第175話『大規模侵攻編6 第二次重慶基地防衛戦』


「700km地点突破数でました!!
4,172,534です!!」
今現在重慶まで400km付近まで接近しつつあるBETA群に対して異世界軍は繰り返し砲撃を与えていた。

あともう二発マイクロ地爆があればと思うが個数の用意が間に合わず、敦煌ー重慶間は三発の地爆のみ、
少しでも削減すべく交互に遅延砲撃を繰り返している状態であった。

ともあれ2発のマイクロ地爆だけでで約300万、3発で約400万を削れたのは大きい。

960万から417万…約550万を3箇所でどうけずったの疑問があるだろう。

BETA減少数値が増加している要因は大きくは2点。

今までの減り具合なら約400万しか削れず500万超えが相対してたはずだが、約550万削れたのは、
設置位置の中心を通ってくれないBETA群に対して、
950km地点、700km地点では魔不知火弐型試作1式による、
誘導棒での進行方向調整をおこない、
それぞれ約150万超えを巻き込む事に成功したからでもある。

これで約400万、残りの150万は、艦船が対地榴弾への換装ができた事だ。

敦煌自爆までは換装する時間がとれず煙幕弾頭未使用時想定の対艦徹甲弾を使いつづけたが、
敦煌拠点襲撃最中の時間でもって換装が完了、
攻撃力が上昇した。
6m厚のトーチカでさえも至近弾なら吹き飛ばす事が可能であろう。
これで1回の艦砲射撃で12万平均だったのが上昇した。

また突撃級がいなくなり砲撃時間も長くとれるのもあるだろう。

さて砲身がへたったモンスター改の変わりをこなすのは、G6ライノ改…
佐渡島戦あたりまでは使われていた装輪式自走砲G6ライノを改修したものだ。

平和日本2012年度の南アフリカ製のほぼそのままコピーしたG6ライノ装輪自走砲は、
まず海上では活躍できず、陸地においてはトレー級やフリーデン級に活躍の座を奪われ、
埃をかぶりそうになっていた。
最大射程が70km…もろにトレー級と被り、また不整地で30km/h、
リッター1kmの700kmの走行距離でトレー級らと比べると展開に難ありだろう。

そこでコバッタ達が自重せずに技術をいれ、砲身素材やエンジン等を変更し、
モンスター並の長距離射程をこなす車両に仕上げた。

それによりパワーがあがり不整地60km/hを出す事ができ、
フライングボートでの展開の場合、戦地ついてから20秒で射撃体制への移行が可能になり、
撤収もフライングボートの準備が整って20m以内にいれば、
搭乗まで一分以内。

また射程距離もモンスター同様160km、
連射性能は30秒かかるが、
誤差20m以内とかなりの高性能であった。

更に生産性能も2001式並の為に大量生産が可能であり…

3000両のG6ライノ改がモンスター改のかわりに砲撃を行っていた。


休む間もなく煙幕弾頭トマホーク2の展開し、
マイクロ地爆影響圏外の500km地点からの遅延砲撃をおこない、
まずG6ライノ改が攻撃をし、トレー級、ダブルトレー級に加え、
更にはXE-10の砲撃が加わる。

だが残り約400万、200cm砲で約200万と想定して、あと3回の砲撃で100万と想定すると…
残り100万が削りきれずに重慶基地40kmライン内へと侵入する。
基地自体の外側は防衛設備設計は耐えられて10万、内部に侵入されると1万…

残りの100万をいかに基地にとりつかれる前に削るかが重慶防衛戦の焦点となっていた…


……

〜横浜基地註機場〜

ようやく遅れに遅れ防衛戦に投入の目処がたった、兵器の積み込みがされている。
ノーチラスにつまれてくのはエヴァ零号機…

重慶−横浜間は中型チューリップによる移動が可能だが、
PTノーマルサイズまでと限定されている。

そこで白羽の矢がたったのがペイロード約1万tの巨大輸送機、ノーチラスの3号機。

他の輸送機では標準自重1000tのエヴァは積めないか、またはぎりぎりの為、
エントリー室一式を改造して積みこみ、
ノーチラスはエヴァ専用運用艦となり、
その巨体で3機まで運用可能な船となった。

