「どこよ、ここ」
辺りを見回してからのあたしの第一声はそれだった。
いや、ほんとにここはどこなんだろう。
さっきまであたしは学校から神社である我が家への帰路の途中だったはず。
そこで急に立ちくらみがして、ふらふらする頭を押さえていたけど、ふと我に返ると、そこはまるでうちの神社の裏のような森が広がっていた。
だけど、ここはあたしの知っているそこじゃない。だからもう一度言おう。
「どこよ、ここ」
あたしの問いに答えてくれる人は誰一人としていなかった。
―――――
結局辺りに人の気配が無いことが分かると、あたしは人のいる場所を探すべく森の中を歩くことにした。
その前にまず身の回りの確認をしてみる。学生鞄はちゃんと持っていた。
中身は教科書やら学生証やらお財布やらが無くなっていることなく、しっかりと入っていた。
続いてポケットを探る。この前買い換えたばかりの携帯の感触が伝わってきた。
充電は……満タンになっている。前の日にしっかりと充電していたおかげね。
しかし、逆に電波状態は絶望的だった。
「圏外ってどこの田舎よ……」
選んだ機種というかメーカーは大抵の所なら電波が通じるという評判だったけど、こういう肝心な時に機能しないのはどうにもいただけない。
ぶつぶつとメーカーに文句を言いながら携帯の電源を切り、ポケットに戻す。
こうしておけば、本当に肝心な時には役に立ってくれるかもしれないし。
「さて、探索開始としますか」
おー、と気合を入れてあたしは森の中を歩き始めた。
見た感じ、普通の森より少し空気というか気配が綺麗ね。うちの神社の裏と大差無いぐらいかな。
ということは近くに神社でもあるのだろうか。
そんなことを思いつつ歩いていると、やはりというべきか、神社らしき建物の裏に出てきた。
呆気無く目的の物が見つかったことに面食らうけど、とりあえず表に回ってみる。
……うん、寂れてるね。参拝客どころか人すら全くいない。どうなってんのよ。
ただし、どうやら人は住んでいるらしく、境内は綺麗に掃除されてはいた。
「うちの神社に何か用かしら?」
「うわわっ!?」
最後に大きな鳥居をどっかで見たことあるなぁ、と思いつつ見ていると、突然、後ろから声を掛けられて、あたしは不覚にも変な声を上げて飛び上がった。
びっくりした! びっくりした!! 本当に心臓潰れるかと思った!
いるならいるって言ってよ!あたしのハートにクリティカルしたじゃない!
涙目で振り返ると、目の前には腋を出したおかしな巫女服を着ている巫女さんがいた。
巫女さん、といってもあたしよりは年下に見える。……気がする。
「……そんなに驚かなくても良いじゃない」
「あれでびっくりしない人間はいないよねッ!?」
「少なくとも私は驚かないわね」
「嘘だッ!」
「……はぁ」
あたしの剣幕に動ずることも無く、巫女さんはため息を吐いて、じと目であたしを見た。
あ、信じてないな。絶対に自分は肝っ玉が太いと思ってるよこの巫女さん。
やり返してやりたいけど、悲しいかな、ばれてるとどうしようもできないのだった。
うー、と唸って巫女さんを睨み返すと、巫女さんはもう一度ため息をついて質問してきた。
「それで、見ない格好だけど、あんた、もしかして『外』から迷い込んだ?」
「そ、『外』?」
「そ、『外』。まあ、迷い込んだ人を送り返すのは私の仕事だし、出られるところまで案内してあげるわ」
ぽんぽん、と勝手に話を進めて勝手に歩き出す巫女さん。
慌てて、あたしは巫女さんを引きとめようと大声で叫ぶ。
「いやいや、全然話が見えないんだけど!? ここどこよ!? 『送り返す』って何!?」
「あんたが知る必要は無いわよ。ここでの出来事なんてそのうち忘れるだろうし。後送り返すってそのままの意味じゃない。ちゃんと勉強してる?」
「し、してるわよ」
「なら黙ってついてくる」
有無を言わせぬ口調で畳み掛けてきた巫女さんに、あたしはどうすることも出来ずに頷いて着いていくしか出来なかった。
鳥居を出てしばらく歩くと、急に森が浅くなっている場所に出てきた。
