第51話『現実世界への珍道中』
3日目
イギリス現地時間20時前
カ「え〜と…筑波大尉…」
筑「ん?なんじゃね」
カ「すみません、木刀も止めてください」
筑「木刀も駄目なのかね…」
カ「法律上ではセーフですが、街中でもつと職質対象になりかねないですし、
電車内も表に出さず携行袋でないといけません。
あと…行く場所が必要なく危険物と判断され入園拒否されますので…」
筑「わかったわい…年寄りにはやさしくないのう」
カ「…杖でしたら腰に挿しても大丈夫かなと」
筑「杖か…刀の代わりに…」
……
カ「そこ、信号弾は不要です!」
ナ「え〜殺傷しないからぁ」
カ「確か火薬所持のなんだかに引っ掛かります!」
ナ「は〜い」
……
カ「博士?」
博「何?」
カ「このラージバーは?」
博「売って資料買おうかと」
(自分がやったネタだぁぁ)
カ「えっと捕まるので止めてください…
ある程度ならこちらで買いますから」
博「何故捕まるの?」
仕組みを説明し…渋々わかってくれました。
博「面倒なのね…けど盗品対策ねぇ…
戦争おわったら共通規格―」
カ「それはいいので置いてきて下さい」
……
カ「シュルツ少佐は危ないもんないですね」
艦「危ないものって?」
カ「実は…」
説明し…
艦「ははは…では、銃も買えないのか?」
カ「海外行かないときついですね〜あと資格とか…」
艦「今は買えるのになぁ…大日本帝国製の拳銃精度が良くて好きなんだよ」
南部等であろう。
カ「ん〜国内はエアガン程度ですね」
艦「エアガン?」
カ「ホビーで使うサバイバルゲーム用ですね。
射程距離が短い殺傷能力のある実弾使わないもんですよ」
艦「詳しくみてみたいな」
カ「あ、じゃあ予定にいれときます」
等やり取りしていたが、準備が整い…
カ「では準備よろしいですね?…あと潜る前に靴を脱ぎながら潜る様にお願いします」
ナ「せんせ〜どうしてですか?」
あれこれいう引率の先生と愛称が変化していたらしい。
カ「自室に世界扉が形成されるので…」
博「え?靴のままでよい―」
筑「あ〜博士、日本の風習というか畳部屋では土足厳禁ですぞ」
筑波教官の日本の風習の補足がはいる。
博「あら…そうなのですか…」
(畳じゃないけど…)
カ「じゃあいきます〜」
世界扉をとなえ…
==平和日本==
午前5時半
美幸が元兄の部屋でうたた寝していた。
そこに世界扉が開き…
美「ふぇ……おにい?」
カ「あ、美幸…」
美「後ろの人達だ〜れ?」
カ「あ〜」博「あら可愛らしいわね」ナ「ムム若すぎです」
艦「この方は?」
カ「元の世界での妹です」
美「初めまして、兄がお世話になってます」
博「初めまして、ブラウン博士ともうします。今日はお兄さんをお借りしますね」
美「え?お借り?」
博「今日はネズミーランドに連れていってくれるらし―」
美「ネズミー??ああデ―」
カ「ネズミーランドだ!」
美「え?デ―」
カ「ネズミーランド」
美「??…おにいつれてって!」
カ「ちょ…学校は?」
美「今日は試験休みだよ。大丈夫」
カ「ん〜」
困ったように…
博「あら良いじゃないですか。連れてってあげましょうよ。
この世界の事も聞きたいですし」
美「ねっねっ?」
カ「あ〜…5分で準備できるなら」
美「うん!で、おにい、朝飯はどうする予定だったの?」
カ「あ〜イギリスから直なんで…外食をかな」
美「あ〜い。じゃあ準備してくる〜」
カ「5分だぞ5分」
美「わかってるよ〜」
ナ「仲良いんですね…」
といってる間に準備を整えた美幸が部屋に戻ってきた。
いつもナチュラルすっぴんですごす美幸はさすが中学3年生らしいともいえ…
外見を幻影かけて外国人の少年と化す。
鋼鉄の一行は感心がるが、
美「え〜おにい、外見変えるの?」
カ「ああ、以前池袋でパニックになったからな…」
美「あ〜あれ、おにいだったの?」
カ「ま、そうさ」
と鋼鉄の一行にも説明しながら…
今日は両親は墓参りだそうでいない為玄関から鍵をかけて出る。
美「すき家すき家〜」
弾んで美幸が歌っている。
そうるふーどである牛丼をまずは確定してると話すとすき家にとなった。
といってもこの駅では、この時間やってるのが松屋かすき家しか無いのだが…
何故かマックや吉野家がまだ進出してこない。モスはまだ開店前だ。
店に入り、席で注文する一行。
並、並、大盛、並、特盛ご飯並と豚汁でと注文進むなか…
美「牛丼キングで!」
すき家の裏メニュー、牛が並の6倍ご飯が並の2.5倍のキングの名が美幸の口からでる。
