第105話『佐度島基地防衛戦編4 防衛戦終了後』


防衛戦を終えたカオルはチューリップにて、横浜基地に帰還するなりデスクへと直行し一連の戦いの反省をし始める。

(まぁ…なんとかなったなぁ…)

佐渡島へと押し寄せる合計総数約60万を切り抜けた異世界軍。

(今回は…認知する前にトリップにいっちゃったのが…な…)
佐渡島を落としてその後の周囲の状況を確認せずに、
さっさとトリップに行ってしまっていた。
せめて周囲の状況がわかってればカオルが対応…
対応できればどうにか楽になったかもしれなかった。
だができるとしてもコバッタ達を増やすか、
奇抜な兵器を開発するかぐらいだと思うが…

何とか最終的には削りきれなかった約15万を、
誘導棒による強制集中及びタワーに対する火力集中で阻止できた形であった。

だがそれではいけない…カオルがいなければ間違いなく再ハイヴ化していた筈だ。

(落としたらまず来ると思った方が良いか…)
再度スパイになった頭脳級に確認したが、確かに救援要求を出していた。

数の減少により出す半自動的であり、
ハイヴを削減しての再利用、迎撃基地化方針を崩していない以上、
まず間違いなく発した救援要請に答え、
増援がくるであろう前提で行動した方が無難ともいえた。

次の鉄原ハイヴ攻略を、個体数を減らさず救援を出させる前に頭脳級を消滅する手段に方向を変更した場合、
鉄原ハイヴから逃げ出した所属群が約1000km程の地にある横浜や佐渡島に来る可能性は否定できない。
横浜、佐渡島の頭脳級を破壊した場合でのみならそれは可能であろう。

その他に救援要請が間違いでしたと嘘をつくのは、
頭脳級はミスというのが存在しない為に、その手が使えない。

今回は海での一方的な爆雷攻撃が行え、
50時間で約10万、3回で約30万近くを削減した上で迎撃ができていたが…
陸続きのハイヴでの削減案をまずは考えなくてはならなかった。

(この後は鉄原ハイヴだな)
先の国連総会にて宣言した通り、
次は佐渡島から西へ約1000kmにあるフェイズ4規模のハイヴを攻める。
朝鮮半島の韓国領にある、北緯38度線近く旧市街地に建設されたハイヴだ。

鉄原旧市街地は、朝鮮半島の臍ともいえる地で、古くは交通の要所として栄えていた場所であった。

(落とした後の削減手段は…
レンジでチンは…まだ無理だろうな…)
レンジでチンは効果範囲が広すぎて半島では使えない。

鉄原は中国大陸と陸続きであり、海を利用した防衛遅滞的行動は利用できない。
つまり別の手段が必要であり、
あらかじめ手段を考えてからでないと危険すぎる。

佐度島基地襲来と同数と考えると一回30万以上を迎撃せねばならず…

(幻獣ホイホイ君の入手利用かな…)

GPM世界での九州奪還戦で初出し、大量発注した残り物の処理に青森戦の天の岩戸作戦において大量に使用された。
設置によりかなり有利になったが、戦況が八戸に押し込まれたのは、
50cm前が見えない冬将軍と、青森逆上陸、護衛艦隊汚染があったからであり、
それらがなければ最終決戦の地が津軽半島だったかもしれなかった程だ。

それの入手を考え…
(まずはガンパレ世界へか…)

次回トリップ先が決まっりつつ…

(でっと…佐渡島は…)
主力防御手段はやはり海洋での防衛は崩さずに…現状の主戦力である海軍の充実を…
前倒し的に基地メインシャフトの3方向に無人砲塔トーチカ群の構成、
さいたま級及び魔紀伊級水上艦隊の充実を盛り込み、
大規模建造施設も優先的にと付け加えていた。

特にさいたま級の建造計画、
14個艦隊112隻への充実化を盛り込んでの建造ドック増設優先に…

またスパイダー改も増産、4000匹に増強。
生産プラント施設よりも優先的に…

(あと万が一の侵入対策は…侵入対策は全体的工事済んでからで問題ないか…?
60万の損失だから多分2ヶ月は大規模的なのはないだろうし…)

