第20話『207A訓練小隊と初遭遇』


2001年5月29日

午前6時
夜間照明状態であるハンガーにカオルが姿をあらわした。

[あれ?マスター早いね]

「まぁプラント作りかけ放置してたからな…あとデーター落としもな」
と同化しプラントを作りながらPC鯖にトリップデーターをいれる器用な事をし始める。

[がんばれ〜]

いれこむPC鯖は廃材からつくりあげこの世界でただ一つのワンオフOSだろうVistaを利用して組み上げ、
200tBの容量は確保しハンガーデスク横に据え付けられたが…

(ありゃりゃ…200tでも足りないか…)

プラントのデーター入れた辺りでパンクしかけたので、
更にHDDを増設しながらいれてく…


今回入れているデーターはナデシコ世界のと、パワードールの地球側技術及び地球軍、
なんやかんやでデーターに落とすのが遅れていた。


ナデシコ世界からは先にプラントを入れているが、
コバッタの改良設計、
エステバリス、
地球連合軍宇宙戦艦、
地球連合軍宇宙巡洋艦、
ナデシコのオモイカネを除く部分が入り、

パワードールの世界からは、
輸送船に積まれていた地球軍地上兵器全般、
初の恒星間超光速輸送船、また民間の水素自動車等が入る。


恒星間超光速輸送船は5km級の巨大輸送船。
乗員2名、船内にはは多数の積み荷が積め、9万人9998体の冷凍カプセル、約2万両を搭載でき、
更に60光年の距離を通常空間で1ヶ月ですすめるのは大きい。

ただし今現状では作ろうとしてもサイズ的に作れないのは明白であり、
データーを入れるだけになる。

入れた地球軍地上兵器は、
まずM58T主力戦車。
乾重量35t、車体全長8m車体全幅3.4m、
55口径120mm戦車砲、対戦車ミサイルランチャー4基、20mm機銃、
煙幕、マルチセンサー、ブローブ等標準装備。
整地最高走行152km。
地球派遣軍の主力戦車でその一撃はオムニ軍の戦車等を沈める。
この後の話ででるパワーローダーも射程外からの一方的射撃や、不意打ち奇襲でない限り、
発見され攻撃をうけると被害を受け破壊される。

M1SC装甲偵察車。
乾重量13t、車体全長8m車体全幅2.7m、8輪タイヤ型偵察車。
兵装は砲塔30mm機銃、対戦車ミサイル4基、後部ロケットランチャー1基、
マルチセンサー、煙幕装備。
整地最高速度220km。
タイヤ型だが踏破率は高く、
この車両による強行偵察情報のもと対戦車ミサイル等が戦場に飛ぶ。

M43T中型戦車。
乾重量24t、車体全長6m車体全幅3m、
55口径105mm戦車砲、ミサイルランチャー2基、20mm機銃。
煙幕、マルチセンサー等装備。
M58Tの軽量版、戦場の主役。
限界まで切り詰めた設計であるが、100年の格差があるオムニ軍戦車に相対したら、
同条件ではM43Tが勝つ程だ。
更に数で戦場を圧倒している。

M3AA対空自走砲。
乾重量15t、車体全長8m車体全幅3m、
4連砲塔対空25mm機銃、対空ミサイル6基、後部砲塔ガトリング。
2両連結のキャタピラ走行、整地走行速度130km。

オムニ軍航空部隊にとっての脅威の対空自走砲。
分速1200発の機銃弾4門が空へと撃ち出される。
爆撃がうまくいかないのも、こいつがいるからである…

M2IB歩兵戦闘車。
乾重量25t、車体全長8m車体全幅3.6m、
砲塔に60mm砲、20mm機銃、ミサイル4基等、
兵員24名収容輸送可能のキャタピラ走行車。
整地走行速度150kmで多数の兵士を前線にて放出する。

M3ML自走ミサイルランチャー。
重量22t、車体全長8m車体全幅3m、
6輪トラック型であり、整地最高速度200km。
迅速に戦場近くへと移動し、
荷台に設置されたミサイルランチャー2基より、
合計32本の対空対戦車ミサイルを撃ち出す。

