上位教育機関、別名『アカーシャ』――
カミナシティ東部地区にあるこの機関は、文明再建のための開発が推し進められる中、アンチスパイラルに対抗するためガンメンの研究が進められている他、次世代を担う研究者、技術者、パイロット、政治家、様々な分野の専門家を輩出するために創設された。
カミナシティでは早く文明社会に馴染むことが出来るように義務教育を提唱し、文字の読み書きなどを教えているが、その中でも特に優秀な生徒には、この上位機関への進学が薦められる。
「ふわぁ……」
「ここが、アカーシャ……」
「でけえ……」
そんなアカーシャの門前で、その巨大な建物を前に大口をあけて驚きの声を上げる三人の少年少女がいた。
ミア、ダリー、ギミーの三人である。
三人は驚くべきスピードで義務過程を終え、シモン、ロシウの薦めもあってアカーシャに入学したのだ。
特にミアとダリーは一際学業方面で優秀な成績を残し、ラピス・ラズリの再来と呼ばれるほど素晴らしい成長を見せていた。
元々、ダリーは大戦の最中もアキトやリーロンにくっついて文字の読み書きだけでなく、アキトの役に少しでも立ちたいと、ガンメンや医学に関する知識の吸収に貪欲だった。子供だと言うこともあり、率先して何かの役に立てたわけではなかったが、こと知識だけなら、そこらの大人顔負けになっていたと言ってもいい。
そしてミアはと言うと、シモンの屋敷が出来るまでは身体のこともあり、リーロンの研究所に一年ほど世話になっていた。
その結果、元々、人工生命体であるが故に並の人間よりも遥かに高い能力を有していたと言うこともあるためか、簡単な研究の手伝いならリーロンの助手を勤め上げるまで成長していた。
ギミーは、ミアやダリーほど学業面で優秀な成績を残したわけではないが、あの二人が特殊なだけで決して並より劣っているというわけではない。平均よりはかなり上の方の成績は維持していた。
だが、それよりもギミーが注目を受けたのは、そのパイロット適性だった。
シモンやアキトの戦いを後ろから憧れの眼差しでずっと見ていた彼は、いつの間にかその動きを幼いながらに模倣するに至っていた。
子供と言うこともあり、実機ではなくリーロンの作ったガンメンの動作を再現したシミュレーターでのテストではあったが、他のパイロット候補生を大きく引き離し、大人顔負けの成績を残していた。
これが、今年八歳になったばかりの少年少女と思うまい。それだけに彼等への大人たちの期待も大きかった。
「とにかく、頑張ろう! ダリー、ギミー!!」
「「うんっ!!」」
三人は、それぞれの決意を胸にその門を踏み越える。
こうして少年少女の新しい生活が始まった――
紅蓮と黒い王子 第39話「ただいま……ヨーコ」
193作
アカーシャの授業は各コースに別れた物と、基礎学力を身につけるための共同の物がある。
午前の普通授業に始まり、昼からは学科ごとに別れ、特別授業を受けることになっていた。
ミア達が入学してから一週間――当初は史上最年少の天才少年少女と注目を浴びていた彼女達だったが、今ではそれも落ち着きを取り戻し、ようやく生活に馴染んできたと言ったところだった。
このアカーシャには子供から大人まで、年齢も種族も出身も違う様々な者が在学すると言っても、十歳にも満たない子供が通っていれば嫌でも目立つ。
丁度、お昼休み――
いつものように昼食を取りながら談笑する三人を、物陰からこっそりと観察するメガネをかけた青年がいた。
「なんで、あんな子供が……このエリートだけが通うことを許される場所に……」
彼の名前は、ギンブレー・カイト、十四歳。
カイト村出身の彼は根っからのインテリ肌で、アカーシャでの成績でも常にトップにその名を見せる秀才だった。
そんな彼は、自分と同年代ながらも政府のトップ2に就き、人類の文明再建に力を入れるロシウを強く尊敬していた。
目標は政府の役職に就き、ロシウの片腕として人類のために貢献すること。