[マスター、アメリカから先の問い合わせが来てるんだけど]
フライングボードで帰還してきた異世界軍機が全機到着したあたりで問い合わせが来はじめた。
衛星かなんかで観察していたのだろう。

「ん?ああ、わかー」
[こっちは欧州連合から]
[マスター、統一中華から]

「ちっと…分裂しなきゃー」
[オーストラリアから]
[アフリカ連合]
[イラクから]

「あ〜…国連事務局に連絡とってくれない?合同で説明会開きたいからと」

中座したが、
三連戦での被害報告も受け取ってた。
直接戦闘を行ったT-850に被害はでてるものの、
基本中距離砲撃戦を行った為、その他の機体に被害なし。

という結果だった。

T-850の肉はプラントでの修理の形になる。

(とりあえずはこんなものかな?あとは…)

攻略時の火力問題もある。
朝鮮半島は最短の横幅が約200km、鉄原ハイヴはほぼ中央部に位置する。

現状最大火力を誇る魔紀伊級50.8cm砲の射程外。
どうすれば良い?
…すごく簡単、船を陸上に上げれば良い。

ということで…
1機だけ余分につくっていた魔紀伊級の船体にアルティメイトストームのホバーを組み合わせた、
テスト艦の設計を…
同様にさいたま級船体にもホバーを…

「とりあえずテストよろしくな」

[了解〜]

2001年10月5日

国連総会にて事情説明との形でホログラム出席の形をとらさせてもらった。
あくまでも事情説明だから認めさせた形であろう。

「先の防衛戦での誘導についてご説明します。これにつきましては、G元素を使用しました」

ザワザワザワザワ
向こう側が騒いでいる音声を拾っている。
『G元素ですと?』
アメリカ代表が口を出してきた。

「はい。BETAの習性でG元素に殺到する…
効果は先の戦闘含め2度程実体験しましたので間違いないでしょう」

『…なんたる事だ…』
それはそうだろう。
オルタネイティブ計画3の根本である進行の誘導…
それが図らくも今、人類がもっていた物質に効果があったからだ。

「単純明快、G元素を全露出するか、遮蔽するか…の誘導する誘導棒…
作り方や構成配分などの設計図だけなら、配布する事が可能です。
原材料については所有国から買うとかですね…」
国連経由で設計図が配られる事になる。

「とりあえず自分からの報告は以上になります」

『カオル殿』

「はい?なにか?」

『この総数には間違いないのかね?』

「間違いないですね」

ザワザワ
『総数60万か…』

ホログラムでの国連会議が終了した。

あと提出もとめられたのが、魔撃震の戦闘記録だったので、
誘導棒作動後の突入時からのを、
外部記録映像もつけて提出の形にしておいた。

後日談になるが、この記録が衛士シュミレーターに後に使われ、
シェイキングダンスとして、吐かずに耐えた衛士は1%にも満たない、
壮絶なシュミレーターになった事になる。

[マスター、高速連絡艇できてるけど?]
デスクにもどるなり注文していた、大帝国世界で中帝国情報局が使用していた高速船の件をいわれる。

この高速連絡艇、亜光速度まで比較的良好な加速度をもち、
冥王星までわずか4日にて移動できる優れもの。
現在製造できる小型艇の部類では最高速度をだす。

大型艦では光速を越える輸送艦であるPD世界の恒星間輸送艦も確かに取得してるが…
「お、じゃあ対センサーテストしてくれ」

潜入工作用に利用するので探知されやすい大型艦の部類は除外であろう…
ましてやPD世界のは1kmクラスの艦体に5kmクラスに使えそうなエンジンを使っている。
つまり他の世界からみたら異常な艦体をしている代物ともいえた…

さて、この高速艦を他世界での宇宙空間における脚に使おうと考えていたため…

[全技術系統だよね?]

「ああ」

[3日程かかるよ〜]
またもや次のトリップ後の事案にはなる。

(さて…)
[マスター落ち着いた?]



