サイクロプス隊の亡命が決まり核爆弾の解除が無事行われた事でブレックスは一息つく。

シャングリラには人口2千万を超える人間が住んでいるのだ、それだけの命が危険にさらされたという事なのだから。

そう、沢山の命、例えジオン軍が何百万いてもコロニー1つの命の数には圧倒的に及びはしない。

彼らのやろうとしていた事がどれほどの事か理解しているのだろうか?


連邦のやった棄民政策を嫌い、税の重さを嘆く人は多い。

連邦の怠慢であり権力に酔っていると思う人もいるだろう。

戦争が起こった時民間人を巻き込まないというのは最低限のルールだ。

ただし過去の戦争でそのルールが完全に守られた事はない。

それでも建前だけでも大量虐殺を否定する事で死者の数は抑えられてきた。


だが、ジオン軍は違う。

虐殺を普通に行いながら戦争する気でいる様だ。

シャングリラではたまたま防ぐ事が出来たが、ここだけで行われた事ではない。

情報が入ってきた所によると既に19バンチと30バンチが内部からの爆発で崩壊しつつある。

3バンチと107バンチは政庁側と暴徒が衝突中であり、場合によっては同じことが起こる可能性があった。


確認できた死者数は3000万人を超える。

ロンデニオンからは残っていた全ての艦艇を出して救助を行っているらしいが……。


「始めましょう」

「セイラ嬢、それでいいのかね?」

「ええ。こんな事を野放しにしておいていい訳がありません」

「確かにそうだが……」

「私の言葉にどの程度の力があるかはわかりませんが、それでも許される事では無いとはっきりと言わねば」

「分かった」


ここは政庁にある、政府広報を行うためのスタジオ。

その中でも1バンチであるシャングリラにしかないサイド1全てに届く中継点を持った通信施設がついたスタジオだ。

それだけではない、ヤシマグループが総力を尽くし、アナハイムの持っていたものまで動員した通信施設を持ち込んだ。

各サイド及び月や地球の通信施設に届ける事が可能となっている。

そして、そのスタジオにしつらえられた講談用のテーブルの前にたちマイクを通してセイラは語り始める。


「皆さん、突然の通信及びモニターの介入をお詫びします。

 私は、アルテイシア・ソム・ダイクン。

 ジオン・ズム・ダイクンの娘です」


セイラはサイド3から脱出して以来初めて父方の名で名乗った。

当然それは、大きなリスクを伴う。

一つは当然命のリスク、ザビ家やその関係者、信奉者等から狙われる可能性は高い。

そして利用される可能性、こちらはほぼ全ての勢力から狙われる可能性があった。

それを少しでも防ぐために、背後にはブレックス・フォーラーとランバ・ラルが立っている。

既に勢力に所属しているという意味のアピールでもあった。


「父が語ったコリントズム、その広がりを受けたジオニズムどちらもスペースノイドの未来を考えたものです。

 しかし今、スペースノイドの未来が失われようとしています。

 この映像をご覧ください」


そうして映し出されたのは核により内側から破壊されたコロニーであった。

19バンチと30バンチのその無残な状況はスペースノイドなら誰でもわかる。

コロニーに対しての大規模な直接攻撃が行われた証拠だった。


「これが現在ジオン軍と称しているザビ家の走狗が行っている非道です。

 父の言った言葉を拡大解釈し、スペースノイド、いえサイド3市民のみが崇高な存在であると説いたギレンの考え。

 人類を己が管理できる数まで減らそう等と、神にでもなったかのような振る舞い。

 絶対に許される事ではありません!」


セイラは一息ついて水を口に含む。

現在彼女が言った言葉は文字通り地球圏のほぼ全てに届けられているはずである。

もちろん、通信を遮断していたりミノフスキー粒子を散布している場所には届かないが。

だが当然サイド3にも届いているという事だ。

彼女はザビ家と直接対決をする決意をしたという事なのだ。


「私は、アースノイドであるジオン・ダイクンの娘でサイド3生まれです。

 父は元連邦議員であり、コリントズムを推進しようとして当時の政争に負けサイド3で自分の勢力を作りました。

 父の言った事は本心ではあったのでしょうが、残念な事にスペースノイドを自分の後援者としようとしていたのも事実です。

 その結果、サイド3をジオン共和国とし独立を宣言。地球連邦はサイド3に圧力をかける事になりました。

 サイド3の生活が苦しいのはコロニーの維持費、空気税等によるものだけではありません。

 潜在的敵勢力と地球連邦に判断される行動をした父のせいでもあります」


セイラは額に汗をかいていた。

先ほどの話は自分の父の功績を否定する文言を含んでいるからだ。

彼女自身父は尊敬していた、だが今はそれでも父の評価を冷静に下さねばならない。

そうでなければ先を言う資格はないだろう。


「私は父のした良い部分を継承していきたいと考えています。

 スペースノイド、つまり宇宙市民の皆さんの選挙権及び被選挙権を得る事を目的としたい。

 そのために、同じコリントズムを推進するブレックス・フォーラー議員や沢山の支援を頂いています。

 ですが、そのためにはザビ家のジオン公国の暴挙を止めなければなりません!