巫女さんはその向こうを指差してあたしに言う。
「あそこをまっすぐ行けば『外』に出られるはずよ」
「う、うん。ありがとうね。えっと、あたしの名前は……」
「別に聞かないわよ。どうせこれで二度と会わないんだし」
お礼を言って名前を名乗ろうとすると、巫女さんはやる気がなさそうにあたしを制した。
「でも、何かしてもらったときは名乗れって言われてるんだけど……」
「いいじゃない、別に。ここでの出来事はあまり覚えていない方が良いわね。“また”引き寄せられても知らないわよ」
ほら行った行った、と巫女さんは手でジェスチャーを送ってくる。
仕方ないので、あたしは頭を下げるだけにして巫女さんに背を向けて歩き出した。
にしても、本当にここはどこなんだろう。
あの神社も実は見たことがある気がしてならない。
家に帰ったら調べてみようか。
そうやって考え事に耽っていたせいか、辺りの様子に全く気がつかなかった。
30分ほど歩いた頃、ふと違和感を感じて顔を上げると、目の前には見知った建物が。
しかもそれは昔から知っている建物じゃない。さっき知ったばかりの建物だ。
「え、まさか!?」
慌ててあたしは敷地に飛び込む。ちょうど裏に出てきたのでそのまま声を出した。
「ちょっとー! ごめんくださーい!」
「なによ騒々しいわ…ね……!? ちょ、ちょっとなんであんたがいるのよ!?」
「こ、こっちが聞きたいぐらいなんだけど!? 」
予想通りというべきか、襖を開けて出てきたのは巫女さんだった。
めちゃくちゃ信じられないって顔をしてこちらを見ている。
いや、あたしだって信じたくないよ? 帰れるとか聞いて意気揚々(?)と歩いていたのに元の場所に戻ってるなんてさ。
でも、目の前にさっきの神社がある以上、あたしは信じるしかないんだよね。
「……仕方ないわね。私は送り返す術なんて知らないし、しばらくはここにいてもらうしかないわね」
「へ?」
何ですと? 今なんとおっしゃいましたか?
「だから、ここにしばらく滞在してもらうって事よ」
ここに滞在ですか!? 家でじーちゃんととーさんが心配するのに……。
かーさんは……「あの子のことだから大丈夫だよ」とか言ってあまり心配してなさそうね。
「仕方ないじゃないの。帰り道通っても帰れないってことは何か原因があるんだから、それを調べないと」
「それにしてはめんどくさそうだね」
「実際面倒よ。ただでさえうちは参拝客無くて貧乏なのに、食い扶持が増えるんだもの」
「うっ、なんかごめん、ちゃんと手伝うから……ってなんで滞在決定なの!?」
「あら、じゃあ帰り道通って帰れると信じて迷い続ける?」
「……分かりましたよー」
がっくりと項垂れるあたし。どうやら、今のところ無事に帰ることは出来ないらしい。
こうなったら諦めるしかなかったのだった。
―――――
「さて、しばらくここで暮らすのだから、ここの事を教えないとね」
「よろしくお願いします」
神社の裏庭で衝撃的な再会をしたあたしは巫女さんにここの事を聞くことになった。
今、あたしと巫女さんはちゃぶ台を挟んで向かい合うように座っている。
目の前には美味しそうに湯気を立てている湯飲みがある。もちろんお茶を入れたのは巫女さん……ではなく、あたしだった。
巫女さん曰く、世話になるんだからそれぐらいしなさい、だそうで。
理不尽だ、とも思ったけど、何気に間違ってはいない気がしたので、素直にお茶を入れたのだった。
巫女さんは、まず手元にある湯飲みからお茶を一口啜って、少し驚いたような声を出した。
「あら、なかなか美味しいわね。私ではこうはいかないのよねぇ」
「お粗末さまです」
また一口お茶を啜った巫女さんは、一息吐くと、顔を少しだけ引き締めた。
「それじゃ、これからここの事を話すわよ」
「は、はい」
「まず、ここは『幻想郷』って言うところよ。『外』……あんた達の住んでる世界の事ね、そこから隔離された忘れられた幻想が集う世界、それが『幻想郷』」
えと、また新しいなぞなぞワードが増えたんですけど?