このまま行けば、トップでエリート街道を突き進み、順風満帆な生活を送れるはずだった。
だが、ここ一週間でそんな彼の生活に変化が訪れる。
新学期の最初に行われた新入生も交えての全校模試――その結果が――
一位ミア・テッペリン、二位ダリー・アダイ、三位ギンブレー・カイト……
この結果にはギンブレーも驚きを隠せなかった。
一瞬意識が成層圏まで飛び、貼り出された掲示板の前で、大口を開けて呆けてしまったほどだ。
だが、素直にその結果を彼は受け入れることが出来なかった。
それも無理はない。自分の経済学科以外の、相手が他の学科に所属する研究員、もしくは自分と同年代だと言うならまだわかる。
事実、ギンブレーと毎回上位の凌ぎを削っている優秀な人材は少なからずいた。
しかし、ギンブレーを抜いたのは入学したての十歳にも満たない少女だった。それも、ギンブレーが憧れるロシウの推薦付きで入学したと言う、噂の天才少女だ。
そこには嫉妬もあった。そして、そんな彼女達だから「優遇されているのではないか?」と疑ってかかっていた。
だから、彼は彼女達の尻尾をどうにか掴めないかと後をつけていたのだ。
だが――
「くっ……! なんでぼくがあんな能天気な連中に――」
ギンブレーの眼には、鼻にソースをつけるギミーを見て、馬鹿笑いをするミアとダリーが映っていた。
穏やかな日常の一幕のはずなのだが――それだけにギンブレーは悔しそうな恨めしそうな表情をする。
彼は勉学一筋で生活を送って来たため、学生らしい交友をほとんど行なってこなかった。
そんな物は余計と、むしろ自分から遠ざけていたと言ってもよい。
それ故に、そんなミア達の談笑を見ていると悔しさで胸が一杯になってくる。
ここまで自分は色々な物を犠牲にして頑張っているというのに、何故、こんな能天気な子供に負けなくてはいけないのかと――
「……ギンブレー?」
後ろから声をかけてきた女性の声に反応し、ギンブレーは振り返る。その両目を大量の涙で濡らしながら――
「ちょっと、あなたなんで泣いてるのよ!?」
訳も分からず涙するギンブレーにハンカチを差し出すメガネをかけた知的な女性。
彼女の名前はシベラ・クトー。クトー村出身の彼女は、ギンブレーの同期で数少ない友人の一人だった。
情報科に所属する彼女は、ギンブレーほどではないにしても常に上位に名前を馳せる秀才ではあった。
それ故に、友人としてもライバルとしても、ギンブレーと一番近い交友関係を築いていた。
「何か、あったの?」
シベラがそう聞くのも無理はない。それほどギンブレーは元気をなくしていた。
いつもなら無駄に自信に溢れ、周りに煙たがられるほどの自尊心も見る影を見せない。
こんなギンブレーを見るのはシベラもはじめてだった。
「負けたんだ……」
「……え?」
「ぼくは、あんな子供に負けたんだよ〜〜〜〜っ!!!」
「……ああ、そういう訳ね」
シベラも貼り出された掲示板から、順位のことは知っていた。
それが原因で、ギンブレーがおそらくプライドを酷く傷付けられたであろうことも悟った。
「諦めなさい」
「へ……?」
「彼女達のことは忘れて、諦めなさいと言ったのよ」
シベラは前もって彼女達のことを知っていただけに、あの結果にも納得がいっていた。
カミナシティが完成して一年少し、このアカーシャが創設されてからも丁度、一年。彼女達はアカーシャの第一期生と言うことになる。
それでもテッペリン攻略戦から二年――
ミア達はその直後、それ以前から自分達以上の教育を受けられる、実践を経験できる場所にいたことになる。
シベラはアカーシャに入学してから、リーロンの研究所に手伝いで出入りする傍ら、ミアが昔、リーロンの研究所で生活を送っていたことを聞かされていたので、それ程の驚きはなかった。
シベラは確かに他の世代と比べれば恵まれた環境にあり、人一倍努力をしてきた自負はあった。
だがそれでも、ミア達の置かれている立場、境遇、そして経験に比べれば、それが井の中の蛙であることを理解していた。
