機動戦艦ナデシコ 逆行のミナト
第十三話 『秘密』は一つじゃない 巻の五
《第三者(神)SIDE》
午後からアトモ社に行く予定になっていたアキトは午前中にカワサキシティの青果問屋に色々な材料を買いに出かけた。自分のオリジナルラーメンを作るためである。オリジナルのラーメンはあくまでも自分の趣味で作っているもののため、ナデシコ食堂の材料を使うのは心苦しかったのだ。
そんなアキトの買い物にミナトもついていく。ルリは残念ながらブリッジ待機のローテーションだったので血の涙を流しそうな勢いでミナトを睨んでいたのだった。
ラピスとキラは冬休みの宿題が終わっていないと言う事でカグヤとアクアに勉強を見てもらっている。
「にしても……器用に積むわね〜?」
「そうですか?」
アキトの自転車はどう見ても積載量オーバーなほどに物が積まれている。パンクしないのが不思議なくらいだった。
「それで……まだ買うわけ?」
自転車に山と詰まれた食材を見て尋ねるミナト。
「あと三つほど買ったらお終いですね。そしたら帰ります」
「じゃ、その前にアキト君の服を買って、それから帰りましょ」
「え? なんで俺の服を?」
ミナトの言葉に驚くアキト。
「アキト君……着たきりスズメでルリルリ達の隣に立つつもり?」
サイゾウに頼まれていたミナトはアキトの服のセンスを磨くため無理矢理服を買わせる事にしたのだった。
「あー……、はい判りました……」
実際、『服など着れればいい』というアキトにとってわざわざ買う必要も無いのだが、ルリやラピスのような美少女に始終まとわりつかれている以上、彼女たちがどういう風に見られるかを考えなければいけないことをミナトから説教されていた。そして今自分が持っている服装が彼女たちとつりあう服装かと問われるとまずい事に気づく。
そんな話をしながら歩く二人の横にいきなりリムジンが横付けされる。
警戒する二人の前に太った白人男性が顔だけはフレンドリーに━━━しかしその目は他人を見下して━━━降りてきた。
「テンカワ・アキト君、だね?」
「違うって言ったら?」
アキトはミナトを守るような位置に移動しながら相手に注意を払い続ける。
「調べはついている。そしてその右手のIFS。パイロット兼コックなどそうそういるものではないよ」
「違うな」
「何?」
「オレは『コック兼パイロット』だ。『パイロット兼コック』じゃあない」
「どちらでもいいだろう、そんなこと」
「よくない。オレには重要なことだ」
アキトにとって『コック』とは神聖なものだった。それを軽視した時点でこの男の目論見は終えたと言える。
しかし、そこは傲慢を振りかざして生きてきた者らしくまったく気づかずアキトに話しかける。
「そんなことより、君に良い話を持ってきたんだ」
「断る」
話を聞く前に一刀両断するアキトに渋い顔をする男。
「は、話を聞く前にかね?」
「人の夢を『そんなこと』呼ばわりする奴とは仲良くなれないんでね。行きましょう、ミナトさん」
「難しい話になってきたみたいよ……」
そう言うミナトを不審に思ったアキトはミナトを振り向くと、ミナトの後ろに黒服の男がいた。
よく見えないが腕の位置からミナトの背中に何かを突きつけているようにも見える。
「お前ら!」
「おっと、騒がないでくれ。私だってこんな手段は嫌いなんだ」
ぬけぬけと言う男に嫌悪を感じるアキトだがミナトを人質に取られては気軽に行動は出来ない。
「では来てもらおうか」
「……断る」
「「「なっ!?」」」
「あ、アキト君!?」
確実に言うことを聞かざるを得ない状況に追い込まれてなお、断るアキトに驚く一同。しかしその理由はすぐに明らかになる。
「買い物がまだ終わっていない。終わってナデシコに届けてからだ」
アキトらしい発言ではあるが、ミナトは微妙な違和感を感じた。それはよく一緒にいるから感じたものだったが、それが何なのかまでは判らない。
「それは困るよ。すぐに来て欲しいんだ」
男はアキトに『自分の方が優先だ』と暗に言うがアキトも譲らない。
「こっちも買い物は今日しか出来ない。それは譲れない」
