「…アキトさん」

「ルリちゃんが来るとは…思わなかったよ」

「私、しつこいんです」

「………そうか」


この人達の間には、きっと、言葉では語れない、語り切れない想いがあるのだろう。

義理とはいえ、娘を捨てて復讐に走った男と、生きていたとわかった家族との再会を夢見た少女。


娘は親の胸に飛び込み、その背中に手を回す。

男は同様に、娘の背中に手を回そうとするが、途中でその腕の動きが止まってしまった。

一度、共に過ごすのを拒んだこの手で娘を抱きしめることが出来るのかと、内心で自身に問うているかのように。

しかし、その逡巡も一瞬だけ。周囲が緊張と不安を持って見守る中、男は確かに娘であった少女の背中に手を回し、その温もりを確かめる。


「…ごめん」

「遅いです。もう、ユリカさんはいないんですよ…?」

「………そうだな」


ユリカはいない。

その言葉に秘められたのは、父親であったアキトへの怒りだろう。

ユリカは生前、亡くなる直前までアキトに会いたがっていたというのに。

ユリカが亡くなり、通夜が行われた夜、ミスマル=コウイチロウの元へ姿を現したという。


「……酷い、人」

「フェイト…」


傍で見守るフェイトの顔には、やりきれない想いと、微かな嫉妬が浮かんでいた。

それは、傲慢ともいえる、守れなかったという辛い想いと、自分では簡単に動かせなかった彼の心をこうも掴んでいるホシノ=ルリに対する確かな嫉 妬。



だが、後者の嫉妬に関しては薄々感じていたことなのだ。―――彼が、元の世界に戻るという話をしたときから。




カップリング記念SSエピローグ2〜「新しい生き方」〜




魔導兵器。

機動兵器の内部に相転移エンジンを組み込み、その相転移エンジンから生み出されるエネルギーを魔力に変換。

その魔力は機体の制御は言うまでもなく、武器のエネルギーにも変換される。


ガジェットとの戦闘、JS事件時の地上本部の対応策の少なさから提唱されていた、質量兵器に頼らないグレーゾーンの苦肉の防衛策。

機体は相転移エンジンからのエネルギーでは動かすことは不可能で、魔力に変換させなければ絶対に動かすことは出来ない。

これに関して、世論から反対の声が出ることは確実だが、JS事件の時のことを盾にとったことで、今回の案件は市議会を無事通過した。


魔導兵器の導入に関しては、故レジアス=ゲイズ中将が提唱した戦闘機人の導入に並んで提唱されていた。

が、ミッドチルダ及び周辺世界では魔法が主流となっていたため、1ヶ月前までは日の目を見ることはなかった。


そう、テンカワ=アキトがこの世界に来るまでは。


アキトの世界の技術を知った一部の上層部が魔導兵器導入を再度提唱したのだ。

あの世界の技術力があれば、JS事件のときのような、他の世界で笑いものになるような事はないと。

尤も、アキトにとってはテストパイロットという、丁度いい働き口が出たため、歓迎するところであった。

その後、アキトを通して管理局はネルガルに接触。

ネルガルから極秘に機動兵器に関する技術提供を受けると共に、管理局側の技術をネルガルに提供。

おかげでアカツキはここ最近、妙に機嫌がいいのだ。

更にその後、アキト生存の報を耳にしたルリは、アキトを追って軍を辞め、ミッドチルダまでやってきた。

ネルガルの研究員となって、ただアキトの傍にいるという目的のために。

ウリバタケは魔導兵器開発のためにルリの引継ぎが終わるまでの1ヶ月間月に篭り、先日ついにその開発に成功。

しばらくはミッドチルダに単身赴任し、マリエルなどの技術者に魔導兵器の技術を叩き込むそうな。

リョーコとサブロータもその話を聞き、軍を辞めてネルガルの出向社員となってミッドチルダに姿を現す。

