第40話『メタルマックスの世界から帰還20010623』


2001年6月23日昼
=B55ハンガー=

世界扉が開きカオルがでて、待ってましたかのように11号が…

[マスターお帰りなさい。いきなりで悪いけど大変な事態が発生したんだ]

無言のカオル。

[マスター?]

………

[なんかヤバイ?]

動揺した11号。
[ちょっとみんなー緊急事態!]

[なになに?][どうした?][11号やらないか]

[マスターが無反応なんだけど]

[どれどれ?][本当だ?][んー馬鹿!][へのかっぱ!]

[どうしたんだろ?]

[こんな事もあろうかと!]
とウリバタケさん…いや5号。

[マスターに記録装置を仕込ませてたから大丈夫だ]

[うぉ5号偉い!][流石変人][ohanashiが成功したのね?]

[本当はマスターの性行為を観察しようとしたんだけどさ]

[5号ohanashiね][後でコピー汁][やっぱ変人]

[とにかく!なんかわかるかもしれないなら…5号どこなの!?]

[ここだよ]
ボロボロの5号がマスターの制服の襟元から装置を取り出す。
いつの間にかohanashi済み…

[共有化できる〜ぞ]

[再生ね…最後の方で良いと思う]
[だね][うん][生活全部みた〜い]

彼らの中で再生している。
[この辺は普通みたいねもっと後最後の方…動いてないわね?
…もうちょっと前?これ?]
ちょうどおじいさんのを探しあてたようだ。

[うわぁ…これじゃマスター]

[あ、虚数空間内に人がいる状態じゃない…マスター再起動させないとやばいわ]

[5号!突撃なさい!]

[5号、いっきまーす!]
ATフィールドに阻まれ自爆する5号。

[…た、たすけ]

[ATフィールドがこんなに忌ま忌ましいなんて]

[どうしよう]


「あら?どうしたの?」

[ビダンさん!]

[おいあの人なら][ああ][確かに]

[ビダンさん大変です!]

カクカクシカジカ

「ふ〜ん…で心のからに閉じ篭っちゃったの?」

[みたいです…どうしましょう?]

「…いいわ…たち直らさせてあげる…というか直らないとね…心細いし」

[ありがとうございます]

「カオル君のベットのある部屋までは運べそう?」

[ですね…ATフィールドで阻まれてもみんなで運べば怖くないです]

「わかったわ運んで寝かしてあげてね…準備あるから」

[はい!]

[…た……す…けて…よ]

忘れさられる変態5号…

5号…光なくなった…

== カオル私室 ==

運ばれて無反応のカオルATフィールドは強い力等なければ発生せず、運べるようだった。

私室に入ってきたビダンさん…

ガウンを脱ぐとランジェリー姿になる…

「さぁカオル君…再起動させてあ・げ・る・からね」

ビダンさん、ベットの横に座る。

手を胸元に這わせるが、反応ないのをちょっと不満げな顔する。

「うん、もう…まぁいいわ」

制服の上着ボタンを一つ一つ外す…
シャツが見える…
上着を片腕ずつ脱がし…シャツをめくる…
ヒルダさんから妖艶な笑みがでる。

「美味しいそうね」

ビダンさん、舌舐めずり…顔をはだけた胸に近づけ…

ピチャリピチャピチャ
舐め始める。

「うふ…おいしい」

ビダンさん恍惚の表情。

「こっちは…前、くわえられなかったのよね」

下半身の方をみる。

「ん…でも唇奪っちゃた方が良いかな?」

今だに反応しないカオル…ビダンさんの目的かわって…

左手は、舐めた胸板を這わせて…右手がベルトにかかる。

両手がベルトのバックルにかかる。

バックル外すと…ますますビダンさん笑みが…

ベルトの帯をズボンからぬいて…手がズボンのホックにかかる…
ホックを外しズボンの裾をつかみ一気に脱がす。

「うふふ、あと一枚〜」

カオルの大事な物を隠しているゴムに手をかかけ…

その時!

バン!

ドアがビダンさんを襲う!

ドアの外には二人の人影、
石橋とまりもちゃん。
二人の息は荒い…

ドアの下敷きで気絶しているビダンさんは無視して、
ベット上のあと一枚姿の微動だにしないカオル見ると、

「カオル!なんなの?あたしを守るっていったの嘘なの?」

「カオルさん!私の思いを救ってくれると言いましたよね??戻ってきて下さい!」
カオルの目にわずかながら…光が。

「カオル!あたしを守ってよ!一生守ってよ!」

「カオルさん!あなたたが語った夢見させてください!」

「好きなんだから!戻ってきてよ!」

「好きになりました!戻って来て下さい!」

「戻ってこなきゃあたしどうなるの!?」

「うそじゃないんですよね?カオルさん!」

「あたしを一生護って!」

「わたしに夢を下さい!」

「ああ、どなるな…」

「「カオル」さん!」

「うんで一生護ったるし夢与える約束なんだが…俺どうなってた?」

「へ?」「カオルさん?」

「戻ってから…記憶がないんだが…」

真っ赤になる二人とも…

「カ・オ・ルohanashiしよ」「あら同意見ですね石橋少尉」

「え??ち…ちとまて…状況を…」

「問答無用!」

……

カオル君再び再起動まで…1時間…ハンガーで伸びてました。
流石にコバッタ達が着せたようです。

[マスター?]

