第86話『帝国動乱編その3 勃発』
==会議室==
会議室に集められた面子は、マギ、アンシェ、
キャステロ、伊隅、桜井、ラトロワらだ。
伊「カオルさん…知らない人沢山なんですが…」
「了解。自己紹介っすね…」
「それではクーデターに対する作戦会議の前に、初顔合わせの方々がいると思うので…」
「キャステロ・アサーニャ少佐です。コールサインはウルズ1」
「今回の中核となる、ASチームのトップです。フルメタの世界からスカウトしました」
「アンシェ・グリュード大佐と申します。よろしくお願いします」
「若いながら潜水母艦ダナン級艦長を務めています。同じくフルメタの世界からのスカウトですね」
「マギ・J・ミリオン少佐です」
「魔ゲシュペンストで編成された、B-01大隊の隊長を務めています。
OG世界からのスカウトです」
「フィカーツィア・ラトロワ少佐」
「魔不知火で編成した、ジャール大隊の隊長を務めています。
この世界のソビエトから部隊ごとスカウトしました」
「桜井美樹中尉」
「桜井臨時中隊、ウォードレス兵のトップを務めています。ガンパレ世界からのスカウトです。
今回は学兵さんも参加してますので臨時的に中隊編成です」
「伊隅みちる大尉」
「副司令からお借りしたA-01中隊隊長さんです。魔不知火で編成されてます」
互いに挨拶し…
「では…11号情報説明よろしく」
[はい。ほぼ確定的な情報として明日5日深夜2時に、帝都守備連隊を中心として、軍事クーデターが発生します]
スクリーンに表示される。
[またこれに呼応して、富士教導団所属の第一富士基地、木更津、目黒、市ヶ谷、習志野、
入間、朝霞、練馬、十条、三宿、用賀、小平、立川、松戸等でも蜂起が確実です]
「帝都圏の殆どだな…」
[またそれ以外の基地でも可能性はあがっています]
スクリーン変わって…
[クーデター側の目標は、帝都にある各行政機関、各大臣邸宅、首相官邸、
主要浄水施設、放送局、発電所…そして、帝都城へ…]
[目的としては、各大臣の拘束、そして殿下への越権です。以上で状況説明終了です]
「で、こっちの手札はしっての通り…これだけ」
スクリーンに写される…
既にT-850が要人護衛に、その他実動要員でボン太君達やT-850が多数、
スフィンクスは横浜基地敷地内護衛のみ参加、
歩兵主体編成だ。
「なを全員捕縛を目指しますので、そこのところは留意して下さい」
「了解」「おう」「殺しはないのですね…」等など…
「と、捕縛についてですが、無力化の武装としてこれら…」
スクリーンに表示。
「を準備しました」
「質問、航空機の無力化は飛行前でないと死人がでると思いますけど?」
「ええ…ですので最優先ターゲットが、航空兵力のある入間、木更津基地への潜入、無力化」
スクリーンに丸が印される…
「次に、歩兵、車両、基地等の無力化」
「最後に、戦術機ですね…」
「優先ターゲット逆じゃないか?」
「対戦術機は、戦闘機動をせざるかもですので介入がばれる可能性あります。
なので、基地を襲撃後に、電波妨害をかけ、徐々に減らしていく形をとりたいかと…
また戦術機だけなら、施設の占領は脅迫か破壊しかできませんし」
「そうだね…」
「各優先までの移動手段は、ヤドカリ操作のMH-67改が…
また補佐にヤドカリ操作のM9もつきます。
要人保護要領なのですが、起こった時点で各保護対象にはT-850をつけています。MH-67改にて、回収、移送の手段をとります。
強襲輸送隊で行って下さい」
「はい」
「B-01のM9参加以外の隊員及び、A-01は横浜基地にて即応態勢で火消しになります。
多分強襲が予想されますのて…」
「了解!」
「繰り返しますが、今回は一人も死人を出さない…その前提での作戦立案になりました。
