今回は一から十まで全部ドS成分で構成されています。
ドSトリオ/凶【さいきょう】
これはIFの世界。
もしも、こうなったらという架空の世界。
今話はそんな世界で、ゼロとネウロのドSコンビにもう一人。
腹黒な破壊者の加わったドSトリオが結成されたらどうなっているかを、じっくり見てみることにしよう。
*****
機動六課・オフィス。
「ふ〜。やはり、この”椅子”は座り心地が良い」
「確かに。この”征服感”がなんとも言えんな」
ドS魔人コンビ。
無限ゼロ&脳噛ネウロ。
「………」
「………」
そして、この二人の楽しみの為、椅子させられているのが…。
「ゼロ…もういいですか?」
「ネウロ、好い加減おりてくんない?」
「「黙れ下等生物!」」
――ドガ!――
「「痛ッ!」」
椅子にされていたリインフォースと弥子は頭を殴られる。
ついでになんで弥子がいるかというと、このIFの世界のネウロがミッドチルダにくるさい、弥子も一諸に連れてきたのだ。
「まあまあゼロさんにネウロさん。流石に時と場所を考えてぇな。…皆が、ね?」
はやての言う通り、ここは六課の職場だ。
そのど真ん中で女性を椅子にしてリッラクスしてる様子を見たら、確実に仕事に集中できなくなる。
「ほう、では魔界虫を使って」
「もっと掻き乱してやろう」
「「「「「「やめてェーーーー!!」」」」」」
二人のSな発言に皆は声を揃えて必死になる。
「ん〜、ならその真逆だ」
「我が輩らが貴様らの仕事をてつだってやる」
((…なにか遣らかす気だ…))
二人の性格を熟知している二人の女性は悟った。
そして案の定。
「はァ?貴様はこんなこともできんのか?身体は人間でも脳味噌は猿人類か?」
「ひ、酷い!いくらサル顔だからって…(泣)」
「遅いな貴様。これなら赤子のハイハイのほうが速いぞ」
「私が幼稚体型だからって酷くない!?」
「おい是で誤字脱字十回目だぞ。貴様の目玉はガラスで出来たビー玉か?飾りですか?」
「なにその言葉責め!?」
「……フッ」
「その笑いはなんだ!?言えよ!何所が悪かったかくらいは言えよ!」
仕事を手伝うというより、ただたんに嫌がらせをするためのダメだしである。
((やっぱり…))
ツッコミ役二人の思考が同調(シンクロ)した。
そんな時に、新たな脅威が…!
「「ッ!!」」
魔人コンビの表情が激変した。
「どうしたの二人とも?」
弥子が尋ねると、
――ガシッ!――
「く、首が!死ぬ〜!」
ネウロが弥子の首を掴んで外にでる。
ゼロもまたリインフォースの頭をガッチリ掴んで外に向かう。
*****
機動六課の隊舎前。
そこには灰色のオーロラのようなもの、次元の壁が出現していた。
そして、そこからは一人の青年が姿を現す。
「此処はなんの世界だ?…まあイイ。適当な奴から聞いてみるか。逆さ吊りにしながら…」
ドSな発言をするこの男。
その名は門矢士。またのを世界の破壊者・仮面ライダーディケイド。
そこへゼロとネウロが現れる。
「………」
「………」
「………」
――ガシッ!!――
三人は固い握手を交わした。
((ドSトリオが誕生したァァァ!!))
士の独り言がきこえていたリインフォースと弥子は色んな意味でピンチを感じた。
*****
再び機動六課のオフィス。
「え?仮面ライダー!この人も!?」
なのははビックリした。
当たり前だ。ゼロとネウロが連れて来た人物もまた、仮面ライダーの名を冠するというのだから。
「おぉ。…高町なのはか」
「私のこと知ってるの?」
「勿論。都合が悪くなると砲撃で相手を打っ潰す凶悪女だろ」
士が真顔でそういった瞬間
(言っちゃたよあの人!禁句言っちゃったよ!!)
