第11話『マジンガーZの世界へ』


=マジンガーZの世界=


この世界は、世界征服を企むDr.ヘルにより、
たび重なる侵攻を受けていた。

古代ミケーネ帝国のロボット技術の研究をおこない、
機械獣を作りだし、度々光子力研究所の光子力エネルギーの取得を狙い、
日夜日本へ向け侵攻を企てて実行に移していたのだ。

Dr.ヘルの野望を、
密かに15年かけて建造された光子力エネルギーで動く超合金Z製ロボット、
マジンガーZで襲撃を日夜撃退しつつ、
Dr.ヘルの世界征服の野望を挫くべく、祖父の遺志を受け継いだ兜甲児が闘いぬく世界であった。

さて、何故マジンガーZの世界にか?というと…

カオルは、マジンガーZに使われている、
超合金Zのノウハウの取得を考えたったからでもある。

主機に使われる光子力エネルギーもよいとも思ってたが、とにかく装甲素材。

最強の装甲素材の一つでいえよう。
勿論シールドやバリア等があればまた別であろうが、
装甲素材単体での強度を求めると…やはり超合金Zに目がいってしまう。

スーパーロボット大戦シリーズでもお馴染みのマジンガーZの役割は、前線でとどめを刺す盾であり矛である。
装甲をMAXまで改造し武器をMAXまで改造、
敵の攻撃をHPの5%以下に抑え反撃、
またボス級の攻撃をとにかくその装甲で受け止める役で運用していた。

カオルはゲームでの印象が強く、マジンガーZの世界へと入手の為にきた。


また他にも装甲素材の強化を考えた決断材料もある。

戦術機に使われる装甲素材の脆さ…
陸上兵器でもそうだが、光線級や重光線級等の光線に対しての耐久力、
戦車級等を始めとした歯や触角に対しての貫通する装甲の脆さ…

等の取り付いた時のノウハウや戦闘記録閲覧等から判断していた。


何しろ光線が当たったらおしまい…
特に戦闘記録から目立ったのが、
光線級からの射撃で退避する戦術機が一発であたり墜落していく…

まさに第二次世界大戦での一式の別名、ワンショットライターであり、
数多くの衛士が死の8分が越えられない理由の一つでもある。


現状光線級の射撃を防ぐ為には幾つか手段がありALM弾頭以外では、

一つは初期照射、光線級の照準用レーザーの段階で回避策をねり、
本照射の前に射線から外れる事である。

良くある手が低空飛行中であれば着地し、稜線下へと身を隠す。
稜線下に隠れられないなら他の障害物…1番よくあるのが他のBETAを盾にする。
あとは廃墟があれば…だが、薄い壁程度なら貫通する恐れがある。
いずれかを本照射の前数秒で判断し、実行完遂しなければならない。

他にも対レーザー蒸散塗膜という上塗り塗料でレーザーを塗料で蒸発させるものがあるが、
殆ど気休めであり光線級でもって数秒で塗料下の装甲に到達貫通させられる。


さて…受動的手段だけあげたが、
あとは近距離…攻撃手段の届く範囲に確認なら撃たれる前に潰すもある。
しかし3万m先から狙われたら受動的手段しかない。


光線級の話にばっかりいったが、戦車級に対しても…現状腕の稼動範囲に届かない箇所につかれたら、
他の機体にはいでもらわないとお終い、それまでの人生である。

その為いの一番に装甲素材をテコ入れしなければ…駄目であろう。

なら金属装甲を厚くすれば食われない、光線を凌げると素人考えでおもうかもしれないが、
ダイヤモンド並の歯をもつ種族である…
それよりも強度をもつかつ軽量な素材でないと駄目である。

F-4が分厚い装甲に覆われていたが、容易にとりつかれて…食われてしまい、
それからは機動性能を高める軽量化の流れであった。

また光線の話に戻すが、分厚い35cmの耐熱対弾装甲に覆われた戦艦でも重光線級でならもって20数秒で貫通、
光線級でなら、いくばかりかは耐えらがかわすことは所詮無理であり…

そして分厚い装甲を機動力にました戦術機に使えるわけもなく万が一全面に使うなら乾重量1000tは越すであろう…
部分装甲で乾重量が100tクラス超えだといえる。


そこで目がついたのが…超合金Z。

,因みにスペックからいうと、
マジンガーZは全長18m重量20t…
次にいこうとしているゲシュペンストmk2が全長21.2m重量72.4t…

全長1mあたり約1.1tしかない…
殆どその重量が内部の駆動装置そのものといってよく、
脅威の軽量でありながら脅威の強度をもつ夢の装甲素材。

問題は素材のジャパニウムのもあるが、素材変換でなんとかなるかもしれない…
と薄々は感じていた。

後継のグレートマジンガーの超合金ニューZも良いが、順当に発展するなら…
超合金Zからであろう。

世界扉をくぐりぬけると…

(横浜か…)

マジンガーZ世界の破壊されてない横浜の町並み、駅名表示…関内駅がある。
時間は寅四つ時の午前5時前。
一番活動が少ない時間ともいえ駅前でも世界扉目撃者も居なさそうだ。

(あっ、横浜スタジアムがな…い?)