リョーコはアキトとの模擬戦がやりたくして仕方がない(というより向こうに骨のあるやつがいないとか)という、なんともリョーコらしい理由で来た とか。

サブロータは言うまでもないが、リョーコについてきたようで。

ハーリー君はどうなったかって?――もちろんいますとも。


「戻ってきたと思ったらこれだものね…ホント、テロリストだなんて信じ難いわ」

「母さん…」


アキトは魔導兵器の最終調整のため一旦向こうに戻り、帰ってきたのが昨晩。

そして今日、ネルガルの新造艦であるナデシコDと共に魔導兵器を連れてミッドへ来たのがルリやリョーコたちである。

尤も、ルリは引継ぎが終わるまで軍に篭りっきりで、アキトとは顔合わせが今日が初であった。


「まぁ、この世界ではフェイトの監視付だから問題はないと思うけど。ね、フェイト?」

「…私には何とも」

「あら、随分弱気ね?――この間までだったら『当たり前です』とか言いそうだったのに」

「………」


それはきっと、彼の知らない一面を見てしまったから。

父親である彼。パイロットであった彼。

私が知っているのは、いつも哀しい瞳で世界を諦観していた彼しか知らない。

それを思い知らされて。…少し、浮ついていたのかもしれない。





『まさか、本当にこんなシステムを…』

「おう、脳波コントロールシステムに関しては以前から実験運用がされてたからな。

 このフィ○・ファンネルだけじゃねえ。いつかファ○ネルミサイルやら、他にもイデオ○ガンやサン○タックも使えるくらいのエネルギー供給は出来 るように してえな」

『………これじゃアルストロメリアじゃなくてスーパーロボットじゃないですか。文字通り』

「3機とも基本骨格はHi○νだからリアルだろう」

『そういう意味じゃないんですが…』


ミッドチルダの外れの極秘演習場。

そこに、ナデシコDとアルストロメリアカスタムの3機はそれぞれに機体を動かしていた。

アルストロメリアカスタム。それはアルストロメリアを基礎とした派生独立行動型魔導兵器であり、機体内部に小型の相転移エンジンを組み込むことで 文字通 り独立行動を可能にした最新鋭機である。

とはいうものの、相転移エンジンを組み込むこと自体が、この機体が初めてなのでまだ試験段階の域を出ない。

おまけにウリバタケが、局側が資力の提供を惜しまないことを約束してくれたため、3機ともアルストロメリアカスタムは名ばかり、滅茶苦茶な武装が 施されて いる。本当にスパロボになってる。


『いーじゃねーか、アキト。オレはこの機体、悪くねーぜ』

『俺もこの機体の感触自体は嫌いじゃねえな。武装の方はともかくね!』


サブロウタの青いアルストロメリアは、両肩に長距離砲撃魔法用の長い砲塔(サテライトキャ○ン?)が装着され、右腰部にも中距離支援タイプのガト リング式 砲塔が着けられている。

念のため言っておくが、この長距離砲撃用の武器にはマイクロウェーブなど要らない。

頭部にはバルカンが、左腕にはレールガン。左腰部にはビームサーベルが、右腕には近距離用のラピッドライフルが装備されている。

対してリョーコは背部にイン○ム2基。更に誘導弾が両肩部に備え付けられている。

頭部バルカンは当然、額部分にハイメガキャノン装備。右腕はサイコミュ式ビームソード、おまけに指の先端が開き、そこから砲撃が可能となってい る。

左手はシャイニングフィンガーが使用可能で、掌の中央からは近距離用のビームキャノンが発射可能だ。

アキトは背部にフィン・ファンネル。頭部バルカン、背部中央にメガビームバズーカ、その僅か上にビームサーベルが2本、左腕にシールド、シールド 裏側に誘 導タイプの魔力弾と通常タイプの 魔力弾が備え付けられており、どちらかを切り替えて使用が可能。