なんなのよ、忘れられた幻想って。
「そうね……簡単に言えば、妖怪であったり、魔法であったり、といったところね」
「妖怪!?」
妖怪、というワードを聞いて、あたしが真っ先に思い浮かべたのは、奇妙奇天烈な姿をした異形だった。
いやいや、冗談じゃないんだけど!?
ああいうのって人を食ったりするんだよね!? 大丈夫なの!?
すると、あたしの考えていることを見抜いたのか、巫女さんはまたお茶を啜った後に言った。
「まあ、『外』の人間が考えるような形のは希少だから心配すること無いわよ。たいていは私達とほとんど変わらないわね。それにここでは一応そういうのを防ぐルールもあるから簡単には食われないわよ」
「それって逆に言えば、素人じゃ見抜けないってことじゃあ……」
「まあ、あんたなら大丈夫でしょ。どうやら霊力もあるみたいだし」
「霊力?」
また出てきたなぞなぞワードに頭を捻るあたし。
いや、心当たりはやたらあるんだけど。
ここで言う『外』で暮らしてる時、友達とかに「近くにいると安心する」だの「祓ってくれたら憑き物が落ちたみたいだった」とかよく言われてはいたのよね。
「あんた、『外』にいる時でも、近くにいると安心するとか言われなかった?」
「……覚えはあるね」
考えていた事とまったく同じことを言われて、この巫女さん、かなり勘が良いんじゃないだろうか、なんて思った。
とりあえず頷くと、やっぱりね、といった感じで巫女さんは続けた。
その内容は割とあたしにとって重大だった。
「そ。なら話は早いわね。……あんた、かなりの霊力持ちよ。少なくとも私と同じかそれ以上ね。ただ、制御がまだ完全じゃないみたいだけど」
「そんなのって分かるもんなの?」
「そんなものよ」
そう言って巫女さんはまたお茶を啜った。そういえばまだ名前を聞いていない気がする。
改めてあたしは巫女さんを見据えた。
「えっと、そういえばお互いに自己紹介がまだだったよね。あたしは桜井智香っていうの。智香でいいよ」
「智香、ね。私は博麗霊夢。ここ、博麗神社の巫女をやっているわ」
「博麗神社!?」
……驚いた。まさか、こんなところまで来てその名前を聞くなんて。
巫女さん改め霊夢は突然大声を出したあたしを訝しげに見ている。
「ど、どうしたのよ?」
「ここ“も”『博麗神社』なの!?」
「ここもって……まさか、あんた……」
目を見開いて驚いている霊夢に、あたしは告げる。
―――あたしの正体を。
「あたしの家は神社なの。そしてその名前が―――『博麗神社』」
「う、そ…でしょ? だって向こう側の博麗神社は誰からも忘れられた寂れた神社だって聞いていたのよ?」
やっぱり。じーちゃんから聞いた話と見事に一致するわね。
確かに最初はそうだったらしい。じーちゃんが見つけるまで。
「え、と。どこから話せばいいのかな。うちはもともと伊勢神宮系列の神社だったんだけど、じーちゃんが若かった時、趣味の山登りでとある山を登ったら、すんごい寂れた神社を見つけて、「人に忘れられたままの神様なんてかわいそうだ」って弟に家の神社を継がせて、自分はその神社の神主になったの。届出もちゃんと出したんだけど、その時に記載した神社の名前が『博麗神社』。ちゃんと鳥居に文字が残っていたらしいからそれと分かったんだろうね」
「ということは……」
「うん、あたしは『外』の博麗神社の巫女だよ。修行中だけどね」
話を終えると、霊夢はぽかんと口を開けて呆けていた。
しかし、幸い立ち直りは早い方らしく、すぐに再起動する。