六課の人々は心の内で叫んだ。
「………」
「どうした?なんかいってみろよ。管理局の白い悪魔さん」
「門矢さん。…ちょっと模擬戦場に来て。…たっぷり頭、冷やしてあげる…」
”ゴゴゴゴゴ”という擬音が使われそうな凄まじきオーラを出すなのは。
そして模擬戦場。
なのはがバリアジャケットを纏うと、士はディケイドライバーを装着してライダーカードを持って構える。
「変身」
【KAMEN RIDE…DECADE】
士はマゼンタと黒をベースカラーとしたアーマーに身を包み、頭部は禍々しく歪んだ漆黒のディメンションヴィジョンに紫色に染まったシグナルポインターが特徴たる仮面を装着した世界の破壊者…ディケイド・究極態となる。
士がディケイドに変身した直後、
【STARLIGHT BREAKER】
「全力全開!スターライトォー…ブレイカァーーー!!」
いきなりスターライトブレイカーを発射する。
ディケイドはライドブッカー・ソードモードを手に持つ。
この様子をみていた者(魔人以外)は、確実にディケイドの悲劇的な最後を予想した…が!
――カキー−ーン!!――
「はひ?」
間抜けな声を出してしまったなのは。
当然の反応だ。何故ならなのはの必殺技・スターライトブレイカーがライドブッカーによって野球ボールの如く打ち返されたのだから。
砲撃はそのまま術者自身に跳ね返った。
「キャアァァァ!!」
大ダメージを喰らうなか、咄嗟にプロテクションでダメージを軽減する。
だがそれも、無駄な足掻きに終わった。
「…消えろ…」
「ッ!」
なのはは信じられなかった。いや、信じたくなかった。
何故なら自分の相棒であるレイジングハート・エクセリオンがもう一機…しかもディケイドの手中に収まってこちらに砲身をむけているのだから。
ディケイド・激情態はKRを行うことなく、他の仮面ライダーの力や武器をARで使用できるが、この究極態の場合はカードを用いることなく他の仮面ライダーとライダー以外の戦士の能力や武器を自由自在に扱うことができる。さらに身体能力もノーマル・ディケイドのそれを遥かに上回るので反則なまでに強いのだ。
「自分の十八番で眠りやがれ。…全力全壊、スターライトブレイカー」
――ズドオォーーーン!!――
本家本元と同等の魔力砲撃がなのはを襲った。
「「「「「「なのはァーーーーー!!!!」」」」」」
「「「「「なのはさぁーーーん!!!!」」」」」
皆は叫びに叫んだ。
そして模擬戦場に大きく出来上がったクレーターの中心には目を回して気絶するなのはの姿。
「なにあの人!メッチャ強いんですけど!!」
弥子はこれでもかと言うくらいに声を張り上げる。
「ほうほう、これはまた」
「派手にやったものだ」
「派手云々の問題なの今のって!?」
「というか、シャマル!早くなのはの治療を!」
「は、はい!」
魔人コンビにツッコム弥子。
リインフォースの指示で急いでなのはの治療にあたるシャマル。
そして、偶然にも仕事で機動六課に来ていたユーノは、ディケイドに詰め寄り…。
「なにしてくれてんんですか貴方は!もうちょっと手加減「あぁ!?」………イエ、ナンデモアリマセン。スイマセン…」
注意するもディケイドの破壊者オーラの禍々しさに片言で謝罪した。
そして、ゼロとネウロが近づくと、ディケイドは変身を解き…。
――ガシッ!――
再び熱い握手。
「…これ、世界終わったんじゃね?」
これが誰の台詞であろうかなど、今はどうでもいい。
この様子全てをみていた人間の思考そのものだとおもってくれれば良い。
*****
「あの、そろそろ「うるさい」…すいません」
なのはは現在士の椅子にされている。
尚、ユーノはそれを勇敢に止めようとしたが、結果として上半身裸のじょうたいで逆さ吊りにされている。ついでに顔全体に紐のついた洗濯バサミをつけられてた上に、その直下では強力な簡易ガスコンロ。
「熱ッ!痛ッ!熱い!痛い!」
「うるさいぞダメガネ」
断末魔に近いユーノの悲鳴を逆に鬱陶しがってゼロがガスコンロの火力を強める。