M150トレーラー。
乾重量18t、車体全長12m車体全幅3.6m、
8輪のトレーラー。

車両ながら踏破登板角度もかなりあり荷物無視するなら38度まで可能。
最高速度乾で280km。

そして共通している事だが陸上兵器は水素エンジンを使用している。
更に技術的にも500年後、90式等もM43T中型戦車いや、M2I歩兵装甲車にすら歯がたたないだろう。

だが今のカオルは入れるだけ入れて作る気はまだない。

民間車両のマツダやトヨタやホンダ等のメーカーも約500年近い先進技術が惜しみなく水素自動車に使われ、
1チャージ4000km、最高速度がリミッター制限をかけられているが、
制限外せばゆうに300km/sはだすオーバースペックである。

こっちにカオルは興味もってたようで…

「あと水素燃料生産施設や充填施設作れる?」

[まだデーター入ってないよ。早く入れてぇ]

「あっ…」

施設面からは水素施設全般…

[これで作れる〜今から作るね〜]

や太陽光発電施設、軌道エレベーター等、
都市船等木連住居船等がはいった。

もっぱら今すぐには建造はしないだろうが…
何時かはつくるだろう…

……

時間前には全ての作業がおわり、プラント利用による整理がはかどり始める体制になった。

(シミュレーターデッキで面白い物?なんだろう)
言われた場所へと向かう…

「おはようございます〜」

「おはよ」

「面白いものってなんですか??」

「いいものよ……まりも!!こっちにきて」

神「なに?夕呼……あ、こちらの方は?」
(美女だなぁ)
思わず見惚れてしまう…
一目見てカオルは思った程である。
フワフワと柔らかそうな茶色かかった髪、
出るとこは出て引っ込むところは引っ込んでる抜群のプロポーション。
タイトスカートが似合っている。

香「あたし付きの技術士官、渚カオルよ」

神「は!!当基地207訓練少隊の担当教官をしてます、
神宮司まりも軍曹です!!」

カ「渚カオル少佐です。あ、階級なしの付き合いでよろしく。
もらいもんの少佐なんで」

神「しかし」

カ「さっきの呼び方からすると親友です?」

香「ええ、大学時代からのね。飲み会でもあだ名は」

神「夕呼!!」

香「な、感じよ〜」

カ「じゃあ、そういった事で」

神「………わかったわ、ただ他人のいる間は規律を守ります。
…夕呼のまわりってこんな感じの方ばっかりね」

香「いいんじゃない〜」

神「はぁ…しょうがないか」

(しかし…教官としては思えないなぁ…)

カ「あの、まりもさんって…副司令と同期?」

神「ええそうよ。それが?」

カ「ん〜教官って年齢じゃないなぁ…ては思ってっすね。
厳つい年寄りがコラーと怒鳴りあげる」

香「まりもが優秀だからヘッドハンティング的にね。
親友だけじゃ教官職を任せられないわ」

神「夕呼ったら…本人が居る前で言わなくても良いじゃない」

香「事実は事実でしょ?」

神「うん…もう…あ、そろそろみたいね」
親友と話ていて笑顔でいた顔が、
いかにも教官という顔つきに引き締まる。

ドアが開いた音がして、ドアの内側から…

(はぁ???……か、かみさま……この世界ますます好きになりました……
な、なんという、恥痴ぷれい。
強化服の前、が申し訳ない程度しか隠れてません…
ちバキュンが…すけてみえる………おかバキュンバキュン!!
あ、後ろも……けつがけつが…)

香「あら、うぶなのね」

カ「ふ、ふくし」

神「前線では、男女わけて等できないから、その為に慣れる事が必要なのよ。
その為の訓練生用衛士強化装備ね。
わたしも最初は恥ずかしかったわね」
神宮司軍曹を思わずガン見するカオル。

(……あかんおかバキュンバキュン!!
……ほんと……この訓練生用の衛士強化装備作った人、マジGJだよ。
というか、趣味入ってるだろ)

カ「他の訓練養成でも同様に?」

神「ええそうよ…」

(マジでか!!!この世界GJ)

訓「し、…小隊集合!!」
かなり赤面しながら隊長とみられる人が号令をかけ、

訓「2、2、207A分隊、全員集合しました!!!!」
全員真っ赤になって整列した。まだ恥ずかしがって、胸を隠しながらや、
微妙に足をすりすりしている娘も……

(ちバキュンがひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ、いつつ、むっつ、ななつ、やっつ、
ここのつ、とう…
いっぱバキュンバキュンバキュンバキュンバキュンば〜い)