そのための我が軍の兵器、兵士です。
そこのところ一つよろしくお願いいたします」
各隊長はそれぞれのチームへとちってゆき…ミーティングへとはいる。
そして夜はふけてゆく……
2001年9月5日 未明…
夜の闇の中、彼等は隊の基地から出発し、軍靴をならして隊列を整え行進し始めた。
彼らの目標は大蔵大臣の自宅であったが…
「な、なんだ?うわぁぁ?」
いきなり白いのり状のベタベタする物質が降りかかってくる。
半端ない量だ。
ほぼ全身が真っ白になり…
「くぅ」「た、たすけてくれぇ」「は、はがれん」「まってろ」
「じ、銃が」「う、ズボン破けた」「素足にくっついた…いでぇ」
「とりもちだ、近寄るな」
まだ隠密行動中で住民にさっせられても困るのに…
大きい声もたてられぬ…
「うわ!」「きたぁ」「わしにもか」
更に次々とどこからともなくとりもちが降ってきて、隊員全員に降りかかって動けなくなって…
「ぐぅ…無念」
翌朝…地域の住民により…
「隊長さん…なにやっとるのかや?」
「はっはっはっ…わけわかりませぬ」
という状態で見つかってしまった……
時間戻り……別の隊に…
夜の闇に紛れ装輪装甲車に兵士達が乗車している。
彼等はクーデターに参加の為に駐屯地をでて…車列をそろえて進軍していた。
しばらくすると…
「なんだ?水?雨?……うお!」
降りかかった液体がタイヤと地面をくっつけたり…
「手が剥がれない」
「く…動かない…」
液体がかかった者の手がくっついたり、
車体にくっついたままになっていた。
液体のかかってないものが…車両に手をかけると…
「う!!接着材?」
「動けません!!」
「開かないぞ!!」
「うわぁ」
更に液体が降り注ぐ…
「ギャーかかったぁ!」
「よるなくっつく!」
「あのー抱き着いたまま?」
接着材で阿鼻叫喚の世界となる…
「はがれん!!無線機で!」
「胴体からとれないっす!」
車長がハッチをあけて監視していたのが…敗因だろう。
車内にある無線機ももろかぶりだった。
「ええ〜い、わしの…なんの!!…いででで!!誰かトークスイッチおせい!!」
周りには動けるものがいなかった…
「隊長…道路の真ん中でどうします?」
「しらん…」
「やべぇ…トイレ……」
「おま!!くっついてるのにやめろ!!」
「我慢できない…」
「やめろ!やめろ!」
「いいよね?」
「う!!…やりやがったな!!」
「あははは…」
「お返しだぁ!」
「濡れてるから関係ないさ…きもいけど…」
彼等は…翌朝、小水のにおいがする…とのクレームが帝国軍にはいった…
付近の住民から…
またまた戻り少し前…
「搭乗!!」
「おう!!」
彼等は自分の愛機のヘリコプターへと駆け出す…
しかし…
「と、扉が!!」
「なんで溶接してるんだぁぁぁ!」
「ぎゃぁローターが…」
屋外に駐機してあった機体はさんさんたる有様だった…
予備機に変更せねばと格納庫に向かうと
「な、なぜ…」
格納庫の扉が開かないばかりか、
隙間からみえた内部ではやはりずたぼろになっているヘリが見えた。
クーデター側で参加予定だった、ヘリコプター群は…
参加する前に既に無力化されていた…
またまた少し戻り別部隊…
軍靴をならして彼等は車両に乗らず、行進していた…
彼らは放送局占拠のために向かっていた。
民間人はできるだけ殺害するなの命令は与えられていたので、
異世界軍内で優先ランクが下げられてたが…
しかし…
「ふも!!」
「た、隊長!なんか変なのが前にいます!」
「……着ぐるみじゃないか…構わん射殺しろ!大義の為だ!」
「いいんですか?」
「構わん…問答無用だ!!」
発砲音が響く…
「な、なにぃ!!何故たっている…なに近距離で外してるのだ!