「熱ゥーーーーー!!!!」
「よし、そろそろ洗濯バサミを外すか」
ネウロが笑いながらてにもった紐を引っ張ると、
――ブチッ!!――
「痛アァーーーーー!!!!」
ユーノの顔面をはさんでいた十個の洗濯バサミがヤバい音を鳴らしてユーノの顔から勢いよく外れた。ちょっと軽く血がでた。
そのドS極まる光景をみていた一同は…。
「無理…我々には止められない…」
諦めきっていた。
このドSトリオを止められる奴がいるなら、そいつは正真正銘の化物だ。
*****
ナンバーズ編。
六課メンバーにありとあらゆる嫌がらせ(言葉責め・拷問・羞恥プレイ・精神的攻撃等々)を済ませ、ドSトリオは次の獲物(ターゲット)にむかっていた。
その頃、リインフォースと弥子は魔人コンビ…いやドSトリオの命令で更生組ナンバーズを連れてクラナガンに来ていた。
「いやー、まさかこんな早く外に出られるなんて思わなかったっすね〜」
ウェンディが軽い口調でそう言ったが、リインフォースと弥子の表情は曇っていた。
「どうしたの?二人とも」
セインが聞くと、
「「いや、別に…」」
「何故目を逸らすんだ?」
チンクが聞いても、二人は答えなかった。
「そういえば、話を聞いた限りでは拘置所にいるドクターやお姉様達もくるとか…」
ディ―ドがそういうと、ノーヴェは…。
「マジかよ!よく管理局の連中も承諾したな」
その時、リインフォースと弥子はあえて言わなかった、真実を。
ナンバーズを早期に釈放するため、ドSトリオが上層部に対して、上層部(かれら)の行った不正行為の数々をネタに脅迫したことを。もし真実を語ろうものなら、無駄なプレッシャーと恐怖をナンバーズに与えかねなかったから。
そうこうしていると、スカリエッティとウーノ、セッテが登場してくる。
「お久しぶりだね、ドクター」
「ウーノ姉達も久しぶり」
ディエチとオットーがそういった。
「やあ、久し振りだね皆」
「思ったより元気そうね」
「うんうん」
三人はそう返した。
「ありゃ?そういえばトーレ姉達はまだみたいだけど…」
「あぁ、彼女らより私達の方が拘置所でるのが早くて詳しいことはわからないが、魔人達が迎えに行ったときいている」
スカリエッティの言葉に弥子とリインフォースは一瞬ビクっとした。
「…どうかしたんすか二人とも?さっきから可笑しいっすよ」
「…ウェンディちゃん。これから何が起ころうとも平常心を心がけてね…」
「多分、凄まじいことが起こると思うので…」
ウェンディの問いにツッコミ役の二人が口を重々しく開いた。
――ピリリ、ピリリ!ピリリ、ピリリ!――
「あ、私の携帯だ」
弥子はポケットから携帯電話を取り出す。
『ヤコ、我が輩だ』
「あぁ、ネウロ。どうかしたの?」
ネウロから電話がかかって会話したとき、弥子は脳裏になにかが過った。
「ネウロ…そっちは大丈夫なんだよね?」
『問題無い。残ったナンバーズ達も紳士的にエスコート中だ』
「そ、そう。じゃあそのまま私達のいるところまでエス――――」
歩きながら話していた弥子は偶然にも見てしまう。そして絶句した。
――ジャリ…ジャリ…ジャリ…ジャリ…――
鎖のついた首輪を付けさせられているドゥーエ、トーレ、クワットロ。
その鎖という手綱をにぎっているのは…。
「ほら、キビキビ歩け」
「貴様らは亀ではないであろう?」
「サッサとしろ痴女め」
「どんなエスコートォーーーーー!!?」
弥子は力の限り叫んだ。
他のナンバーズ達は極々普通の格好だというのに、首輪をつけさせられた三人は以前どうようの蒼いボディスーツ姿であるため、一般人から奇異の目で見られる。
「え、エスコートじゃないよあんなの!ドSコートの間違いでしょ!?」
「この辺に中々評判の飯屋があるんだが…、合流前に喰っていくか?」
「なんで普通に話せるの?なんで恥ずかしくないの!?」
ゼロがそういうと、弥子は陰でツッコム。
そこへなんとリインフォースといっしょに他のナンバーズとスカリエッティが来てしまう。
皆が隠れてゼロ達の跡をつけると、辿りついたのは…。