『横浜ベース、こちらガルーダ01、積み込み終了し離陸準備完了』

『横浜ベース了解、10Wでの離陸許可します、滑走路クリア進入どうぞ』

『10W進入了解』

ノーチラスの巨体が滑走路に進入してき…
その大出力を誇る熱ジェットエンジンにより、空中に舞い上がった。

先発している1号機に遅れ5時間、エヴァを積んだ機体は空へと…

……

2001年1月14日午前9時

重慶基地より220km地点…


朝日を浴びながら地平線より、盛大な砂煙をあげBETAの異様な姿があらわれてきた。

時速約30kmながらも、その列は80kmの幅にも及ぶ…
列の長さは40km…
総数約312万のBETA群は重慶を目指していた。


対するは異世界軍は布陣を整え待ち構えていたが、
長い戦闘行動のおかげで要整備等に陥る機体もでてきた状態だ。
パンジャンドラムは既に使いきり、ローリングボムも使い切っている。
自動装填装置の恩恵で整備を免れたトレー級陸上砲艦とは違った。

大日本帝国軍、大東亜連合軍、統一中華連合も援軍として駆け付けてきた。

特に2001式戦車はありがたい…
共通規格の砲弾ならたんまりと山積みとなっている。
後詰めの形で戦線を整えてもらう事としてもらった。

「繰り返す、我々のターゲットは光線級、重光線級、大砲級だ!それ以外は第二戦線以降にまかせろ」

中継基地に補給拠点をおいたバルキリー編隊は、
マイクロミサイルによる光線級、重光線級、大砲級への打撃任務へと着いていた。

『隊長!!』

「野郎ども、見えたぞ!女神の髪の毛の中に飛び込め!
各機、レーダーで間隔確認をおこたるなよ」

すでに発生している煙幕雲の中に突入したVF-171編隊とゴースト編隊、
この煙幕により光線級のレーザーが届かず250kmの道程を護られるだろう。

煙幕を突き進むVF-171及びゴースト、ものの10分程で、

「各機、ピザ宅配の時間だ、闇の中からだ、配達先ミスるなよ…さぁパーティーだ!!」

その声とともにVF-171編隊及び追従ゴースト編隊より、
大量のマイクロミサイルが一斉に打ち出された。

その数25万発…
ゴースト約2000機から大量にマイクロミサイル放たれる。

煙幕を抜け出したマイクロミサイル群が面でもってBETA群に襲い掛かる。
重光線級、光線級も迎撃の火線をあげるが、マイクロミサイルへの命中率が悪い。

敵対生物の正確な迎撃を考え、
ランダム機動で直進せずに機動行動しながら目標に接近していくマイクロミサイル。
Gをものともしない行動により…

幾千もの花が咲く…

数少なくなっている光線級及び重光線級が更に少なくなる。

「イーヤッホッー」

煙幕の中からゴースト及びバルキリーが踊りでてきた。

光線級はバルキリーに正確に照射し撃墜しようとするが…
自動化されたピンポイントバリアでレーザーが防がれた。
そこに他機のガンポットが撃ち込まれ沈黙する。

ゴーストに照射しようとする光線級は有り得ない機動に翻弄され、
うまく当てられない状態が続いていた。
外側からみると20Gくらいのあり得ない軌道であり、
光線がゴーストを狙い放たれるが横滑りしたゴーストに交わされ、
インターバルの時間にガンポットが撃ち込まれ沈められた。

ゴーストは無人AI機である為、人の限界を超えた機動が可能であった。
また、たとえあたって帰還が不能になると、
ゴーストはその身を暴走させて突っ込んで爆ぜてく…

『全部隊に告ぐ、200cm質量弾発射体制に入った。
至急影響エリア圏外に離脱せよ』

『聞いたな!全機離脱だ!ピザをとりにかえるぞ!』

再び煙幕の中に突入するバルキリー及びゴースト編隊…

上空より200cm砲から発射された質量弾が大気圏外より迫ってくる。


side〜白銀〜

(発射の衝撃波すげぇなぁ…)

白銀の後方には天にむけそそり立つ200cm砲が、
重慶基地に設置され射撃をはじめた。

発射時にはすでに音速を突破している為、空気をわる衝撃波が発生する。

その為最終防衛線にいる機体は、簡易遮蔽トーチカで衝撃波を受け止めていた。

そして…

『200cm質量弾着弾警告、総員衝撃波に注意せよ!!』


天から赤くなった隕石が降ってくるのを網膜投射が映し出していた。

幾分かその隕石に光線が上がってるのか、煌めきがみえるが…

地面に着弾し、赤い空気の輪が出来上がり広がってく…


ある意味隕石そのものとなる質量弾は巨大な衝撃をおこし、
遠くはなれた白銀の機体にも、振動が届いていた。

(……100m級隕石が地上に落っこちたら、こんなもんじゃすまないんだよな…)

