第187話『対宇宙、戦闘用BETAへの方針』


日本帝国軍の桜花作戦に参加した兵士達は、
愛機を所属基地に休めるとすぐさま、帝都に向かった。

急遽きまった煌武院殿下による拝謁式の名誉を承るために…


帝都に集まる帝国軍人達…
その彼らを祝福せんと、千駄ヶ谷駅から東京体育館前の道は大混雑していた

「日本帝国万歳!!」
誰ともなく万歳三唱が始まると沿道の観衆が唱和する。

拝謁式は国立競技場で開かれる事になり、
99年の明星作戦出兵式以来の国立競技場での大規模イベントであった。

出兵式は数多くの参加者が二度と戻ってくる事が叶わなかった…
今回は出兵式は開かれなかったが、数多くの兵士達が戻ってきて、
ここで再び見る事ができた家族達もいる。
何しろ西日本方面は復興が始まったばかりで、
まだ立入制限が解除はされてない…

二度と見る事ができないだろうと、
悲壮な覚悟を決めていた家族が戻ってきたのだ。
その喜び合う一面も号外にのる事となる。

……

国立競技場のスタンドは既に大観衆で満員、
最上段でも立見がでている状態である。

『煌武院殿下御来場!!』

スタンドの大観衆が立ち上がり、
メインスタンドの将軍家専用席の方をみる。
大観衆の声に応え、座る煌武院殿下。

拝謁式が始まった…

アリーナに一人一人所属及び氏名が読み上げられ入場行進してくる。

一人一人殿下、観客に対して敬礼行進でもって入場してくる。

英霊となったものは、
代わりの者が遺影を掲げ入場行進で入ってきた。

入場行進が終わり、殿下の勅を拝謁する。

『此度の作戦、よくぞ生きて戻られ誠に大義でありました。
そなた達は、怨敵の本拠地に挑み陥落させし栄えある勇士達です。
政威大将軍として、従軍せし勇士達にはには、桜花作戦従軍章を…
英霊に対しては桜花作戦従軍獅子章の勲功を授与いたします』