「あそこにいる子供達は大戦の経験者、それに連なる者なのよ。
ロシウさんに憧れるあなたなら、この意味はわかるでしょ?」
「ラピス・ラズリ……テンカワ・アキト……」
その名を口にし、ギンブレーは膝をつく。それほどその二人の名は、このカミナシティにおいては有名な物となっていた。
人類に勝利をもたらした大戦の英雄にして、今の社会の基礎体系を確立し、文明を持たない人間に数々の技術を残した偉人。
カミナやシモンを勇者のように称える人々がいる一方、今の生活がこうしてあるのはアキト、ラピスのお陰だと言う人も少なくない。
それほど、彼等の行なった功績は大きいものと言える。
そして、アキトとラピスに関係を成した人物はいずれも政府の役職で力を発揮する者、優秀な技術者として貢献している者も少なくなかった。
アキトとラピスは大戦中においても、その後のことを考え、読み書きだけでなく社会の枠組みを作っていくのに必要な知識を学びたい者には積極的に与え続けた。
遺跡、マシンチャイルドに関する知識を万人に与えたわけではないが、それでも彼等の持つ文明の知識はその後の人々の大きな力となった。
大グレン団で技術者、整備士として活躍した者達も、その知識と能力をその中で更に高め、今日に至ったと言っても過言ではない。
それ故に、アキトとラピスの教えを受けた者、それに追ずる人々は一線で大きく活躍する者が多かった。
ギンブレーが憧れるロシウも、そんな中の一人だった。
次世代の担い手と期待されるアカーシャの在学生においても、彼等の存在は尊敬の対象でもあり、ましてその先駆者となったアキトやラピスの存在は伝説とも言える。
「た、たしかに……子供と言う先入観から、彼女達を侮っていたようだ。
だが、そんな僅かな遅れで、諦めるぼくではないっ!」
本来ならアキトやラピスの関係者と聞いただけで、他の者なら諦めるか、納得するかでミア達のことを羨望の眼差しで見詰めたことだろう。。
だが、逆にギンブレーは燃えていた。ギンブレーは別に、ミア達のことを否定して認めていないわけではない。
しかし、彼女達の秘密が分かった以上、ギンブレーに恐れるものは何もなかった。
「ぼくは、ロシウさんの隣で時代を切り拓いていく男だ!
そのぼくがっ! 彼女達に劣っている要素が一つとてあるだろうか!?
いや、断じてない!!」
「ちょっと……ギンブレー……」
大声で叫ぶギンブレーを見て周囲の人間は距離をおき、ヒソヒソと内緒話を始める。
それほど、今のギンブレーは恥ずかしくも目立っていた。
さすがに一緒にいたシベラは周囲の冷たい視線に耐えられなくなり、そんなギンブレーの暴走を止めようとするが、ギンブレーはそんなシベラを無視して近くの机の上に立ち、ミア達を指差す。
「ミア・テッペリン!! そして、ダリー・アダイ!!」
「「……え?」」
突然、指を差され大声で名前を呼ばれる心当たりがない二人は困惑する。
しかも、それは会ったことも見たこともない年上の男性だっただけに、警戒を強めていた。
「ダリーとミアになんのようだ!!」
そんな困惑する二人を庇うように、ギンブレーとの間に割って入るギミー。
さすがに妹のダリーと、ミアが因縁をつけられていてはギミーも黙ってはいられない。
「バカに用はない! そこを退きたまえ!!」
「バ……バカだと!? オレはこれでもそこそこの成績を――」
確かにギミーはバカではない。成績も上の下くらいはキープしていた。平均的に見れば優秀な方に当たるだろう。
だが、ギンブレーはただでさえ、ほとんど交友関係を持たない勉強一筋の男だ。
シベラなどを除き、自分よりも成績が下の人間の名前を一々覚えているほど、器量の大きな男ではない。
ギミーがギンブレーに「バカじゃない! 訂正しろ!!」と叫び続けるが、ギンブレーはそんなギミーを無視して、ミアとダリーに「ビシィッ!」と指を差し、宣言する。
「ぼくは、キミたちに告白(宣言)≠キる!!