 戦争を起こすのは抗議の一つの形かもしれません、しかし、同じ宇宙市民を虐殺する国を成立させるわけにはいきません!」


それは至極もっともで、どこにも瑕疵のない宇宙市民の気持ちであるのは間違いなかった。

何よりも、ジオン・ダイクンに次ぐ光が灯った事を見ていた人々は賞賛し称えた。

当たり前の事であるが、今現在のスペースノイドの大多数は地球連邦の離脱等考えていない。

それが起こったのは、一週間戦争によりジオン反対派の宇宙市民を28億人も殺害し世論を操ったからだ。


ジオンはコロニー間の情報のやり取りがミノフスキー粒子で疎外される様に様々な手を使っている。

各地に隕石コロニーの要塞を作ったのもそのためであるし、コロニーの残骸により電波が届きにくい環境を作ったりもしている。

その上で工作員による情報操作が行われれば悪いのは全て連邦政府であるという印象を作り出すのはたやすい。


そもそも、連邦政府がプロパガンダをあまり使わない点も問題だった。

アメリカのように正義の国とまでは言わないまでも、相手の戦争犯罪を周知させる程度はしておかなければ鬱憤は残り続ける。

元はジオンに対する憎しみだったものが、連邦の無策に怒りを感じる様になるのだ。


その問題を彼女は一人で解決しつつあった。



機動戦士ガンダム〜転生者のコロニー戦記〜





第二十六話 特攻



クルーの治療、及び復帰がほぼ完了し、戦闘行動に支障が無い状態に戻った。

問題は母艦をやられたセイバー・ブースターやボール改達の補給だが、現状では交代で行うしかない。

ドズル艦隊に対し優位にあるとはいえ、決して余裕があるわけではない。

何とかいぶりだしてトドメをくれてやりたい所だ。



「敵艦隊の動きはどうか?」

「はっ、望遠レンズ及び、可視光レーダーによる監視は順調です」

「そうか」

「現在敵艦隊は要塞の残骸等を盾にしつつ、遅滞行動を展開しています」

「敵MS部隊の動きは?」

「現在は補給に戻っていると思われますが、戦場を離れていく機体もいます」

「ふむ……」


戦場を離れる機体……ジオンの兵士は基本的に殉教者タイプか意識高い系が多い。

そして地球が見えないサイド3の民だからか地球に住む者に対する基本的な嫉妬と虐殺に対する不思議なほどの無理解を持つ。

こういう状況で逃げ出すジオン兵は傭兵かシャアくらいのものだろう。

だが、シャアが今の状況でただ逃げるだけ等と言う事はありえない。

追い込まれたドズルにトドメを刺しにいくはずだ。

なら、逃げたのは傭兵あたりだろう。

無論こちらはシャアにしっかり活躍してもらう方がいい。

逆襲される前に無力化か始末をつける必要があるが。


「ガン・フォートレスの帰還率は?」

「はい、15機中13機の帰還となっております」

「そうか……ヤザンはどうだ?」

「機体のダメージはあるものの、修理の時間はそうかからないだろうとの事です」

「急がせろ。推進剤及び弾薬の補充は最優先、修理が終わった機体から順次発進させろ」

「了解しました!」


オペレーターに指示を出しつつ、今度はバスクに向き直る。

次は当然、敵艦隊への対処となるわけだが。


「バスク・オム中佐、君の艦隊指揮能力の高さは理解した。次はどうするべきか?」

「そうですな、相手の指揮官の癖を考えるなら、次は艦隊で密集突撃しながら、MSで奇襲と言ったところかと」

「MSも相当数減らしてやった事を考えればそれだけで勝てるとは相手も思わないだろう」

「……確かにもう一捻りしてくるでしょうな。となれば、在り物を使うのが基本。

 要塞や隕石の残骸を使ってくる可能性が高いでしょう。

 弾丸とするか、盾とするかはわかりませんが」


