第154話『宇宙戦艦ヤマト編2 取得及び帰還 20011209』
はぁ…記者がため息をつく。
「美味いもんくいてえよな」
「ああ…」
「こんだったら残らずに、
さっさと冷凍睡眠組に入れば良かったかな…」
「てはいってもなぁ…」
「どっちにしろ12月には俺らも冷凍組入りだろ?
残って苦行するよりかさ」
「う〜ん」
「それにこの会見もどうせあれが早まるや、もう駄目ですとかだろ?」
「ヤマトがあるじゃないか」
「ヤマトっても…もう一年近くだぜ?
とうに沈んでるだろうよ」
「あれは沈まんよ」
「北さんは息子さんが乗ってんだっけ?」
「ああ、息子はやってくれるさ」
集まった記者達が雑談していると、壇上に広報員が上がってきて、
「ただ今より地球防衛軍司令長官からの重大発表が行われます」
入れ替わりに長官が上がってきた。
「記者の方々、またこの会見を受信できている皆さん。
地球防衛軍司令長官、藤堂平九郎です。
本日標準時1522…イスカンダルへと放射能除去装置を受け取りにいった、
宇宙戦艦ヤマトとの交信に成功しました」
「長官!!それは…つまり」
「はい。29万6千光年の旅を見事に成功させ、
間もなく…地球へと戻ってきます」
「うぉぉぉ」「やったぁぁぁ」
記者でありながら思わず記者クラブ内で、皆が歓喜の興奮の声を上げていた。
「長官!長官!放射能除去装置は!!」
「私とヤマトとの交信の記録をいまから流します」
長官が手で合図すると…
『ヤマトか?こちら地球本部だ。放射能除去装置は手に入ったのか?』
記者のざわめきが途端に止み、聴き入る様に音声を聞いていた。
『こちらヤマト。こちらヤマト。
コスモクリーナーは殆ど組み立て完了しました』
『そうか…地球はぎりぎりのところで救われるぞ。
おい、沖田艦長はどうしたのかね?』
『それが宇宙放射線病が悪化しまして…』
『なんだと?それでザッザッピィガー』
「以上です。残念ながらエネルギーが足らず…
これ以上の交信はできませんでした」
「ヤマトは間違いなく帰って来たんですね?」
「はい」
「号外だっ号外!何?明日の朝刊の割り当てがなくなる?
構いやしねえ!明日は臨時休刊だ!号外を刷れぇ!」
新聞記者だろう…
「長官、ちょっとよろしいですか?」
「はい。どうぞ」
「新天地計画に関しましては…特にコールドスリープに関してですが…」
現在進行中の居住区画減少の為に避難的に行っていた。
「今日の分の作業は既に処理済みで、
明日以降は中断、ヤマトの進み具合次第によります。
最短で地球から2日から一週間の距離圏内にヤマトが居る筈です。
詳しくは…少々お待ちを…」
部下からレポートが渡され、
「お待たせしました4日以内到達でしたら冷凍睡眠作業には入りません。
5日目以降になりましたら再開します」
「解凍処理はヤマトが到着次第ですか?」
「ヤマトが持ち帰る除去装置の性能次第で解凍処理に入りたいと思います」
それ以外にも質問事が続き…
「他に質問がなければ本日は終了します。
次の会見は明後日の午後5時からの予定です」
……
会見の様子が再放送され、
地球はヤマトを待ちきれないのお祭り騒ぎになる。
地球を捨てる覚悟を殆どの人々がもっていたのだ…
食糧生産設備面から食糧供給面が制限されてて、
一日二食制限となり、腹を満たす事よりも、
高いエネルギーのカプセル錠剤での配給となりつつあった状態だったが、
そんなの関係ないとばかりに今では高価となった食糧を大放出、
翌日までお祭り騒ぎで閉鎖空間である地下都市内に響きわたり、
今では無人区画の1層目まで音が届く程であった。
……
二日後再び集まった記者会見場…
「あれ…?長官は…?」
「時間だよな…」
「お集まりの方々にお知らせします。
会見の時間になりましたが開始の時間を遅らせます」
「広報官!何かあったのですか!?」
横を見る広報官。顔を見合わせた者は頷き、
「詳しくは話せませんがヤマトが戦闘に巻き込まれた模様です」
「えっ!?ヤマトは、ヤマトは無事なんですか!?」
「地球はどうなってしまうんですか!?」
「落ち着いて下さい。ヤマトは健在しています。沈んでません」
記者に安堵の空気が流れる。
「ただ被害を受けたのは事実ですので、
それらの確認中です。いましばらくお待ち下さい」
広報官が壇上から下がり…
「おいおい」「まぁ健在しているっう事だし」
「久々の天然物の約束だったのにぃ…諦めるか」
「パパだよ。ゴメン今日帰れそうにないや。ヤマト?うん。大丈夫だってさ」