殿下の感謝は続く…

『最後に重ねてそなた達の働きに万謝致します。誠に大儀でありました』

『総員、殿下に対しー敬礼!!』

アリーナに居並ぶ91名の勇士達が乱れずに一斉に敬礼し、
殿下が退出してく…

……

武の自室…
行為が終わってベットの中に二人はいた。
武にとっては最後の思いで純夏としていた。

そして…純夏に心に秘めていた事を聞く。

「ところで、オレはいつまでこの世界にいられるんだ?
あ号を倒した…いや洗脳したか…だろ?
はっきりしとかないとおまえにも悪いし…」

純夏が凍りついたように動かなくなった。 
「どうした?おまえにもわかんねえのか?」

純夏は笑顔を凍りつかせたままで、
ぎこちなく武にから顔をそらしてく
「どうしたんだよ。顔をそらして…返事ぐらいしろって」

凍りついたまま…

「おまえ大丈夫か?」

「…武ちゃん…怒らない?」

純夏は顔を元に戻しながら武に…

「何をだよ。言わなくちゃわかんねえよ」

「…だから、怒らない?」

「聞いてみなきゃわかんねえよ」
「じゃあ、嫌だっ!武ちゃん絶〜〜っ対に怒るもん!」

「わかったよ…怒らねえから言ってみろよ」

「ホントに?!」

「ああ、本当だ」

「ホントにホント?!」

「くどいッ! 男に二言はない!」

「……絶対おこらないでね……
それじゃあ言うね……武ちゃんはね、もう元の世界に戻ってるの」

「バカかおめえは!」

「あいたーっ!」

バシッといい音を立てて、景気の良い一撃が頭部に炸裂した。

「ひどいよ〜〜!怒らないって約束したじゃないのよ〜〜!
武ちゃんの嘘つき!!」

「だまれ!!それより元の世界に戻ってるとはどういう意味だ?!今ここにいるオレはなんなんだ?」

「それはね…元の世界から集められた、この世界の武ちゃんを構成していた要素は、
もうとっくに元の世界に帰っているの。
だから今ここにいる武ちゃんは……残りかす?」

「バカやろう!!」

「あいたーっ!」

バシッといい音を立てて、再び頭に炸裂した。

「なにするんだよう!量子電導脳が壊れてバカになったらどうするんだよぅ〜」

「だまれ!オレにもわかるようにちゃんと説明しろ!」

「それは…前の世界で因果同体から解放されたのは、
武ちゃんわかってるよね?」

「ああ、わかってる」

「それなのにこの世界に武ちゃんは再び来た」

「ああ」

「この世界に来た武ちゃんの中に、今までループを繰り返した武ちゃんの中になかった新しい要素が、
武ちゃんの中に入っていきたの」

「なんだ、その新しい要素って言うのはっ!」

「多分なんだけど……」

「早く言えっ!」

「この世界で私を庇って死んだ武ちゃんの因果情報だと思うの……」

「この世界のオレの因果情報?!」

「……うん……この世界の私が知っている武ちゃんの匂いがしたから、
たぶんそうだと思うんだ……」

「この世界のオレ…」

「で、武ちゃん、ひょっとして……元の世界のこと……
前ほど思い出せないんじゃないかな?」

「……」

「この世界や前の世界等で経験した事しか思い出せないじゃない?」

「だって、おまえ……今までこの世界のオレの記憶なんて、
BETAのトラウマぐらいしかなかったんだぞ!なんで突然……」

「元の世界の武ちゃんの因果情報は、もう全部元の世界に帰っていて、今の武ちゃんの中にはないんだよ。
今の武ちゃんを構成している大部分は、
武ちゃんがこの世界でループし続け経験した出来事の因果情報なの。
後の残りは、この世界に元々存在していた、
私をかばって死んだ武ちゃんの因果情報だけなの。

それに元の世界には…もう既に武ちゃんが存在しちゃってるの…」

「じゃあ、オレは本当に……元の世界には戻れないんだな?」

「ごめんね、武ちゃん……武ちゃんはもう……
私の力では元の世界に戻ることはできないの」

「今ここにいるこのオレは、この世界にずっといられるのか?
突然消えたり、別の世界に行っちまうことはないのか?」

「それは大丈夫だよ。
今の武ちゃんを構成しているのは、この世界等で経験した出来事や記憶の因果情報だけだから、
消えたり、別の世界に行ったりする理由はないよ。
言ってみれば、今の武ちゃんは、この世界で誕生した…本当の武ちゃんなんだよ」

「…そうか」

「……武ちゃんは……この世界にいるのは嫌なの?」

純夏はそう言いながら、不安そうに武を見上げた。

「そんなことはねえよ。
正直、BETAを追い出さずに、みんなを置いてこのまま帰ることには…
気が引けてたしな」

「…せっかく、私と武ちゃんはの赤ちゃんが出来たんだし、
このままいてくれるのは嬉しいかな〜なんて…あははっ…」

「ああ…そうだ……はぁぁぁぁぁ?」

去り際なく爆弾発言がでたのに気がついた武。

「ちょ…おまえ!赤ちゃんって!」

「うん…できたよ」

「00ユニットなんだろ?何故できるんだよ!」

「だって武ちゃんがあんだけ……出すんだもん…
できちゃうよ」

「いや、おまえ…そうじゃなく、赤ちゃんが何故?」

「それは私から説明するわ」

「先生!!」
二人の愛の巣に香月副司令が入ってくる。
ロックはかかってないも一緒だった…

「佐渡島ハイヴを制圧した後で生体機能を部分的に復活させたのよ。
そのおかげで純夏は負担がとれて性能UPしたわ。
その中に生殖機能もね」

「えへへ…」

「それで早速赤ちゃんができたのね…流石恋愛原子核」

「それとこれと違うっすよ!」

「あら関係あるわよ。100発100中じゃない」

「……武ちゃんは…私との間にできた子供…いやなの?…私をすてるの?」

「いやじゃないさ……一緒に一生育てよう…」

「武ちゃん!!」

「あ〜どうでもいいけど二人ともいい加減に服着たら?」

「先生が勝手に入って来たんですよ!!」

「はいはい…ごゆっくり〜」

……

「とりあえず今の主力のカサブランカ級やリオデジャネイロ級じゃ、正直お話にもならないからな…」
ハンガーデスクにてカオルが11号と話し合っていた。

艦隻数からの主力であるカサブランカ級、リオデジャネイロ級…
まず必要な亜光速だが、核パルスなどは光速度に及ばないが、
一応は光速度の10%までは加速し続ければ届く…ただし加速し続ければ及び理論上においてだ。

