第153話『宇宙戦艦ヤマト編1 月面監視の間にヤマトの世界へ…』
2001年12月7日夕方、
カオルのったビッグワンが横浜基地へと帰還してきた。
ビッグワンが戦艦ドックへと徐行、停車すると、貨物車両との連結は解除され
待機所へと自走してく。
貨物車両から核反応弾が作業用リフトによって弾薬貯蔵庫に保管作業がはじまった。
勿論起爆信管は抜かれている…
反応弾ミサイルはOTM技術により安全面でも工夫はしており、万が一搭載機が撃墜爆発時においても、
ミサイル発射時に信管が発動位置に装着される為、純粋水爆反応は起こらず、
また核燃料自体が反応おこるまでは自然界にあるものでつくられてる為、
ミサイル自体が爆発しても放射能はだすことはない。
またミサイル燃料も開放露出で消えるように最小限の被害になるような設計になっている。
そのような防護策がなければ横浜基地にとても搬入できたものではない。
また宇宙船はなおさら、戦闘艦においても詰め込めたものではなかった。
特にマクロス艦内に搭載する事すらできなかったろう。
もし安全策がなく核反応弾が暴発誘爆したとしたら……
周囲50kmごと消滅する。
マクロス艦内で安全策とられてない核反応弾があったとしよう…
核反応弾薬庫直撃で瞬時に蒸発し艦民間人含めて5万人があの世に痛みなくいっている。
リアルの海上艦船でも通常火薬の弾薬庫被弾でよく沈没する。
事故で爆発がおこっても沈没がおこってしまう。
地上の基地では弾薬庫は別の場所にわざわざ離す位だが、
狭い艦内ではそうもいかない…
爆発事故がおきたらほぼ間違いなく100%沈没するだろう。
理由としては弾薬庫爆発により喫水線からの浸水、
または船体切断による沈没等…
過去には戦争時でなく平時に1898年メインの爆沈、
1908年松島等があげられ、
戦時でも停泊中の爆発事故により、
1943年に戦艦陸奥、1917年にヴァンガード等の事故もある。
通常火薬の弾薬庫でさえもそうであり、
ましてや爆発力が桁違いの核反応弾だ…安全策は最大限とるだろう。
リアルの核ミサイルとは違う…
あれは事故がおきたらというか事故がおきたらどうなるかわからない…
いや間違いなく核爆発がおこるもんだろう…
水中ならまだ核ミサイル自体が爆発しない限りは…
いや核ミサイルが万が一爆発しても水中で閉じ込めてしまうので、
海中の放射能汚染が心配だがまだ地上よりかはましだ。
核ミサイル事故についてだが、
2011年12月29日、ロシアの原潜が地上ドックにて修理中、
木でできた足場用が燃え上がり20時間燃えつづけ艦体に延焼し炎がでる程燃え上がった。
そして艦内には大量の火薬搭載の魚雷と…
原子炉は稼動はしてないものの大量のSLBM…核弾頭弾が搭載されたままだという…
誘爆するとチェルノブイリ以降最大級の核事故になる。
敵対都市攻撃用の核ミサイルが約20発、
条約で威力が制限されてるとはいえ一発あたり広島型の原爆の50倍規模あたり…
それが一気に爆発する恐れがあった。
核ミサイル降ろしてから修理しろ!ともいいたいが、
積み降ろしに2週間はかかる理由から手を抜いてたもようであり…
決死の消火作業が続き…
翌日、誘爆する事なく無事に消火する事ができた。
ロシアは一昼夜に渡り国が滅亡する…いや周囲の国をも巻き込んで滅亡寸前の最大級の危機を脱したのだった…
怖い話がつづいたが、
同様の懸念を最大限防いでいるのがマクロス世界から持ち込んだ核反応弾であり、
基本的に信管が接続されない限り、
即応性にはかけるが、反応弾は反応弾ではないから安心して基地内で保管する事ができると理由である。
[マスター、立入禁止区画に入ろうとした人がまた出たね〜]
「あ〜…じゃあ…精神の―」
腰をあげようとしたところで、
[あ〜まったまった。
開発部からの提案で諜報員対策の実験台にしてほしいって]
「ああ…そう?ならまぁ…好きにしていいや。結果報告よろしく」
[了解]
(さて…月面はある程度はOKと…あとは課題のだな…)
重慶基地の放射能問題…
(…となると…)
考えられうる最良の一手は素直に技術入手しかない。
「じゃ、また取得いってくるわ」
[いってらっしゃい〜…月はどうするの?]