舌打ちしながら、「いいなぁ」
「あれ?ユミちゃんは?」
「既に空だよ」「ああ…そりゃ待ちどうしいな」
等など雑談が始まっていた。
暫くすると…
「お待たせしました」
藤堂長官が壇上に上がってくる。
「長官!ヤマトの状態は?」
「現在ヤマトですが、機関にダメージを受け停止状態です。
ですが間もなく修理完了し、独行を再開するとの報告を受けてます」
「長官、戦闘による被害と聞いてますが、その他の被害は?」
「ガラミス帝国の総帥搭乗艦がヤマトに体当たりし、白兵戦をしかけてきました。
その為に艦の右舷に空気の流出を伴う大きな損傷…
こちらは対応済みですが、
乗組員に白兵戦による死者がでております。
英霊に対して哀悼をお願いします」
一同黙祷…
「ありがとうございます。ヤマトは独行再開後、
もう間もなく地球に降り立ってきます」
「長官、話を戻させていただきますが、総帥といいますと?」
「ガラミス帝国総帥、デスラー総統…
ガラミス帝国の独裁的指導者と思われ、
彼の乗った艦がヤマトと交戦し、破壊撃沈したと報告が入っています」
「えっ?と…なりますと…?」
「ヤマトは放射能除去装置を手に入れるばかりか、
ガラミス帝国軍の脅威を払ってくれました」
「ヤマト!!」「うぉぉぉ」「よっしゃぁぁ」
「ざまぁみろガラミス!!」「明日から美味い水が飲める!」
「長官!!ヤマトは、ヤマトは何処に着陸するのですかっ!!」
「ヤマトは1号ドックに入港させる予定です。まだ詳しい時間は未定ですが…」
「全人類で出迎えようじゃないかっ!!」
「号外を出すぞ!!」
途中なのに会見場から次々と出ていく記者達。
「時間は未定なのですが……
場所言ったの失敗だったかな?」
「長官…警備増強します」
「スマン頼む」
……
西暦2200年9月6日
日本にあるドックで待ち構えているカオル…
ドック内部は放射能汚染濃度高を表す緑のサイレンが自動で回ってっている。
(お…人がきたか…)
そこに、ガチガチの放射能高度防護服をきた人が複数入ってきた。
(カメラ?)
シュコー
「国民の皆様、この映像を受信できている方々、日本国営放送レポーター、柏木です」
ヘルメットに隠され、顔が映ってないから名乗らなければいけないだろう。
「ただ今、私はあのヤマトが入港する1号ドックの管制室へと入っています。
軍の重防護服を借りての放送となりますので、聞き苦しい点はご了承下さい。
放射能値はこの管制室内でも645Svと防護服がなければ即死レベルとなっていますので、
放送クルーがこの区画にくるのがまさに3年ぶりとなります。
この管制室の外側、ドック内部の値もかなり高く、早くヤマトの放射能除去装置の活躍を期待しています。
正直生きた心地しません…
クジに当たらなければ良かったかなとおもわず思ってしまう次第です。
記念すべきヤマトが入港するまで、発表されている予定ではあと6分?」
腕時計を見ようとして見れないのに気がつき、時計を探して見回すレポーター。
「失礼しました。後6分を切ろうとしています」
『管制室、こちら本部』
スピーカーから音声が流れる。
「本部どうぞ」
『ヤマトが地球大気圏進入航路に間もなくのる。
ドック入口を開放、誘導レーザーを照射しろ。以上』
「管制室了解」
「今、お聞きした通り間もなくヤマトが帰ってきます」
その間にも管制室操作員はスイッチ等を入れ…
ドックが開き外気が進入してくる。
「今…入口が開いています。
ご覧下さい、外気が流入し、管制室の外側、ドック内部の放射能値のメーターの数値が上昇してきます。
…1メガ…5メガ越え…14MSvで安定しました。14MSvです。
まさに外気は死の世界です」
「誘導レーザー照射…進入プログラム作動」
「あっ!見てください!!放射能値が放射能値が」
管制員もその声を聞き測定器の方へと向く。
「ありえない速度で下がってます…
えっ?うそ…測定限界以下?」
レポーターの声が絶句…
操作員が自分の計器をみて…
ヘルメットに手をかけ…
「えっ?ちょっと何自殺しようと!!民間人の自分にどうす―」
ぷはー
「空気うめえぞ。ほれヤマトを信じて脱いでみろ」
「えっ?……」
操作員にすすめられ覚悟の表情で…ヘルメットに手をかけ、
メットを脱ぎ…躊躇いながら空気を吸うレポーター。
「うめえだろ?ヤマトがやってくれたんだよ、ヤマトが…」
「げふげふ…埃臭いですが美味いですね」
「こちら管制室!ヤマトがやってくれた!