大気という存在がない真空空間では物質のもった速度エネルギーは、
ほぼ失う事なく永遠に突き進む事になる。
だがその力に作用するのがある。惑星の重力の力だ。

その力は光の距離までとどき、重力のでかい恒星に捕われ周回し始める恒星系、
恒星系内の惑星に捕われ周回し始める衛星、
そして各惑星等に墜落していく隕石等だ。

その重力に捕われても惑星を周り続けるのに必要な速度を宇宙速度といい、
宇宙速度に達していればほぼ永遠に惑星を回りつづけ、
更に加速すると重力を振り切って惑星外へと飛び出す。

さて艦の話から何故宇宙速度の話になったかというと…永遠と宇宙速度にて地球を回るデブリの存在だ。

ここでいうデブリ二種類、人工的に産出してしまったスペースデブリと、
天然由来の引力に捕われたメテオロイドだ。

特に人工的に産出したスペースデブリ…
例えばだ…静止衛星をメンテ作業していた作業員が物をおとしたら?
半永久的に地球を回るデブリの発生だ。
スパナ、作業手袋、ナット等が多いだろう。

静止軌道上にて停船している宇宙船の外にゴミを投棄したら?
これまたデブリの発生だ。

そして機能停止した人工衛星や制御不能となった衛星、
切り離しの際に大気圏投入されずにさ迷うロケット本体等、
また切り離しの際に生じた破片、
更にデブリ同士や衛星とデブリの衝突で生じた破片等などだ。
また意図的に産んだのもある。
1963年に高度3500km〜3800kmに撒かれた人工的な針もデブリだし、
また陸地に墜落する恐れがでた際に破壊指令により爆破されるケースもある。
爆発により加速される、減速される等あるが、新たにスペースデブリと化すのが必ず産まれる。


そういったのでリアル2013年現在になるが、地球衛星軌道付近では10cm以上の人工デブリが約9000個以上、
その以下のサイズは数百万とも数千万ともいえ計測管理はできていない。

接触は大前提であるともいえよう。

そんなゴミ無視していればよいじゃんと思うかもしれない。
気になるのは衝突ダメージがでかい衛星サイズとかだろ?という意見があるかもしれない。

静止空間で衛星軌道をまわっているM10ナットの衝突威力は?
M10ナット?なんじゃらそらは縦横長さ16mm、幅8ミリの六角形の、ボルトをしめる5グラム程の工事用部品である。

様は小さい部品の衝突威力は?であげさせてもらう。
勿論地球上で投げてあたっても、いてえな!ですむていどだ。

地球に落下する事なく周回し続け秒速3km〜9kmと非常に高速で動いている。
第一宇宙速度を満たしている状態だ。

つまりだ…単純にライフル弾の初速よりも速い。
勿論ハンドガンよりもだ。
宇宙服で漂っていたとしよう…M10ナットが当たったら…?

その時点でオシマイだ。
あたった箇所がえぐられ貫通し、空気が流出するとともに体内から血液が吹き出るだろう。
救助しようにもエアーの力で不規則な軌道をとり…

なぜその様な状態になるかというと、威力は速度の二乗になるからである。

ナットと相対速度が0ならこんな事にはならないが、
まず威力はジュール=Jで求められ、速度m/s×速度m/s×重量グラム÷2000、
つまりだ…秒速8kmなら、8000×8000×…M8ステンレスナットだとして5.43グラム÷2000で、168kJ…

ライフル弾が3kJあたり、ハンドガンが威力あって1kJあたりで理解できるだろう。

これは0km状態であたったと想定した数値だが、
更にこちらも宇宙速度を出さなければ重力にひかれて落ちてしまう。
こちらが衛星周回軌道にのり、船外にでた時点でその速度はでている。

下手したら正反対からの衝突、双方とも宇宙作業をだしてたら2倍の計算で…
16000×16000…つまり659kJの威力であたる。

659kJ…どんな威力か検討がつかないだろう。
25tトラックが100km/hにて15度の角度にて突っ込んできた威力に相当する。
つまりだ…宇宙船でもナット衝突程度で、ただではすまないぞになりかねる威力となる。

ナット程度で衛星は破壊されやすいのが理解できたとおもうが、
実際の事例はというと…幸いナットクラスの衝突はないが、
スペースシャフトに塗料片が窓ガラスにぶつかり0.5mmのクレーターができた事例がある。
塗料片だけでだ…

そんな人工デブリ帯に光の速さで突っ込んでいったら?

