「しかし、見ただけで皆さんの職業を当ててしまうとは驚きです
その人物は、何か特別な力の持ち主なのかも知れないですね」
「まあいいじゃねえか、あの店が便利な事は間違いねぇんだしよ、武器とかもなかなかいいのが揃ってたぜ」
「ねぇ、銃はあった!?」
「いや、さすがにそこまでは…」
「えー!?」
「そういえば、ソノラは銃が得意だって言ってましたよね」
「海に落っことして、それっきりだけどね」
「あーっ、もぉ! 早くあたしに銃を撃たせ
ろぉー!!」
「あははは…」
ソノラさん銃が得意だと言うのは分るのですが…
もしかして…そういうのが好きな人なんですか…(汗)
でも、あまりそういうのは危険だと思うのですが…
こうして今日も和やかに過ぎていこうとしていたのですが、やはり今のままではいけないと言う思いは募っていました…
だって、このままじゃ唯の無人島で暮らしているのとそう変わらない気がして…
せっかく、仲良くなれそうな人達がいるのに…
Summon Night 3
the Milky Way
第四章 「悲しい陸海賊」第二節
昼食の後、私はベルフラウちゃんのお部屋でまた授業をする事にしました。
お部屋には、テーブルがしつらえてあり、教科書やノート等必要な物は全て揃っています。
これも、朝に会ったメイメイさんのお陰です、一通りの物はあそこで揃ってしまいました。
もちろん、ヤードさんの資料も役に立っていますが…
今日は先ず、言語の授業からこなしていきます。
アキトさんもなんだかんだ言って付き合いはいいので、読み書きも少しは出来るようになってきました。
時々ベルフラウちゃんが教えているのが微笑ましいです。
アキトさんは何時もぶっきらぼうですが、不思議と人をひきつける才能があるみたいで、ベルフラウちゃんもそれほど警戒していないみたいです。
言語についての授業でひと段落すると、次は兵法の授業です。
ベルフラウちゃんは少し嬉しそうにしているのが分ります、やっぱり危険な場所には連れて行かないようにしている事を気にしているんですね…
でも、まさか今のまま戦闘に参加させることは出来ませんし…少しずつ教えていくしかありません。
私は教科書を開くと、
「それじゃ、今日の兵法は戦闘の基本に付いて勉強しましょう」
と切り出しました…
しかし、アキトさんは何か思う所があるみたいで、私に質問を向けてきました。
「少し、聞いていいか?」
「はい?」
「なぜ兵法の授業をするのかと言う事だ」
「ああ、その事ですの…私が軍学校に入るためですわ」
「ビビ!」
私がアキトさんの質問に答えようとした時は、既にベルフラウちゃんが答えていました、少し胸を張っています。
どこか”どう私えらいでしょう?”と言っている風で微笑ましい感じです。
しかも、オニビがベルフラウちゃんのマネをしているので、コミカルな感じです。
「なぜ軍学校なんかに入るんだ?」
「異世界の人間である貴方には分らないでしょうけど、軍学校は帝国の学校の中でも有数の権威を誇る名門ですのよ」
「ビビ〜、ビ!」
「そうなのか?」
アキトさんはベルフラウちゃんの答えでは満足できなかったらしく、私に話を振りました。
ベルフラウちゃんは、不満そうに頬を膨らませていますが、まあ仕方ないですね、アキトさんは帝国の事も何も知らないのでしょうし…
「帝国内では最大規模の学校です。六年制で一般教養、礼儀作法、軍事知識、戦闘訓練等を行います。
卒業後は軍だけでなく、色々な職種でエキスパートとして働いている方がいます。
また、貴族階級の方も多く来られるので、貴族階級とのコネを持つために入学する人もいると聞きます」
「つまりは、帝立士官学校と言うわけか…」
「? まあ卒業後は士官になる方も多いですが…」
「いや、こっちの事だ…しかし、ベルフラウの様な教養の高い人間は別の道もあるのではないか?」
「まあ♪ 褒めてくださるのは嬉しいですけど、私は派閥に入る気はありませんわ、あくまで帝国の国民としてありたいと思いますもの」
「?」
「ベルフラウちゃんが言いたいのは、学問を志した場合、最終的に行き着くのは召喚士達の最高学府になりますから、
蒼の派閥か金の派閥、場合によっては無色の派閥といった召喚士の作る派閥に属さねばならなくなり、俗世との繋がりよりも派閥の繋がりを重要視しなければ
いけなくなります。
ベルフラウちゃんはそれを嫌がったんです」
「…なるほど、では貴族達の学校はどうだ?」
「私は、あんな学校にはいる気はありませんわ!」
「…!