擬似隕石だからこそ、戦術的につかえる状態であり、
そして地上に落下するには100mは必要であり、
そうなってくると戦術で使えなくなってくる問題もある…

110連射うちおえると…

『200cm砲射撃終了、解体作業へ移行。
ビッグトレー砲艦隊射撃位置へ』

待機していたトレー級及びダブルトレー級が戦列を整え始めた。
これ以上近づいてくるのに200cm質量弾では被害が被るし、

また生き残りの光線級の良い的になる為解体作業にはいる。

『砲艦隊、主砲一斉射開始!!』

(これでも物量まかせのBETAはくるんだろうな…)

ダブルトレー級…
双胴船体の甲板に並べられた61cm75口径3連装、
OTM技術導入ずみ新型砲搭が20砲塔計60門。
ダブルトレー級の5隻の砲撃が唸る。

55隻のトレー級と合わせ増強された1088門から放たれる砲撃、
分あたり16320発の61cm対艦徹甲弾が襲い掛かる。

Side〜白銀end〜

しばらく主砲斉射が続く…

『そろそろ見える頃だ。大丈夫、落ち着いて狙ってけよ』

「はい、お姉さま」『了解』×多数

重慶基地の地上部にある狙撃台では、
レイコ・タカハシ率いる狙撃部隊達が、PTサイズのポジトロンスナイパーライフルを構えていた。

このPTは狙撃のスペシャリストを目指して自重はしてなかった。

狙撃に特化した改造を施され、
コクピットにはライフル型コントローラーが備えつけられていた。

そして、特筆すべきはポジトロンスナイパーライフル。
有り余る大出力電力を利用した狙撃銃で、
その射程は100km…実際は水平線あるから相応の高度をとる必要あるが…
を水平弾道で射撃可能であり、その貫通力は絶大なものである。

また取り回しのきかない長さの砲身だが、
その長さにより熱がうまく逃げてき、
たとえ連射しても冷却材を必要としてなかった。

長さの問題は解決しないものの、フワジャンすればするほど射線がのびるが…
光線級がいるこの世界ではフワジャンはできないだろう…

さらに特筆すべき点で彼等の乗っている狙撃台は、光線級対策をとっていて、
分厚い強化コンクリート製の遮断壁、
そこに窪んだ台座にライフルの銃身の先が水平線を狙っている。

だが光線級はピンポイントで正確に狙える箇所を狙ってくる…
たとえ60km先でゴマ粒以下の大きさに見える箇所でもだ。
少し見えている銃口にレーザーを当ててくるだろう。

その際には…遮蔽シールドがでる至れり尽くせりの設計であった。
これにより銃口直撃によるスナイパーライフル破損での戦力低下は避けれるだろう。

さらに…
『みき、貴女は死なないわ。わたしが護るもの』

遮光シールドの許容量オーバーしないように、
合金Z製の3mの分厚いシールド装備した機体が傍に控えていた。
シールドで防いでいる間に引っ込む等を行い別銃座から狙撃できるだろう。

60km先のBETAの頭が見えはじめた…

『いいかぁ?小猫ちゃんを扱うように丁寧にねらって、撃ち抜くんだよ』

『はい!!』
(落ち着いて…みきを扱ってくれてるように構えて…撃つ!!)

ポジトロンスナイパーライフルからビームが放たれ…

見事、60km程先の要塞級を貫いた。

貫かれた要塞級はスコープから見えなくなり、
猫の目からの情報で沈黙を確認する。

……

艦砲射撃、スナイパーによる狙撃にも負けずにBETAは被害恐れず押し寄せてくる。
そのBETAに突撃敢行する一群がいる。

上空から見るとBETAの絨毯の重慶基地よりの前部から亀裂が入り、
それが中央へと段々と広がっていく。

押し寄せるBETAがモーゼのごとく割れていく…

もう少し拡大すると…それはBETA群に突貫する5機の巨人の機体のアローヘッドであった。

グルンガスト参式1号機、2号機、3号機、
グルンガスト零式1号機、2号機…

そしてグルンガストに続き、魔アルトアイゼン20機と魔ゲシュペンスト40機が追従、
グルンガストがうちもらしたBETAを打ち砕いている。

参式は1号機は前出したが、
2号飯島愛15才、両手剣斬艦刀、
3号常盤則子16才、片手剣斬艦刀+ミラーシールド、
零式1号佐藤珠央17才、両手剣斬艦刀、
2号高橋佳奈子15才、ブースター付き斬艦刀、
が搭乗し各斬艦刀装備している。
その他魔アルトアイゼン、セミマスタースレイブ式採用等にも青森戦で救助された学兵らが搭乗していた。