秒速30万kmで計算してみれば…ペタJ単位、つまりメガ、ギガ、テラの上だ。
それが数百万あたる…といった感じであろう。
到底耐えられるものではない。
速度をだすには物理的ダメージを軽減する手段がまず必要となる。

かわす艦を作ればよい?
リアルの2013年現在の衛星やシャトル等がそういえよう…いや当たらないように逃げる運用といえた。

有人のシャトル等はある程度の堅牢なつくりになってるが、
それでもブースター切り離し時に外れた部品に耐熱パネルが削られ、
再突入時に爆散した痛ましい事故もある。

衛星は少しのデブリで破壊され、そして新たなデブリを撒き散らすのは上記の通りである。
10cm以上のスペースデブリはカタログ登録される事業がある。
カタログに登録されたのは軌道が表示され、衛星やロケットシャトル等の打ち上げ時間や軌道修正に計算され、監視されている。

だがそれでも数件ほど衛星が意図せぬデブリと化した事故がある。
カタログ登録外のデブリと思われる物、またカタログ登録したデブリで計算ミスにより…
宇宙開発でシャトル含め約5000機程累計も含め宇宙に昇ってるが、
0.2%程が事故によりデブリと化している。

つまり2013年現在でそんな事故率であり、
更に未来となると…
耐えられる船でないと宇宙にのぼる事すらできなくなる。
艦本体で耐える以外というとシールドで耐えるしかないだろう。

その様な理由で基本地球近傍での活動、スペースデブリ対策から発展した連合艦は、
シールドないが為にナデシコ連合軍艦艇は亜光速には対応してなかった。
つまりデブリには艦本体で耐える設計でいたのである。

亜光速戦に対応する事なく、またレンジに関しても大帝国やヤマトに比べて短距離である。
そりゃ1発撃って月直撃だぁ、火星直撃だぁ、地球直撃だぁ…等なったらたまりもしない。

敵艦背後に地球があります!ぐぬぬ地球を人質にとるとは卑怯な!
等は興ざめもするだろう…

宙間戦闘をさほど想定してない為、基本ナデシコの世界から持ってきたままで、
ほとんど未改造、大事なことだからもう一度、未改造だ。

改造されている点は2014レベルフォールドが搭載されつつあるただ一点のみであり、
装甲も動きが鈍いスペースコロニーと違い変更なしの状態でこの世界にうまれている。

ちなみにそんなはた迷惑なデブリ、衛星サイズなのはナデシコ世界においては射撃破壊等を行い、
衛星にも影響がでない微細サイズ化させ地球に落下させ減少はさせているが、

リアル事情をを見てみると…まだ実用的回収手段がなく、
いかに増やさないかに世界は重点がおかれている。

一応計画中等は…

まずスイスではデブリ衛星処理に捕縛用衛星を打ち上げ、
捕縛衛星ごと突入するのを計画している。

ボーイング社がガスを撒き散らし、
速度を落とさせデブリを地球に落下させるのを特許申請している。

JAXSは清掃衛星をつくり、ロボットアームにて速度をおとす紐をとりつける計画らしい…

紐で下がるんか?と思うが、導電性デザーで、
電力を流すと一種の弱磁石になり、地球の磁力を利用し一年かけて落とすという。

「改造すればそりゃ…戦闘に使えるようにはなるかもだけど、
正直そこまで想定してなかったからね…」

[何処まで想定してたの?]

「想定してたのは、太陽系内や星系内のデブリ掃除や落着ユニット、射出体等の捕縛または迎撃だよ。
宙間戦想定してたらもっと改造してたさ。
装甲や容積を変える状態なら一から作りなおした方が早いといえば早いし…」

[ならクロガネは?]

「ああ、そうだな…」
クロガネは亜光速戦可能の外宇宙航行戦闘艦でもある。
ヒリュウ改やクロガネらのスペースアーク級も物理シールドをもつ。例のあれだ。
冥王星軌道外にて星系間レベルのエアロゲイターの襲撃を受け、一方的にヒリュウが負け、
亜光速戦の必然を学習し、発展したのは分かるだろう。
更に500m級の艦であり余裕はある。

「ただクロガネはユニット交換が必要だし」

[大口径主砲ユニットね?]