帝都守備隊の名がなくぞ!」
しかし、着ぐるみは倒れてない。
更に発砲音が響く…
「…ふがいない…私がやる!!」
隊長みずから発砲するが…
「…むう…」
今一歩近寄って更に発砲、
さらに近寄り発砲、
それでも倒れず、
密着して…というか…それを試そうとすると…
一瞬でスタンガン浴びて伸びている…
「う、うてぇ!!」
「ふもぅ!!」
ボン太君は銃撃の中、ゴム弾を撃ちまくる。
「やってられねぇ…」
「ありえねぇ…」
「ば、ばかなぁぁぁぁ」
結果…
「ふんもぅ!!」
手錠をかけて人を山にして旗をたてるボン太君の4人集。
また時間はもどり…
場所は市ヶ谷…
「いよいよ始まりましたな…」
「すべては皇武院殿下の為に!!」
「すべては煌武院殿下の為に!!」×多数
そう…ここはクーデター側の後方司令になっていたが…
「て、敵襲!!」
「なにぃ?」
「敵は着ぐるみです?」
「はぁ?」
「ふんもぅ!!」「ふも!」「ふも!」「ふも!」「ふも!」×多数
「ば、ばかな…1個歩兵大隊が警備にあたってたんだぞ…」
「ふもっ!」
「降参しろか…無念…」
時間はまたまたさかのり…
NOEせずに歩行で隠密にすすむ不知火たち…
ジェットの爆音をたてると周囲に響きわたるからだ。
不知火には日本帝国軍のマーキングが入っている。
不知火はクーデター参加部隊だった…
歩みを進んでいると…
後ろの機体の反応マーカーがいきなり消えた。
「ん!!何事??」
列の先頭にいた機体が振り向くと…
白煙を上げてる機体、また、だらんとだらし無く武器を落としている機体等様々
「!!」
なんだかの攻撃?と思った瞬間…
「うぉ!!」
いきなり網膜投射が乱れて消えてしまった…
彼の目には…機体内部のコクピットしかうつってない…
「くっ…いきなり何なんだ!!」
起動用プログラムを走らそうとする。
しかし…
「再起動不可か?…」
あらゆる手段を用いて再起動を試みるが…
「ムウ…承った機体破棄せざるえない…のか?…無念…」
ハッチを手動オープンで開いてみると…
部下達も外に居るのが見えた…
「おい!!どうなってるか誰かわかるか?」
「強力な電気的なもので電装系がいかれてますね…攻撃受けたのは確かみたいです」
「誰かその敵みたか?」
「いえ」
「…強化装甲起動させるぞ!」
いきなり液体が降り注ぐ。
「うぉ!な、なんだ?水?」
拭おうとすると…
「ギャーくっついたぁぁ」「は、はなれねぇ」「隊長!あたしの胸に」「ふんむ!…はがれないな…」
「ちょっと!胸をつかまないでよ!」「いやといっても…」
朝方、オブジェとして固定された彼等がみつかった…
などなど帝都に向かった歩兵、車両、戦術機の殆どが無力化されていた。
首相官邸近く…
闇の中ある隊が待機していた。
「むぅ…」
合流予定の別動隊がこなく焦っていた…
「致し方ない…時間はかなり過ぎている…突入」
彼の同士達とともに門に接近…
「やはり警備のものが居ません!!」
「都合がよくなっただけだ!」
彼等は官邸の中に突入する…
「むぅ…嵌められたか?」
官邸内には人の気配がない…
官邸の首相寝室へと目指し…
扉を蹴り上げ…
「われら日本を憂い、逆賊、榊!!覚悟せい!!」
布団はこんもりとなっているのがみえるが反応ないため…
「ええぃ!…くっ!!」
布団をひっぺがすが、中身はからだった…
「うわぁ!!」
廊下より悲鳴が聞こえる…
「何事だ!!」
「か、確認してきます!!」
廊下に確認しに隊員がでるが…すぐさま、
「ガスです!!階下はガスで全滅です!」
「なにぃ!!」
室内に鉄の塊が転がされる。
「!!手榴弾!!」
物影に一斉にとびかくれると…
鉄の塊から煙が勢い良く吹き出してきた。
「うっ」
息を吸ってしまい、途端に強力な眠気が襲い始める…
彼の目には…意識を手放すまえに、
ネズミだか犬だかわからないシルエットが…
さて、肝心の榊首相はというと…
先程剥がされた布団の中に3時間前にはいた。
そこをターミネーターが布団を揺さぶっている。
「むぅ??」
「起きろ、クーデターだ。5分で支度しろ」
「そうか…わかった」
榊首相は急いで着替え始めた…
「準備できたか?」
「頼む…ところで、官邸の者達は?」
「すべて避難してもらった…いくぞ」
裏口にでると、用意してあった車に乗り込んだ…
車はすぐさま発進する…
「しかし…君はつくずく奇妙だね」
「何がだ?」
「いや…本当にロボットかね?と錯覚してしまうんだよ」
「正しくはターミネーターだ」
「そのロボットとターミネーターはどう違うのかね?」
……
車は日比谷公園につく…
何台かいる…閣僚の何人かだろう…
「おりろ…間もなく迎えがくる」
「うむ」
車両をおり…広場の方へ連れてかれる…
先行してきてたのだろう、閣僚とその家族も一緒だ。
「首相!!」
「おお、皆さん」
「いやはや…起きるとは聞いてたものの…実際におきてしまうとは…」
(風?)