ノーチラス1号機にて重慶に運ばれ参加機会をまっていて、
そして主砲が着弾してないエリアに突貫を敢行。

グルンガストはレーザーを受けながらも殆ど無視し、形は違えと斬艦刀をふるい、
ふるう度に液体と肉汁が生まれ大地へとおちる。
要撃級の前腕甲殻であろうと、要塞級であろうと…もはや止められるものはいない。

まさに無双…
切り裂いて突貫していく…


その10分後あたりに、
重慶上空3万mにノーチラス3号機が到達する…

残存光線級のレーザーが照射されるが、
飛翔体シールドにより防がれ、ノーチラス本体には被害がともわなかった。

『ミサト準備はいい?』

『何時でもいいわ』

『投下10秒前…5、4、3、2、1、now』

ガコン

開かれたハッチからエヴァが押し出されるように投下される。

地上に向かい重力に引かれ自由落下し始めた…

はるか上空から降下してきたエヴァがパラシュート無しに、
ATフィールドで軽減させ着地する。

その勢いのまま、背中に背負った鉄こん棒をつかみ、
その80mの長さを地面にふりぬきたたき付ける。
持ち上げると、100匹以上の小型級が潰れていた…

今ここに巨大なスーパーロボットが…復活し、無双が再現される。

なにしろエヴァは80m、要塞級と同等の大きさをほこり、

今も要塞級の触手をATフィールドで防ぎ、反対に触手をつかみひきちぎった。

そして、鉄こん棒をうちつけ力任せに両断する。

BETAが、その後ろのラインにいくには、2箇所避けていくしかない状態となり、
もともと減っていた個体数が更に激減する。

『大規模地下侵攻群発見!!地下深度約3km地点』

BETAの切り札の一つ、地下侵攻が猫の目に引っ掛かかる。それを迎えうつは…

……

〜改スペースアーク級1番艦クロガネ艦橋〜

スーパーロボット大戦OGから技術流入で完成した改スペースアーク級1番艦クロガネが地中にて待機していた。

「艦長、BETA母艦級確認数20」

「うむ…艦首魚雷全門射出準備、
続けて次弾、3弾目とおこなう」

「はっ!艦首魚雷射出準備!」

「1番、2番、5番、6番燃料充填よし!」
「3番、4番、7番、8番燃料充填よし!」

「ターゲット選定よし!」

「全弾射出」

ガコンゴゴゴ…ゴゴ…

ドリル魚雷の掘削振動が艦橋まで伝わる。

「ターゲット着弾まで最短200」

地中を120kmの速度で掘削していく高速ドリル、
6.6kmまで迫った母艦級に向かってひたすら掘削していく…

「次弾装填」

「装填作業入ります」

「170、169、168」

「1番、3番、8番装填、燃料注入に入ります」
「161、160」
「2番、4番、5番、6番装填、燃料注入に入ります」

「150、149」

「7番装填、燃料注入に入ります」

「1番、3番、8番発射準備完了」

「2番、4番、5番、6番発射準備完了」

「7番発射準備完了」
「ターゲット選定よし!」

「全弾射出!」

「間もなく着弾します」

「次弾1番から4番装填急げ!」

「……4番装填中止だ」

「4番中止!…艦長?」

「のう…母艦級とやら拝みたくないか?」

「わかりました。発射後カウント60もちまして始動します。
1番遠距離のでよろしいですね?」

「ああ」

「1番着弾!ターゲット消失」
魚雷のS11弾頭が母艦級に炸裂し内部を焼き尽くしたのだろう。
猫の目からの情報から消える。
魚雷の炸薬はS11に変更され搭載されていた。
これにより5倍の威力をもつ。

「2番3番着弾、ターゲット消失」
「1番、2番、3番装填準備完了、燃料注入入ります」

「4番、5番…6番、7番、8番着弾、ターゲット消失」

初弾全弾とも命中し、母艦級を焼き尽くしただろう。

ドリル魚雷は猫の目からの誘導に従い、
着実に穴をほる向きを変えて命中する脅威の暗殺者とも呼べた。

「1番、2番、3番燃料注入完了、ターゲット選定よし。射出準備完了しました」

「全弾射出!」

「第2波、1番着弾!」

第2波目も順次着弾、またもや8体の母艦級を焼き尽くした。

「艦長」

「艦首超大型回転衝角始動、敵母艦級に突撃せよ」

「了解、艦首超大型回転衝角始動!!
総員衝撃に備えよ。これより本艦は突撃戦にうつる」

ドリルが回転し始め地中を掘り進め始めるクロガネ…

その間にも3発のドリル魚雷は着弾し…
残る最後の母艦級に向かいクロガネは掘削していく。
そう…このような艦が地中にいれる要因が回転衝角による地中進行が可能というのが大きい…
そしてそのドリルをつかった…