神「うむ、よろしい」

訓2「あ、あの教官」

訓4「こ、この強化衛士装備につ、ついてなのですが」
流石に訓練生用強化衛士服について質問があがった。
あまりにもの羞恥プレイであるからある意味当たり前かもしれない。

神「いいか、お前達、前線では男女の区別等できない環境だ…
シャワー、トイレ等…その為、訓練生時代に慣れて貰うのが、
この訓練生用の強化装備の目的だ。
最初は恥ずかしいと思うが、その内慣れる…わかったか?!!」

「「「「「了解!!」」」」」
(うんでも、その強化服なら…最初はわかるよわかるよ。
恥ずかしのがバキュンバキュンバキュンバキュンバキュンになる)

カオルの考える事がヤバすぎて修正ばっかりで具体的描写ができないので、
改めて訓練生の外見を説明しよう。

訓練生用衛士強化装備は、前面が透明な皮膜で構成され、
四肢には色が入り白が基調、青いラインが入っている。

前面から見れば上半身が鎖骨辺りの上の部分が色入り、その下は透明、
胴体の部分も透明で股の部分とヘソにガムテープが貼ってある程度しか隠れてなく、脇腹は外側のみ色が入っている。
太股は内股リンパ節部分辺りは透明、外側から斜めに切れ込むような形で色が入っている。

背面になるとお尻の谷間がハイレグビキニ状に隠れる程度であり、
背中、尻は前面同様透明皮膜だ。

つまり前面の胸は膨らみ含めてまる見えとほぼ同様であり、突起の色もそのまま見える。
股に関しても剃ってなければ毛が見えてもおかしくない、超ハイレグラインといえていた。

彼女らが女性用であったがそれを男性が着たら、
ナニを…棒をおっ立てるとよっぽどの短小でないかぎり、
皆さんコンニチワをするくらいである。

つまり女性なら恥ずかしがるのはごくごく当たり前、
リアル世界の街中で訓練生強化装備を自ら着てでたら、
公然猥褻物陳列罪で…ようはストリッパー同様に捕まるか、
軽犯罪法第1条20項、公衆の面前〜で間違いなく捕まる。

ついでにリアル事情だがULがグロ事情ないのに18禁になってるのは、
主人公武が訓練生強化装備を使ったプレイしまくるエロ事情であり、
対してALはエロでなく、グロ事情で18禁になってるのだが、グロ事情を色々と修正した全年齢版というのもある。

国連正規兵用は此処までの透明度がなく色つきであり、
形のみしか外観上はわからないのが、男にとっては少し残念にとおもい、
まだこの作品が18禁に行かずにすむぞと思っている次第であった…


カ「副司令〜」

香「なに?」

カ「面白い事って……」

香「もう少し後だから…待ってなさい」

(あ、別の事?訓練生用の事かと思ったしかし…いいバキュンバキュンバキュン)
カオル自重しないでガン見中。

神「では、戦術機適性検査を始める。
座学で説明した通りだが、非常スイッチが右側に設置してある。
だが、押せば検査に通過できず、衛士の道は閉ざされる事をわすれるな!!」

「「「「「はい!!」」」」」

カ「これが?」

香「ええ、これからよ…さ〜て誰が犠牲者なのかね〜」
訓練生らが順次箱型のシミュレーターBOXと言うべきだろうが…にのって検査を受け始める。
犠牲者の意味をカオルは理解できてなかったが、
適性検査が進むにつれ理解できてきた。

(この検査はGキャンセラーのない、戦術機を操縦できるかを見極める検査か…)
BOXは激しく動き内部にGを与えている。

最初のプレッシャーもあるだろう、歩行の段階で心拍数などあがってくる。
走行になると、うんとやせ我慢してるのがモニターにも映ってくる。

急制動等…

そんな検査を経て、Gや酔いに対する適性を見極め、衛士への道へと進むようだ。
ここで落とされると歩兵、戦車兵等に進む。

香「あら、この娘ね……」
一際青い顔をして…口元を抑えている標的が見つかったようだ。

香「追加ステージGO」
モニターにうつる顔は更に青ざめてくる。
模擬戦闘行動ステージへ突入したからだ。

香「よっし」
モニター内の訓練生が胃の中身を戻し、見事に虹になった時、
握り拳をしめつぶやいたのを聞いていた。
(副司令…Sなんすね)

結果…全員合格し衛士への道を進む事になった。

ぶちまけた訓練生には、お掃除の追加命令も入りました。

香「はぁ〜面白かった。どうだった?」
カ「はい、とっても」
(またぴーバキュンを見にきたいなぁ……あ!)