上空から、風がおりてくる。上を見上げても何も見えない…
「来たぞ迎えだ」「迎えだ」「迎えだ」「迎えだ」「迎えだ」「迎えだ」「迎えだ」「迎えだ」「迎えだ」
突如として青白い閃光とともにかなり大きめなヘリが姿を現した。
「こちらはミスリ…じゃなかった異世界軍です…今から着陸します。着陸までは近寄らないで下さい」
ヘリが着陸してきて…扉があく。
「内閣官僚の皆さん!急いで乗機を!!」
その声とともに機内へと駆け込む。
護衛についてたターミネーター達は乗らず…
「君らは?」
「私達には任務があります…お急ぎを」
「ありがとう」
扉はしまり…
「当機へようこそ、横浜基地への直行便離陸します!!」
の声とともに機体は離陸し始めた。
(ほう…このヘリほしいな)
揺れや振動など殆ど感じない…
「ECS作動」「チェックECS作動正常」
などコクピットから聞こえてくる。
機体は25分後…無事に横浜基地上空につき、直接戦艦ハッチから内閣閣僚をのせ…はいっていく…
一方、勃発と同時に避難した殿下は既に機上の人となり…
「あれが潜水艦ですか?」
「かなりの巨体ですね」
「ダナン級潜水母艦マーガレットだ」
殿下をのせたMH-67改は相模湾に展開していたマーガレットの飛行甲板に着陸、
閉鎖し始めると同時に赤い絨毯がMH-67改まで伸びてくる。
ローターが完全に停止するとともにデッキは完全に閉鎖された。
『殿下にご乗艦願え』
「了解」
ハッチが開き、
「では殿下どうぞ」
ヘリから降りてくる殿下、
マーガレットの士官達が居並び警笛で一斉に敬礼する。
「ご来艦を光栄に存じます、殿下。マーガレット艦長アンシェ・グリュード大佐です」
「日本帝国政威大将軍、煌武院悠陽ですわ。わたくしを受け入れて下さり感謝いたします。艦長」
「お任せ下さい。では直ちに潜航いたします」
並んでいた士官達が配置へと向かい…
「艦橋に来ていただければさらに光栄に存じます」
「わかりましたわ」
「お荷物は後でスタッフに部屋に運ばせます」
『当艦は潜航開始する』
殿下を載せたマーガレットは相模湾の海に潜航していく…
……
帝都守備隊第一機甲連隊所属衛士
「む…」
彼は焦っていた…帝都圏に発生した大規模的な電波障害の為にだ…
結局、連隊の内何機かが別れ、状況確認にいく事となり…
また彼の占領している国防省においても、
合流予定の同士達は来ないばかりか、抵抗らしい抵抗も受けてないのだ…
また最初の時にあった正体不明の機体も気になっていた…
回想…
彼の所属連隊は朝霞から出はじめ闇の中を歩行にて移動し始めた…
行進していると、突如として…最後尾のマーカーが消える。
即座に…
『敵襲!警戒せよ!』
しかし、それ以上は何も起こらず…
が、しばらくするとやはり最後尾の機体が狙われ…
6度目の時に…『機体の右側うてぇ!!』
すると…
闇の中から青白い閃光とともに、機体が浮かびあがり、
レーダーに反応が返ってきた。
機体はかなり小さい…
『あの機体はなんだ!!』
『追撃せよ!!』
『おう!!』
しかし……
『すばしっこいやつ!!』
『なんだこのネバネバは…うざい!!』
『こっちのほうが機数は多いんだ!相手は1機、先行包囲しろ!!