後ろを振り返ると横浜スタジアムの地には市営球場クラスというべき様な…

(あ〜そうか…)

横浜公園平和野球場…
話中にてオイルショックにてジェットパイルダーから燃料を拝借したボスボロット...

第一次オイルショックは73年第四次中東戦争10月16日にイスラエルが優勢になりだした際にOPECが原油価格を、
1バレル=約160リットル弱=酒樽1つ分んだが、3.01ドルから5.12ドルへと70%つりあげ、
更に翌日原油生産の段階的削減、イスラエル支持国への石油禁輸を決定した事で起き始めた。
日本は当時イスラエル支援してないが、同盟国のアメリカがイスラエル支援してる為に巻き添え食らう可能性があり、
それを発表、またガソリン使用等の自粛ではじまった。
更に追い討ちかけたのが1バレルを5.12ドルから11.65ドルへ引き上げで…

約4年間も続いてしまった。もっともデマによるトイレットペーパー等は初期に限ったが…
結局は物流業次第でトラックにトイレットペーパー満載しても追い付かねぇ、
店側は利益にならないからやめてぇ、
に需要が供給をうわまわった次第。
生産は安定してるが……
コロナ禍はマスク自体が生産が需要に追い付かなかったのは事実だが、トイレットペーパーは物流業及び利益が問題。

話に戻るが、第四次中東戦争が起き、更に戦中イスラエル有利になるがなければ、
4年間続く第一次オイルショックは起きなかったはずであり、
大体の年代も大体確定した事であった。

して横浜平和市民野球場がまだ健在でもあった。
オイルショック落ち着いて1977年解体からハマスタへ生まれ変わるのが1978年。

この世界でもイスラエルに対してエジプトは奇襲攻撃をして始まったのだろう……

またバイクのノーヘルでも確定している。
着用義務、罰則無しは1965年からで1975年から罰則有りの道交法になっている。
1978年から全ての道路で51cc以上が、
1986年から原付も含めたのが罰則有りになる。

(さて…取得にむかうか…)

カオルは早速幻影をかけ、一路富士山の麓にある光子力研究所へと向かう。

光子力研究所はマジンガーZの整備格納、アフロダイAの開発建造が行われている民間研究所。

アフロダイAは元々はジャパニウム鉱石採掘用に作られた非武装女性型ロボット。
弓教授がつくりあげ、武装におっぱいミサイルが追加された。

難無く侵入し、汚水処理場地下格納庫に鎮座しているマジンガーZにとりついてデーターを取得する…


1番最初マジンガーZとの出会いはスーパーロボット大戦の時であったが、
パチンコCRマジンガーZでかなり稼がせてもらった記憶があった。
かなり美味しかった…

さて機体だが、
マジンガーZは光子力エネルギーにより動くが…
(あ〜…なる程ね…)

マジンガーZの操縦席が頭しかも弱点を晒す原因がある意味わかった点がある。
体内、つまり装甲内部には操縦席が設置できない。

その理由は光子力エネルギー炉にあった。
全身をおおう装甲が、人体に有害な成分の遮断炉をかねていたからである。

ただ人体に有害といっても放射線のように10秒足らずといった具合ではない。

長時間蓄積すると…になる為、
操縦時間制限を課さない為には炉の外側…
つまり頭部が好ましいと判断されたわけである。

炉の内側にコクピットをつくると…
蓄積48時間で人体は限界を迎え、死にいたる…
との事がとりついてわかってきた。

(やっぱり光子力炉搭載ロボットは無理か…)