「む…此処は何処だ?確かわたしは…」

「ようこそ異世界へ」

「誰かね?」

「異世界軍の責任者であります、渚カオルです」

「異世界軍とな?」

「詳しくはこちらの映像で説明しますので…」

と上映会へのご案内に…

……

ビアン博士の上映会もおわった。

「異世界の地球でも異星人…
いや地球外生物による侵攻とはな」

「まぁそうなんですよね…しかも対話もなにもなし一方的で」

「わたしらの方がまだ状況的にはよかったかといえるか」

「力をかしていただけます?」

「力というか、わたしの頭脳であろう?
勿論吝かでもないが、
一つわたしのいた世界はどうなったか気になるが…」

「あ、それについてはあなたを倒した、ハガネやヒリュウの人物が中心となって、
予測していた脅威、ホワイトスターを活動停止まで追い込みました…
あとはしばらくは復興になるんですが…」

「ですが?」

「今度は平行世界からの介入もあって、更に別の異星人インスペクター、
あとアインスト…等更に混乱を極めますが…再びハガネ・ヒリュウが中心として…」

「ようは…わたしが死んだあとも未だに地球は狙われ続けてるが、
地球の守護者の資格たる彼等が…という訳か」

「そうですね」

「元いた世界の事は彼等に任せよう…
わたしはこの世界を救う事に力をかそう」

「ありがとうございます」

コバッタに案内させ…

……

今回は、OG1戦ラストにあたるホワイトスター戦まで一気にいった為、
大分取得がすすんだ。
また楔的にも大分打ち込み箇所が増え改めてデーターを打ち込む。

楔データーは、
ハガネ艦内、
ヒリュウ艦内、
クロガネ艦内。
と順調にカオル自速以上の箇所が増え、
また時間のかかるL5宙域にある、
ホワイトスター内部、
にも打てたのは大きいだろう。

OG世界で移動にはほぼ困る事はもうないはずといえた。

他にも楔データーでは問題のあった、
マハト撃沈宙域である地球軌道上、
も加え…
打ち込んでいる内に、
(とりあえず空気の流出の件だな…)
先のトリップで発生した問題を思い出し、対応をねらねばならなかった。
今回は防いだから少量の流出ですんだと言えよう。
だがこれから真空箇所に開くケースがあるかもしれない。

(世界扉専用の真空ルーム作るべき…かな)
経由移動に際しすぐそばで移動できる箇所が必要であろう。
今まで大気のある箇所に必ず打ち込んでおり、
そういった問題に気づきもしなかった話でもある。

やり方とさては、壁と同化し真空ルーム内部へ入り真空で世界扉を開く、
真空から大気のある箇所への経由移動はルームへと同化で出て開く形になる。

また長い間不在にして今回のような対応に困る事態を防ぐ話でもあり…
真空ルームを注文。

[マスター、万が一毒ガスエリアに世界扉が出現したらどうなるの?]

「あっ…多分ないとは思うけど…
作っておいた方が無難か…」

[だよね]

流石に世界扉を出し、全滅は嫌であろう…
隣にも大気隔離用ルームを注文しておく。

(ま、このルームできれば真空問わず楔ができると…)

艦の外壁で楔打つと、絶対座標か、艦座標固定になるかは不明だが、
そういった実験も行えるだろうと期待がもてる。

楔データーを打ち込んだ後は技術の検証へとすすむ。

今回技術入手した機種情報は現物入手はないものの多岐にわたる。

まず艦船から、ハガネ、ヒリュウ改、クロガネ。

機体はワンオフや試作機の機体多数で、R-1、R-2、R-3、
グルンガスト、ビルトラプター、グランゾン、
グルンガスト壱式と弐式、
ジガンスクード、アルトアイゼン、ヴァイスリッター、
サイバスター、ヴァルシオーネ、
量産機からはバレリオン、ガーリオンを入手した。

OG世界で入手した機体情報…
(ハガネやヒリュウは…佐渡島待ちか…)
単純にサイズの問題である。

(ヴァルシオンは…)
多分余計な発展を促すから現状つかえない機体…
同様に、R-シリーズを始めとしていくつかの機体も作れないだろう。

宇宙でデブリ対策でレーザー搭載機に変更しているものの、
ビーム兵器の存在はあ号攻略付近までは隠しておきたい。

サイバスターのアカシックバスターも同様だ。
サイフラッシュには心ひかれるが…

グルンガストシリーズが唯一そういった意味では格闘戦に趣おいている為、作成できそうでもある。
ハイヴ内部攻略戦には使えそうもないが…
(零式かなぁ…)