恐らくそんな所か、それ以上をするには時間も資材も無いだろう。

となれば、隕石への対抗手段が必要となる。

何せさっきまでで、派手にこちらは切り札を切りまくったからな。

最後は使いまわしをするしかない、そのためには囮が必要になるな。


「ならばこちらが使う切り札は当然アレだな」

「はっ! 今回で相手に対してトドメを行う以上、丁度いいでしょう」


ミノフスキー圏外で待機する補給艦に発光信号で指示を出す。

それほど難しい話ではない、兎に角相手を混乱させるのが目的だ、なのでこちらも準備はしてある。

こちらは、兎に角ゆったりと前進を始める。

すると、艦隊下方になる月面方向から200隻近いサラミスが上がってきている。


「よくできているな」

「はい、映像補正が自動でかかる様になっています」

「ARの一種か。引っかかってくれるかは知らんが、引っかからなくてもお得だからなあれは」

「ですね」


暫く進むと敵艦隊も動き出したのか、破片や残骸が動き始めた。

スリープを食らわせたせいか、動きは遅い。

恐らく、破片や残骸に罠が無いか確認しているのだろう。


「慎重に動かれるのは、出来ればやめてほしい所だが」

「あぶり出しを行いますか?」

「だな、セイバーブースター部隊はどの程度補給が出来ている?」

「半数程かと」

「こちらが出せば穴倉を決め込んではいられんだろう」

「はい」

「なら、艦隊とは別方向にガン・フォートレス部隊を中心として展開してもらおう」

「では、我らからみて天頂方向に迂回して攻撃という方向で」

「ああ頼む」


これで3方向から囲む様に展開する事になった訳だが、さてこちらに食いついてくれればいいが。

一応、直掩としてボール改部隊は残してあるので丸裸と言うわけでもないがな。

敵のMS部隊も大部分は無力化したはずなので現状恐れるのはエース部隊による特攻だ。

一応対策はしてあるが完璧とは言えない、それでも釣り伏せの真似事も含めた包囲作戦。

これが成功すればドズルも終わりだろう。


「一番困るのは一目散に逃げだす事だが」

「それをすれば、彼らは降伏を選ぶしかない。やらないでしょうな」

「ならば、蟻地獄にはまってもらおうか」

「突拍子も無い戦術がお好きですな」

「派手にやれば、その分相手が委縮し疑心暗鬼になる。この手の策の好い所だ」

「破られれば一気に困った事になりますが」

「そこは仲間を頼りにするさ」


そんな少し臭いセリフを吐いた瞬間、敵艦隊が残骸の影から出てきた。

こちらが三方向に分散した事により残骸による盾が必ずしも役に立つとは言えなくなったからだろう。

もちろん、それだけではない。

こちらの主力艦隊が手薄になっているのが分かるからだ。

だが、こちらに攻撃をかけるのは諸刃の剣、他の2方向に展開した部隊が戻ってくれば包囲されてしまう。

後は指揮官の性質の問題だ、引いて破片だけを飛ばす事でこちらの陣形を動かすか。

特攻をかけてこちらの首を狙うか。


そしてドズルならこういう時引く事は出来ないだろう。

何故なら、時間をかける事はすなわち敗北につながると知っているからだ。

連邦に時間を与える事は出来ない、彼らが非情な手段を取ってまで進攻をかけてきたのはそのためだ。

そして、今サイド1艦隊を下す事が出来なければ確実にジオンは負ける。

それくらいは読んでいるはずだからだ。

だから、敵艦隊は来る。


「敵艦隊増速! 特攻をかけて来る模様です!」

「そうか、シールド艦を前に出し、砲戦を開始する!」


ビームシールド搭載艦は砲を全て短射程の実体弾砲になっている。

砲に回すエネルギーが勿体ないからと言う理由で変更されたのだ。