…すまなかった」
「あっ…」
貴族たちの学校、ベルフラウちゃんが嫌がる理由を察したのか、アキトさんは謝りました…
そうですよね、商家としては名門でも、貴族の中にいれば、色々陰口を言われるでしょう…
ましてやマルティーニ家は大陸有数の名門、貴族との親交も厚い筈…
上流階級の社交界でどの様な事を言われてきたのか聞かれなくても分ります。
「ははは…まあ、兎に角授業を始めましょう」
「ですわね」
「ああ」
「さて、では兵法の授業を始めます。兵法は軍隊の指揮に使われるものだと思われがちですが、個人戦でも使われます。
戦術と呼称する場合が多いですが、例え一対一でも戦闘では自分の強さだけで戦う訳ではありません。
訓練も大切だけど、基本の戦術だけは学んでおいた方がいいですよ、ただ漠然と訓練をするより、その方がずっと身につきますからね」
「そうだな、基本ができていなければ応用もない、昔は俺もそうだったからな…」
「ええ? そうなんですの?」
「こら! 私語は慎みなさい! アキトさんも! 良いですか、先ずは武器について説明します。
武器は形状特性などそれぞれですが、基本的に三つに分類できます。どういうものか分りますか?」
「当然ですわ、そんなこと…
先ずは近接武器、手の延長線上の武器の事で、相手と近い間合いにはいった時に役に立つものです。剣やオノなんかがそれですわ」
「うん、そのおり、殆どの武器はここに分類されるわけですね」
「次は射撃武器、これは中距離から遠距離を想定した武器で、基本的に射出された何かで相手を倒すのもですわ、弓や銃がそうですわね」
私はベルフラウちゃんの知識量に感心しました、やっぱり頑張っているんですね。
今後の為にも、私も的確に教えなければ…
「それじゃ、3つめは?」
「間接武器、そうですわね…罠の事ですわ。戦闘前に仕掛けて相手を倒す、後は戦闘を有利に進めるためですわね、落とし穴とか、虎バサミなんかがそうです
わ」
「うん、全部正解よくできました」
「ま、これくらいはね」
流石です、最後の武器は中距離武器でヤリとか答えるかと思いましたが…
基本的に、ヤリでもムチでも近距離武器に属する事には変わりありません、逆に間合いで言うなら、剣と短剣すら間合いが違います。
細かいお話は何れするとしても、罠の事を知っていたのは流石です。
アキトさんはフムと少し考えています、何か思う所があるのかもしれませんね。
「武器には一長一短、様々な特色があるけれど、それを補う戦術を用いればどんな局面だって対応できますよ、でも基本的に大切なのは間合いですね」
「間合い…」
「相手の武器の間合いを外しながら、いかに自分の間合いに持ち込むか、これが出来なければ戦いに勝つ事は出来ないでしょう。
ではどうすればいいのか? ですが…基本はやはり三つです。素早さ、リーチ、地形…これらを使い相手の間合いを外して反撃を受ける前に倒すのが基本で
す。
そうですね、例えば地形は上を取る事によって有利に働く事が多いです、剣は上から振りおろす方が重みがついて威力がありますし。
弓なんかは下からでは満足に目標まで届かない事も多いです」
「なるほど、だからお城なんかは、高い所に作られてるのね」
「そういうこと。後は、正面からの攻撃ばかりしようとしない事、相手がこちらの動きを読んでしまったら、反撃をもらったりするから、
出来れば柔軟な考え方と行動によって、相手の側面や後背に回りこんで倒す。これが基本です
また、自分が防御しなければいけない場合は、相手は常に正面に捉えて置くように努力しなければいけません、視界から相手が消えた時はもう手遅れになって
いる事も多いですから。
それと、出来るだけ多対一になるような状況を作らないで下さい、囲まれるような事態になれば悔やんでも悔やみきれないでしょうしね…」
「肝に命じておきますわ」
少々長い説明になってしまいましたが…
ベルフラウちゃんにとっては特に必要な事でしょう、彼女は正面からの戦いで勝てるほど逞しくありませんし…
説明…
私を差し置いて…説明…
私、結局どっちでも説明できないの…誰か私に説明させてー!!