睨みあうこと数十秒……。男の方が譲歩案を出してきた。
「……判った。買い物を済ませたら、こちらで荷物は責任を持って届けよう。それでいいだろう?」
「……いいだろう。ただし!」
『ただし!』の所であふれた闘気も当てられて下がる一同。
「「「!?」」」」
「荷物にカケラでも傷をつけてみろ。ナデシコの『誤射』に巻き込まれても助けないからな……」
そのアキトの気迫に負けて肯く男達だった。
「あ、それと」
「ま、まだ何か?」
「そっちの都合で急ぐことになったんだから代金はそっち持ちでよろしく」
「……」
結局、荷物をアキトの自転車のまま運ぶことを断念した男たちはトラックを一台用立てて運ぶことになる。
二人が連れていかれた場所はカワサキシティにあるアトモ社の研究施設だった。
目の前を歩く、先ほどアキトたちを『招待』をした男はアトモ社の社長と名乗った。
「我が社は現在画期的な輸送法の研究をしていてね。その開発に協力して欲しいのだよ」
「アトモ社には今日の午後から来る予定だったはずだぞ?」
アキトが疑問を尋ねる。
「余人を介さずに話をしたかったのだよ。ネルガルの関係者がいない状態でね」
『ネルガルの関係者』というところでミナトはロクでもない話をするつもりだと気づくがこのままではどうにもならない。エリナと出かける予定なのは三時間以上後なのである。いないことに気づくのはもっと後のはずだ。どうにかしてナデシコと連絡をとる手段は無いか……とミナトは考えるもいい手段は浮かばない。
そんなミナトの葛藤をよそに、歩きながら話す男はある扉の前で立ち止まり、掌紋と網膜パターンを照合して扉を開く。
そして招きいれられた二人が見たものは小型のチューリップとその上につるされた球体がいくつも繋がって人の形を成したものがチューリップの中に降りていくところだった。
「チューリップ!?」
「それにアレは……耐圧エステ!? 貴方達、まだこんな実験をしていたの!? すぐに止めなさい!!」
耐圧エステを見たミナトは、以前にエリナから聞いていたボソンジャンプ実験のことに即座に結びつける。
そして同時に確信する。
今日がその時なのだと。
「ほう、耐圧エステの事まで知っているか」
感心したような顔でミナトを睥睨する社長。
「貴方……、この実験はネルガル会長から中止が命令されているはずよ! それを続けるなんて……。会長に無断で続けていたわね!?」
「フン……、あんな若造の言葉にこの私がなぜ従わなければならないのだ?」
「それは貴方がネルガル会長よりもポストが下だからよ」
年が若いと言うだけでアカツキを嘗めてかかった社長にかかる、その社長を見下した年若い女の声に振り向く一同。そこにはいるはずのない女性がいたのだった。
「何!?」
「エリナ!?」
社長が上手く出しぬいたと思っていたネルガル会長秘書のエリナ・キンジョウ・ウォンがそこにいたのだった。
「遅くなりました、お姉様。さて、社長。ネルガル社長派ではないがネルガル会長派でもないため泳がせていましたが、貴方には背任の嫌疑が掛けられていました。……が、今日のこれで確定しました。よって現時刻を持って貴方をアトモ社長から解任し、身柄を拘束。事情聴取します」
やり手の社長秘書としての顔を見せるエリナだが、何故ここにいるのか? ミナトはそちらの方が不思議だった。
「エリナ、どうしてここに?」
「アキト君が荷物の中に私宛のメッセージを入れてくれていたんです。『変な連中にお姉様が人質に取られている』と……」
「アキト君……」
アキトを見るとニカッと笑ってサムズアップする。
ミナトの教育の賜物だろう。
「こんな連中の言い分なんか聞くことないっスから」
つまり、言うことを聞くフリをして反抗のチャンスを待っていたわけである。
しかし……。
「うわぁぁぁぁぁぁ……」
一歩遅く、チューリップへ降ろされていた耐圧エステがつぶれて弾き返されるのであった。
「フン…。また失敗か……」
今ここで、己の我欲のために消えた命に何の感慨も持たないこの男。社長解任と言われているのにもみ消せるとでも思っているのだろうか?