それに相手は近接兵器しかもってない!!』
……
やっと包囲が完成しようとしたとき…
『むぅ煙幕とは!!』
『赤外線…ダメです!』
『なんだこの煙幕は!!』
『各機煙幕より離脱せよ…外周を固める』
『おう!!』
……
『間もなくはれるぞ…』
煙りが晴れると……いなくなっていた…
その後も何度か襲撃があり…
帝都につくころには機数は半減…修正せざるえなくなってしまった……
……
アメリカ軍第66機動大隊…
「横浜国連基地に向かえですと?」
英語だが気にしないでもらいたい。
「そうだウォーケン少佐、君の大隊でもって、
横浜国連基地の防衛をとって貰いたい。
これは仙台臨時政府の要請だ」
「横浜基地は受け入れ了承しているのでしょうか?」
「聞いてはおらぬが…なに、日本政府からの要請だ。
国連軍に協力するで通してもらいたい」
「了解しました」
……
ジリリリリ
『66機甲大隊、発艦準備。繰り返―』
待機室から飛び出した衛士達は、
リフトでパレットにあがり、自機のコクピットに乗り込む。
ハッチ閉鎖…主機が起動し、各種アオビニクスが立ち上がる。
網膜投射が映り込み外部の様子が見えるようになってきた。
今は自機を動かさずに、格納庫要員が操作したガントリーが機体を航側リフトへと運んでくれてる。
リフトへ固定されると起立し、ガントリーが離れ、リフトが上昇、ジェットエンジンを点火し、甲板レベルへと…
飛行甲板では青ジャケト着て、
黄ヘルメット被った誘導員が待機していて、
手信号のやりとりを行う。
今も昔も変わりがない。声でやりとりしては衛士側はよいとして、
生身で海上に晒している甲板員の声がインカムマイクでは強風やジェット音で阻害されてしまうからだ。
脚部固定ロックをはずしてもらい、全身でもって次の人をさした。
引き継ぎで黄ジャケ黄ヘルの誘導士官の指示に従いオート・ランスイッチを押す。
機体をカタパルトへと…進入。
固定作業しながら赤ヘル赤ジャケの武器員が点検、
最終安全装置が解除なってるのを確認…
緑ジャケ緑ヘルの射出操作員がボードを掲げられ、
カタパルトステーション及び衛士に数値を示す間にも、
主脚にトレイルバーをつけホールド状態に…
ランチバーを下ろしスプレーダーにくわえ…発艦準備が完了した。
排気遮蔽板があがり、合図のもとジェットフルパワー、
問題なしで合図を送り…
甲板要員が退避し、緑ジャケ白ヘルの射出士官が、
片腕を前方に伸ばし腰を下げ手信号で、
カタパルトステーションの操作で、
カタパルトが打ち出され、僅か2秒の間に220kmまで加速し、
F-22は太平洋上、房総半島沖へと飛び立った。
寸劇風後書き
ナギ少尉「あ〜ん…いいとこなのに…なんで作者この終わり方なの?」
作者「…長くなったからさ…で次回は決着、後始末だし…」
ナギ少尉「しかし、チートね…行動わかってちゃ…後だしジャンケンも良いとこ」
作者「だろうなぁ…奇襲や突発的がクーデター成功の元だし…」
ナギ少尉「他の国でもそうよね…外遊中とか…あとは民衆の力でとか…」
作者「最近だと…リビアか…」
ナギ少尉「カザフィね」
作者「しかし…なぜお前がしっている」
ナギ少尉「後書きだからきにしな〜い…次回、帝都動乱その4 鎮圧 お楽しみにぃ〜」
H24年5月9日改稿
今回、擬音多様だった為にそこらへんを修正しました。
でも改めて描写で書くと…捉え方によっちゃぁ…っすね。
とりもちは白いのりっすよ白い!!
けしてぶっかけ精<バキュン>ではありません!
H25年5月再改稿
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