さすがに頭上に曝した状態では、
光線級にねらって下さいといっているようなもんであろう…
装甲素材データーの取得にのみに抑える事とした。

(まぁ…でもよく内乱罪に繋がるような超巨大兵器製造できたよなぁ…しかも1人で…)
昭和28年制定の武器等製造法にて下手したら逮捕懲役あり得た訳だ。

なのでアフロダイAは改造前は非武装作業ロボット。製造所持運転しても重機扱いといえ、まだ免許も要らない法整備前。
普及したらいづれは免許が制定されよう。

で、完成した兵器の所持は銃刀法の範囲内…
だがDr.ヘルに対抗できる唯一の手段として特例法になったといえよう。

他にも研究所内部様々なデーターを取得をし…
合金素材データーが特に取得できたのがうれしく…

装甲素材の他にもこの世界にきた理由が一つ…それは…

データーを取得しているとサイレンが鳴り響く…
「緊急情報、緊急情報、謎の物体が当研究所へ接近中、
全員非常配置について下さい!」

「何事だ?」

「あ、博士、機械獣です。それも複数体」
弓教授がコントロールタワールームへとはいってきた。
光子力研究所のトップであり、マジンガーZの生みの親、兜十蔵博士の一番弟子。

「なに?…直ぐにこうじ君へ連絡したまえ」

「は、はい」

「お父さま」
弓教授の娘、弓さやかが状況しりたく入ってきた。

アフロダイAのパイロット。
年齢は16、本来なら高校だが行かずに父の元で仕事を補佐しているという…
学力の面ではその方が上になるのだろうが、
花の高校時代を謳歌せずに健気な女の子である。

「おお、さやか。アフロダイにも出てほしい。
今回は多数の機械獣が接近している」

アフロダイA、元はジャパニウム採掘用土木工事2足歩行ロボットだが、
機械獣襲撃に備え戦闘メカに改造された。

「多数って
…どんな機械獣なんです?」

「君」

「はい、モニターに出します」

「……みた事あるような…あっ!あれ1番最初の!」

「のようだな…さやかが苦戦した…」
カラダK9だけの大群がモニターに映っていた。
カラダK9…特に耳のところに装着するブーメランカッターが、
脅威の切れ味をだしている機械獣である。
1番初回に光子力研究所を襲撃しようとし、
マジンガーZと対決した機械獣の片割れであった。
アフロダイAは沈めるも、ルストハリケーンの前に破れさった…
「機体数は10体です」

「10体…今まで攻めてきた中で一番多いな…」

毎週の如く日本に攻め入り、光子力研究所をターゲットに機械獣を送り込むが多くても3体までであり…
「いけるか?さやか?」

「あの頃とは違います。お父さま!いって来ます」

さやかがエレベーターに乗り込んでいった…

しばらくすると…

「ボスボロット接近!!」
ボスボロット、
博士達にお願いしてスクラップを元に作り上げた、脅威の再生ロボットである。
動力源はガソリンとその他、お座敷操縦席で兜を助けにボスが操縦し機怪獣に挑んでく。

スペックは意外に高い…

「おお、ボス君か…通信を繋げたまえ」

ボス、教授の娘のさやかに一目惚れして何とか振り向いてもらおうと努力を続ける。

『博士、なんだわさ?』

「ボス君、急いでむかってもらいたい。
機械獣は10体という徒党を組んでいる」

『10体!!、了解しただわさ。
ボスボロットのちからみせてやるだわさ』

「ホバーパイルダー、兜甲児君接近です」

「甲児君がきたか…」

「マジンガーZ、信号受信、リフトアップしてきます」

「合体したら甲児君との通信を」

「はい!」

スクリーンではマジンガーZの頭部におさまり、
操縦できるようになったマジンガーZがいた。

『博士、おそくなりました!!』

「甲児君、アフロダイが出撃して10分程たっている。
機械獣は複数で10体いる」

『10体ですか?それまた豪勢ですね…苦戦しそうです』

「だが、甲児君、1番最初に君が倒した機械獣である」

『復刻版ってわけですか?
ならまだ闘いようがありますね…
わかりました、ジェットスクランダーでさやかさんに追いつきます』

「頼んだぞ甲児君」


カオルはコントロールタワーから離れ…


『ジェットスクランダークロース!!』

マジンガーZは走り、飛び上がりジェットスクランダーと合体、
一路アフロダイAをおっかけていく…

『追いついた。さやかさ〜ん!』
外部スピーカーから声がでる。
『甲児君!敵は目の前にいるわよ!』

地上から7本のブーメランカッターが襲い掛かかってくる。

『うおっと!こりゃやべえ』

たまらず急降下着地しやり過ごすマジンガーZ。

着地したマジンガーZに再びブーメランカッターが襲い掛かる。
かわすので手いっぱいで包囲している5体の機械獣への攻撃までが回らない。

『ボス、包囲している機械獣をけずるわ!』

『OKだわさ』

ボスボロットとアフロダイAが攻撃に参加、
包囲に参加していない機械獣が相対してきた。

『うんもう!邪魔よ!』

『ボスボロットの力を見せてやるだわさ』

マジンガーZを包囲攻撃する5体のカラダK9、
ボスボロット、アフロダイAに対峙する1体のカラダK9、
そしてなんの動きをみせてない3体のカラダK9という構図になっている。