と考えていた所で…

「お兄ちゃん!」

「ん?エルちゃん何?」

「キスして〜」「え、エルちゃん!…キ・キス?……なにかわかって話してる?」

「え?え〜と気持ちいいことなんだよね?」
(…助けてまりもさん)
「…教えてくれる先生のとこいこ」

「うん」

わかるだろうか…わずか小学生にも満たない可愛い女の子から、
キスして〜ともとめられる悲劇を…

(ギュネイ…)
キスを何だかわかってないなら、それはしちゃいけない事だと教えるのが良い大人のマナーだろう。
が、どう教えるべきかを相談しにまりもちゃんのところへ向かってた。

という事でまりもちゃんのところについた。

「まりもさん…実はカクカクシカジカで…」

「ん〜〜そうね…エルちゃん、キスは確かに気持ち良いものだけど、
好きな人以外にしちゃ駄目なのよ」

「え〜なんで〜?」

「愛を交換する事だから…こんなふうにね」

と、いきなりまりもちゃん俺の顔を手で固定して、唇をうばって舌が進入してきた。
クチュクチュ
みるみるうちにエルちゃんが顔を赤らめていくのが見えた。
なんかしちゃいけない事を求めていたのを理解したのだろうか?
プハー
少し息が苦しくなった辺りでまりもちゃんが口を離してくれた。
糸をひいてる…

「ね?だから好きな人と意外はキスしちゃ駄目なの…わかった」

「うん」
茹で蛸のように真っ赤な顔をしながらエルちゃんが頷いた。
「キスってなんなのかもわかった?」

「はい…」

「エルちゃんあとはな〜い?」

「えっと…あとフェ○って気持ち良いことって、
ギュネイにいちゃんがいってたのだけど…今度俺にもしてくれって〜」

(ギュネイーー!!)
真性ロリータ疑惑発生。
「エルちゃん、それも好きな人以外にはしちゃ駄目なのよ?
あとまだ早い事…お酒が飲めるようになったらね」

「はい。わかりました」

「他にはない?エルちゃん」

「ないです。ありぁとうございました」
とお辞儀して急いで出て行った。

「うふふ…可愛い子ね…ちょっと刺激強すぎたかしら?」
(強すぎだと思います)

「さっ…続きしましょ」
と、そのまままりもちゃんに襲われて…

2001年10月6日

まりもさんの部屋から出てきて…
照明が黄色だ…

(まずはギュネイの件か)
ほっとくと、エルちゃん5歳が食われるかもしれない…
というのが昨日発覚。
(イエスロリータ、ノータッチだろ)
紳士協定破りには効果的な制裁を…

ビダンさんへ相談で執務室をノックする。

「ちょっとまっててね〜」

暫くすると…4人ばかりC-1の隊員が疲れた顔してでてきた。
ランディ等だ…
かなり着崩れしていて…ランディなんかは上半身裸の状態で、キスマークが目だっている……
ヌボーと廃人のように、多分各々の部屋を目指しているのだろう…

……

「いいわよ〜」

入ると、二十才位に見えるビダンさんがいる。
「どおですか?調子は?」

「まぁまぁね。けどまだもの足りないわ…
ところでわざわざ来た要件は?」

「実はギュネイの事なんですが…」

「ギュネイちゃん?どうしたの?」

「エルちゃん5歳にフェ○してと…」

「え??……フェ○をエルちゃんに?…」

「まだ未遂で、したがってるみたいですね……なのでご相談なのですが…」

「ん〜そうね…使う事なかったから使おうかしら?」

「はい?」

「例えば…」
机の上にでてくるでてくるデテクル…
鞭、蝋燭、首輪、アナ○ホール、
手足枷、ギャグボール、ボディクリップ、
革拘束具、カテーテル、浣腸…

「あとあっちの部屋みてみる?アイアンメイデンとか、三角木馬とかあるわよ」

「…いや…遠慮しておきます」

「調教してロリータ治しておくわ」

「よろしくお願いします」
……カオル青ざめて退出した。
(アイアンメイデンって……)
ギュネイの運命はこの瞬間、きまった事はいうまい…
アイアンメイデン、様々な伝説がある拷問処刑器具である。
一様にきまってるのが、内側にトゲがあり、蓋をしめると犠牲者の肉体に刺さるというもの…

