタイトルは修羅場の幕開け……シンとアキトも大変ね〜。と、いう訳で此処は元祖修羅場人間のご意見を聞きましょう! ズバリ! 修羅場を乗 り切るには!?」

アス○ン・ザ○(本人の名誉の為に名前は伏せておきます)「知るか!!!」

ルリ「バカばっか……」

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