私的対魔忍世界セリフ集


『我々アンブレラ社の理念は、社名の通り人類を守る傘となることです。あらゆる疾病から人々を守ることを我々は使命としており、そのために日夜様々な研究開発に励んでいます。皆さんもわが社とともに・・・』巨大製薬企業アンブレラ社の企業HP



『本日国会にて与党主導で進められていた内務省設立推進法案が可決されました。この法案は、テロや破壊工作の取り締まりを強化することを主眼に・・・』

日本のとある放送局のある日のニュース



『内務省設立推進法案が可決されたのは、我が党としては誠に遺憾であります。誤解なきように申し上げますが、あのようなテロが発生した以上治安対策の強化が必須であるとは認識しています。しかし、あまりに早すぎる動きに国民の権利侵害などに繋がらないか・・・』日本の野党党首へのインタビュー



『ご覧ください、今映っているのは、パリ警視庁がヨロシサン製薬に強制捜査を行っている姿です。この強制捜査は、同企業がワクチン開発で利益を得るために意図的にインフルエンザのパンデミックを引き起こしていた疑いに・・・』CNNのパリ支局員による現場中継



『地獄だな、ソ連が崩壊した際よりも遥かに多く地域紛争が多発している。21世紀はテロの世紀というが、今までが生ぬるいと思えるほどの流血が流されるに違いない・・・』コスタリカ国連平和大学教授ガルベスの発言より



『相互確証破壊による核抑止は時代遅れであるとの主張ですが、現在我が国はかの国と半ば冷戦状態にあります。先の戦争では、幸いにも通常兵器のみでの戦いとなりましたが、ありえないとされていた大規模な国家正規戦が起こった以上核戦争の脅威を否定するわけにはいきません。』



『我が国を核戦争の危機から守るためにスカイネットは必要であると確信しています。人間の情けの入る余地のないAIによる確実な核報復の実現は、核による攻撃を躊躇わせるでしょう。』アメリカ及び太平洋諸国連邦 国防総省次官ホット・コールドマン氏の発言



『化け物には化け物だ、対魔忍を自称する集団は本人たちも一部を除き知らないが人魔混血の存在。魔族への適当な対抗手段を確立するまでの間、精々死のワルツを踊ってもらおう。』



『現実問題、義体や強化外骨格がまだまた確立されていない技術である以上魔族に対抗するには、それしかないでしょう。それに信頼性を確保できても魔族の超常能力に対抗できるかという問題もありますし。』



『裏高野をはじめ、対抗可能な勢力は大概政府機関に取り込まれるのを拒否するだろうしな。キリスト教系なんてもってのほかだ。忍集団として魔族対策のオファーを自らしてきたからには、精々使い潰させてもらうまで。』 日本政府の閣僚の間にいつか交わされた会話



『殺せ、殺せ、民族の敵を皆殺しにしろ! 男は子供も老人も殺しちまえ!女も殺せ、でなければ犯せ! そうすれば敵の純粋な血統は途絶えるからな!』



『奴らを地上から根絶やしにするんだ、徹底的にな!』ある日どこかの民族浄化の模様



『現在、世界各地をいつ晴れるかも知らない暗雲として、地域紛争やテロなどが覆っています。これは事実問題ですが、その裏で新たな問題がおきていることを忘れるわけにはいきません。』



『その問題とは、PMCです。現在では公的な傭兵たるPMCに属さない非合法の傭兵にもかなりの勢力を誇る者がいますが、だからといってPMCがクリーンな存在というわけではありません。』



『PMCは、かねてより直接的な戦闘、兵站、補給、訓練、軍事施設、要人、民間施設の警護など多様な分野で戦場に欠かせない存在と化していました。現在では、その地位を不動にしたといっていいでしょう。』



『問題なのは、この不動の立場をPMCが悪用しているということです。民間人をテロリストと誤認し誤射した事実を誤魔化し、それどころか紛争地で虐殺を働いた可能性のある企業が裁かれてもいません。これをなしたのは、現代の戦闘でPMCが果たす役割が多いからに他なりません。』現代の傭兵〜PMCは善か?悪か?冒頭より



『ものほしそうにしてるが商品(人間)には手をつけるなよ、処女は高く売れるからな。いっとくが、男も手を出すんじゃ(拷問するんじゃ)ないぞ。』



『いつも細かいことをぐちぐちいいやがって・・・。そんなことは鼻から承知だ、解体(バラ)して売るにしても新鮮な体やいたぶってない方が都合がいいんだろ。」



『健康な臓器や傷一つない皮膚の方が遥かに高値で売れるからな、商品(人間)の保存には、細心の注意を払うべきだ。』ある人身売買組織構成員の会話



『さて紳士・淑女の皆様、本日の最大の商品をご紹介しましょう。こちらをご覧ください。正真正銘の貴重なエルフの成人女性です。それも保証しますが、千歳を超えている希少な部類に入ります。必ずご満足いただける商品と・・・。』富裕層を対象にした非合法オークションの模様



『ああこの味に、それに舌触り・・・。数百年ぶりだけど、とてもたまらない。人間の脳髄と脳症は、私の食欲を満たし、活力を与えてくれる!』組織に属さない女性魔族による人間の捕食現場の模様



『魔界由来の麻薬の対策を早急に取る必要がある。あれは、危険すぎる・・・!』



『禁断症状が最悪まで進んだ場合、状態がもっともいものでさえ脳が萎縮するものですからね。最悪の場合は、体が溶解してしまうか、理性を喪失した化け物に肉体が変異してしまう。』



