第34話『GPM青森戦編 極東終戦に取得しに行きました』
== ガンパレ世界青森駅前 ==
現地1月19日午前5時
世界扉を開くと世界は一変していた。
すぐに世界扉を閉じる。
辺りいっぱい幻獣の海で万が一くぐられると厄介だろう。
青森駅周辺は幻獣側の手に落ちあたり一面焦土となっていた。
夜の闇の中視界を遮るものが少ない。
建物が市街地での迎撃戦発生の為、砲撃や幻獣側の攻撃で崩落していた。
もちろん古川魚菜市場等も…他に地下にあった市場街は既に瓦礫に埋もれている。
とばした期間の状況は、
まず貴重な戦力としてカーミラから青スキュラ及び知性体の同盟軍が手助けにきて、
幻獣の情報、習性についても混乱しないようにだが公開されてきた。
また動物達の協力もだが…これは混乱きたすので、
まぁそういった存在が…とごまかされ…
さて戦況は13日に一時的に青函トンネルとの連絡路が確保されるも、
翌14日、幻獣側が援軍をうけ上陸作戦を行おうとし、それを迎撃せんと虎の子の護衛艦隊、地上攻撃機を投入。
敵の上陸は強行されるも、迎撃はうまく遂行していた。猟師の罠にはまり上陸後次々と消滅する幻獣…
青森市内でのガチンコの迎撃戦はうまくいっている。
しかし…戦況が一転する。
精神汚染により友軍へ艦砲射撃を行う戦艦こんごう。
青森防衛部隊は混乱を極めた。
こんごうは青スキュラと1号機の活躍で人類側に取り戻すも、
戦線は不利に変化は変わらず司令部は青森を放棄、
八甲田山系の山あいに自走砲系をおき、
大規模集積地である八戸にて幻獣迎え撃つ事を決定した。
幻獣主力を奥地に引き込み野辺地から八戸間の自走砲等のデスロード、突貫要塞化工事する八戸で殲滅である。
日本国政府は戦時民間人に対しても青森県全域に避難命令をだし、
青森県内に関しては軍人及び特別な民間業者のみになる。
また戦域拡大を受け岩手県北部秋田県北部にも民間人避難命令をだす。
また同時期に特殊作戦を行いシベリア王との密約を結び、
沿州王ハミカエルとの直接対決の姿勢を決める。
また日本国内にも秘密が暴露された。
プロハガンダの事実及びシベリア居留地の存在…青森戦終了後の和平への道を模索する事になる。
14日あたりから冬将軍、猛吹雪が発生しそれの影響で補給ができなく撤退もかなり影響をうけるも、
それは幻獣にとっても同様で、雪に足がうもり、滑り、高速型デーモンがうまく進まない。
人類側はホワイトアウトで事故は多発してたが、
浅虫温泉、野辺地にて迎撃陣地をつくり、遅延行動をこなし、18日午後5時あたりで一気に野辺地から八戸へと下がっていった。
現在青森北部は幻獣勢力下になっているが、野辺地からはデスロードになっていた。
…またこのような時期にもかかわらず樺山は首相暗殺の為に、国会内で手下議員を爆発させる等も行っていた。
和平は論外、永遠の戦闘で更なる利益をと…
首相の考えは国家存亡の綱渡りの闘いの連続でもう無理な為に樺山派にとっては邪魔であった。
なのでクーデターを起こしたが失敗、政治的にも国家反逆罪がかけられ、そこで爆弾による暗殺を…
間一髪で暗殺を免れより一層幻獣戦争終結及び和平への道を決意する首相であった。
カオルは一路人類抵抗の拠点八戸へと飛んでいく…
少し用語補足だが、
シベリア王ミハエル…
広大なロシアに拠点をおく幻獣の中でも最大勢力の王、人型であった。
ミハエルと友好を結びハミカミルを攻撃してくれれば少なくとも50年にわたる戦争状態は終わる…