「お、おう…11号…状況が掴めてなかったんだが」

[マスター?まだohanashi足りませんか?]

「い、いやぁ…大丈夫だ」

[それよか虚数空間シェルターに人居ますよね?]

「あ、ああそうだったな」

戦艦ドックにいきシェルターをだし扉をつける。

それぞれのシェルターに、
『つきましたので宿舎に案内します。ご準備出来次第、でるようにお願い致します』
手の空いているコバッタに案内させる。

[マスターちょっと注射打たせてね]

「ん?なんのだ?」

[今日みたく殻に入ってだとね…あの人たち…どうなってた?]

「…だな…それ用のか?」

[うん]

「ああ、わかったやってくれ」

[逝くよ]

「漢字違うぞ」

[わざとだよ…終わったよ]

「こんなもんか??」
あんまり痛みを感じなかった。

[あ、マスター報告あるんだけど]

「どうした?」

[諜報活動なのかな?
誘拐未遂が7件、破壊未遂が25件、進入禁止箇所への潜入が41件]

「ありゃ…で、どうしたんだ?」

[桜井隊長とかと協力で牢屋をつくって確保はしてる。
あとは副司令からも問い合わせがきてる]

「え〜と…取り調べなきゃな…
あと副司令も問い合わせこの件だろ?取り調べ終わるの時間かかるから、
急ぎならこっちにで伝えておいてくれ」

非合法工作員である諜報員、
様々な手段で異世界軍の秘密を探ろうとしたり、破壊工作を行おうとした。
だがコバッタ達が情報共有し、資格ない者をチェックし隙はなく、
第六世代人達がウォードレスを着て少ない人数ながら捕縛にまわる。

アーリィFOXでさえも対幻獣用の戦闘服であり、諜報員達が隠し持てる拳銃程度なら全身防弾で受け止められる。
拳銃弾に対しては新型トカレフ防弾チョッキ並の強度をもち、
流石にライフル銃や重機関銃はだが…
またその強化された速度からは、逃げる事は叶わなかった。

諜報員達は逃げるのに拳銃を撃ちまくるが、
それに構わず突進タックルで次々と捕縛される…

捕縛した諜報員達の収容の部屋はジオフロントA5に格子状の牢屋を設置された。

報告書をうけとりながら…
(ん〜自害試み拘束か…)

毒物等は勿論、捕獲後身体検査をし、歯に埋められてた青酸カリカプセル等を除外したものの、
舌を噛み切る、ベッドシーツで首をつる等自害を試みた諜報員がいた。
コバッタ達は生かして捕獲に忠実で自害を決行した者に関しては救助カプセルを使用し生存させ、
生還させる事に成功する。
その後その者は手足と口を拘束し点滴にて栄養を送り込む形にはなったが…


また牢屋をやぶって逃亡を試みようとするのは早々諦めた模様で、
身体に糸ノコ仕込んでいる者は検査で見つかり、
牢屋のベットシーツで格子を曲げようとするも合金Z製の為曲げられず…
チャンスをみて逃亡を計るものは第六世代からは逃げれなかった。

結果カオルが戻るまである意味協力的、
非協力的、
拘束中と大まかに分け三種類の状態になっていた。

協力的なのはある意味接触を試みたや間違って踏み込んでしまった…等。

非協力的は黙秘を続ける等…

(さて一回直接取り調べか…)

即席の取調室にて…にて誘拐未遂7名の処理を…
協力的が5名、非協力的が2名であった。
尋問は精神世界にアクセスするアルミサエルの能力使いながらだから非常に早くて楽。
嘘ついても家族構成等ただもれついでに機密情報も…

5名はほぼ自供通りであり、アメリカ3名と、EU、オーストラリアの諜報員。
充分国際問題になるとEUとオーストラリアの方は謝ってる。
理由が可愛さからであったから、スカウトに誘い、本国に伺うとの事で釈放。

アメリカ3名はコバッタ誘拐してこい!だったが可愛さが余ったらしく協力的になっていた。
スカウトさそったらもれなく移るとの事。

非協力の2名はアメリカ諜報員、
仕事というか国家に忠実であり、よく捕縛できたなの有能さ。
スカウトする事にし、
アルミサエルで洗脳…
最優先事項忠誠先をカオルに変更。