「多分2、3日で帰ってくるよ。欲張りは今回しないし」
[は〜い]
隔離室から…
==宇宙戦艦ヤマトの世界==
まず西暦2192年以前の話だが…人類は繁栄し太陽系開発に乗り出していた。
特に手短な惑星は月であり、地下工業都市が開発されていく。
次に近い惑星は火星であり多大な資材を投入し、
テラフォーミングが進められていた。
地上での第二の地球となる予定であった。
そして木星…月からも生産されるが核融合炉機関、
ヘリウム3の一大生産基地として重要視されていく…
宇宙開発すすむと、泥棒…いや宇宙強盗が発生していき、
治安維持部隊として宇宙警察隊が発足した。
地球防衛軍の前身であり主に艦隊戦というと地球人類同士の戦いであった。
そして間もなく小惑星ベルトに差し掛かろうとした西暦2192年…
突如として攻撃しかけてきた異星人により、地球は危機を迎えた。
異星人はガラミス帝国を名乗り、
地球人類が開戦前には届かなかった遠距離にある冥王星を前線基地として、
地球を放射能汚染させた惑星へと変化させようとしていた。
手段として遊星爆弾…工作部隊が冥王星が属しているエッジワース・カイパーベルトの冥王星族のや、
海王星のトロヤ群の隕石を採取改造し、
隕石として次々と地球の引力にひかれさす質量兵器として送り込んできた。
直径数十mから最大は小惑星レベルの約100km…
勿論100kmなんかを送り込んだら惑星が真っ二つになる。
そこら辺は粉砕加工して手頃な大きさにし、200mから1kmあたりまでの隕石を次々と送り込んできた。
2kmが一回送り込まれ直撃し火山活動を誘発した事があり、
地球破壊ではなく環境改造目的で送り込んでいるので、サイズ制限を設けていた。
因みに100mサイズで通常千年に1回クラスの周期で地球に落下する頻度であり、
50MTクラスの衝突エネルギー…およそ広島型原爆の2500個分の破壊力である。
地球側は次々と送り込まれてはたまったもんでない。
国連の元、地球防衛軍が結成され必死で遊星爆弾を迎撃し活路を見出だそうとしていた。
まず前線基地の特定等急がせる等をし冥王星前線基地らしいのを発見した。
だが軍事活動を行う地球防衛軍に襲い掛かってくるガラミス艦隊。
地球人類は総力をあげガラミス艦隊を迎え撃つ。
人類史でみればガレオン船に手こぎボートで挑む様なものである。
初戦はこちらの数が20:1と優勢で、
大損害を出すもなんとか相手を撤退に追い込む事に成功した。
だが、遊星爆弾迎撃率が下がる程被害を受け、再建を急がれた。
また大破した敵艦を確保する事に成功する。
人類は遊星爆弾の迎撃率低下から逃れるように地下大規模都市区画の建造を急がせ避難を決定した。
特に土地区画が少ない日本では過去から度重なる地震被害により、
地震に強い地下を利用しようと、大規模地下都市構想を早くからテストしていて、
実施段階までこぎつけていた。
地下が地震に強い…原理的には下敷きの上下を一緒に動かすとほぼ揺れない。
下だけを持つと上が大きく揺れる…
建物に対する耐久性が大きく違う…という事である。
その為にガラミス帝国襲来より早く、
他の国よりも多くの人員が地下へと避難する事に成功した。
また遊星爆弾にはある程度目標がわかる様になる。
火山を誘発した事によりそれ以後火山地帯である地域には直撃は控えられていた。
また海洋ど真ん中への落下は避けられ陸地、内陸部へと向けられた。
これには地球側も助かった。
海洋ど真ん中に500mクラスが落下すると、数百mクラスの大津波が発生する。
西暦800年頃にバイキングがヨーロッパ大西洋沿岸部への入植が楽に進んだのも、
隕石により沿岸部の都市が消滅していたから…といわれてるが、
現在の大都市の殆どが沿岸部にあり一気に消滅の危機があった。
だが津波による浄化を嫌い放射能塵の拡散を狙っていたのだろう…
海洋ど真ん中は避けられていた。
迎撃できない隕石の数も多くなり、
また研究の成果で艦船技術力の差歴然とわかり、
とにかく時間がなかった…
地球防衛軍は予備プランとして最新鋭技術を注ぎ込んだ宇宙戦艦の建造を決定し、
地球大脱出プラン艦として密かに建造を開始する。