拷問目的か、処刑目的かで長さ等の調整は違う事にはなる。

逸話としては処女の血を浴びた貴族が
、村人の処女を集め、
処女の血のお風呂に毎日入る為の効率的な処刑器具とか…

あと男としてひくのがカテーテルだろう。
尿道に…つまりち○こに管をぶっさし、尿をビン等にいれる医療器具なのだが、
逆流的な事も…

カオルも事故の時にカテーテルつけていて、夜邪魔でなかなか寝付けない記憶がある。
カテーテルとるとき血が…
全身麻酔手術の時手術は好き…だがカテーテルだけは絶対にいやであった。

……

対応の話おわって、ハンガーデスクに向かうと…

[マスター、良いものできたよ〜]

とコバッタに引き出されたのは救助カプセルに人が入っている…
いや人の形をしているなにかだ。

[急増クローン培養装置。対象のDNAをいれると、その人自身になる死体…
バルシェム製造技術でやっと日時短縮ができるようになったんだよ〜]

「人のクローンはできないんだろ?」

[魂のコピーはできないからね…もしできても別人になる。
ま、一週間かければ、魂の移植ならできて蘇生可能だよ。
末期癌で転移しまくりならその治療もありだね〜]

「ガンパレ等第六世代の人達も可能?」

[可能だよ。できないのが、機械的なものだね…例えば義手とか…
あ、虫歯治療痕はポットにいれないと再現できないから注意ね]

「金歯銀歯や差し歯は?」

[基本無理、詰め物だけは再現だね。
ただしポットにいれないと…
同様に手術痕の再現などもいれないと駄目〜]

「なる程ね…ま、了解…選択肢が増えるよな…」

家族の元に死体が戻る場合であっても躊躇なく救助ができる…
(つって、そんな悲観なシーンあんまりないよな…)
あるとしたら規制されたガンダム00位しか思いつかないが…

「じゃ、貰ってトリップにいくよ。何セットある?」

[とりあえず2000セットね〜…って今度は?]

「ガンパレの世界ね」
防御手段の現物入手と、歩兵やパイロットに最適な第六世代の、即戦力の強化を考えていた。
対Gに関しては強化試験管ベビーである、第六世代が最適であるのはわかりきっていた。

[え?そろそろ、やばいんじゃない?]

「パラドックスだろ?だからまぁ別の時間軸にね」
青森戦はソロソロ駄目であろう…
救助した人物が重ならなくとも、飛行中の過去の自分とぶつかるかもしれない…
それだけでパラドックス発生だ。

[あんな戦いがいくつもあるの?]

「知ってるだけで5つはあるな…今回はその内一つにね」
九州戦、山口戦、九州再上陸戦、青森戦、北海道戦…カオルが神に殺される前に知っている戦いの一覧である。
八代戦は多分飛べないであろう。

[なる程…これでラスト〜]
すべての擬体カプセルを虚数空間に引き込み…

「よし…じゃあいってくるわ…あとよろしく…」

カオルは世界扉を開き潜っていく…

……
カオル報告

いってきます




寸劇風後書き

ナギ少尉「誘導棒配布〜」


作者「まぁこれでBETA戦楽にはなるかな?っと…」

ナギ少尉「確かに…いままでの阻止戦をみてみると強固な抵抗拠点を構築し、
安易に通行できる誘導路への進入を促すのに多大な被害を出しているんですよね」

作者「強固な抵抗拠点が構築してない場合に囮となる戦術機がつるんだけど…ね」

ナギ少尉「ところでエルちゃん…食われちゃうの?」

作者「エルちゃんというかギュネイの運命は次回にお楽しみかな?」

ナギ少尉「さて、次回は……まだサブタイトル用意できてないの?作者…
新しい世界へいきま〜す、お楽しみにぃ」

H25年6月再改稿



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