次に破壊工作を行った25名。

非協力的20名、
自害試み拘束3名、
逃亡計り拘束2名、
とかなり多い…。

(フム…こちらに手を出すと後悔させる様にするには…

スパイを死刑だと甘いな。
自害を試みた者がいるようにそこまでになるし…
まず証拠突き付けの、救助…いや解体にか…)

人間同士の戦争などで、釣り餌としてわざと相手側一名を行動不能にしたまま放置する描写が思い浮かべた。

するとどうだろう…
仲間を助けるする為に無謀な救助を敢行し被害をます相手側部隊。

散々苦労して救助したら後送の為にまた人員が減る…

負傷が復帰すれば戻ってくるものの、
四肢欠損レベルになれば戦場へは再起不能になるだろう。

25名の精神にアクセスし、自害防止を刷り込ませ…

(あんまり有能なのはいないか…男性だけだし、アメリカ工作員だけだからな)

必要な情報は全て抜き出し、処理としては…アメリカ大使館宛てに送る事に…
ただし、破壊工作行った25名の諜報員はドラム缶にコンクリートつめ、
生存させる為に頭部だけを出し、栄養チューブをさし、尿道にカテーテルをさす。
後は糞の空間分は空ければ…

[マスター、非道〜]

「非道っても破壊工作だろ?またやられたい?」

[やられたくない〜]

「なら徹底的にやらなきゃ」

[だよね。じゃこれも準備するね]

(ま、これで破壊工作はなくなれば良いが…)

次の不法侵入の41名の処理に…
協力的が
EU…3名で先の子捜索もふくまれた。
ソ連…5名、
大東亜連合…2名、
アフリカ連合…2名、
中東連合…3名、
中華統一戦線3名、

非協力的が22名、アメリカ20名、中華統一戦線2名。

アメリカ以外は釈放で正式ルートで来て下さいと親書付きで帰す。
ハニートラップ仕掛けようと接触してきたのもいたが、あとが怖いので送り返し。

(さて問題は…アメリカか…)

男性諜報員は裸にひんむきわんわんスタイルで両手両足をコンクリートつけに…

女性諜報員は…両手両足手錠拘束だけ。

アメリカ大使館に郵送…以上。

[マスター…本当にやるの?]

「ああ、やってくれ」

[うん…わかった]

[ねぇ…薬間違えた?][いや、間違えてないよ…][変な方向にいってない?][効き過ぎた…かなぁ]
等など……

「と、副司令がだったよな?」

[え?…は、はい]

「何戸惑ってんだ?しっかりしろよな…じゃあ処置準備よろしく」

……

牢屋の中にはアメリカ諜報員だけが残されていた。
既に他国の諜報員は解放され、それを見ていたから楽観した空気があったろう。
だが…ドラム缶の処理が目の前で行われてから雰囲気が一変した。

「さて…次は不法侵入の残りの方ですね…桜井少尉」

頭部保護のヘルメット被った桜井少尉が牢屋内に入る。
体格のよい一人男性を掴み、男性は逃げようとするもびくともしない。
「離してくれ!」
通常はスタンガンや警棒等で大人しくさせないと駄目なんだが、
第六世代人の怪力には普通の人の力など叶わず…
牢屋の外に連れ出されてしまう。

「ジョンソン!!」
11号がジョンソンとよばれた諜報員に注射をうつと…

しばらくすると抵抗していた四肢がくたっと動かなくなる。

「手、手足が動かねえ!」

「ジョンソンに何を打ち込んだ!?」

[手足の麻痺薬ですよ〜3時間程で動く様になりますが]

「何の為にだ?!」

[それは不法侵入の皆さんに同様の処置とマスター命令ですからよくみて下さいね〜]

L字型の椅子に寝かされ手足が四角い箱の中にいれらされる。
椅子の高さ、角度を調整し、
腕の肘のところに当て木をし曲がらない様に固定する。
[ながすよ〜]
箱の中に灰色の液体が流し込み始める。

「つ、冷たい!」

「なにを流し込んでるんだ?!」

[速乾性コンクリートです]

「速乾性コンクリート??」

「へっ?」

[もうそろそろ乾いてきましたね〜]

L字型の椅子を抜き取り、最後に囚人服に使用していた貫頭衣の横紐を全て解き、
頭から抜き取ると…

[裸のおうまさんの出来上がり〜]

全裸の男が両手両足を地面につけている格好であった…
コンクリートで固定されてる為もはやオブジェと化していた。
桜井少尉の手で少し奥へと運ばれていく…

[じゃあ次〜]