また現存艦に次々と技術反映改修され、修繕、大量生産されてく新造艦での艦隊の再建が急がれた。
……
月や火星にも遊星爆弾は降り注ぎ、
火星においては資材や作業重機が高濃度放射能汚染され無くなく放棄せざるえなくなる。
月においては地下においては影響はでないものの、
月面が放射能汚染され、地上での資材回収ができなくなりつつあった。
また木星においては安全確保が絶望的になり放棄せざるえなくなった。
大破したガラミス艦の研究をおこない再建していく艦隊は、
ガラミス側がガレオン船と例えるとガレー船の技術までもっていく事ができた。
また再建に一丸となる為に戦いの最中で地球防衛軍へと生まれ変わる。
……
開戦から5年…もはや地球は度重なる遊星爆弾の影響で大地は赤く染まっていた。
赤道直下の地表は9月だというのに気温5度をさしていて、
全体的に氷河期並の温度におちいって、海水は緯度が高いところで凍っていた。
太陽光線は遮れ気温は上がらずどんどん下がり、
海水は緯度が高いところで固まり大地は水がなくなり干上がっている。
宇宙から見れば赤く染め上がった地球が見えているだろう…
高い残留放射能に覆われその放射能が地下へと浸透しつつあった。
刻一刻と地球人類は滅亡に向かいつつあり、もはや大艦隊をつくる程余力はなくなっていた。
大破したガラミス艦を捕獲する度に地球の技術は発展していく。
ただし超光速機関や未知なるエンジンに関しては無事な現物が中々手に入らず…
研究は中々進まない状態であった。
だが他の技術レベルがガレオン船…
機関は核融合炉のままだが、
まともにガラミス艦と闘える艦が何とか30隻揃ろい、
遊星爆弾の発射基地、冥王星攻略へ乾坤一擲をかけた攻略艦隊が出発した。
西暦2199年8月
冥王星会戦
ここにてガラミス艦隊はフェザー砲主体の地球防衛軍艦隊にとどめさすべく、
有人従来艦を中心とした編成に切り替えてきた。
今までは人員削減の為に廃艦同然旧式艦を改造し無人艦として編成してた為に、
地球製フェザー砲が効いていただけであった。
地球側は冥王星会戦時には実体誘導兵器しか効かなくなり、
最後の艦隊から生き延びた艦は、
沖田提督のただ1艦のみであった。
最早地球に遊星爆弾を迎撃できる力は無い。
冥王星会戦の最中に火星に正体不明の小型宇宙船が墜落してきた。
火星にて特殊訓練していた士官2名に調査を向かわせると、
乗員は既に事切れていて、情報を回収するのみになる。
そして通信カプセルと思わしき物を発見する。
回収したカプセルには原理を解明し試作段階まで何とかこぎ着けた波動エンジンの、
原理および高出力形の設計図、
またイスカンダルからの放射能除去装置提供のメッセージがそえられていた。
得た技術的情報は即座に秘密工場へと伝えられる。
秘密工場は表面からは干上がった海洋に露見した鉄屑の艦体を曝していた戦艦大和がみえていたが、
鉄屑の地下には地球脱出の為の宇宙戦艦ヤマトが新造されていた。
戦艦大和は太平洋戦争で沈没した際、
船体を真っ二つにし、艦橋船体から折れ艦首の下敷きとなっていたが、
まだ海洋が干上がる前に移動させて偽の表面としていた。
また大きさもかなりかわり拡張部分には艦尾や艦首廃材が変われるなどで巧く偽装されていた。
「今日は重大な発表があります。
心して聞いて冷静な対応していただくようお願いします。
つい先日火星に墜落し死んでしまった異星人が持っていた通信カプセルの解析結果がでて、それによりますと、
14万8千光年彼方にある惑星イスカンダルからのメッセージでした。
彼等は放射能除去装置を提供する意思があるそうです。
我々は最後の宇宙戦艦を派遣する事を決定しました」
「そんな遠くまでどうやって?」
「時間は?時間はどれくらいかかるのですか!?」
「軍紀上これ以上詳しく話す事ができませんが、
ガラミス帝国軍が使っていると同等性能と思われる光の速さを超える手段…
イスカンダルの技術提供をうけ実現化しした超光速航行の試作品を搭載する事にこぎ着ける事ができました」
「無謀すぎませんか?」
「確実に帰ってこれる保障はあるんですか?」
「我々の意思は!?相違は?!」
「意思や相違等なんだ!!