『魔族が地上での覇権を目論む以上、これは間接的な侵略だ。麻薬で資金を確保しながら経済的に搾取し、

麻薬常習者で社会機能を麻痺させる。奴らの目論見は、絶対に潰さなくてはならない!』アメリカおよび太平洋諸国連邦 アメリカ合衆国DEA(麻薬取締局)職員の会話



『食肉工場の見張りとは、ツいてる。脱走する人間がいたら食い殺そうが、犯そうがなにしようと度を過ぎない限り許されるからな!』 犯罪組織ノマドの食肉工場の見張りの魔族の模様



『私の大望が成就するまでは、まだ幾年もかかるだろう。魔力を抑えるために必要な人皮や臓物はすでに十分な数を確保している。』



『そうはいっても、人の生き血で文字を書く必要から完成は大分先のことだ。皮膚で装丁をこしらえ、臓物を挿絵がわりに散りばめようと、魔導書を著しおえるのはいつになることか。』



『そろそろストックが尽きそうだ。またぞろ人身売買業者を呼ばねば・・・。』魔導書をしたためる魔術師の模様



『私に慈悲を期待するのはやめたほうがいい。種族差、個体差は存在するが、我々魔族は略奪を、破壊を、殺戮を、凌辱を、暴力を好む者だからだ』捕えた人間に何事かつげる組織所属か無所属の魔族の模様



『魔族といえども、物理攻撃が効かないものばかりではない。物理攻撃を無効にするような上位魔族でなければ、大口径の弾を当てさえすれば死ぬ。』



『無論、物理を無効にするような個体に対しての対策は急務だが、アメリカのような醜態を晒す必要はない。魔界技術や異能力者を躍起になって確保せず、今しばらくは在来兵器で魔族に対抗する。』 魔族の対策方針を軍高官に語るロシア連邦共和国大統領



『いいシュミしてるぜ、敵対者の頭蓋骨を戦利品のように陳列する館か。インテリアがわりに眼球や臓物を使い、人間の死体さえぶら下がってやがる。魔族のイカレが!』組織に属する幹部級魔族の逮捕に向かう警察特殊部隊の模様



『クローンや遺伝子操作によらず、脳への外科的処置でも超能力者は誕生するはずだ。ロシアで実際に成功している。なのに、何故死ぬ?超能力者になるべく外科処置を施した赤ん坊はすぐに死ぬ・・・。』アメリカおよび太平諸国連邦軍 超能力者研究機関(オーガスタ研究所)の模様より



『私をどうするつもり、強姦でもなんでも好きにしたら!』



『見損なうな、いくら魅力的だろうと二十歳未満に手を出す気は無いし、強姦なんてやる気もない。単なるボディーチェックだ。』



『裸にするだけじゃなく、二重の意味ですまんな。俺は手を出す気は無いが、上は最悪生体解剖か飼い殺しの実験動物(モルモット)にするつもりだろうから・・・。』拘束された対魔忍とアメリカ人の兵士の会話



『英雄願望持ちの人間なんざバカだと思ってたが、益々実感したよ。こんな生き地獄を味わうなら、まだ自衛隊だったころに任期更新なんてするんじゃなかった。」





『クソ暑い東南アジアで政府派の仏教系民兵とイスラムテロリスト相手に共闘するなんて前なら信じられませんでしたからね、佐藤上等兵。』



『上等兵なんて単なる言葉遊びだ。軍に昇格されて、補給や福利厚生が充実したのはいいが、本土の基地じゃなきゃ意味がない。小銃に一々テープを貼らなくていいことと、気兼ねなく腕まくりしていいのが唯一いい点だ。』



『補給は役立ってると思いますが、前見たくシワを残さないように腕まくりしなくていいのは助かります。この暑さだ、ジャングルやスコールでもなきゃ腕まくりの一つもしなきゃ。』 陸上自衛軍 第1回東南アジア派遣任務の模様



『魔族が今以上に大挙襲来することがあれば、その時は日本にある魔界に通じる門を核で焼き尽くすまで。たとえニューヨークやワシントンにあろうと、核の使用に躊躇はない。』 アメリカおよび太平洋諸国連邦 軍高官より




あとがき
対魔忍アサギは、一応サイバーパンクとゲームジャンルに書いている。個人的には、本編やオンラインなどにみられる超科学がある世界で、異能の力を駆使し人外とたちむかう組織が主体となる以上、菊地秀行などの伝奇ではと思わなくもない。サイバーパンクの定義なんてかなり難しく、AIやBMIが題材でなくともサイバーパンクを謡う作品はあるし、TRPGのトーキョーNOVAなる作品は魔術も存在する舞台となる近未来社会をサイバーパンクとしている。

AIなどを題材にした本格的なサイバーパンクのさきがけのウィリアム・ギブスンも主人公は違法なハッカーでなんと千葉市が犯罪都市になっており、サイバーパンクに含むならばブレードランナーも治安が悪化した都市を題材にしている。おそらく対魔忍がサイバーパンクなのもその意味だろう、成人向けゲームなので適当にジャンルわけせず、ある程度製作陣がこだわったならば。

というわけで劣悪なサイバーパンク世界を表現してみました。エログロバイオレンス溢れる世界。対魔忍意外に対人外戦闘が可能な組織がいるという内容がありますが、あれはネタもしくはいたとしても大筋で絡むことはありません。対魔忍は忍者を源流としており、戦国時代が忍者の発祥のはず。大体500年前に生まれたとなるとそれ以前の魔族襲来に対抗していた組織や個人がいることに・・・。日本なら陰陽道や仏教僧、海外なら型月やヘルシング寄りのキリスト教系組織、伝説的な大英雄が生身で化け物退治をしていたかもしれません。

ダークエルフが魔族として登場している以上、直接的な登場はなくとも対魔忍世界にも普通のエルフはいるはず。しかし、ダークエルフはともかくエルフは魔族になるのか?人間でないという意味なら人外か・・・。




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