あう、幻聴が…
どうも最近私の耳はおかしな声を良く拾うみたいですね(汗)
アキトさんが不思議そうな顔をしています。
とっ…兎に角、授業の続きをしなければいけません。
「最低限知っておいて欲しい事は、こんなところかな…それで、ベルフラウちゃんはどんな武器を使うつもりなのかな?」
「弓でしたら、少しかじったことがありますわ」
「そうなんだ」
「これでも、園遊会の鹿狩りなんかでは、殿方に負けない腕だったんですから」
また、ベルフラウちゃんが胸を張ります。
ちょっとした癖の様ですね…オニビも直ぐ真似するので最近目にする事が多くなりました。
でも、そうやって背筋を伸ばすのも弓の成果なのかもしれませんね。
「ああ、道理で、ベルフラウちゃん背筋がしゃんとしてると思いました」
「そ、そう?」
「うん、上手に弓を射るには姿勢は凄く大事なので、なんか、納得です」
「ビー、ビー♪」
「ま、まあね」
「でも、弓だと近付いてきた敵には不利になりますよ?」
「近付く前にしとめてしまえばいいのよ、それにいざとなれば噛み付いてでも、引っかいてでも何とかしますわ」
「あははは…(汗)」
逞しいですね…
ベルフラウちゃんの物言いに、私だけじゃなくアキトさんも面食らってました(笑)
ベルフラウちゃんは少しばつが悪そうな顔をしますが、オニビが慰めようと飛び回っています。
そうですね、これから少しづつ教えていけばいいでしょう…
先は長いのですし。
授業を終えた後、ベルフラウはオニビを連れて所在無げに島の南の方を散歩していた…
南の浜辺は客船が漂着した場所であり、未だに船の残骸が残っている…
それらを見ながら、ベルフラウは憂鬱になった…
周囲からお客さん扱いされる立場が気に入らないのだ。
「そりゃあ、私は何の役にも立ちませんけど…」
「ビビ? ビビ〜!」
オニビは何とかベルフラウを慰めようと赤い火の玉に似た体で元気一杯飛び回って自分の存在をアピールしている。
そうした、オニビのけなげさに少し笑が漏れる、しかし心の問題に決着がついたわけじゃない…
ベルフラウは未だに信じられない、本来は今頃既に帝都について、軍学校に入るための教育を受けている頃のはず。
それが、こんなどことも知れない場所で海賊の仲間になって、召喚獣と共にいる…
普通では考えられない事であった…
「船に乗っていた他の人達はどうなったのかしら?」
「ビ〜?」
その事については一部既にはっきりしている、客船に乗っていた軍人がこの島に流れ着いて集落を襲った事は聞き及んでいた。
しかし、他の客については分らない、
最も、幼い自分ですら生き残れたのだから、それほど心配する必要は無いのかも知れないとも思う…
「今悩んでも仕方ないですわよね…」
「ビ〜ビビ?」
ベルフラウは幼い頃から全てを英才教育で教え込まれてきた…
また、彼女は家庭教師に対しては何時も自分の方が出来る事を見せ付けてたたき出す様にしてきた。
出来ない事も多かったが、結局白鳥の様に水面下で激しくもがいても決してそれを表に見せず、お嬢様然として完璧を装う、それが彼女だった。
だから、彼女の常識が通用しないこの島での生活は、彼女にとってストレスの原因となっていた…