保障や無謀等つべこべいってられるかっ!!
我々には時間がもう無い。
イスカンダルからの申し出は我々にとって最後の希望だ。
このままガラミスの遊星爆弾で滅びるのを手を拱いているわけにはいきません。
我々の手で過去の青い豊かな地球を取り戻しましょう。
最後の希望の船で…宇宙戦艦ヤマトで…」
西暦2199年10月8日…
人々の希望に見送られ惑星イスカンダルへとヤマトは飛び立つていく。
途中、木星にあったガラミス帝国軍基地を破壊し、
遊星爆弾発射基地である冥王星をたたき、
地球の寿命を若干のばしながら大マゼラン星雲のイスカンダル星へとヤマトは太陽系から離れていった…
まだヤマトは帰還してない…
刻一刻と…地球人類滅亡まであと…
……
同年11月中旬
ヤマトが太陽系離れた後…
冥王星からの遊星爆弾が来なくなった為に少しは寿命が延長し、
ガラミス帝国による本当の意味での地球人類種文明の滅亡はさけられたが、
生存の意味での地球人類滅亡のカウントダウンはいまだ進んでいた…
それを座して待つわけにはいかない。
多くの人々が2201年の新年を迎える事は叶わないのは変わらない事実であり、
高濃度放射能下の地球浄化に関してはヤマトに託されたが、
間に合わない時の為にも含め、
何だかの延命プランをもがけるだけもがかなければならない。
地球の人々が少しのだけでも生き延びる為に地球防衛軍は、
救助船及び大脱出船の計画をねる。
救助船は放射能進行し死滅する都市から、
まだ生存できる地下都市へと住民を救助する任の船で、
今までは従来艦が任を負っていたが、
襲来してくるガラミス帝国軍の関係で達成率のとても低く、
専門の船はとてもでないが造船できなかった。
また大量の人数を運ぶ意味でも艦船クラスは必要であった。
そしてヤマトは元々太陽系大脱出の為に造船されていた。
ただし単艦で選ばれた優良種のみを想定していたが、
ガラミスが襲って来ない今であるならより多くの人々の脱出が可能になろう。
両種の艦を製造し、いよいよの時には地球を捨てなければならない。
だが当時の地球の手元には、損害を受けた沖田艦がただ一隻存在していただけであり、
新たな艦をつくる余力はなかった。
地上都市救助面ではキャラバンでの脱出際に、
放射能防護車は既に尽く破壊され、これもまた新たにつくる必要があった。
核融合炉搭載航空機なら…だが救助する人数は艦船より少ない。
旧来の化石燃料は既に枯渇している。
幸いガラミスの地球攻撃艦隊はほぼ全滅しており、
地下都市間の地上部での移動に関しては問題ない。
あとはつくる為の資源の問題だ。
地下都市は地殻のかなり深くまで掘削して、
地熱発電を利用できるレベルまで掘り下げられていた。
つまりこれ以上掘削するとマグマにぶちあたる可能性がでてくる。
高濃度放射線下での地上掘削に関しては論外であった。
民間の防護服では、短時間ならまだ治療で生涯累積放射能値を、
現医療学で解除できるレベルに達してるも、
長時間になると決死隊になる。
そこで知恵を絞り、大破した大量のガラミス艦を回収修繕しては?
