第47話『佐渡島間引き作戦2001年7月度』


== 新潟県浦浜 ==
side〜帝国軍ある兵士 〜

(俺…夢をみているのかなぁ?)

浦浜の警戒監視所で哨戒任務についてたが、
男が、空から飛来してきた。
その男は国連軍大将閣下だそうだ。わかった時にはびっくりしたが…

大将閣下が着陸した後、瞬きするたびに自走砲らしいのが増えてきた。
らしいといったのが、装輪式、つまりタイヤを使っている。
聞いた事がない…

トーチカらしいのを作りあげ、
上半身裸の男達を出し佐渡島の方へと飛んでいった。
皆同じ顔つきで、鉢巻きをし肩から襷をかけている。

装備は俺らと同じく89式5.56mmを装備していた。

俺は…その男達に話かける事にした…

「なぁ…あんたらは?」

「国連軍所属、異世界軍だ、作戦行動中。部外者は立ち入らないように」

「ああ、わかった」

異世界軍…通達があった名前だ。
事後報告のみでよかった筈…と判断する。
あくまで主任務は佐渡島ハイヴのBETA共の警戒だ。

だが気になる点が一つ…
自走砲なんだが運転席らしい所に誰も居ないんだよ。
なのに動いている…
(幽霊?新開発の無人兵器兵器かい?不思議だ。…任務にもどるか…)

side〜ある兵士〜end

……

午前9時頃

カオルは長浜につくと虚数空間からヤドカリ操るG6ライノを出し、
浄化土を積み上げ同化しコンクリートに変化させながらトーチカを組み立てる。

直径約300m、東京ドーム並みの大きさ、
外壁は厚さ20mのコンクリートで構築というか変化させ、
中にはチューリップを置き補給弾薬経路は確保。
約15分程でドームが完全する。

警護用に実弾武装したT-850を4体を出す。

長浜での作業は終わり対岸の佐渡島に向かう。

……

通常、佐渡島ハイヴのような海洋へだてた対BETA間引き作戦の手順だが…

まずはフェーズ1、軌道爆撃によりAL弾を投入。
光線級による迎撃でもって重金属雲を発生させる。
迎撃しなければ危険と誤認させる大気圏突入速度を発生させ、
光線級による迎撃行動により弾頭が爆散、粒子が拡散し重金属雲を発生させる。

重金属雲発生は重大な健康被害を及ぼす環境を周囲に発生させ、特に海洋汚染が深刻になるが、
光線級、重光線級のレーザーを効率よく阻害させるオルタ4の世界いや…
Muvluv-Alternative及びMuvluv-Unlimited世界全般において唯一の手段である。
重金属雲がレーザー受けると重金属粒子が蒸発し威力が減衰していく事による阻害であり、
最終的にはレーザーが消滅しきる効果を狙っていた。
ようは光線級さんおたくのレーザー、装甲板何枚通過できますか?を重金属雲で実現させた。

軌道爆雷を行わずに地上艦砲、または長距離自走砲によるALM、対レーダー弾頭の手段もあるが、
目標手前にて迎撃される点が一点、
海上艦であれば貴重な搭載量を使用する、
長距離自走砲の場合は弾頭に粒子搭載量が構造的に比率が少なくなるため、
必要濃度に達するまで膨大な発射数を必要とする。
という点で軌道爆雷の方が好ましい。

迎撃行動しなければそれでも可といえ、地上に重大な被害によりBETA個体数がへるだろう…
ただし質量弾程ではない為、大気圏外に搬送燃料使用面からロスとは言える。

重金属雲を発生させ必要な濃度に達すると次のフェーズへとすすむ。

フェーズ2、実弾による制圧射撃。
長距離飽和攻撃でもって個体数を削減。海上戦艦、自走砲よる主砲や長距離攻撃でもって削減。
この時点で大量に弾薬を消費する。
特に海上艦艇は搭載量に限界があり、51cm砲徹甲弾で炸薬含め2t超え、
大和型にも使われている46cm徹甲弾で約1.5t、HEは炸薬量が増え軽くなるがそれでも0.1t減程度。
弾薬庫にギチギチ詰めて改装前の旧大和型で2000t辺り、主砲弾のみ約1330発分位、1門辺り147発。
標準搭載は1門辺り120発。
改装後は搭載量が減ってしまい1600t、46cm砲分弾薬搭載量1門辺り100発分となる。