この島に居る限り、彼女は全くの役立たず。これからは分からないが、少なくとも今は完全にそうである。
アティは直ぐにこの島の状況に溶け込んでしまったのにもかかわらずだ…
最も、彼女にとってこの島が不快ばかりであったかと言うとそうでもない。
この島の自然は彼女にとっても素晴らしい物だったし、話し相手も増えた。
それに、オニビと知り合えたのはかけねなしに嬉しいと言える。
「だから、いつまでもこのままでいていいわけじゃない…私が足を引っ張らない為にも」
「ビ〜!」
とは思うものの自分が何をして良いのかわからず、ため息をつくベルフラウと、その周囲で何とか励まそうとするオニビ…
一人と一匹の散歩はもう少し続きそうだった…
私は食事の後、ベルフラウちゃんが散歩に出かけるのを見かけたので、後を追って行こうとしましたが、
誰かに肩をつかまれました、私はびっくりして振り返ります。
「誰ですか!?」
「すまん、驚かせたか?」
そこに立っていたのは、アキトさんでした。
何時も思うのですが、この人の癖の中で人の背後に気配を殺して立つというものがあるのかもしれません(汗)
心臓が飛び上がりそうになります。
「はあ、それでどうしたんでしょうか?」
「いや、ヤードが呼んでいたのでな、俺は連絡係だ」
「はあ?」
「例の剣の事らしいぞ」
「え!?」
私は、びっくりしました。
そういえば、そういうこともありましたね(汗)
最近忙しかったので忘れかけていました…
最初は剣を呼び出すつもりでアキトさんを呼び出したんでしたっけ(汗)
確かに重要な事です、でも…
「ベルフラウの事なら俺が見ていよう、それとも俺では頼りないか?」
「いえ、そんな事は…でも良いんですか?」
「別に俺にはやる事が無い、散歩がてら行って来るさ」
「すみません、それじゃあ、ベルフラウちゃんの事お願いしますね」
私はアキトさんにベルフラウちゃんの事を任せヤードさんに会いに行く事にしました。
ヤードさんは自室にいると聞いたので、ヤードさんのお部屋にやってきてノックをしました。
コンコン…
「お入りください」
「あ、はい…」
私が声をかけるより前にヤードさんは返事をして来ました…
私じゃなかったらどうするつもりだったんでしょう…って、変わらないでしょうね(汗)
私は招かれるままヤードさんのお部屋に入りました、
やはり、ヤードさんは召喚士の仲でも研究家タイプの様ですね…
部屋の中は本と実験道具で埋め尽くされています。
部屋の中を観察している私にヤードさんが、ゴホンと一つ咳払いをしたので、私は正面に向き直り少しばつが悪いのを愛想笑いでごまかしました。
正面に向き直った私にヤードさんは表情を直してから、話し始めました。
「剣に秘められた力を用いる為の方法は派閥でも研究されていましたが…
召喚術を強化する以外のことは、誰にも出来ませんでした、貴女のような使い方が出来た人間は過去に誰一人としていません。
やはり、帝国軍独自の特別な方法ですか?」
帝国が独自にあの剣の調査を進めていたと言うのは、分るのですが…
私は既に首でしたからね(汗)
本当に、どうしてそんな事を疑われるのでしょう?