絶対にキミたちをモノにして(跪かせて)≠ンせると!!」
……………………。
………………。
…………。
……沈黙。そのギンブレーの告白に周囲の空気が凍りついた。
「ご、ごめんなさいっ!!」
「わ、私も無理!! 私にはアキトがいるんだもん!!」
顔を真っ赤にして走り去る当事者の二人の少女。
ギミーとそれを見ていた周囲の人々は、そのショックから二人が走り去った後も、その場に固まっていた。
この後、アカーシャで速報と報じられた校内新聞で、ギンブレーはある異名とともに、アカーシャに伝説を残すこととなる。
――見出しは『ロリコンキノコ、噂の少女に衝撃告白!? それも二人同時に!?』
こうしてギンブレーは学園内で確固たる地位を確立した。
交友のあったシベラからも距離をとられ、他の女性からは完全に避けられる対象となったが、その勇気ある行動に感化されたヒンヌー、幼女をこよなく愛する男性の間では彼は神のごとく称えられ尊敬された。
この世界に新たな救世主(メシア)が誕生したと――
「うう……やっぱり、大人の学校って怖いとこだね……」
「うん……もう、怖くて食堂にいけないよ」
ミアとダリーは告白など当然されたことがない。それ故に堪えていた。
些細な誤解が生んだ不幸。訳も分からず一番被害を被ったのは、やはりこの二人だったと筆者は思う。
「キノコの魔手から、ダリーとミアを守るんだ!!」
その日から、いっそう訓練に熱を入れるギミーの姿が見受けられた。
このことが原因かはわからないが、この後、ギミーは次世代最強のエースパイロットとして名を馳せるほどの存在へと成長することになる。
それは、また別のお話――
「「「「ヨマコ先生――!! さよーならー!!」」」」
「みんな、また、明日ね」
新政府の手も、まだ及ばない辺境の孤島『コレハナ島』――ここに住み着いて、もう二年。
ヨーコは名前を偽って、カミナ達と共に生活を続けていた。
ヨーコ、カミナ、アキト、サレナ、この名前は英雄を称えられ、新政府が義務教育の一環として発行している教科書にも、人類の歴史にその名を残す英雄として記されていた。
それ故に、ヨーコ達は正体を隠して生活していたのだ。
このことを知っているのは、ヨーコたちが最初にボソンジャンプで転移してきた時に、受け入れることを決意してくれた村長さんを含む村の大人たち、そして木造建ての小さな教会の神父だけだった。
村の子供達は、ヨーコ達の正体を当然知らない。ヨーコのことはヨマコ先生として、カミナのことは青毛の頼りになる兄貴カモンとして、ロージェノムのことは怪我や病気を見てくれる医者ローソウル、そしてずっと眠っているアキトのことはアクトとして信じていた。
それだけに、ヨーコは少し子供達を騙しているようで後ろめたかったが、それでも自分達の素性を知っていて何も言わず匿ってくれている島の人々のことを思うと贅沢も言ってられないと思う。
「もう、二年になるのか……」
ヨーコの見詰める先には、桃色に色づく桜の木があった。
この辺りにだけ群生するその木は、年に一度、春に綺麗な桃色の花を咲かせる。
それは、アキトが眠りについて二年と言う長い時間が過ぎたことを知らせる合図でもあった。
「アキト、このままじゃ、私……おばあちゃんになっちゃうわよ」
その言葉は、こない待ち人に対する愚痴でもあった。
もう、待たされることには随分と慣れたとは言え、やはりヨーコは悲しくなってくる。カミナもここの生活に慣れ、子供達と元気に振舞って見せてはいるが、アキトのことを心配しているのは目に見えていた。
桜の絨毯がしかれたいつもの並木道を歩き、ヨーコはゆっくりと家路につく。
「ただいま、アキト」
家に帰ると、ヨーコはいつものように返事のない挨拶を交わす。
これはこの二年、ずっとヨーコの日課になっていた。そして、いつものように頂いた野菜を台所に置き、アキトの眠っている部屋に向かう。
「――――!?」