更にどうせミサイルも使えないならとミサイル格納庫をサブの核融合炉で埋めている。

格納庫のサイズはそれなりに大きいため、核融合炉は合計3基積まれている。

つまり、マゼランの3倍の核融合エネルギーを全てシールドに回す事が出来るのだ。

前回の様に核の連打でもされない限りはシールドを抜く事は出来ない。

相手もそれは解っているはず。


「敵艦ミサイルを発射しました! その数目視できるか限りでも300は下りません!!」

「核ミサイルだな」

「正面から撃ってくれて助かりますな」

「本当にな、前回の様に直上だの直下だのでは対応が難しかった所だ」

「では?」

「ああ、シールド艦。弾種変更”疑艦弾頭”全弾発射!」


だが当然、核の連打そのもににはこちらも対策を用意していた。

ザクによる奇襲と違いそこそこの距離が開いている事、そして砲の仰角内である事が条件だったが。

3隻の改造マゼラン級シールド艦には前方に2連装主砲を2門艦首の上下に備えている。

これに特殊弾を装填してひたすら撃ちまくる。

2連装2門を3隻で撃つので1回12発、それを20回程度繰り返すと10kmほど進んだところでサラミスの形に膨らんだ。

240隻のダミーサラミス艦隊の出来上がりである。

これはνガンダムの指に入っていたバルーンやネオジオンの偽装艦隊のバルーンと同じものだ。

流石に技術的に93年と同じ精度で作れてはいないだろうが、戦艦の主砲からの発射であれば十分使える。


空気抵抗も無いためそのままの速度で突っ込んでいくダミーサラミス艦隊。

そこに核ミサイルが飛び込んでくる。

そして、ミサイルも誘導等されていないためダミーサラミスにぶつかった。

次の瞬間前方で凄まじい爆発が発生する。


更に連鎖的に爆発し、ミサイルの破片等が凄まじい勢いで飛んでくるがその量は少ない。

何せ十数キロ先で爆発したので破片は八方に飛び散りこちらにはごく一部しか来なかったからだ。

爆風は空気が無いため伝道せず。集中しなかった破片はビームシールドを広域に展開して防ぐ。

今回は核攻撃を綺麗に防ぐ事が出来た。


ダミーサラミス内部には破壊された時に反応する爆薬が入っている。

その火力は近距離ならザクの装甲を融解する程度は可能だ。

ましてやミサイル程度なら誘爆させることができる。

核ミサイルを誘爆させるのに十分な火力があるという事だ。


「上手くいった様だな。だが、敵が射程に入る。砲撃戦準備だ!」

「艦隊砲撃戦準備!」


敵艦隊に対しダミーサラミスを突っ込ませるという考えも無くはないが意味が薄いのでやめておく。

普通に砲撃で爆破されて近づく前に処理されるだけだろうし、こちらの近くで爆発したら面倒だ。


敵艦隊の火力はこちらより低い、もとより向こう側の火力ではグワジン級が飛び抜けて高いのをのぞけばサラミス以下だ。

チベ級とサラミス級はほぼ同等の火力(サイズもほぼ同じ)なので、艦隊戦ではグワジンの砲撃さえ気にしていればいい。

グワジン級は5隻いたが、今残っているのは3隻でドロスも沈んでいるつまりこちらの方が圧倒的に有利である。

MSが出てこない限りにおいて、だが。


「敵MSは?」

「まだです。恐らく向こうのムサイ級の射程に入る前には出て来るのではないかと思いますが」

「なら、接近するまでに可能な限り沈めておけ!」

「はっ!」


砲撃戦はこちらの有利に傾いていく、火力が倍は違うため、次々と敵艦が沈んでいく。

敵MS部隊があの中にいれば楽だが既に出撃して残骸等に隠れながら接近している可能性も高い。

敵艦隊の数は元の半数を切り普通なら撤退どころか壊走状態でもおかしくない所だ。