「そんな、特別な事はしていませんてば! 私はただ、頭の中に聞こえてきた声の言うとおりにしているだけですし…」
「声ですって!?」
「はい、そうですけど」
急にヤードさんの表情が険しくなりました。
確かに、声が聞こえるのは変ですけど、この剣のナビゲーションシステムなんじゃないでしょうか。
そう思っていると、ヤードさんは表情を険しくしたまま、
「初耳ですよ…剣がそんな反応をした事例は、記録に無い」
「そうなんですか?」
「私なりに調査は続けてみますが、なにしろ、前例の無い事です…もしも、異変を感じたら迷わず、私に相談してくださいね」
つまり、この剣は使えばどうなるか分らない危険な物であると言う訳ですね…
元々それほど使いたかったわけではありませんが、これからは一層気をつけることとしましょう…
私は、調査の事をお願いする意味でも、ヤードさんに頭を下げました。
「よろしくお願いしますヤードさん」
ヤードさんは、自分の全力を尽くす事を約束してくれました。
でも、気になるのは剣とアキトさんの関係のほうでしょうか、
何故あの時、剣ではなくアキトさんが…
でも今は、答えの出ることではないのかもしれません…
俺は、ベルフラウから距離をとって散歩に付き合っていた…
ベルフラウは流れるような金髪の上の赤い帽子の所為で酷く目立つ、オニビの体も赤いので余計そうだ。
正直攻撃してくれと言わんばかりである事は間違いない。
しかし、まあ彼女も現在は服がそれほどある訳ではないのでローテーション的にこの服を良く着る様だ…
まあ、アティも紅白の服なので、似たり寄ったりなのだが…帝国では赤が流行りなのだろうか?
気配を消しているので、めったな事では見つからないだろうが、物陰を移動するようにしている。
別にやましい事があるわけじゃないが、彼女は俺のようなタイプに励ましてもらって喜ぶような人間ではないだろう。
それに、丁度後方から、別の人物がやってきているのが見えた…
カイルと同じ様な髪型とテンガロンハット、いつものカウボーイスタイルのソノラだ。
相変わらず、背中に巨大なテンガロンハットを背負っている、武器庫にするならリュックの方が理想的な気がするんだが(汗)
ソノラは、走っていって歩いているベルフラウに声をかける。
「ちょっといい? ベルフラウちゃん」
「なんですの?」
ベルフラウは驚いたように振り返りながら、ソノラを見る。
ソノラとしても、突然声をかけた形になったのは少し反省してらしく頭をかいている。
「ごめん、驚かせちゃったかな、でも聞きたい事があってさ」
「はあ」
「お昼あんまり食べてなかったじゃない、やっぱり食事口に合わなかった?」
「あっ、いえ別にそういうわけでは…」
その質問に、ベルフラウは少し沈んだ表情を見せる…
原因はストレスだろうな…環境の変化と、周囲に馴染めない状況が引き起こしているのだろう。
しかし…なんだか俺、ストーカーみたいだな(汗)
「一つ、聞いていいですか?」
「うん、別にいいけど…」
「どうして銃を武器に選んだんですの? 手入れも訓練も大変でしょう?」
「…?
ああ、その事…」
ソノラは一戸惑っていたがベルフラウの質問の意図を察して、質問に答えることにしたようだ。
「多分ね一番あたしが役立つ方法だったんだと思う」
「え?」
「あたし、背も低いし殴り合いとかじゃあどうがんばったって不利なんだよね…でも、銃が使えればそんなの関係無しに戦えるでしょ?」
「確かに…」
「海賊やってるからには女だからって、ハンパじゃいけないもんね」
「そうなんですの…」
ベルフラウは少し納得する、ソノラは実はベルフラウと近いところにいたと気付いたのだろう。
その後、ベルフラウは一拍間を置き、付け加えた。
「カイル達にも心配かけずにすむからですのね?」
「あ…うん…やっぱ、バレバレ?」
「その通りですわ♪」
「ビビ〜ビ〜!」
すっかり元気を取り戻したベルフラウと、ちょっとばつの悪そうなソノラを見つつ、俺は自分が少し安らいでいるのを感じていた…
そしてもう少しこの騒がしさの中に身を預けていたいと思い始めていた…
なかがき
なんかも〜今回の話は前回に引き続きあんまり意味の無い話です(爆)
キャラの魅力を引き出すために話を端折らないようにしていますが…
ちょっとはしょらなさすぎかな(汗)
多分ゲーム本編より話が長くなる気がする…
一体どうしたもんだか…
それと、勘違いされないように言っておきますと、間接武器はゲーム上では槍のことです。
でも、まさか小説でも同じと言う訳にも行きませんゆえ(汗)
感
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