だがミハエルは自力で青森戦に勝利する事を望み、その後であるなら共に生きよう…という形になる。
沿州王ハミカミル…無抵抗な4000万人を虐殺した自称幻獣王である。
元はミカエルの部下だが下剋上を企てていてミカエル暗殺刺客をおくっている。
今回アリウスに援助している勢力。
スキュラ…空中要塞という名に等しく、
1km先からピンポイントで生体レーザーをあててくる戦車等の天敵であった。
また阻止線にも引っかからず飛行機が飛ばせない日本相手にとっては空の王者である。
基本僕らは強いと喜ぶ少し単調気味な種。
知性体…非武装であるが精神波により幻獣を操ったり、命令する指揮官的存在。
その他の攻撃手段があるのをペンタ、
精神汚染のみは知性体とわかれる。
青スキュラ…
カーミラ配下に多く、一匹一匹が通常のスキュラより賢く理性的なスキュラ。
その為通常スキュラの50人力あたりの働き。
元近衛兵等が変化した存在。
== 八戸 ==
八戸は幻獣接近に対して撤収してきた海兵旅団、301旅団、第5連隊、第1連隊、他残余が待ちかまえていた。
市後方では第3戦車師団、第14師団、第21旅団が集結中であったが、
攻勢に移る前に投与せざるえなくなる状態では到底勝てないだろう。
つまり10日あたりから戦って被害を受けている部隊だけで、
八戸の地を支えなければならなかった。
19日午前7時頃
八戸近郊に差し掛かると…
朝日に照らされる西の空からフォーンというホイッスルのような風切り音をたてて、
スキュラによる特攻が始まっていた。
今回のスキュラは、身体の自由が聞かないと嘆きながら特攻してくる。
西王ミハエルに洗脳されて自決兵器として活用された。
操りは西王の得意技。
青森戦では数が少なかった為にほぼ自決用に用いられていた。
接近する数にして百を下らないスキュラに対し、
対空砲火が上がり曳光弾が火線を形成し次々と打ち込まれる。
しかし相手は質量をともないかつ、自由を奪われ高空から加速し勢いに乗って突進してくる大型物体。
リアルでいえばB747クラスがしかも装甲をつけたし突っ込んでくるようなものである。
40mm対空砲ではスキュラの命を失わさせる事はできてもその速度質量エネルギーを奪う事は無理であり…
中には進路をそれたのもいるが、
次々と市内へと衝突し火の手があがってる。
数が無くなりスキュラ特攻が終わった。
市内各所では展開済みの陣地群が壊滅的被害を被り、各所で悲鳴等がきこえる。
ウォッチャーにより人類側防御陣地が丸わかりになり、そこへ知性体からの誘導のスキュラ特攻が加えられたのだ。
ウォッチャー…
ハミルカル配下にいた幻獣で知性あり。
知性体ほどでないが偵察に適していて、
精神波で目標を教える。
非武装種、とにかく逃げるすばしっこい。
しかしこの特攻スキュラやると補充はきかなく、最後の一団を今回は突っ込ませた。
つまり西王は切り札を切った。
ある意味そうだろう…誰が喜んで身体の制御をあずけ自決させるのに参加するだろうか…
しかし切り札の特攻スキュラの戦果は凄まじく…
艦隊にやった時には大破3、小中破11の被害を与えるし、
おりたった地上では…
ビルは倒壊し直撃を受けた陣地では人は五体満足ではない。
手は飛び散り内臓もみえ首は転がって、殆どが炭化している。
また強酸を浴びた者も外側にはいて、死んで苦悶の表情を浮かべている。
『マスター生態反応微弱1瓦礫の下』
『スカウト対象だな』
瓦礫の山を一つずつのけると若い女性兵士が見つかった。
(四肢は無事か…内臓系かな?)