外気放射能値は0、繰り返す外気放射能値は0!
塵灰も無害だっ!重い防護服なんてもう要らねえぞ!!」
トークスイッチを押しながら操作員が叫んでいた。
「ご覧下さいこんな動き難い重厚な防護服なくても生きれる環境になりました。
早く脱ぎたいですが一人で脱げません」
確かにごっつく動き難い。
γ線ばかりか、水分子でしか阻害できない中性子線を阻害するヤマト世界での特殊素材を重厚に練り込み、
約1cmの特殊装甲…つまり鋼材だ。
それと、間接部には上記特殊繊維で編み上げた厚さ10cmのインナーでのセットだ。
「ヤマトのもたらした超科学が、
密室であるこの管制室の放射能値を下げたのです!!」
「あっ…」
操作員が声をあげ…
「あっ?えっ?何か問題が?」
レポーターが心配げに声をかけ…
「そういえば密室なのになんで下がったんだ?」
「脱ぎ始めたあんたがいいますかぁ!
ヤマトでしょ?ヤマトの力ですよ」
「まぁいいか。とにかく俺らは英雄ヤマトに救われたんだぁぁぁ!」
ヤマトが完全にオープンした隔壁からドックへとゆっくりと入ってくる。
ゆっくり固定ブロックに接地し波動エンジンが停止する。
すぐにロックの外れた隔壁扉から、
人々がまちきれないとばかりに走ってドック内へと進入してきた。
口々にヤマト!ありがとう!救世主等叫びあげる人々、
まだ艦体が完全に冷えきってないにも関わらず、
おわず艦体に抱き着き余計な火傷をおう人々もいたぐらいだ。
ヤマトの進入したドックはお祭り騒ぎになる。
地球に残っていた人々の希望の船、宇宙戦艦ヤマト…が帰還した。
ヤマトの艦体の熱が冷めると艦のハッチが開く…
「ヤマト!!ヤマト!!」
艦のハッチから古代進を始めとして、生存乗組員達が歓迎に答えながら降りてくる。
「雪!」
「お父さま、お母さま!!」
「おお…ゆき…」
「島にいちゃん!!」
「無事だったか!」
「にいちゃん会いたかったよ〜〜」
「ヤマト乗組員諸君!!やってくれたようだな」
「はっ!司令長官!」
「地球を代表して諸君らの英雄的行為に感謝する!!」
ザッ!