ほぼ艦上艦の搭載量基準で6割から7割消費した時点で重金属雲濃度を下げ、計測。
砲撃続行かフェーズ3に移行かの判断をくだす。

フェーズ3、上陸し戦術機等による削減。
状況により再度重金属雲爆雷投与が行われ、
A-6海神による海中からの強襲上陸、
固定武装火器による集中砲火による橋頭堡の作成、
確保のちNOE、水面上匍匐飛行してきた戦術機部隊へと橋頭堡を引き継ぐ…

という間引き作戦の定石をすべてキャンセルし上陸作戦を実行しようとしていた。

……

佐渡海峡を低速にて水面接触する高度にて飛行していた。
BETAの光線級による狙撃で、ATフィールドの情報を渡さない為でもある。
通常飛行機や戦術機なら水面接触の時点で抵抗かかかり不時着、
または抵抗箇所から180度逆さまになり、
水面に速度エネルギーもったまま叩きつけられるだろう。
その際はコンクリートに叩きつけられる以上の衝突エネルギーになり…

が、カオルの飛行方式は使徒によるもでありふれた足に抵抗はかかるが、そのような事態にはならない。
まさに神のチートといえよう。

間もなく陸影が見え…佐渡島は初見の方には厳しい地名があるので【】で地名を括らせてもらう。

水面ギリギリで光線級からのレーダー照射はまだない。
地平線の関係および同族による射線妨害のせいだろう。

【沢崎鼻】が見えてくる頃には嗅ぎ付けた小型BETA群が早速見えてきて、
海岸線ギリギリで此方を追いかけてきている。海水には入らず…
ちなみに【鶴ヶ峰】は削られてまったいらになっている。

(小型が100か…よし)
予定上陸ポイントの1つ【宿根木】付近にはカオルに引き寄せられた小型種が集まっている。
戦車級や光線級等は視界には入ってない。
中型の突撃級はもとより要撃級もまだ視界に入ってない。

一番厄介な突撃級だが直線的スピードで接近しランスの様に機体を粉砕するが、
周囲を旋回する移動に対しては、一旦停止しなければ曲がりきれずに通過してしまう存在である。
更に停止しても向きを変えるにモタモタする。
横移動に対してはまずは見えない存在だ。

要撃級は旋回する動きには強いがスピードを出しては自身の重さで曲がりにくいだろう。
ランナーがトラックですっころぶと、同様の行為だ。
やはり一旦停止で向きを変えるかスピードを落とす必要がある為に見えてないのだろう。

上記2種よりも小型でいそうな筈の悪食戦車級だが…
まだ海岸まで釣られてきている様子はまだない。

光線級等は、もっぱら遠距離攻撃専門なので、
わざわざ人程度狙撃の為に海岸まで釣られての行動する馬鹿ではないのかもしれない。

対人探知能力に優れた兵士級と闘士級しかまだ見えてない。
上陸を決断し虚数空間から小型種の直上にスフィンクスを次々と出す。
接地する機体自重に潰される兵士級や闘士級。

『地点確保!広がれ!』

指示をとばし、すぐさま機銃や火炎放射が放たれ、前履帯部分で踏み潰され蹂躙される。
火に焼かれなんともいえない臭気がカオルの鼻につくが我慢しながら次々とスフィンクスを放出する。
各スフィンクスはどんどん広がり小型種を駆逐してゆく。

『半円に進軍せよ!!』

【犬神平】【小木】【小木町】まで広がり始め、60機ばかりだしたところで、
浄化土を積み上げ同化変換しドームを建築してく。先程のと同様手順だ。
同化中であっても次々とスフィンクスを出し、ドームが完成する頃には300機あまりのスフィンクスが戦場に躍り出ていた。
重武装させたT-850もだし、3ヶ所ある出入口での小型種の浸透にそなえさす。
更に整備用のコバッタを100体程虚数空間から出す。

その頃には高いドーム上部が光線級のレーザー照射浴び始めるが、
20mの厚みのあるコンクリート製。
照射部分は赤く融解するがそうそう貫通するものではない。
その度に補修しながら、スフィンクスやホバージープをドーム内に放出。

『自走砲隊全力自由砲撃』

出現したスフィンクスやホバージープがドーム内から次々と出撃してく。

西方に向かった機体から【沢崎】を制圧そのまま北東進との報告がはいり、
北方に向かった機体からは【田野浦】を制圧と報告がきて、
その地点より東西に別れはじめたとの報告がきた。