「止めてくれぇ!」

「せめて殺してくれ!自殺もできないなんて酷すぎる。恥ずかしすぎる」

「アメリカ工作員さん不法侵入にしては罪が重いと思ってるだろ?」
頷きまくるアメリカ諜報員達。

「けどなぁ、BETAの味方になって破壊工作してるから容赦しないよ…」

「BETAの味方?とんでもない国益の為に!」

「でも結果は結果だ。そういった事さ特におたくのところ破壊工作が多かったからみせしめさ…
うらむならお上をうらみな」

立ち去るカオル。

「助けてくれ!」「こんなの人道的でない!」「ああ」

[マスターの命令は絶対だから…桜井少尉、次の人運んで〜]


== 副司令執務室 ==

「副司令〜」

「あらまってたわ…いらっしゃい」

「と、スパイの事で?」

「ええ…まったく頭いたいわよ被害もでてるし」

「おや?未遂だけでなく?」

「…そっちの事上がってないんだけど」

「あ、そうっすか…特にアメリカが多く、CIA、DIAも送りこんでましたね…
進入禁止以外は未遂に抑えましたようですが…」

「内訳は?」

「誘拐未遂7件、破壊未遂25件、進入禁止41件」

「こっちと合わせると150件くらいね」

「逮捕できたの尋問しましょうか?
精神のぞきながらなので、真実を自白してると一緒ですし」

「良いわね、それ… 次は任せてみようかしら?
こっちは逮捕できたのが自害しちゃったのよ」

「……そうすか」

「で、対処はどうしたの?」

「破壊工作等件数が多かったアメリカ工作員には重大な処置を…
他のところはただの調査との事だったので親書付きで開放しました」

「ふう…わかったわ」

「諜報、MP強化にターミネーター入れます?」

「何それ」

「こいつですが」
ターミネーター2のDVDを渡す。

「対全人類の潜入殺人ロボットがターミネーターです。
まぁ物語に支障のない未来世界にとんで、拉致ちゃおうかなぁ〜とも思います」

「あら、それって」

「ええ、未来はその時点から変わる。本来はそうですね。
けど決まったストーリーは何か変化さすと未来がわからなくなる。
大団円だったのが悲劇にかわるかもしれない…
でもまぁ未来世界もかかれてるので、ストーリーが終わった後に飛べないわけでもないかなと…」

「で、いつ行くの?」

「そうっすね…明日か明後日…処理もあるので」

「わかったわ…あとはこちらからはないわね。強化の件よろしくね」

「はい」

カオル退出し、

「ターミネーターか…まぁ後で見ましょう。霞、いらっしゃい」


……

カオル報告

次回に持ち越し…




寸劇風後書き
ビダン「ねえ作者…いい加減本編で食わせて貰ってもいいんじゃない?」

作者「ん?ん〜〜俺は介入してないぞ、お前らが一人歩きしてるんだし…」

ビダン「ねぇ…さくしゃぁ〜あ・た・し・を、好きにしていいのよ…」

作者「…懐柔は駄目」

ビダン「そ・ん・な・こ・と・い・わ・ず・に」
ビダンさんの手が作者の手ひらを人差し指でなぞる…

作者「駄目ったら駄目!」

ビダン「うんもぅ…じゃあ…これでどう?」
作者の手を掴むとビダンさんの胸にタッチ…
もにゅもにゅ

作者「ハァハァハァ……本編で食わせあげよう…だから今ここで」

ビダン「いいわよ…」

グワッシャン!!

作者…ハンマーの下敷きに…

フゥーフゥーフゥー
石橋「さくしゃぁ〜〜〜駄目じゃないの〜〜〜」

作者「な…何故…お…れ……が…」

石橋「ビダンさんもビダンさんです!!
後書きは本編と別なんだから、介入させようとしない!」

ビダン「あら、そういった手段もとらないと、大人の世界は生きてけないわよ〜」

石橋「ぐぬぬぬぬ…不知火君懲らしめてあげなさい!!」
ガシャガシャ

ビダン「あら?うけてたつわよピースウォーカー君カモーン」
フューンカシュン

石橋「やれー!!」

ヒルダ「いっけぇ!!」

不知火君、ピースウォーカー君に先制パンチ、吹っ飛んで盛大に転がる…
立ち上がってお返しとばかりミサイル発射!
盛大に吹っ飛んで転がり……

作者「これの締め…どうしよう?」

〇[おあとかよろちいようで]

H24年4月13日改稿

大体の流れはかえていません。
後書きがピースウォーカー君ではなく、
mk2君でしたが…

このビダンさんからイッシー、まりもちゃんの流れをどう処理するかで試行錯誤、
パイロット入手を諦めました。
さて…となると、問題は長崎上陸戦…

どうするんでしょうねぇ?

H25年2月再改稿



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