だが、そこでヨーコは部屋の異変に気付いた。いつもなら閉まっているはずの部屋のドアが、半分開いていたのだ。
「アキト――っ!!」
中で眠っているはずのアキトの名を叫び、勢いよく扉を開け放ち部屋に飛び込むヨーコ。
だが、そこにアキトの姿はなかった。綺麗にたたまれた毛布がベッドの上に置かれているだけで、肝心のアキトの姿がない。
ヨーコは焦り、アキトを捜すため急いで部屋を飛び出す。
「アキト――アキト、どこなのっ!?」
目が覚めたのなら「何故、部屋にいないのか?」ヨーコは家中を走り回ってアキトを捜した。
だが、アキトの姿は家の中のどこにもない。
「どこにいったの……あんな身体で遠くにいけるはずがない。まだ、きっと近くに――」
すぐに決断すると家を飛び出すヨーコ。そのまま並木道の方へと向かって走り出す。
ヨーコの住んでいる家は島のはずれにある。アキトが目を覚ましたとすれば、状況を確認するために村の方に向かったと考えたからだ。
「もう――なんで黙っていなくなっちゃうのよ!!」
並木道を全力失踪しながらも、いなくなったアキトに愚痴をもらすヨーコ。
二年もの間、待ち望んでいた当人が突然行方をくらませたのだから文句も言いたくなる。
それに――
「あ――っ!!」
慌てていたためか、桜の花びらに隠れた石に気がつかず、ヨーコは足をひっかけてそのまま転倒してしまう。
花びらの絨毯がクッションになり、大した怪我はなかったが、それでも全身を桜の花びらで桃色に染め上げ、不満げな声を上げた。
「アキトのバカ――っ!!!」
待ち望んでいた。心配していた。声を聞きたかった。手を握り返して欲しかった。
そして、お礼が言いたかった――その相手に向かって、ヨーコは心の限り叫んでいた。
いつの間にか、両目を涙で一杯にして、地面に転がった状態で叫び倒していた。
だが、そんなヨーコの耳に、聞きなれたそしていて懐かしい声が届く。
「バカは酷いな……」
「――!? アキト……?」
ヨーコが慌てて上半身を起こし振り返ったその先には、手を差し伸べにこやかに笑うアキトが立っていた。
「ほら、立てるか?」
「あ……うん」
ヨーコの手を取り、引き起こすアキト。ヨーコは少し放心状態になりながらも、アキトの手の温もりを感じ、正気を徐々に取り戻す。
「アキト……アキト……アキト!!!」
「――――!!」
突然、両手を背に回し抱きついてくるヨーコに驚きアキトだったが、ヨーコのすすり泣く声を聞くと静かにその背に手を回し、抱きしめ返した。
「ただいま……ヨーコ」
七日戦争――テッペリン攻略戦――と呼ばれた戦いから二年。
悪魔、死神、王、英雄と――様々な畏怖と敬意をこめて呼ばれた男が、再び目覚めた瞬間だった。
……TO BE CONTINUED
あとがき
193です。
当初書いてた話から加筆修正した39話をお送りしましたw(こっちでもキノコやりたくて……オイ)
この調子で、アキトサイドの話とシモンサイドの話に別れて少しずつ進行していきます。
ちなみにアカーシャとはアーカーシャやアカシャをもじったモノです。ひねりもなんもないw
今回は遅れてしまって申し訳ありません。会議に参加するための出張が急遽決まって、その資料作成に追われてました;
そして、今週は出張のため、もしかすると更新が不可能になるかも知れません。
ノーパソも持参するので可能ならば歌姫と紅蓮を更新しますが、遅れるか、最悪、来週の更新に延ばすかも知れませんのでご了承下さい。
次回は――
ミアがアカーシャへの進学を決めてからしばらくたったある日。シモンはダヤッカに呼び出され、ある相談をされる。
それはシモンにとって、ガンメンと戦うことよりも険しく辛い難題であった。
紅蓮と黒い王子は定期連載物です。毎週木曜日の夜定期配信です。
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