マジンガーZは乱れ飛び交わるブーメランカッターの回避で、
中々攻撃にうつれなかった。

『数多過ぎなんだよ!』
1体のマジンガーZに対し、1体で挑むのではなく、徒党を組んで挑む…
かなり有効な手段であろう。

攻撃に移ろうと行動をしようとすると、
ブーメランカッターが襲い掛かる。
回避に専念せざるえない…


そこに動きのなかったカラダK9の一体が…

『うわぁぁぁ!な、何?うごけねぇ』

『甲児君!』『甲児!』

カラダK9から怪光線が放たれ動けなくなってしまう…
『マグネチックパワーだ!』

『え?うそ』
カラダk9にその様な能力はない。
もう一体のカラダK9が飛翔し…

『えっ?飛んだ?』

『さやかさん!ホログラムだ!
その三体はホログラムだ!』

実は大量のカラダK9は囮で、
本命はガイアQ5によるマグネットホールド、そしてとどめにジンライS1による雷撃…
それを隠す、キングダンX10によるホログラムという手段であった。

マグネットで動けないマジンガーZを狙いジンライが今まさに……!!

『甲児君!』

『はっ!!』
ジンライS1の雷が放たれたが一瞬の差でかわす事ができ、
危機を回避する事ができた。

アフロダイAが相対していたカラダK9を撃破、偽装しているガイアQ5に、
もぎ取ったブーメランカッターを突き刺したのだ。

『助かった!よーしこっちの反撃だぁ!』

ボスボロットも相対していたカラダK9を撃破、
包囲している機械獣の数も減ってきた。

ブーメランカッターを交わし、
『ロケットパーンチ!』
右腕からロケット噴射によるパンチが飛びだし、
1体のカラダK9を撃破。

ブーメランカッターをかわし、
『光子力ビーム!』
マジンガーZの目からビームが放たれ一体のカラダK9がまた崩れ落ちる。
ここまで数がへると、マジンガーZの敵ではなかった。

『ルストハリケーン!』
最後の包囲した1体が倒れ、
上空のカラダK9偽装ジンライS1へと…
『スクランダーカット!』
雷撃をかわして真っ二つにし…


『とどめだ!ブレストファイヤー!』
上空から最後のフリーの一体へとブレストファイヤーを撃ち込んだ。

アフロダイAも敵のブーメランカッターを器用に使い2機目のカラダK9を撃破、
計3機撃破の殊勲賞。

ボスボロットも怪力でもって、2機目のカラダK9を撃破したところであった。


機械獣軍団は撃退された。

『へっ束になったってマジンガーZには勝てないんだよ!!』

『ちょっとあたしのアフロダイも活躍したんだからね〜』

『わいのボスボロットもですわよ』

『ああ、正直助かったぜ。あんがとよ』

『いやに素直ね?』

『マグネットから雷撃コンボは正直やばかったからなぁ…』

『そこでわたしがこれを投げつけ、助けに入ったわけね』

『ん?おいさやか…指指』

『え?…あ〜!!』

ブーメランカッターを握り過ぎて切断されているアフロダイA…

『とほほ…また修理ね』

『諸君、よくやってくれた。全機械獣撃退成功だ。
アフロダイも修理にはいろう。
研究所へともどってくれ』

3機は研究所方向へと帰っていく……

破壊された機械獣や光子力研究所襲撃行程で破壊された街は、
戦闘が終わった箇所に防衛隊の重機が早速入り、
建物の残骸破壊された機械獣の残骸等を除け始めてた。

戦闘力においては機械獣の阻止行動に全く役にたってないやられ役のこの世界の自衛隊改め防衛隊だが、
復興においては技術や法案面からも変わりきっており、
毎週襲撃してくる機械獣に対し、素早く街を片付けている。

まず被害者救助に入るんだが…ある程度で所有者に無断で解体し始める。

リアルでは災害派遣法での被害者救助までで、
公的による原因究明、解体認定(認定されなかったら自費)、
それが終わったら、解体業者による公費解体になるので、申請のち、
解体業者による作業に所有者が立ち会う必要がある。