だが、まだ突っ込んでくる。

相変わらず士気の高さが尋常じゃない。

洗脳が行き届いていると見るべきなのだろうが相手をする側は冗談ではない。


因みに、先ほどの核の迎撃は当初から作戦として通知していたので、セイバーブースター部隊が戻ってきている最中だ。

下方からのサラミス艦隊もダミーバルーンなので、元より戦力としてカウントしていない。

ここから先が恐らくサイド1防衛戦最後の決戦となる。

ドズルの事だ、死に物狂いで特攻を仕掛けて来るだろう、専用のザクなんかも出してくるかもな。

だが、絶対にサイド1はやらせない。

もう俺はこの世界の住人だから、熱に浮かされた奴らに人類を半分にされるなんて絶対にごめんだ!


「最後まで油断するな! 奴らの主力はあくまでMSだ! 奇襲をかけて来る可能性が高い!」

「敵MS部隊発見しました! 正確な数は解りませんがおおよそ300!

 艦隊下方の残骸より出現!」

「ボール改部隊で近接前に可能な限り落とせ! 修理の終わったセイバーブースターも出撃!」

「はっ! セイバーブースター修理完了したのは50機ほどですが」

「構わん! 射程外から削れるだけ削ってからドッグファイトに持ち込め。最悪ボール改にも近接させる」

「それは……」

「今が正念場だ! ガン・フォートレスとセイバー・ブースターの部隊も数分で戻る!」

「分かりました!」


これで下方はなんとかなるだろうが、MSはまだいるだろう。

奇襲部隊がこれだけと言う事はないはず。


「見つけました! 恐らくドロスの残骸です!

 変形してまともに動けないはずですが外部に核パルスを増設している模様!」

「ドロスだと!?」


隕石の破片に隠してドロスの残骸を出してきた!?

まさか、核か!?

ドロスをこちらの艦隊近くで爆破し、その破片でこちらを壊滅させる気か!?


「ドロス周辺にMS展開おおよそ100機程度と思われます!」

「ここまでやるのか……奴らはもう次を考えていない」


サイド1艦隊を道連れに全滅してもいいというつもりの様だ……。


無茶苦茶だ……。


俺はジオンの精神性に吐き気さえ覚えた。


















あとがき


あはは……今回でサイド1防衛戦をサラッと終わらせようと思ったんですが。

ドズルの見せ場は必要かなと思ってしまい、こんな事に(汗)

因みにドロスって確かに原作でも沈んでますけど、艦隊による集中砲火を浴びて落ちるまで結構時間がかかってます。

つまり、特攻してくると怖そうな艦だという事になりますね……。


今年こんな引きでいいんだろうか(汗)


そうそう、漫画宇宙のイシュタムって作品を読んだのですが。

シローが出てきて、悲惨な目に会います。

こんな状況の後で08小隊の隊長になれるとは思えない酷い終わり方。

これの後なら引きこもりになるか、復讐の鬼になるかのどちらかが普通と思われます。


後半の恋愛バカになった08の監督の執筆らしいですね。

前半の監督のシローは偽善的に見えたためらしいですが、前半も後半も個人的に意味不明なのは間違いないです。

前半の偽善的なシローはトラウマの裏返しで悪夢にさいなまれつつ冷静に振舞ってる感じなら人間味があってよかったと思います。

そういう場面はありませんでしたが……・

後半の恋愛バカは恐らく漫画等の結果、恋愛に振り切れたバカになったとかそんな感じなのかもしれませんが、

やはり理解はしかねますね……。

どちらにしろ、トラウマを抱えている様にはまるで見えないのがなんとも……。



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