「なるほどね。元の家系が伊勢神宮系列の上に『幻想郷』と『外』を繋ぐ博麗神社の巫女となれば、霊力が桁外れなのには納得できるわね。まさか向こうの神社に人が住んでいるとは思わなかったけど。そういえば参拝客は来るのかしら?」
「まあ、そこそこには。さっき霊夢が言ってたあたしの霊力のこともあったのかも知れないけどね」
「ふうん」
「そ、そうだ。さっき妖怪に襲われても大丈夫なルールって言ってたけどなんなのかな?」
その声に棘があることを感じ取ったあたしは矛先をかわすべく別の話題を振った。
霊夢は誤魔化されている事に気がついたようだけど、特にそれ以上突っ込んでくることも無く、あたしの話題に乗ってきた。
「それは『スペルカードルール』って言うものよ」
「『スペルカードルール』?」
また出てきたよ、なぞなぞワード。
もうあたしの頭の中はパンパンなんだけど。
「『スペルカードルール』は人間が妖怪と対等に戦うためのルールよ。お互いに『弾幕』の美しさを競うの。たまに不慮の事故があるかも知れないけど、それは、まあ、自己責任ね」
「ちょっと、最後ので全部パァなんだけど。全然安全そうじゃないね」
「パァって何よ」
「台無し」
「分かりやすい例えをありがとう」
どうやら『スペルカードルール』は非力な人間が妖怪と対等に戦うためのルールらしい。
にしても、パァ、って言葉はここには無いらしい。いつの時代だ。
「100年ほど前に隔離されたらしいわね」
「100年前……ってことは明治時代か。そりゃあ、パァも知らないわけだ」
ということはここでの通貨は円、銭、厘ということか。それとももっと前の江戸時代の通貨か。
まあ、今は確認する必要は無いので聞かなかった。
「それで、話を続けるけど、弾幕は大まかに二種類あって、『通常弾幕』と『スペルカード』があるわ」
「『通常弾幕』と『スペルカード』の違いは?」
「『通常弾幕』は普通に弾幕を撃つの。『スペルカード』は謂わば得意技ね。これを決闘前に何枚使うか決めて、すべて破られたほうの負け。負けた方はこれも勝った方が決闘前に決めていたことに絶対従う。これが『スペルカード戦』、所謂『弾幕ごっこ』よ」
「そういえば、パァは知らないのにスペルとかカードは知ってるのね」
「さあ、提案してきた奴がそういう言葉を知っていた。それだけのことよ」
そんなものなのかと聞いたら、そんなものよ、と帰ってきた。
とりあえず、『スペルカードルール』とやらは分かったけど、あたしは果たして出来るのだろうか……。
『外』から来た人なんてド素人甚だしいだろう。
そのことを言うと、霊夢は、何言ってんのこいつ、見たいな顔をした。
「あんたは十分戦えるわよ。私並みの霊力があれば、コツさえ掴んだら出来るはずよ」
「そんな事言われてもねぇ……」
「まあ、どうせそうそう出かけることも無いだろうし、ゆっくり練習すれば良いわ。ただし、境内を壊さないようにね」
今日の話はここまでにしてお夕飯を作りましょ、と霊夢はお茶を飲み干して立ち上がった。
どうせあたしも手伝うことになりそうなので、あたしもお茶を飲んで立ち上がる。
「あ、そうそう。とりあえず渡しておくわ」
そう言って、霊夢が手渡してきたのは真っ白なカードだった。
なんだろうと思って弄繰り回しているとこつんと頭を小突かれた。
「それがスペルカードよ。まだ未使用だけどね」
「どやって使うの?」