順当に殺戮は進んでいる。
【琴浦】から西の突き出た部分は、もう少しで地中進行がないかぎり安全地帯となるだろう。

弾薬輸送には今回はチューリップを使用。
本来であればかなりの弾薬が使用され、
輸送機が新潟との往復する羽目になるだろう。
またはカオルの虚数空間内に大量に備蓄し放出する手間があるかもしれない…

だが横浜基地との超空間を結び、
わずか300kmの距離を無効にしていた。

花弁が開き弾薬満載の多目的作業挺が移動してきて、
作業挺から弾薬がコバッタ達によって降ろされてく。

3発のレーザー照射をうけたスフィンクスがドーム内に入ってきた。
コバッタ達が直ぐに修理にたかり始める。

光線級の3発程度なら3分間の修復による装甲材調整で済むみたいとの報告が入り、
そのついでに弾薬が補充されて前線へと戻ってゆく。

全機出し切り、ドームへの光線の直撃もなくなった。
カオルは魔改造撃震を出し、同化操縦で前線へと向かう…
だがもうほとんどカオルがやることは終わった。
後は撤収時の時のみ…

上陸ポイントの見極め及び決行の判断、
決行後の虚数空間からの放出及びドームの形成…
それだけである。

後はコバッタ達やヤドカリ達の出番であった。

前線は【羽茂港】―【素浜海水浴場】を予定通り構築成功する。

スフィンクスは約6km間を一列に並び、
6門からなる12.7mm機銃が火を放ち、
また大型種などには地球軍産105mm戦車砲が火を放つ。
突撃級の厚い甲殻も突き刺さり貫く威力。
沢山の人類を跳ね飛ばした突撃級の突進も戦車砲が火をふく度にもんどりうって倒れてく。

脇を通り抜けようとした小型種にはゴウゥと、
火炎放射機から放たれた火炎が襲いかかる。

その列の後ろには交替機が控えている。
光線級のレーザーの照射をうけた機体が下がってその抜けた穴に交代機が入る。

直ぐにレーザー照射地点に過剰な程BETAの頭ごなしに砲弾が打ち込まれ、
光線級の別集団が居ない限りは3km位なら迎撃が間に合わずに突き刺さってく。

照射被害を受けた機体や弾薬欠乏しかけは高速移動し、ドームに向かって疾走。
修理弾薬補充をうけて再び交替機列に並ぶ。

G6ライノの長距離射撃も上空には見えていた。
長距離曲線を描いているため光線級の射線に入りかなり迎撃されるが、それに構わず次々と撃ち込まれてくる。
光線級のインターバルは12秒、重光線級のインターバルは36秒、
またBETAは体の向きを変えなければ撃てない…
長距離自走砲については1%程が直撃できれば良いな…と楽観的であり、レーザー種の場所特定、移動拘束目的でもある。

……

機体内蔵の時計は11時32分をさしている。
殺戮数は1万を越えていて、至って順調。

戦線は動かしてない。
6kmのラインが重要だった。
これ以上戦線のラインが長くなると、
機体中心からの50m間隔が広くなり火力が集中できなくなる。
現状機体数は限られていて戦線維持の為の機体を投入すると…
弾薬交換時の交替機が確保できなくなる。
そのための戦線停滞が重要。

今回ハイヴを落とす必要はない。あくまでも削減目的。

また砂浜より先には対岸の【七浦海岸】からの直視照射の可能性もある。
ひたすらスフィンクスの砲前進せずに火を放っている。

カオルは仕事を見つけ、戦線から抜けそうになった小型種をプチっとしている。
たかがそれだけである。

ドウ!!

戦車砲が火を噴き要塞級が数発受けた部分で爆散。
残った部分が崩れはじめてた。

前線とドーム間は弾ぎれした、または時たま照射をうけたスフィンクスが往復している。

(チューリップ最強)
次々と運ばれてくる弾薬そして空の作業艇が横浜へと帰還、
ひたすら繰り返されている。
どの位の弾薬が運ばれてきただろう…
生産拠点であるB55ハンガーと直結したチューリップから、
無尽蔵というべき弾薬が運ばれてきて次々とスフィンクスに補給されていく。

横浜にBETAが出現されると?と思うかもしれないが、
ディストーションフィールドに覆われてない物…
要するになんだかのシールドに覆われてないのは超空間移動時に凍結してしまう…
万が一飛び込まれても一時的に活動不能になる。
その間に待機している烈火が始末する予定だ。