残存乗組員が一斉に胸に手をあてる敬礼、答える長官。
……
ヤマト帰還後なんにおいても最優先されたのは、
コスモクリーナーDの量産になる。
コスモクリーナーDは有効範囲内の放射能完全除去を行える。だが有効範囲内の話。
その為帰還時のプロトタイプ作成には生産の簡略化及び改良点が見つかっており、
地下ドックの隣には艦載機生産工場がありすぐさま量産にはいる。
確かにコスモクリーナーDは複雑なシステムであったが、
作り方さえわかれば量産に向くたやすい装置であった。
……
コスモクリーナーDの量産1号が1時間後には出来上がり、
すぐさま稼動させる為に輸送機につまれて飛びたっていった。
それからは、1時間1装置の割合でコスモクリーナーDが生産されてく…
まさに時間との戦いであった。
……
4日目に入った頃…
放射能除去以外にもコスモクリーナーDの本領は発揮する。
天空に舞い上がるチリも吸収し始めたのだ。
それにより太陽が大地へと届き始め、気温があがりはじめてきたのだ。
地球は復興への第一歩を踏み出しはじめていた。
元々地球人類は300億近くまでいたが生存者は10億人まで落ち込んでいた。
だが残された彼らには膨大な利用可能な土地、資材、機械等が残された…
ヤマト乗組員の戦死者、殉職者の国葬が行われた。
沖田艦長を始め、尊い犠牲者のもとヤマトの航海は成功した。
そんな中、カオルは技術を取得し終わり世界を渡る。
==オルタ4の世界・B55ハンガー==
2001年12月9日深夜
「ただいまぁ」
[マスター〜お帰りなさい]
「報告事はある?」
[月面は相変わらず餓死待ち、
後でデストロイドのレポートみてね。
先に重慶基地回りのハイヴの動きだね〜]
「マンダレーハイヴ、ウランバートルハイヴ、敦煌ハイヴだよな」
先日元重慶ハイヴに6桁合計約60万のも大群を出し、
また重複する作業群も粉砕した為に、
かなり各ハイヴに所属するBETA数は少なくなっていた筈だが…
僅か6桁と嘲笑うように…
[マンダレーハイヴにはポバールハイヴから、
敦煌ハイヴにはオリジナルハイヴから、
ウランバートルハイヴにはクラスノヤルスクハイヴから、
大規模移動群が向かってるね]
「これでまた定数回復するか…」
[あとあ号に重慶基地の飽和量を鉄原に返却したのを、
報告したってスパイからきてるよ〜]
鉄原に大規模移動群きてもだし、また一応重慶基地はフェイズ4であり、
齟齬がでないように飽和量を移動した扱いになる。
「これで大規模移動発生側で減った分は…」
[更に後方ハイヴからって思うかもしれないけど、
案外オリジナルハイヴからの補充で済まされる量みたいだね〜]
「かぁぁ…フェイズ6規模だからなぁ…」
[あと、問題になるのが作業群圏もろかぶりのマンダレーハイヴと、
ぎりぎりの敦煌ハイヴなんだけど]
先の攻略戦の説明時通りマンダレーハイヴの作業圏は、
この重慶基地をおさめている。
敦煌ハイヴ側は1番遠くにきたら探知するだろう。
「と…なると師団や軍団規模レベルの作業群…
その規模でなくても迎撃頻度があがるか」
[なので…陸続きの重慶守備にトレー級は10隻から12隻は必要で、
今月末攻略作戦に用意できるのは50隻程度だね]
「ん〜…フリーデン級や双胴戦艦…ダブルトレー級にしよう…は?」
[ダブルトレー級ね?了解。今月中旬までになんとか艦本体完成は2隻かな〜、
まだ武装も決めてないし、あとマスターの艤装まちになるけど…
フリーデン級は重慶守備で対空と通常型で10隻、
攻略艦隊同行で残りの20隻になる見込み]
「となると…」
敦煌ハイヴ攻略間際にほぼ発生する増援は5方向からで、
少なくとも合計100万規模はいくはずだ。
6桁前半規模…10万単位でも対応には十隻単位が必要であり、
到底受けきれるものではない。
「回り道して周囲を潰すか…いや…
やはり敦煌ハイヴを爆破前提…誘い込んで自爆かな?