カプセルをだしながら思ってカプセルにいれ虚数空間に置いた。
『後は?』
『ここら辺近辺だと…表だけかな…後の生態反応は』
救助される可能性がある…
案の定救援部隊がきはじめて救助活動に乗り出す。
だが瓦礫のほうは捜索活動をせずに走りさっていく…
八戸市内各所がこんな状態である。瓦礫の下を時間かけて捜索するより、
より多く回ったほうが助けられる。
また別の理由もあるが、重量のあるウォードレスを脱いで瓦礫を除去や重機を持ち込まないと人を潰す事になり、
幻獣に生身で遭遇する場合もあり、時間もかかり危険極まりもない。
『次回るぞ』
市内各所回り始めたが中々瓦礫の下の生態反応は見つからない。
殆どが絶命していた。
そんな中、
『マスター反応微弱あり!』
11号が示した瓦礫をのけはじめると、
またもや女子兵士…やはり若い…を見つけカプセルにいれる。
『次、行くぞ』
……
市内各所の被害箇所も落ち着き、
壊滅状態に陥った陣地は、
残余は別の陣地に混ざる等をし始める。
市街地に配備していた部隊の約35%が闘わずに消滅した。
司令部にワイトが潜入したのもわかる話である。
ワイト…
ハミルカル配下にいた幻獣で知性あり。
1m70cm辺りの人型であるが20mm生体機銃を放つ。
知性体程でないが自己の役割を認識し、
ウォードレス兵と誤認されるのを利用し、陣地内部へと潜入してくる。
見捨てられた生態反応がなさそうなので、
市役所隣の補給センター内にある烈火を入手しに潜入し取得する。
此処からは人類と幻獣、意地とプライドの戦いになってく。
馬渕川にかかる各橋を爆破で壊し、
104号線及び45号線をめぐっての戦いであった。
市内の至るところにミサイルネズミが潜みデーモンを狙いミサイルを放つ。
七十四式戦車の105mm砲が火をふく。
六十一式改戦車の90mm砲も火をふく。
装甲戦車の35mm車載銃もフルオートで放たれる。
上空では迫撃砲から放たれた溜弾が、空をおおいつくす。
そんな中、火線をかい潜ったデーモンが肉薄しパンチで戦車を潰すと、
そのデーモンは他の車両にしとめられる。
しかし物量にまさる幻獣は次々現れる。
大量に来たデーモンを一筋の風がないでゆく…
穴があき崩れ消滅してゆく。
前線を押し上げようと突出する栄光号による射撃、
栄光号が前に出ると圧力が弱まる為その合間に弾の補給をする…が、
栄光号が補給の為に下がるとまた圧力が強まり、
人類にとっての消耗戦がまた始まる。
11『ねぇ…マスター』
カ『ん?』
11『これ…本当に人類が勝つ話なの?』
カ『ああ』
11『そうは思えないなぁ』
カ『どうしてだ?』
11『人類側の戦力って生産しなきゃならないんでしょ?あと育成』
カ『だなぁ』
11『有限じゃない、対して幻獣は制限なさそうだし…正直人類が負けると判断しちゃうよ』
カ『結論からいうとなんとか破綻点前にギャンブルに勝てた…というべきか…あとは、気力でだな』
11『気力か』
11号の読み通り人類は正直この場面をみると押されている。
まだ砲撃種が市街地内に踏み込む手前で栄光号、青スキュラ、芝村支隊に始末されるから持ちこたえてはいる。
岩国のような歩兵有利な防御施設もなし、
発見や逃げ遅れた歩兵に対し迫るデーモン、
また極めつけは新種のワイト。
遠目には味方と思え招き入れて殲滅させられた陣地もある…
隠蔽を好む歩兵にとってもかなり危険な戦場であった。
が、唯一の希望が人型戦車でかける5121の属する芝村支隊、また司令部の荒波及び直下部隊である…
エース・オブ・エース…
驚異的な撃破数をたたき出している。
しかし彼らは人である。
人である限り疲労は蓄積する…
補給休養の為に後方に下がったりしてるうちに圧力が加わる為、まだローテーションを組んでいる芝村支隊はともかく、
荒波司令及び直下部隊が補給に下がると圧力がまし被害が増える。
人型戦車による局所的な勝利それ以外はじり貧の状態だ。
気力が持たないだろう…
気力を支えるのが後方のロジテック、
熱々のカレーの仕出し等で兵士の士気を支えるものもいる。
ストーブをガンガン炊いて寝床を提供し疲労を回復していた。
21日午前6時
未だに45号線104号線を巡っての激闘が続いている。
兵士は足を失ってなんとか生きていた。ももから下がない。
彼はももの切断部分に紐で血止めをしたのであろう…紐から先が壊死しかかっている。
その者は腹に爆弾を抱えてビルの中に隠れていた…