「それを掴んだまま、自分の頭の中で登録したい『弾幕』を作り出すのよ。まあ、今は『通常弾幕』の練習が先だけどね」
いや、それよりもお夕飯が先ね、と霊夢はあたしを急かして台所に運んだ。
おおう、なんてレトロなんだ。竈よ、竈。手押しポンプまであるじゃない。
その台所を見たあたしは、意味も無く感動していた。
というか、よく考えたらうちの家もそうだった気がする。今更だった。
―――――
「いただきます」
「いただきまーす」
家で割と慣れていたおかげか、それほど苦戦することも無く調理すること1時間。
目の前には美味しそうな料理が並んでいた。
……なんというか、すごいレトロです……。
まず、霊夢が手始めにあたしの作ったふきの佃煮をつまむ。
しばらく咀嚼しているうちに表情が変わり、飲み込んだ時には驚嘆の表情だった。
「智香、あんたやっぱり料理うまいわね。居候させたのは正解かもね」
「その代わりあたしは帰れないって事なんだけどね……」
「大丈夫よ、何とかして探し出して見せるわよ」
「ほんとに頼むよ」
そう言いながらも、あたしと霊夢は自分達で作った晩御飯を美味しく頂いたのだった。
―――――
晩御飯の後片付けをした後、あたしはお風呂を借りて(やはりというか釜風呂だった)さっぱりしていた。
もちろん風呂上りには霊夢から着物を借りた。ちょっと胸がきついって言ったら玉串で小突かれrた。
そして今、あたしは霊夢に部屋へ案内されていた。
「智香の部屋はここね。布団はあんたがお風呂に入ってる間に敷いてあげたわ」
「何から何までありがとうね、霊夢」
「その代わり、明日から弾幕の練習とかご飯の準備とかきっちりやってもらうわよ」
「あー、うん、がんばる」
それじゃお休み、とあたしは霊夢と別れて、案内された部屋に入った。
霊夢の言った通り、きっちりと布団が敷かれている。
さっそく潜り込んでみる。暖かい。どうやらしっかり日光に干されていたらしい。
もしかしたら霊夢が自分で寝るつもりだった布団を敷いてくれたのかもしれない。
霊夢の優しさに感謝しつつ、あたしは今日あった事やこれからの事を考えること無く、幻想郷で初めての眠りに着いた。
あとがき
どうも、初めまして。ハンモロコといいます。
間違っても琵琶湖に住んでいるホンモロコではありませんのであしからず。
東方を書くのは今回が初めてです。
思えば、東方を知ってのめり込む様になったのは、高校一年生の時に入部したコンピュータ同好会の部室(コンピュータ室でした)のパソコンに入っていた東方永夜抄を見つけたのが切っ掛けでした。
まあ、どうでもいい(のか?)馴れ初めは置いておいて。
今作は先程も言ったように東方Projectにオリジナルキャラクターを飛び込ませてみたものです。
いきなり衝撃の事実が発覚してるっぽいですが気にしないでください。
現世と幻想郷の博麗神社はすでに隔離されているため別物扱い、といった設定にしました。
それと『スペルカードルール』は原作っぽい感じでやろうかと思ってます。
時間軸としては『紅霧異変』の少し手前の春です。
確か『紅霧異変』は夏だったはずだと思ってwikiで調べたら、春先に旧作の東方怪綺談があったことに驚きました。
しかし、旧作をやったことが無いので、終了後、ということにしてあまり触れないでおきます。ご了承ください。
次回は弾幕の練習と怒涛(?)の超展開の予定です。
お楽しみに……?
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