「間もなく距離500」
「回転率最大、テスラドライブ最大出力、ロケットエンジン点火」

「回転率最大!テスラドライブ最大出力!ロケットエンジン点火!」

回転をあげ、かつテスラドライブ及びロケットで後ろからの押すスピードをます。

「距離100!」

「突撃!つらぬけぇぇぇ!」

母艦級の硬い前面ドリル部分にクロガネの衝角があたるが、
やすやすとクロガネの衝角が貫き…内部にいたBETAごと衝角にミンチにされ…

最後の母艦級がいきだえた。

地中での戦いは一方的にクロガネの勝利に終わる…

……

散々に減らされつつBETA群は前進する…

待ち受けるはスフィンクス、2001式、戦術機、PT群…

残存の弾級、兵士級、戦車級、闘士級、要撃級がすすんできた。

『小型級は後ろにくれてやれ。
我々は中型級以上の殲滅が任務だ。
数はさほど多くはない、わかったか?』

『了解!!』×多数

このラインまでくるのに…BETAは多大な被害をだしていた。
特にこの前のラインのグルンガスト、エヴァ無双で…
その密度はかなりうすれ、全体的にも数はかなり減っていた…

異世界軍の陸上砲艦群の射撃は停止するも、
今だに狙撃やスーパーロボット無双は続いていて、

残存が10万を下回り、更に後ろ側から無双、前から狙撃が続いていた。

そんなBETAが防衛ライン到達し……

『攻撃開始!!』

更にスフィンクス、魔不知火を始めとした部隊から、
射撃開始された……
最後の突破してきた小型級を掃討するのは、
ボン太君やターミネーター、烈火を始めとした機動歩兵だった。

「ふうもっ!」
パァン
ボン太君がアサルトライフルで視界に入った闘士級を撃ち抜いた。

BETA側は、もう数少なく、兵士級、闘士級以外は駆逐され…

5千規模の機動歩兵隊を突破するのは容易ではなく……

……

カオルは更に内側、メインゲートで待ち構えたが…

(来ないな…というかいる必要なし?)

基地自体のCIWSすら作動せずの状態だった。

そして…

『カオル大将、最後のBETA駆逐されました!!我々の勝利ですぞ!!』

「お疲れ様…各隊、帰還せよ」

大規模侵攻群を受け止め重慶基地も無事に残った。


……

カオル報告

反撃しなきゃね…




寸劇風後書き

作者「大規模侵攻編6、第二次重慶防衛戦をおおくりしました」

ナギ大尉「そして再び登場、今のナギちゃんでです」

作者「…ナギちゃん?えっと歳は今年2013だから1941から考えると…」

ナギ大尉「なに?作者、わたしが年寄りだっていいたいの?」

作者「最低でも80歳以上だろ?」

ナギ大尉「世界間を渡るカオルの力だから当年で考えなさいよ〜」

作者「当年…でもちゃんづけはなぁ…」

ナギ大尉「何?作者死にたいの?」
懐からワルサーを出すナギ。

作者「え、え〜と、はい。ナギちゃんと進行します」

ナギ大尉「よろしい。さて、やっと大規模侵攻防ぎきりましたね〜。
大規模侵攻編も終了ー」

作者「あ、反省面もあるんでもう1話だけ大規模侵攻編で」

ナギ大尉「わかったわ。で…2400万を防ぎきったみたいだけど、
その数で良かったの?」

作者「数は164話でも書いてるけど、
残存の21のハイヴから出すとそんぐらい集結する計算なんだよね。
設定本にも佐渡島が30万以上、鉄原が25万以上しか記載してないし、
あと作業群の存在もね」

ナギ大尉「オリジナルハイヴに属している個体数は?」

作者「設定本には載ってないから、まぁ…500万かな?
で、今回ので出したからかなり減ってる筈だろうし」

ナギ大尉「さて、次回は大規模侵攻編7、オリジナルハイヴ攻略への準備計画…お楽しみにぃ…

あ、作者リアルネタ後書きにかくとまた私が来なきゃいけないからね」

作者「だよな…2年前の今頃は…」

H24年11月改稿
H25年11月再改稿

ドリルは男のロマン



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