香「副司令、彼女らのOSはどうするんですか?」

カ「あらそうねぇ………いいわ、あなたのOSにしなさい」

(うっし!!また見れる!!)
カ「了解です!!」

香「シミュレーターはそうねぇ……どうせだし…
うん…訓練生用の専用シミュレーター室にしちゃいましょう。
確か、B11のがあんまり稼動してなかったような……後で調べて知らせるわ。
あ、あと訓練機にも施してね。」

カ「はい!!では後ほど」

== B55ハンガー ==

1[マスターー]

(えっと……どうしたら記録が残せるかな)

1[マスターーてばぁ]

(回線を新たに作って、ここまでひくか?いや!!遠すぎる。
もっと近寄らなければ!)

1[マスターー]

5[どうした?]

1[マスターが反応しないの…]

4[……ほんとだ上の空だ……]

(小型のなにかを彼女らの近くに……)

5[こういった時はしょうがないか…]
少し距離をとりはじめ…そこから全速力で…突進!
「グォ!!」
見事に脇腹にクリーンヒット!

3[ちょ!!5号!!]

5[な……なに……我ながらよい仕事を……した]

4[みんなー5号が暴走して、機能停止寸前ー修理よろしくー]

カオルは…悶絶してたが… 復帰し始めたようだ 1号と目があう。

「あ!そうだそうだ!おまえらがいたんだ!」

1[ちょ!いきなりマスターなに??]

「重大任務だ!是非とも記録映像を…あ、1号は駄目だ……2号!」

2[なに?マスター]

「お前は別作業で記録映像をとるように、かつシミュレータールーム専属にしよう」

2[イエスマイロード]

(そうと決まれば内線で…)
いそいで電話をとり、コール……
副司令でるなり、
「すみません副司令!」

『いきなりさっそく、どうしたの?』

「自分のコバッタをシミュレータールーム専属で、1機使いたいのでよろしいです?」

『……なら機密エリアがいいわね……そうね、B21使ってちょうだい』

(うっし明日以降が楽しみだ!!)

1[あ、マスター……]
放置される1号…

………
カオル報告

コバッタ
増えませんでした ボディは作るも…カオル暴走中の為…

組み立て作業進行度

プラント完成
作業用エステ勝手に1増産

コバッタ振り分け
1号 仲間増やし
2号 シミュレーター専属に変更
3号〜5号 整理整頓
6号 機体製造チーフ 7号 整備チーフ
8号 以下手隙の為、
各自で整備または整理…
要は自分で仕事みつけてる




寸劇風後書き

2010年12月24日世間はクリスマスイブであった。

作者「いいなぁエロカオル……俺なんか俺なんか 俺なんか〜〜!! 今日は仕事だぁぁぁぁぁ!!
世間なんかしらねぇぇぅぇぇ!!」

あ号「作者……うるさい……黙らすか……」

ザシュ!!!

作者チーン

あ号「……よし……後書きは……乗っ取った……」

1[そうはいかないにょ!!]

あ号「……おまえは……!!」

2[天がよぶ]

3[地がよぶ]

4[水がよぶ]

5[月に変わってお仕置きよ]

1〜4[[[[ちゃうだろ!!]]]]

乱闘…… 1から5号チーン

あ号「……なにしたかった……?」

作者「本当は仕事しないで遊びたかっただけなんさ……」

作者「でたまたま書いてたら24日にエロ話が当たって…カオルうらやましい……
次あたりでカオル潰して主人公変えるか…」

H25年4月9日

と思っていた時期がありましたね…
ですがかれこれ一年以上もカオルと付き合い続けて…

ま、でもこの場面は正直うらやましいと思いますよ。
アメリカラスベガスいかなきゃ同様な場面が…

あ〜装甲の話入れる余裕ないな…
チート化からのようですね…

H24年7月13日
作者介入部分削除
H25年1月再改稿



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