例え小型種がドームに接近できてもT-850の10体がドーム入口を実弾で警戒している。
彼等が実弾装備してるのは長浜と違い、M134ミニガン…通称無痛ガンを優秀な彼等に持たせている。
本来車載機銃等で車を爆発させる用途にもちいり、
人の体では反作用で吹っ飛ぶ代物であったがターミネーターである彼等には余裕だった。

ドウ!
(重光線級がいたのかな?)
水平に近い曲射が10発程BETAの頭こえで打ち込まれる。

G6ライノの長距離射撃も続いている。
ほぼ全弾迎撃されるためまだまだ光線級はいるのだろうが、
火線が上がる元は特定できる。
火線の元が特定される以上光線級や重光線級のポイントは特定される…
されたらスフィンクスの出番であり…

スフィンクスの地球軍産105mm砲は分速30発、1秒間に2発発射させる事ができ、
搭載量も弾薬庫200発分確保されている。
その発射速度及び威力で戦線を維持する事に成功している。

今の様に特定したポイントへの曲射も可能としていた。

またスフィンクスを操るヤドカリについても異常であろう。

初実践おまけに新型機体形状ながら器用にスフィンクス…元異世界の機体を器用に操り、
射撃が好みとはいえ、即座に他機による戦闘結果のフィードバックを受け、
実践での有効射程の判定等、
本来テストにテストを重ね行わなければいけない事がらをこなしていた。

AIママルポット顔負けの行為である。

人間が機体操るにはOSが完成していて、
ある程度簡略化した操縦方法で操る事が必要であるが…
彼らには関係なかった。
例え戦車砲弾が弾かれても分速30発…
必殺の距離をはかりあげる芸当をこなしている。

(このままならあと、4時間でノルマか)

今のところ狭い戦線の部分にBETAが押し寄せるだけで地下進行の気配はないと、
ホバージープからは報告が上がっている。

……

内蔵時計13時10分
スパイ衛星がここらを覗いていると情報室からの報告が上がってきた。
約30分前の情報、
BETA殺戮数は20000を超えている。

……

その2時間後…

長浜からCIA局員を捕まえたとの情報が入った。
作戦行動中にも関わらずドーム内に入ろうとしたらしい。

(なにやってんだか)

今のところ損失機は出てない、
重光線級の照射受けすぎた機体があったが、
装甲交換の対応をとる。

補給さえ続けばヤドカリ操るスフィンクスはまさに優秀。
見事にあたった。

地下進行の気配も現在はない…
戦線は崩れず、殺害数も4万を超えていた。

== 長浜少し前 ==

「おいチャック、あの上半身裸野郎うざいな。声かけて注意を引き付けてこい」

「イエッサー」
彼等はドームの内部構造を偵察の為にここ長浜に来ていた。

ドームの出入口からは装輪式自走砲に補給する『コバッタ』…
これは以前の潜入成果からの情報だが、

そのコバッタが補給給弾作業をしているのが見える。

チャックが上半身裸の変人に声かけ注意を引いたのを確認し、

俺らは内部に潜入しようとした。

「ギャア!!」
いきなり前をスニーキングしてた部下が足を撃たれ声を出してしまった。

「ちっ!オールウェポンフリー!変態を倒せ!」

H&KMP5Kを構え歩哨に向け撃ち放つ。

しかし…
「クソッ化け物か?」
確かに9m拳銃弾は命中し、血が出ているが体勢的には効いてる様子がない。
倒れずに歩哨が構えたライフルで撃ち返してきて、一人二人と無力され…

「ヴッ!」

右腕に歩哨のライフルから放たれた弾が命中し、
チームは戦闘能力を失った。

(クソッ!畜生いてえ!)