5『マスターあの人』
カ『ああ、彼は自分の意思で特攻をする気か』
デーモンの集団が30程その回りをワイト、コブリンが固まってぬっと現れる。
彼のいるビルに近寄る…
モールのように縦隊を組む癖のあるデーモン、先頭はやり過ごし、
彼は目をつむって振動を感覚で感じているのであろう…
縦隊の中程に差し掛かろうとした時、
彼の表情はニヤリとし、
彼自身光を放ちビルは弾となり縦隊に襲い掛かる。
近くにいたデーモンは爆発の餌食になりその先にいるデーモンは瓦礫弾に貫かれる。
彼は自分の身でもってデーモン半数以上小型種半数以上を死滅に追いやった。
11『人の最後の気力』
海の方では同盟青スキュラ集団がレーザーを戦場に打ち込んでいる。
護衛艦9隻が復帰し昼夜補給が行われ砲撃がくわえられている。
海岸沿いの方は市街地内よりかはマシな戦況であった。
砲撃種は5121と海側からの砲撃等で消滅している。
ただし中央部104号線にむけると24時間目に及ぶ戦闘で光輝号は激減してる。
また荒波隊もほぼ出ずっぱりであった。
21日午後1時
人類は追加戦力もないそのような状態で、戦いぬき大損害を与えたものの、
消耗に消耗を重ねとうとう市街地内に砲撃種も浸透しはじめた。
力負けしたのである…
馬渕川から新井田川東岸へ後退せざるえなくなった。
市内には荒波隊が削減するも火力がたらなく、
逃げ遅れたミサイル歩兵が市内の至るところに潜む状態になる。
息を潜め時には待ち伏せ攻撃し時にはやり過ごし…
豊洲が人類側の出島の形になっていた。
市内にかかる橋は遠隔で爆破され押し寄せる大群は豊洲に渡ろうと頑張っていた。
撤退が遅れたのであろう市役所がデーモンに目をつけられ…
市役所ビルが殴られる。
ビルが揺れる…
護衛してたであろう歩兵からミサイルが浴びせられる。
デーモンはいくらかは死滅したが、
ワイトやコブリンの集団が中に入ろうとして入口入ったところで戦闘が起こる。
生き残っているデーモンの殴りの衝撃は凄まじく倒壊の危機に陥る。
そんな中、栄光号2機が戦車、装甲戦闘車を引き連れデーモンを殲滅。
『こちら芝村支隊である』
入口にいた小型幻獣を殲滅し司令部要員を豊洲へと移送していった。
芝村支隊についてゆく…
豊洲の芝村支隊の拠点では、
凄惨な戦いを何とか生き延び、拠点にたどり着いたのであろう、
ミサイル歩兵の姿が沢山みえた。
だが殆どが気力尽きたのだろう…
精神崩壊の兆候がみられる人もいる…
歩兵もこの状態、出っ放しの人型戦車のパイロットも疲労がかなり溜まって案の定、
救助活動を行った一号機から壬生屋が担ぎ出されていった…
かなり限界まで来ている。
11『マスター、戦力的にそろそろというか超えてるんでしょ?』
カ『ああ、また後方に下がるんだよな…』
21日午後10時
その豊洲でも戦いに戦いの疲労損害の為夕刻には戦線縮小決意し豊洲を放棄決定する。
撤退すると同時に幻獣側の手に落ちる…
そして人型戦車は出撃しては局地的な大勝利を繰り返すの形で夜の闇の中になる…
深夜最後の大攻勢の投与を決定する。
1月22日午前2時
11『マスター…本当に本当に本当に勝つの?』
カ『たぶんな』
11『戦力として残ってるのあそこだけじゃん。
しかも疲労の極み』
カ『吹雪がやんで…からなんだよ』
突如として地上攻撃機の編隊が爆装でもって飛来する。
カ『ほらな…これからだよ』
5『なんで今までださなかったのかなぁ』
カ『ジェット燃料がないから…これがラストの大盤振る舞いだそうだ』
炎の絨毯は業火となりなめつくす。
22日2時30分
市内西側から火の手があがる、
八戸自動車道路、340号線、11号線から反撃の狼煙があがる。
人類側最後の増援部隊、第3戦車師団、14師団、21旅団が攻撃を仕掛ける。
また川の東側にいる芝村支隊も豊洲から市内へと踊り込む。
市内は一気に乱戦模様になる。
弱いところは押され強いところは蹴散らす。
デーモンも逃げに入る集団もいる。
そんな中…
『マスター西から』
『西?』
『4号線南下中の幻獣勢力あり、中型種砲撃種編成数1500相当。104号線に入ると思われるよ』
物語にない集団である。
『ちょっと待てそんな集団なかったぞ。側面からそんな数襲い掛かられると』
『負け?』
側面から攻撃をくらい増援部隊は壊滅、豊洲側からの芝村支隊だけになるだろう。
芝村支隊は八戸が支えられてたこそパンツァーカイルを仕掛けたのである。
神の悪戯だろうか?