「さすがに亜光速で突撃して無事にすむわけがないしなぁ…」

[突貫級も相手諸共。生き延びたら再突撃なんでしょ?]

「だよな…」
少し思考に及んでると…

[あ、ならナデシコはどう?]

「ん〜…ナデシコか…」

現状入手してるのはYユニット無しのナデシコA。
DFにてある程度デブリ対応し、星系外にて高速が出せる仕様だ。

「ちっち攻撃力が非力だな…
グラビティブラストと、レーザー砲2門とミサイルじゃなぁ…」
Yユニットを入手してるならともかく…

[なら、ヤマトはどう?]

「あ〜…ヤマトか…」

ヤマトは星系内は低速や短距離ワープにてショートカット、外部にて加速する。
火力でみたら少し改良したら充分だろうし、
また探査はB1任せであり探査用のスペースを除去し、
また999人分の乗組員用生活スペースを削れば…だろう。

「うん…じゃあ…戦艦はヤマトとハガネの二種に絞って建造。
で…量産はヤマトの試験航海次第だね」

[了解〜]

「あと機動兵器類搭載必要あるから…
マクロス世界のは外せないよな」

マクロス世界のはデブリが多い星系内ではさほど出さずにとっとこフォールド、
星系外にて加速のパターンだ。
特にスピカ事件あたりの艦船含めた以降はだ。
機動力のあるバルキリーが無茶なデブリ帯に高速で突っ込んでいく。

「ん〜…搭載隻数と生産面からは今のところグァンタナモ級1択か…
ノーザンプトン級フリゲートが取得できてないのが痛いなぁ…
取得い―」

[予定つまってるよぅ]

「あっそうだな…まぁとりあえずグァンタナモ級生産で」

[了解]

「あ、ただ生活スペース削って搭載数は増やしてくれよ?」

[了解〜僕らが大活躍だね。
ところで護衛艦はどうするの?]

「あ〜護衛艦か…
まぁ空母が残っていても邪魔だろうし、フォールド退避するから…」

[戦艦と機動兵器で対峙?]

ふむっと息をはき…

「結局のところ護衛艦は高価な戦艦や空母を護る為の艦種だし、
護衛艦の小火力で突貫級をどうにかできるもんでもないと思うよ」

取得している護衛艦はマクロス世界のであり、
リガージ等対機動兵器対策優先であった。

「機動兵器で小型兵隊級を殲滅させる方向に考えないと、
護衛艦が突貫級の餌食さ」

突貫級に対して小口径迎撃火器を叩き込むクルーガー級、
だが表面での爆発等気にせず突っ込んでいき…
という光景が想像できていた。

[了解、まとめるね?
カサブランカ級やリオデジャネイロ級の新規は、
地上基地にシフトして警備用に使用で減少気味に。
対宇宙戦闘種にとりあえず3種、ヤマト級とハガネ級、クァンダナモ級ね?]

「ああ。あとリオデジャネイロ級やカサブランカ級は星系内警備艦として格下げしておいてくれ」

[了解。あっ、マスタ〜そろそろ睡眠の時間〜]

……




寸劇風後書き

ナギ少尉「これで武ちゃんにも子供ね〜」

作者「やっとだな」

ナギ少尉「でもその間、凄乃皇の操縦どうするの?」

作者「…めちゃくちゃな負荷をかける機動しないから、この世界の純夏は安定しまくりだし…
赤ちゃん抱えたままのるかもね」

ナギ少尉「でも生体反応0が00ユニットなんでしょ?
いいの?赤ちゃんできて…」

作者「元々はBETAの意識調査等がメインの00ユニットなんだが…
カオルが出現したから意味は無くなってきたんだよな。
起動成功したから、今度は安定化をより進めるから、
半人間化を目指してに変えてきた最中…だね」

ナギ少尉「ふ〜ん…でもこのルートだと…
瞑夜と、千鶴と鎧衣はいかずの後家?柏木も…」

作者「………さて次回は」
ナギ少尉「ごまかしたな」

作者「引き続き対宇宙政策…お楽しみにぃ」

H25年12月再改稿



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