身体を下がらせようとするが、変態が来て、

「ギャ!」
四肢を撃たれ動けなくなった。
「クソ!さっさと殺せぇ!」

「それはできない。生きて無力化、捕獲する」

「はなせぇ!」
ズルズル引きずられ一箇所に集められ止血にライターであぶかれる。
「ギャアアア!!」

全員四肢を打ち抜かれ動けない状態になっていた。

== 佐渡島 ==

(5万越えたか)

まだまだBETAは押し寄せてくる。

(そろそろ撤退かな)

『戦線後退!』

幅を4kmラインまで下げるように命じた。

また【宿根木】のドーム整理も始める。

ドーム内のコバッタ達T-850達を虚数空間にチューリップも引き込み、
手の空いている機体を引き込み始めた。
ドームを土状態にし崩壊させ、ざっくりと引き込む。

【真野湾】側の機体脇に浮かび、
端の機体が火を噴くのやめ、素早く引き込む。
次の機体も素早くうまく同調させ引き込む…

次々引き込み最後の機体を引き込むと、そのまま【小木漁港】から水しぶき浴びながらの低空飛行で新潟県へとぬける…
BETA側は追撃しようにも見事な引き際で損傷を与える事はかなわず…
情報室からBETAが引き上げ始めたと情報が入る。

== 長浜 ==

自走砲陣地に降り立つ…

G6ライノは結構良い感じで射撃をおこなってて、光線級らを拘束し続けたばかりでなく、着弾での戦果が約500匹だそうだ

砲身材質かえ連射性能向上の効果もあったろう。

(さて捕まえた諜報局員って?)

まさにorzな状態。
T-850が手足を撃ち抜いていて、止血は一応して生かしてる状態であるが、
現状何処にも行けない状態で転がってた。
しかも7名程…

「えっと、06状況説明」

「05が立入禁止と説明中、侵入試みた為、行動不能にした」

男「いきなり撃ってきやがったんだよこいつ!」

カ「ん〜ちっと黙ってね…アルミサエル!」

(ドームの調査確保か…T-850を見てるけど…まぁいいか…CIAね)

次の男性を、
「アルミサエル」
(だいたい一緒か…可愛い妹さんいるなぁ。
けどまだ一緒に風呂入ってんのかよシスコン…妹14だってのに!!)

次の女性に向かい、
「手足撃ち抜いちゃってごめんね…先に記憶見させてね…アルミサエル」
明らかに態度をかえ調べる。

(大体一緒か…移民なのか…両親はフランスでBETAに、妹の市民権獲得にCIAに雇われたか…
妹さんの生活の為…ん…ちと可哀相だなぁ…名前は、フラッチェ・アンスワルか)

次の男性を、
「アルミサエル」
(……こいつ最悪だな…なに?力に任せて強姦って)
「05、こいつのち<バキュン>使えないように」

「イエスマスター」
むんずと掴むとズリズリ引っ張っていった…

次の男性を、
「アルミサエル」
(こいつは…2重スパイねぇ…帝国か…フム今回は巻き込まれね)
ギャーーー!!
叫び声が聞こえる。

次の男性を、
「アルミサエル」
(……最低鬼畜、人殺しまくりか)

「06、こいつ達磨に」

「イエスマスター」
ズリズリ引っ張っていかれる。

次の男性を、
「アルミサエル」

(ほぉ…覗き趣味ねぇ…まぁそれ以外はないからいいか。
けど…こいつのコレクション興味あるなぁ)

調査終了…
(とりあえず横浜基地だな…二人だけ助けてもなぁ)

凶悪犯罪者二人を放置し、他は睡眠状態にしシェルターに収納。
G6ライノとチューリップとT-850も回収。

「あんたら二人は放置するから、運が良かったら助かるんじゃない?」

達磨にした殺人者となにが切断された強姦魔を残して、
一路横浜へと飛び立っていく…

……

カオル君報告

損失機無し?




寸劇風後書き

カオル「いやぁ圧勝だったなぁ〜」

作者「だね、地下進行もなかったし」

カオル「けど、あってもおかしくなかったけど?」

作者「あ、まぁ掘っている最中に撤退された…ということにしておいてくれ」

カオル「ということです」

作者「けどまぁ今回はスフィンクス無双と、チューリップ最強だなぁ」

カオル「だね」

作者「大概、補給どうするの??の問題になるから、まぁそれが答といっちゃあ…ね」

カオル「あと戦線引きこもりだね」

作者「ああ、機体の中心から50m間隔、機体の幅は約9m程、隙間は40m程だから、
20m級の機体にとったら手の届く範囲。
まぁそれを構築できるだけの火力があった…との事だね。
地下進行があったらやばかったかもしれんが……」

カオル「その為のホバージープによる監視だし」

作者「だな」

カオル「さてと次回は?」

作者「残務処理あるだろうがw」

H24年4月15日改稿

G6ライノに変え、射程が佐渡島超える事ができました。
なので…活躍度がUPですね。

H25年2月改稿



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