公費解体でなければ罹災証明をとってから火災保険申請し、降りた金額から自分で解体業者を当たってになる。
火災の場合は燃え殻処理費用が高くなり……

原因究明等で10ヶ月倒壊したビルか解体されず残っていたり、と長引きがちだが…

怪獣災害なので原因究明と解体認定はすっとばしているのだろう。

現状復帰優先の法案で、建屋とある程度の家財現物公的保障の内容だ。
一回なら良いだろう、二回、三回とありえるのだ。

それに直ぐに解体し復旧させないと…
駿河湾の清水港コンビナートを襲撃され、営業走行中の新幹線が橋脚毎…
東名高速道路も橋脚毎だろう……
街は大破壊された。
他にも人工的に起こされた大津波や人工竜巻で街は壊滅。
また名はわからないが街の大壊滅が十何度も…

第一、大動脈足る東海道新幹線は1972年に岡山まで延伸されたばっかりだ。

リアルで単純に言えば1995年の阪神淡路大震災で高速道路が635mにわたり橋脚毎倒壊した。
地震対策等もだが新技術等投入し工期短縮したが、約2年復旧にかかった…
投入しなければ3年といわれていた。
鉄道面でいうと、これも阪神淡路大震災がある程度参考だが、
新幹線の橋脚が635mも倒壊し通過不能になったが、床板部分再利用が可能だったので、約3ヶ月で開通させた。
私鉄では床板再利用不可のところもあるので、約7か月なんとか被害のでかい駅は通過扱いで再開したということだ。

地方のは良く崩壊しそのまま廃線のながれである。
只見線は……

毎時8本東京新大阪間を走らせていた新幹線を破壊された橋脚復旧で7ヶ月間折り返し運転ですまされるであろうか?

だがこの世界では新幹線は3ヶ月後に復旧し営業中にまた襲撃され…盛土部分だったが、更に1ヶ月半後にトンネル内で…
という次第だ。
先の話で鉄筋コンクリート造ビル工期は(階数×1ヶ月)+3ヶ月、
5階建てなら8ヶ月、10階建てなら13ヶ月か標準あげたが…解体含めて2ヶ月程は脅威といえよう…
70年代で…


解体面は解体業者任せ大規模は建設業者が入るがというリアルと違い、防衛隊がすんごく仕事し、
まだ火が出ている建屋でも完全耐火された防衛隊重機が突入、破壊して消火活動おこなっている。
重機の人員、内燃機関及び燃料タンクを守るためにだろう重機自体に散水してくやり方は豪快といえた。

残骸が次々ダンプにつまれ運ばれていく。

街の再建速度も見届けたいが……
カオルはダンプの行き先へとついて行く…
ダンプは山の中に入っていき…

(うわぁぁ〜)

ある一角が夢の島のようであり、
壊された機械獣、街の残骸等が野山の様に詰まれていた。

(何時か再処理するんだろうけど…パンクするんじゃねぇ?)

カオルは勤しんで夢の島である残骸の回収作業を行い始めた…

ある意味この残骸集めが目的だったが…
とにかく鋼材である。

どんな廃材でも鉄資材であれば変換させれば1部品になり、
それが組み上がればボスボロットが組み上がるのは証明している話でもある。

機械獣のスーパー鋼鉄でさえ陸軍や空軍の軍隊の武器は効かない…
この頃は90mmの威力不足で105mmへの入れ替え時期であり、
より大口径高威力な艦砲直撃なら……
ともいえるが、艦砲は命中精度で…
駆逐艦や護衛艦採用の多目的無人艦砲…MK45は威力不足かな?といえよう。

夢の山を虚数空間へと引き込み始めて…
……

(あ、やべ…そろそろ時間だ…)


カオルは急いで世界扉を形成し…世界を渡る。




寸劇風後書き

作者「お待たせしました。幻しの11話マジンガーZ編です」

ナギ大尉「お相手は時系列とばしてわたしナギがおおくりします〜」

作者「ナギ大尉初見の方に自己紹介を」

ナギ大尉「え〜わたくしナギは鋼鉄の砲哮2の世界にて副官をしてまして、
この後に出てくる話から大活躍します。
この度は最新話の後書きですので出てきました〜」

作者「リアル2012年3月以前は少尉、3月から
6月下旬まで中尉、7月から大尉となってます。ま、これには色々わけがありまして…」

ナギ大尉「元掲載サイトの規制の変移から閉鎖までの流れなんだよね〜」

作者「…ま、にじファンの流れ通りですね。元はガンダム系統が主力介入してたんですが、規制をうけ改稿中に…閉鎖に…」

ナギ大尉「というわけです〜」

作者「ま、ナギの階級の違いについてはこの辺で…」

ナギ大尉「さて次回は」

作者「おまはや?!」

ナギ大尉「スーパーロボット大戦OGの世界へ…お楽しみにぃ」

H24年12月改稿
R7年改稿



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