に辿りつく…
修繕できなくとも貴重な技術情報にもなり何より資源になる。
地下に持ち込めればまだ地上よりも放射能値は低いから、
防護服着ながらでも作業可能時間が伸びる。
同年12月
作業は現存する唯一の宇宙艦である沖田艦の修繕改良から始まった。
もはや貴重な資源を無駄にする事はできない…
沖田艦は形式名M-21741式宇宙戦艦。
形式名から推測される通り西暦2174年に制式化された宇宙戦艦であった。
核融合炉機関を搭載した主力艦であったが…
地球圏に残っているただ一隻の稼動艦であった。
改修作業にはヤマトに地球上で撃墜された大型空母が資材として使われ、
ヤマトに搭載された大型イスカンダル式波動エンジンレベルまではいかないものの、
太陽系内での活動には充分と思われる出力のイスカンダル式試作波動エンジンに積み替えられ…
翌年1月
沖田艦の資材回収船への改装完了。
早速出港し、今までの従来艦が片道約4日で冥王星軌道までの道程を、
単艦にて通常航行で1日、
また資源を回収満載、曳航等もして片道2日と短縮できる様になり、
また燃料要らずで、資源回収船という意味では良好に働き始める。
回収してきたガラミス艦の修復は難しく、
スクラップにし殆ど1から作りなおす形になった。
沖田艦に搭載された型の先行量産型を搭載できる様とりあえず設計され、
また更にγ線をも完全防護できる放射能防護車両も生産される様になる。
またタイタンに沈んでいたゆきかぜも回収され…
同年3月
医療救助艦1番艦ゆきかぜとして生まれ変わり、
今にも死にかけていた地下都市へと防護車隊を送り込む任務を果たし、
放射能におかされ死の間際だった1612人の住民を救助し完全治療に成功する。
治療できたのは都市住民の僅かに0.001%ながらも、冥王星会戦後初めての都市間移民となる。
救助船に高度放射能治療病院を組み込ませたのが医療救助船で、
45話の医療戦艦メデューシンなような物と思ってくれればいいだろう。
同年4月
4番船が就役した辺りでゆきかぜも波動機関に換装された。
いよいよ放射能の侵食がすすみ、
居住可能区画が狭まり救助した人々の命を脅かそうとした時…
同年4月
大脱出船が次々と建造され就役していった。
双胴円筒の中に冷凍睡眠区画がつくられ、
一艦あたりに約20万の人々をコールドスリープ状態にして、
収納可能な設計となり、
後の20万t級連結式輸送船であるが人々を次々と収容し、
冷凍状態で到着するのを待つ見込みであった。
なるだけ自動操縦が進められ、
運営に関わる物のみが世代交代する。
同年4月下旬
船団による大脱出が現実的に見えてきて、いざという時武力が伴う護衛がないと気づき、
滷獲したガラミス艦を徹底研究、またヤマトから送られて来ていた実戦データーから、
ガラミス艦以上の性能をもつ駆逐艦及び、
木星でのオーストラリア大陸クラスの破壊で実証された波動砲を拡散タイプにした新型艦の設計、建造を開始し始める。
月地下生産工場では地球に比べてまだ低レベル汚染に留まって、
防護服を着ながらは可能だった。
同年6月には駆逐艦1番艦が就役。
7月には護衛艦、巡洋艦共に1番艦が就役し始める。
同年8月には懸念していた40隻あまりのガラミス艦隊が移民船団を襲撃してきたが、
新造護衛艦隊が見事拡散波動砲の威力を見せ付けた。
こうしてヤマト到着後の復興への礎…
そして対白色彗星大艦隊の基礎はつくられていった…
そして西暦2200年9月6日…
横浜地下、地中に世界扉が開き…
北緯30度43分、東経128度04分を目指して…
……
寸劇風後書き
作者「ヤマト編の第1話をお送りしました」
ナギ大尉「おくりました〜って改めて後書きですね」
作者「ヤマトの部分がかなり変わり…説明チックになりましたからねぇ…」
ナギ大尉「それに…本当だったらここで直ぐに帰ってきてたんですよね〜」
作者「ま、まぁ…」
ナギ大尉「この後が薄くなりつつあったので、
改めて設定書き起こしたのが理由と―」
作者「ばらすなぁ〜」
ナギ大尉「でも作者、実写版ヤマトにも影響されてません?」
作者「あははは…ヤマトがいきなり見送りパレードで、
なんでって思もうと…ああ、そうか…と、すとんとおちたんすよね」
ナギ大尉「で、実写版の結末に?」
作者「いや、ちゃんとヤマト2へ繋がる方へいきます。
まぁ…ヤマト2の復興ぶりを無理なく再現する設定とか、
あとはマスコミ描写をもっとね」
ナギ大尉「さて、次回は引き伸ばしているヤマト編2 取得及び帰還 20011209 お楽しみにぃ」
H25年10月後書き直し及び再改稿
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