右腕と左の腰にはメガビームライフルが、右の腰にはハンドガンの形状をした近距離用ビームキャノンが。

とはいうものの、発射されるものがすべて魔力によって形成されているため、実質“質量兵器”ではない。

3機ともボソンジャンプが可能な機体となっているが、実質使用できるのはアキトとサブロウタのみである。

代わりにリョーコ機には転送魔法用の魔法式がインプットされており、これでハンディはない。


『しっかしまぁ…すげえな、この世界』

『…何がだ?』

『そりゃ、全てがだよ。向こうにしちゃこっちの方が凄いと思ってんだろうけど…こっちからすりゃこの世界の方がどうかしてるぜ』

『まぁ、生身で戦場に出るなんてこっちだったら考えられねえ行動だからな』

『そうだな…』


それぞれが機体を演習場を飛び回りつつ、軽く戦闘を行う3機は、やはりエースパイロットというべきか。

無茶苦茶な造りの機体でありながらも既に自分の手足として動かせている。


「ふむ…」


ウリバタケはその様子をモニターの向こうで見守りながら、自分のすぐ傍に置かれた測定器やら何やら、多種多様に用意されたモニターに視線を送る。

機体のソフト関連についてはルリとハーリーが作ってくれているので、後は機体のバランスさえ整えば問題はない。

武装も滅茶苦茶なものを取り付けたのは、2人が作ったソフトがどれだけの性能を発揮し、また、自身が手がけた機体と折り合いがつくかを見ているの だ。

これによって量産型の基本装備も大幅に変化する。現在はラピッドライフルとビームライフル、シールドとシールドの裏に誘導弾、ビームサーベルくら いだ。

隊長機やエース機にはインコムも装着する予定で、拠点防衛用の中でも中心機体となるものにはハイメガキャノンなどの大掛かりなもの取り付ける予定 だ。

また、防災用には余計な武装を取り除いて装甲やDFの出力を上げたりなど、戦闘以外でも様々な場面で活躍が期待されている。





「………あの機体、敏感だな」

「何がですか?」


食堂へと続く廊下を歩きながら、隣に並ぶルリに対し、声を掛ける。

ハーリー君はリョーコちゃんとサブロウタの機体の方のソフトを担当しているのだが、未だ実験後の見直しが終わっていないので先に来たというわけ だ。

彼ほどの能力ならそこまで心配することもないだろうが…後で差し入れぐらいはしないと怒られそうだ。

一応彼とは同盟関係にあるからな。何の同盟かは言わないが。


「脳波コントロールシステムだよ。少しのぼせた感じが取れない」

「そうですか…後でウリバタケ班長と相談してみますね」

「頼む。俺は食事を終えたら仮眠を摂る」


今日で1週間ずっとこの演習場兼研究所に泊り込みだ。量産化まであと少しに迫った状況では帰宅することは困難だろう。

…尤も、今帰ったとしてもやることはないが。


フェイトの様子がおかしくなったのは、俺が1ヶ月前に向こうの世界に戻ると言ったときからだ。

少し、腰の引けた態度を取るようになり、俺と話していても上の空のようで、落ち着きがないようにも見える。

監視が面倒になったなら引き継げばいいものを…そもそも現状で彼女が監視の任に就く必要性はない。


「……変わりましたね、アキトさん」

「…変わった?」

「はい。以前のアキトさんより、笑うことが多くなりました。昔のように、とは行きませんが、これもあの人のおかげですか?」

「あの人?」

「フェイト=テスタロッサ=ハラオウン執務官の事です」


どうしてそこで彼女の名前が出てくるのか。

…いや、出てくるか。心当たりがないわけじゃない。確かに彼女に助けられた部分はあるのだから。


「そうだな…彼女の出現は大きかった」

「……」

「何も知らない癖して、俺のことをよく知っているかのような風に言ってさ。正直、途中までは疎ましかったよ。だけど、今はわからない」

「わからない?」

「ああ…俺が彼女を必要としているのか」


そこで一旦大きく息を吐き、改めてルリちゃんを見やる。そして、ミッドに運び込まれた直後のフェイトとの会話について話す。


「………最低ですよ、アキトさん」

「だろうな。自分でも実感はある」


苦笑一つ。ルリちゃんはジト目一つ。

ルリちゃんも恋愛に興味のある年齢になったということか。いや、それでも大分遅い方だが。


「まさか、アキトさんがそういうことを言う人だとは思いませんでした」

「それは、君の知らない間に俺の中で変化が起きたって事だ。…まぁ、近いうちに彼女の家からは出て行く。

 リンディ統括官からは別の監視をつけると昨日連絡があったしな。俺用の住居も用意してくれるそうだ」

「そうですか」

「………パパー!」


む。食堂のほうから声が…っと、ヴィヴィオ?

そのままヴィヴィオはこちらの腰に抱きついてきて、お腹に思いっきり頬ずりし始める。


「ヴィヴィオ…?」

「パパ、お仕事忙しいの?」

「あ、ああ…まだしばらく帰れなさそうだ。――じゃなくて、どうしてここに?」


ここの存在を知っているのは一部の上層部と監視であるフェイトなど、局内でも極僅かである。

なのに、ただの学院の一生徒であるヴィヴィオがここに来る事は、余程の事がないと考えにくい。

そんなこちらの言葉に思い出したのか、ヴィヴィオは瞳に涙を浮かべながら焦った口調で話す。


「フェイトママが倒れちゃったの!」

「何…?」





何故、彼を支えたいと思ったのか。

何故、彼女に嫉妬を覚えたのか。


それらは言い訳だったのだ。

すべて、彼の傍にいたいという、いつの間にか抱いた恋心に対する。


彼は私と似ていると思った。だけど、それは違った。

彼は私よりも弱く、そして儚く、脆い存在だった。私よりも遥かに。

だけど、逆に彼は私よりも強い部分があることに気がついてしまった。


この世界に来てからのあの背中は、全てを受け入れ、背負うことを決めた覚悟を纏っていた。

誰にも認められず、許されず、背負っていかねばならない罪を、彼は十字架として、しかし、逃げることなく背負っている。


――私はどうか?