それで重慶基地からオリジナルハイヴまでの道程確保でいくか…」
敦煌ハイヴを潰せばあとは直線で約3000kmでオリジナルハイヴまで到達し、
他のハイヴもない。
戦力増強し妨害される前に突入まではもっていけるだろう。
「敦煌ハイヴは自爆プランでいくわ」
[了解マスター]
入手したデーターを入れると…
[マスター、とんでも技術手に入れたんだね〜]
「コスモクリーナーDの事?…結構すげえよな…」
ヤマトの波動エンジンもだが、コスモクリーナーDの方がすごかった…
有効範囲内の放射能除去、及び有害と思える条件設定で除去が可能。その距離半径50kmにも及ぶ。
たった50km?だと思うだろう…
いや50kmはすごい。
横は普通だが上下左右問わずの球形状の範囲が効果範囲なのだ。
遮断や、遮蔽などしてあってもだ。
その効果は地中の深くの放射能汚染にも効く。
また有効範囲内に流入してきた大気も浄化可能となっている。
浄化した空気が外にながれ、
効果範囲外においても流入流出により大気の浄化は可能だった。
そして…BETAの汚染も除去できる可能性が大。
また、重力が変になった場所も可能?
といった話になる。
さてはおき、
基本BETAの体液等に汚染された大地等は焼却…
つまり高熱による殺菌する必要がある。
黒ずむまで大地を焼く必要があるため、その焼却に使う燃料の代替も開発された位だった。
また焼却による二酸化炭素増加及び、気温上昇も問題になっていた。
異世界軍では土を運びプラントを使った浄化を行ってはいたが、
コスモクリーナーDを導入すると、
有効範囲内の浄化が可になると思われる為、その必要がなくなる事にもなる。
ついでに、BETAの汚染の話題になったので、
死骸についてだが、その大量の死骸の有効利用の研究も進んでいていて、
食用肉等に利用等も進んでいた。突撃級はワニ肉に似た味がしておいしい。
流石に元人間を再利用した兵士級の肉は焼却処分されることにはなるが…
話をコスモクリーナーDに戻すが…やはりとんでも技術と思えよう。なにはともあれ…
「とりあえず実機つくるか…」
[あ、因みに月面はまだハイヴ破壊してから丸二日にならない位だからね〜
そんなに動きはないってきてるよ]
材料の元になる鋼材と同化し始めた。
「そろそろ餓死してもよさ気なんだけどな…」
[人間も二、三日絶食しても餓死しないし、
最後に反応炉で補給したのもいるだろうし…]
形を形成する。
「まぁ、そうだな…気長にまつか…その間にやる事をやるとして…」
[まずは放射能汚染をだよね]
内部機構を形作る。
「このコスモクリーナーDでだな…とあとちょい」
[つくづく思うけどマスター人外だよね…]
「それは認めるさ……と…できたてほやほやコスモクリーナーD量産型の完成!」
[おお〜]
ヤマト本編にでた猛毒性のガスが出る点を改良、
生産性の向上をおこなったタイプになる。
本編終了後にいち早く全世界へと生産しばらまかれたタイプだ。
[マスター、実動検証は?]
「起きたらにするは…まずは重慶基地だな…」
[了解、お休み〜]
……
カオル報告
コスモクリーナーD間もなく始まります。
寸劇風後書き
作者「取得及び帰還をお送りしました」
ナギ大尉「マスコミ記者会見から始まるのね」
作者「取得自体がかなりサクッとで、薄すぎたので…」
ナギ大尉「ところでヤマトといったら、放射能問題だけど…作者突っ込むけど、
カオルは現実からなの?それとも創作?」
作者「……それがつかれるときついんすが…
この物語の1番当初書き始めは2010年12月でした。
つまり福一問題が起きる前…
日本に大きな衝撃をもたらした東日本大震災前です。
自分もまさか…東京電力が利益重視で、
国が決めた基準程度でいいやとの程度で、
津波に対する対策を伝承に残された値は絶対こないとして軽視していると思いませんので…
東北電力の女川発電所みたく、伝承からの対策をとっていれば…
または福二みたく内陸側に非常用設備があれば…」
ナギ大尉「つまり?」
作者「現実でカオルの世界は東日本大震災がおこるも、
地の文では入りますが、カオルの現実世界では、
福一問題がおこらなかった世界と思って下さい。
つまり分岐点は2011年3月11日です。
ですので現実からサポート、
四菱等きますがこちらから援助話はないとの流れになります。
改めて設定になりますが、スタートは再改稿を行い始めた年2012年、
月日はオルタ4の世界に準じてます」
ナギ大尉「じゃあ次回お楽しみにぃ〜」
H25年10月再改稿
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