「きっさまぁぁぁっ!!」
その言葉に激高し殴りかかるアキトだが、社長も少しは武術をかじっているらしく器用に避ける。
しかし、その社長の背中にミナトが手を当て、回避を妨害する。
「何!?」
「でやぁぁぁぁぁっ!!」
動きが鈍った一瞬の隙を突いてアキトが社長の顔面に一撃を入れるのだった……。
のされた社長を縛り上げてSSに任せ、アトモ社を後にする一同。
「でもよくやったわアキト君」
アキトの手際を誉めるミナトに、アキトは照れた顔を返す。
「ああいう手合い、嫌いなんですよ。ま、エリナさんが気づいてくれたお影で俺も実験台にならずに済んだし」
サバサバとした言葉で返すアキト。昔のままなら今でも納得行かない顔をしていただろう。
「連中の持ってたC.Cも回収できたし、ネルガルとしても収穫は大きいわ」
「C.C?」
聞きなれない言葉に首を傾げるアキト。
「チューリップ・クリスタル。あのチューリップと同じ組成の石よ。略してC.C。ボソンジャンプのキーの一つと考えているわ。これよ」
何時の間にか持ってきていたトランクを開けて中にある蒼い石をアキトに見せるエリナ。
「これは!?」
アキトはエリナに見せられた石を見て驚く。
「どうしたの?」
「この石、俺の両親の形見のペンダントについていた石とそっくりなんです。でも地球に来たら無くなっていて……失くしたかと思ったんですが……」
「そう……。じゃあ、やっぱりC.Cはボソンジャンプのキーの一つ……触媒なのかしらね?」
アキトがミナトに返した答えでC.Cがボソンジャンプのキーであることを確信するエリナ。
そんなことを言いながらネルガルSSの用意した車に乗り込む一同。ドライバーは勿論ミナトである(笑)。
「でも、アキト君が目を付けられたのは痛いわね。なんでアキト君のことがバレたのかしら?」
「説明しましょう!」
乗り込みながらミナトが呟いた言葉に返ってきた『説明』の言葉にそちらを向く一同。
そこには確かにいなかったはずの人物がいたのだった。
「「「い、イネス((さん))!?」」」
何時の間にか車の後部座席に座っているイネスに声も出ない。いつ乗り込んだのか?