(どっか影響あたえたんか??)
実は与えていた。
(物語完結の為にしかけるか??)
幸い幻獣からは視認できてない。
はっきりいって、この集団が邪魔である。
カ『多分殲滅しなきゃ駄目だな。仕掛ける』
……
カオルは4号線を南下してきている幻獣の集団へと突入する。
(ブレード)
カオルは蚊の姿のまま低空飛行に入り、
高周波ブレードを道幅いっぱいに展開する。
苦労して山道を進んできた幻獣には悪いが長い隊列のまま無抵抗に、
1番機のように四肢とはいかないが、
足を刈りとってく。
幻獣にとっては見えない刃が襲ってくる、悪夢であろう。
精神波を感じる。
(ペンタか…アルミサエル)
精神波を逆走し掌握。
先頭にいたデーモンから順にすねから下部分を刈取られ、
前がなんか変だと認識する前に刈り取られ、1500の幻獣の集団は動けぬ運命となった。
デーモンはまだ前に行こうと両手を使うが、
オウルベア、ゴルゴーンは足を失い転倒しもがいている。
カオルはとどめとばかり来た道を引き返す。
見えないブレードを上下にして、
真っ二つにさかれ死滅する幻獣達。
縦のラインをそれて、尚も生きている幻獣に一匹一匹切りペンタも切り。
4号線の戦いは終わった。
探知できない高速飛行物体が一方的虐殺をした。
卑怯だと思うがペンタだけは厄介…
西の王への連絡があるからだ。
『卑怯王〜』
『……5号あとでohanashiしてあげるから…』
……
22日午前4時50分 八戸北IC付近
4時頃から芝村支隊がパンツァーカイルをしかけた。
市内馬渕大橋から45号線をひたすら北上するというもの…
星空の元激戦が展開しあっていた…
先祖返りしたかのような力と力の殴り合い…
デーモンは四肢を切り落とされ無力化放置され…
嘆いているのであろう…消滅してく…
一号機が疲労であわやというところで大隊の戦車が援護にはいり衛生兵がかけよったのみえる。
再起動…
気力の限界まで再び戦う修羅になっていく。
22日5時20分 下田百石IC付近
市役所から北に10km地点に到達するパンツァーカイル、
とうとう幻獣側が気力尽きたのだろう…
耐え切れずに一斉に背をむけ退却し始める。
追撃してゆく芝村支隊。
『マスター』
『ああ、勝ったな…市街地へともどるぞ』
『はい』
22日午前6時半 八戸市街地
夜が明けようとしている。
それまで市内各地で砲撃音があがっていたが静寂が訪れた。
市内各所に隠れ戦っていた兵士が…敵の姿を探して一人また一人と瓦礫の中からはい出てくる…
そして途方にくれ味方の兵士の姿を見つけ話あってる姿がそこらかしこで見える。
生き残っていた戦車からもハッチから索敵し発見できてないようだ。
そして…大量の足音がこだまし、次いでエンジン音と銃声がこだまする…
小型幻獣の大群がそれまで襲い掛かったのにわき目もふらず通過してゆく。
戦闘車両の機銃が火をふき我に返ったように追撃し始める。
カ『完全に終わったな』
11『ですねマスター』
カ『記録映像もとれた事だし…あんまり救助はできなかったが…帰るぞ』
11・5『『イエスマイロード』』
彼らは世界扉をくぐり…
……
寸劇風後書き
作者「ガンパレ編おわったぁぁぁ」
〇[おつかれさまでち]
作者「さて、この後が…国連総会へか……」
プロットをみる。
〇[さくしやたん、ふくせんかいしゅう]
作者「お、ああ………これか」
石橋「あたしもはやく出せ!!」
作者「イッシー、呼んでないぞ今回は」
石橋「作者が別世界行きさせるから、あたしの出番がないじゃないの!!」
作者「むぅ……お前A-01所属だしなぁ…」
石橋「ねぇ〇、〇からも頼んでよ」
〇[さくしや、いつしーさんをだしてあげてくだちやい]
作者「……次回でる予定ないぞ」
〇[だめ??]
作者「………」
〇[おねがい]
作者「………わかった!だぁ可愛いなぁ〇は」
と一気に抱き着きほお擦りする作者。
こわれました…
H25年1月改稿
押して頂けると作者の励みになりますm(__)m