違う。私は受け入れていない。

母さんを失った事実は、ガラスの向こうで起こった出来事のようで、母さんに似た自分を一面では認め、一面では否定している。

彼のように、自分の弱さを認められているのか。…否、認められないのだろう。

認められているのなら、JS事件の際、ジェイル=スカリエッティに捕らえられた際、何か言い返せたはずだ。


『君もあの子達が自分に逆らわないように教え込み、戦わせているだろう?』


そう。あの時、何故言い返せなかったのか。

それは、私自身が無意識のうちに母さんとの共通点というつながりをどこかで求めていたからだろう。

もう、拒絶されて10年も経ったというのに、未だに母さんとの絆に縋りたかった愚かな自分がいたのだ。


―――なんと、弱いことか。


そして、私は気づいてしまった。

弱いのは彼だけではなかった。彼よりも遥かに弱い部分が、私の中にあるということに。

支えたいから彼と共にいる。


――否、私は支えてほしかったのだ。





「…ぅ」

「フェイト?」


嫌な夢から目を覚ますと、そこには義理の母であるリンディ母さんの姿があった。

周囲を見渡すと、患者のいないベッドが幾つか。どうやらここは医務室らしい。


「どうして、ここに?」

「フェイト、貴女自分が倒れたのを覚えてないの?」

「あ………」


そういえば、廊下を歩いている途中で急に体中から力が抜けたのは覚えている。

ただ、そこから先の記憶がない。どうやら、母さんの言うとおりのようだ。


「まったく…ここ最近おかしいと思ってたけど、そこまで思いつめるなんてね」

「………ごめんなさい」


額を押さえてぼやく母さんに、私は謝る事しか出来ない。

この歳になって自己管理も出来ないとは、シグナムに笑われてしまう。

しかし、母さんは私の頭を軽く撫でてから、真剣な表情を湛えて告げてきた。


「彼の監視役、別の人に変えるわ」

「―――は?」


何を言ったのだろうか、この人は。

今、何と言ったのか。その言葉の内容は、きっと私の心の琴線を揺さぶってしまったのではないか。

だから、その言葉を理解したくなかったのではないか。


「彼の監視役を変えると言ったの。フェイト、今の貴女は見ていられないわ。

 向こうで何があったか詳しくは訊かないけど、周囲は皆貴女のことを心配しているの。

 それに、監視役は本来フェイトの就くべき任務じゃない。わかるわね?」

「そんな…どうして言ってくれなかったんですか?!」


それは勝手だ。確かに自己管理がなっていなかった事は否めないが、本人の同意なしに勝手に事を進めてほしくない。

幾ら親とはいえ、どうしてそんなことをするのか。


「フェイト!」

「―――っ」

「…彼のことは忘れなさい。ただのテストパイロットと執務官、それでいい じゃない」

「母さんは勝手です!――私のためを思うなら、どうして強硬な手段を取るん です か?!

 私は、私はアキトさんを支えないと…守らないといけないのに!」

「――!」


私のその言葉を聞いた母さんは、怒りの感情を表に出し、感情の赴くままに私の頬を思いっきり叩く。

パン!という音が医務室の中に響き、そのまま消えていく。

周囲に誰もいなかったのは幸いというべきなのだろうか。


「フェイト!――貴女が自分に嘘を吐き続けている限り、誰も幸せになれない のよ!

 彼もそう…嘘つき同士が一緒にいても、何もいいことなんてないの!」

「…っ!」


母さんは気づいていたというのか、私の想いに。

私が、あの人にいつの間にか惹かれているという事実に、気がついていたのか。


そこで、頬を押さえたまま私が動揺している間に、母さんは今度は笑顔を浮かべて胸の中に抱きしめてくる。


「貴女は彼に惹かれているの、それを認めなさい。

 ―――フェイト、怖がってちゃ何も始まらないのよ…?」

「母さん………うん」


ああ、やっぱりこの人も私の母親なんだ。

こうして、この温もりに包まれていると、この言葉を聴くと安心できる。

そして、私の気持ちに誰よりも早く気がついてくれる。

その事実が何よりも嬉しくて、いつの間にか涙を流していた。


「…フェイト!」


と、母さんが私から離れたところで医務室のドアが開き、中に入ってきたのは息を切らせたアキトさん。

あんなアキトさんは見たことがない。でも、どうしてここに?

そんな私の疑問もどこへやら。アキトさんは私に近づくと、私の体を思いっきり抱きしめてきた。


「お前まで、いなくなるな…!」

「………!」


それは、彼の心の叫びだろう。

失ってばかりの人生で、もう1人の私とも言える彼。

だけど、彼の失い方は私より酷くて、私より臆病になってしまった。

だからこそ、彼は大事なものを手にするのが怖くて、手に入れたと思ったらまた失うかもしれないという強迫観念に狩られてしまう。


「大丈夫です。私は、アキトさんの傍にいますから…」

「馬鹿、いなくてもいい…だけど、死ぬな…」


この人も、泣いているのか。微かに揺れる肩は、それを示しているのだろう。

それを理解した瞬間、二度目の歓喜の涙がこみ上げてきた。

私を想ってくれているという、確かな証拠がそこにはあったから。



<続>



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