「いつの間に乗ったのよ!?」
思わずミナトが聞いてしまう。
「良い女には謎が付きものよ……。ま、簡単に言えばエリナ女史が過去に調べたデータを何らかの手段でアトモ社が手に入れた結果でしょうね。アキト君は単独でボソンジャンプを行い、火星から地球まで来た可能性がある。アキト君ならジャンプに耐えられると考えても不思議ではないわ」
最初の質問を『説明』したことで満足したらしいイネスに対し、三人はこれ以上『説明』を求める愚を冒さず、スルーすることにする。
「エリナさんが原因っスか……」
ため息をつくアキトに慌てて言い訳をするエリナ。
「あ、あのころはともかく、今はそんなこと考えていないわよ! データが流れたのが判ったからなんとかしようとしたんだから! お姉様に誓ってもいいわ!」
「それは取りあえずいいから……。でもアキト君ならボソンジャンプに耐えられると考えたわけね?」
言い訳をするエリナを放置し、イネスに確認をとるミナト。
「そう言うこと。実際、アキト君はC.Cを消費して火星から地球に来たと考えられる。しかも何らかの機械的補助手段無しにね。これだけでも十分よ。アキト君?」
「なんスか?」
「君は今、人類で唯一の単独ボソンジャンプ経験者なの。そのことを忘れないでちょうだい。それが元で狙われる可能性があることもね」
「単独…ボソンジャンプ……」
イネスの言葉を反芻するアキト。
「そう。ナデシコはディストーションフィールドのおかげで無事だったけど、そうでなかったらクロッカスのクルーと同じ運命をたどっていたでしょうね。なぜアキト君は無事だったのか……それを解明できればこんなことをさせる根拠も潰せてたんでしょうけど……」
そう言ってイネスは目を伏せる。
ミナトに貰ったデータではそこまで解明できなかったのだ。
ミナト自身も、知っている事実━━━『ボソンジャンプがイメージによってナビゲートされる』ものであり『ボソンジャンプを制御する遺跡にジャンパーのイメージを正確に伝える』事が出来るのが『A級ジャンパーである火星出身者』━━━という事実を伝えてはいない。その事実をなぜ知っているのかと問われれば答えることは出来ないからだ。
ミナトの知る火星出身者はアキト・ユリカ・イネス。さらに疑いがあるのがカグヤだったが彼らを調べる理由がない。
ゆえに『何も機械的補助が無い状態』でボソンジャンプできたアキトを狙うのは必然とも言える。
「つまり……今現在、ボソンジャンプが起きた場合、それが事故であれ人為的なものであれ、それに耐えられるのはアキト君だけってこと?」
「その通り。だからこそエリナ女史がアキト君を狙ってたわけなんだけどね」
「だから今は狙ってないって言ってるでしょ! お姉様にも止められてるんだから! ……あ!」
うっかり、といった感じで言ってしまったエリナは慌てて自分の口を塞ぐ。
「ミナトさん? どういう事です?」
ミナトを半眼で睨むアキト。
「……アキト君のご両親のメッセージ、覚えてる?」
まだ伝える気は無かったミナトはしぶしぶ話し始める。
「え? ええ……」
「その中にあったデータ……実はイネスさんに渡していたの」
「え!?」
アキトは『何故!?』という顔でミナトを見る。
「イネスさんはどちらかと言うとニュートラルな立ち位置にいる人だからね。第三者的な見方で考えてくれると思ったからね……」
「でも何で……」
「アキト君のご両親のデータを見て、ボソンジャンプがかなり専門的な知識が必要で、且つ、体質か才能か……そういったものが必要、といったことを言っていたのを知ったから……それが何なのか調べてもらっていたのよ。その過程でその『資格』のようなものの無い人間では耐える事が出来ない事が判ったからエリナに無駄な死人を出さないように言っておいたの」
「だからアカツキ君も実験中止を命令したのよ。ところが一部の傘下の企業でいまだに慶弔費が跳ね上がったままだから監査も兼ねて動くことにしたわけ。アキト君がいればそのデータを手に入れた企業が必ず動くと思ったからね。……まさかこちらが動く前に動くとは思わなかったけど……。スパイでもいるのかしら?」
「クリムゾンと言う線は?」
エリナの言葉にイネスが確認を取る。