「あぁ、ここだここだ。飯屋」
「飯屋じゃないよ!」
野良猫達が地面に半ば放置された皿に盛られたキャットフードを食べる光景。
そばには老人の姿。ここまでくれば、猫の餌場であることがわかる。
「おや、殆ど満席だな。三席してあいていないな。貴様ら先に喰え。我が輩らのことはきにするな」
「これなにファースト?レディファーストじゃないよね!?」
ネウロの言葉には今ある状況のせいで、ただの嫌がらせであることがよくわかる。
「おや無限さん。今日はお友達と散歩ですか」
「お爺さんツッコんでよ!明らかに異常でしょ!」
殆どペット扱いされてる三人のことなど気付いていないのか、老人は普通にドSトリオに話しかける。
「…あれ?無限さん、なんか変じゃね?」
「そう!ツッコンで!今こそいってあげて!」
「あんたちょっと、髪の毛に寝癖あるよ」
「そっちィー!?なんでそんな超どうでもいいことに着目するわけ!!」
「爺さんも…香水変えた?」
「なんでお爺さんが香水使ってるんですか?というか香水云々知ってるってどんな関係!?」
奇妙なボケとツッコミをしてる間、ナンバーズ三人は本物の猫みたいに足で頭掻いたり、キャットフード食べたり、野良猫とケンカしたりしてる。
「ひ、酷過ぎる…」
「三人共、ヤバい領域に…」
流石にこんな状況見せられ、他のナンバーズ達はドSトリオの恐ろしさを理解しつつも…。
「あの野郎共!トーレ姉達によくもあんな仕打ちを!!」
「私の作品達に、随分好き勝手してくれてるね…!!」
「私も妹として無視できんッ!」
ノーヴェ・スカリエッティ・チンクはそういってドSトリオを一発殴ろうとしたが、
「「「にゃッ!!」」」
――バキッ!!――
「「「ンガッ!!?」」」
どういうわけかドゥーエ、トーレ、クワットロは駆け付けた三人のキック、パンチ、チョップを御見舞いして撃退してしまった。
そしてネウロはドゥーエ、士はクワットロ、ゼロはトーレの首筋を優しくなでると、撫でられた三人は気持ちよさそうにしている。
「これはァ!完全に調教されているゥー!!完全に服従してるよ!!」
「あの短時間で一体あの三人に何やらかしたんですか!?」
弥子とリインフォースはドSトリオの調教スキルに度肝を抜かれる。
「なにやってんですか!連れて来た人達の人格変っちゃってますよ!」
「いやァ、ちょっと本気出したら予想以上に”覚醒”しちまってな」
リインフォースのツッコミに士がしれっと答える。
「やっぱり自尊心の強い奴の精神(プライド)折り曲げるのは最高だな♪」
さらにドSな台詞まで口にする始末。
この後ナンバーズ全員がドSトリオに勇敢に立ち向かったが…。
その結果、
「ほらどうした?鳴け」
「「「にゃ、にゃ〜ん///」」」
ゼロの前に猫耳と尻尾を着けさせられたウェンディ、セイン、チンク。
羞恥心故か顔を真赤にして身体をモジモジさせている。
ついでに言わせて貰うと、チンクにいたってはスクール水着まで着せられている。
「フムフム…鍛えてるだけあって中々使い心地がいいぞ。この”机と椅子”は♪」
ネウロはディ―ドを椅子にして座り、セッテの背中に天板被せて机にしている。
「フフフフフ…!」
「シクシクシクシクシクシクシク…」
士はノーヴェとディエチに様々な言葉責めを行って泣かせた。
そこへ空かさず追い打ちを行うと、
「う…うえぇーーーーーン!!」
「うぅ、ぐす……酷いよ…」
ノーヴェとディエチがマジ泣きした。
ついでにツッコミ担当の二人とスカリエッティは身体を鎖と手錠で縛られ、なにも出来ず仕舞いに終わった。
*****
戦闘場面。
夕方、ナンバーズ達を漸く解放したドSトリオ。
「いや〜楽しめたぜ♪」
「ここまで心がスッキリしたのは何時ぶりかな?」
「我が輩も未だに試していない調教が思う存分できて満足だ♪」
美しい黄昏時に全く似合わないドS会話。
「良し、次来た時は三人一諸にだな…」
「…おー!そりゃイイ」
「ならば、他にもだな…」
((なんというドSサミット…!))