「アクアはそんなことしないわ。お姉様の不利益になることは絶対しない。当初は一部の下部組織が動こうとしていたらしけど、その組織を家族ごと『処分』したって言うし……」
ミナトのネコ同士の信頼から断言するエリナ。
「ま、これでここも実験を中止せざるを得ないでしょ。自業自得よ」
そう言うイネスに難しい顔をするミナト。
「でも……もし、『生きた人間を木星蜥蜴の本拠地に送り込む』ことが失敗していても、『木星蜥蜴の本拠地まで行く』ことに成功していたとしたら……?」
車を運転しながら発したミナトの言葉に青くなるエリナと興味なさそうなイネスとよく理解していないアキト。
「そ、そうだとしたら……向こうはボソンジャンプをある程度コントロールしている以上……」
「あのチューリップから攻め込まれる、ってことね」
「えぇ!?」
エリナとイネスの言葉に振り向いたアキトの目に……吹き飛ぶアトモ社の研究所が映ったのだった。
警報が鳴るナデシコの中は戦場のようだった。
即座に発進準備をするナデシコブリッジと格納庫。
「リョーコちゃんとイズミちゃんのエステは空戦だぁぁっ! ヤマダとヒカルちゃんは陸戦! アキトと新人のお嬢ちゃんは砲戦だぁっ! ロン毛は空戦! 武装は標準だぁっ! 準備が出来た奴から出せぇっ!」
拡声器を構えたウリバタケの声が格納庫に響く。
それに応える様に格納庫には機体の各部チェックを済ませる声が木霊していた。
ブリッジも一秒でも早く戦場に出るために各部のチェックと起動を始める。
「相転移エンジン出力65%」
「各部武装、準備よし!」
「非戦闘関連部署の装備の電力カット及び固定完了!」
「エステ隊の準備は!?」
「リョーコ機とイズミ機があと三十秒!」
「ミナトさんたちは!?」
<ナデシコから五キロの地点です。到着まで約二分>
各部署やオモイカネからの報告で、進んでいく戦闘準備に対しどういう作戦を取るかをユリカの脳が高速で演算していく。
「リョーコさん、イズミさんは先行して敵機を確認してください! その後、陸戦、砲戦フレームで迎撃します!」
『あいよっ!』
『了解』
「ミナトさん、アキトさん、イネスさん、エリナさんナデシコに乗り込みました!」
二人の返答と前後してメグミの報告が上がる。
「リョーコさん、イズミさん、発進よろしいですか!?」
『応よ! スバル・リョーコ、空戦フレーム出る!』
『マキ・イズミ、空戦フレーム、出るわよ』
ジュンの言葉に二人が答え、二機が先行で出撃した。
<テンカワ・アキト、格納庫に到着!>
『ヤマダと新人の嬢ちゃんの分の準備は出来たぜ!』
「了解です! ヤマダさん、カザマさん、出撃願います!」
『任せろ!』
『了解!』
そして陸戦と砲戦フレームが出撃する。
『ブリッジ! ロン毛とヒカルちゃんのエステ出すぞっ!』
『班長! テンカワのIFS設定準備出来ましたっ!』
喧騒の中、動く人々。
そしてブリッジに飛び込んできたミナト達もそれぞれのシートにつく。
「ゴメンなさい!」
「「戦況は!?」」
「ミナトさん、イネスさん、エリナさん!」
「現在、カワサキシティの中心部に木星蜥蜴の新兵器と思われる物体が二つ、破壊活動を行っています。あと二十五秒でリョーコさんたちが接敵します」
三人の到着を待ちわびていたユリカと戦況報告をするルリ。
『こちらスバル! 接敵したが……なんだありゃ?』
「どうしたんですか!?」
『いや……なんつーか……とりあえず映像を送る。そっちで判断してくれねぇか?』
そして送られてきた映像にミナトとイネス以外の人間が凍りつくのだった……。
あとがき
ども喜竹です。
新年一発目はミナトの更新です。
戦場の絆で狙撃オンリー戦で快勝が続いたので、気分が乗って執筆が加速しました(笑)。
今回、珍しくアキトの頭脳プレーが炸裂します(笑)。
そしてリョーコが言明を避けた物体とは!?(大笑)
そしてミナトさん! 『五キロを二分』って、貴女一体何キロで走ったんですか!?
その辺りは次回明らかになります。
お楽しみに。(=゚ω゚=)ノシ
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