今日という今日はこの三人の恐ろしさを骨の髄まで記憶した弥子とリインフォース。
そこへ…。
――ドガアァーーーン!!――
近くの雑居ビルで爆発が起きた。
どうやら次元犯罪者の仕業らしい。
「ラストは戦いで締めろってか…いいぜ、最高だ!変身ッ!」
【KAMEN RIDE…DECADE】
士はディケイド・究極態に変身。
【MAGICAL】
【LEADER】
「「変身!」」
【MAGICAL/LEADER】
ゼロとリインフォースもイーヴィルに変身。
「ネウロ」
「何だ?」
ディケイドがネウロに話かけ、ある物をネウロに渡す。
「これは…」
それはスカルへの変身ツール。
”骸骨の記憶”を刻み込んだスカルメモリと、ロストドライバー。
さらには切れ込みの入った白い帽子。
「くれてやる。友情の証ってやつだ」
「フッ!有り難く頂戴するとしよう」
ネウロは早速ロストドライバーを装着。
【SKULL】
ネウロはスカルメモリを起動。
「変身」
ロストドライバーのスロットに挿入して展開し、L字型だったドライバーは横倒しになったS字型となる。
【SKULL】
二度目のガイアウィスパーが鳴ると、ネウロの身体は風が巻き起こると共に変身する。
黒いポディに白骨を連想させる銀色のライン。頭部にS字の傷がある骸骨のような仮面。
首に巻いた白いマフラー。頭に被った白い帽子。
仮面ライダースカルは目の前にいるドーパントを指差しながら、渋い声と口調で…。
「さあ、お前の罪を…数えろ」
見事に決まった。
「嘘…ネウロまで変身するなんて…!?」
弥子は予想外極まる事態に驚く。
スカルは目の前にいるドーパントに自前のエネルギー銃・スカルマグナムの銃口を向けて…。
――ズギュン!ズギュン!ズギュン!――
発砲する。
それに合わせてディケイドもライドブッカーをガンモードに変形して一斉射撃。
【SKULL・MAXIMUM DRIVE】
スカルは獲物が弱まったところでスカルマグナムのマキシマムスロットにメモリを挿入。
銃口から特大のエネルギー弾・”スカルパニッシャー”を発射してメモリブレイクした。
「この調子で一気に攻め込むぞ!」
その言葉通り、ドSトリオの三ライダー達はドーパント共を楽々に蹴散らして、奴らの頭の元にまでたどりつく。
【FINAL ATTACKRIDE…DE・DE・DE・DECADE】
【EVIL・LEADER・MAXIMUM DRIVE】
【SKULL・MAXIMUM DRIVE】
ディケイドはFARをバックルに装填、スカルもベルトのマキシマムスロットにスカルメモリを挿入。
三人は跳躍して各々の必殺キックの構えとなる。
「「「ハアァァァァァ!!」」」
『グオオオオオ!!』
*****
所要時間、僅か十分で事件を解決してしまったドSトリオ。
倒された連中を逮捕しにきた局員達がビルの外から耳にしたのは…。
「痛ギャアァァァァァァァ!!」
「オオオォォォォォォォォ!!」
「アウェエエエエエエエ!!」
次元犯罪者達の天にも届きそうな絶叫であったのは、言うまでもない。
次回、仮面ライダーイーヴィル
悪夢なH/眠【ユウウツ】
「この『欲望』はもう、私の手中にある…」
これで決まりだ!
押して頂けると作者の励みになりますm(__)m
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