フードファイター並の胃袋をもつ美幸…
キングを見て引く一行に構わず口に駆け込むように食べてく…
筑「しかし…こんな大金払えるのかね?」
円の値段で誤解しているだろう。
カ「物価変動しましたからね〜
今では1円で何にも買えませんし、
盛りそば一杯がこの並と一緒と思えば…」
多分間違ってはない。
最近ではセイロの手前がかかる分、かけ蕎麦よりたかくなってはいるが…
昭和10年代の値段で12銭が今の牛丼並と考え…
筑「なる程盛り蕎麦一杯分か…
それで…そのキングとやらは利益的に成り立つのかね?」
値段は並330円の2.8倍。
カ「ん〜多分…客が一人あたり幾ら落とすのが重要でして、
確かに値段的には3倍程度ですが…」
筑「牛肉の値段そこまでさがったのかね?高級な物と思ってたが…」
歴史が違うが昭和初期…筑波教官のいた1939年昭和15年度、
岡山市場での和牛枝肉卸価格1kg辺り、1.76円…盛り蕎麦の約15倍、今の価格で4839円あたりであり、
更に業者中間価格がついかされ、口にするころにはkgあたり1万超えているだろう。
海外からの輸入牛肉が途絶えた事による高騰ともいえるかもしれない。
世界恐慌前の価格はというと…
昭和3年度でも岡山市場1kgあたり、1.07円今の価格なら2942円。
やはり口にする辺りにはkg辺り5000円は超えているだろう。
この頃は中国産の輸入牛肉が入っていて平均価格で3割減、約2000円程とまだ高値だ。
今の2010年度和牛は東京市場で1kgあたり1716円平均。
因みにアメリカ産輸入牛肉卸売り価格が2004年度に1kg辺り443円という平均価格。
狂牛病騒ぎ時に吉野家がアメリカ産にこだわった理由がわかる気もしていた。
あの時は豚丼と鳥丼…すぐ後に鳥インフルでポシャるが、
築地本店で和牛牛丼を値段定かでないが600円あたり…という事だ。
カ「円高の影響と海外産の輸送手段確立等―」
と…話弾む筑波教官以外の様子は、艦長は黙々と食べてるが、
女性陣は目をそらしながら食べている…
他の客からも注目を浴びつつ食べている美幸…
美「完食〜…おにい並追加でいい?」
カ「すきにしろ」
まだ艦長が食べ終わってなく…放置。
一行が食べ終わり、支払い済ませ武s野線でM浜へと移動の為駅ホームへと…
エスカレーターは昭和初期にあり難なくのり…
鉄道ネタとして自動改札の一幕があるだろうが、
懇切丁寧に年寄りに教えるようにして無事にすんだ。
Suicaをチャージして渡したのもあるが…
自販機も感心させられ…武S野線ホームへと向かう。
M浜まで一本であり…通勤ラッシュや東Kでの長い通路は勘弁との考えもあった。
博「電車ですか…キレイですし長い編成ですね…更に短い間隔でうごいてますが」
カ「ま、時が経てばいずれはそうなりますよ。
ちなみにステンレスの車体です」
博「けど運行安全面では大丈夫なのですか?」
カ「ATS等を始めとした遠隔運行管理システムにより2分間隔…っても乗り降りで、
多少遅れる現状ですが…
まで可能としてるみたいですよ」
艦「それで事故がなくなったと…」
カ「ヒューマンエラー等による車両損失事故はまだありますけどね。
例えば強制的にATSカットしたり等で…」
記憶に新しいのが運転手に恐怖感を植え付け、
事故を引き起こさせる操作させてしまった宝塚線の事故があるだろう。
博「人的要因ですか…」
筑「ところで一等車とか二等車乗車口の区別が無いようだが…?」
カ「あ〜確かその名称は廃止された筈で、自分らが乗るのは普通車、
えっと三等車しかありません」
筑「ほう…だからあのように大量の人が降りてくるのか…」
カ「まあこの駅は上野、東k、品川方面へといく京浜東北線の乗り換え駅ですので…」
筑「京浜線には乗らないのかね?」
カ「今は通勤ラッシュの時間帯ですので…勘弁して下さい…
あ、タバコ禁止ですよ」
パイプふかせようとしてたので、制止する。
筑「なに?なんでじゃ」
カ「鉄道営業法で禁止され…確か当時でも10円、今では科料1万未満…我慢して下さい」
筑「老人には優しくしてくれ…ひょっとして車内もか?」
カ「はい」
速度については早いな程度の感想が3名、タバコ吸わせてくれで煩かったので精神干渉が1名。
ドイツでは200km速度を出すの機関車がとか…おそれ入りました。
美「おにい、今運行情報メール入ったけど京浜東北線上野駅で人身事故だって〜
運転見合わせ」
カ「ありゃりゃ」
武s野線を選択した結果セーフな事態になったようで…
博「運転見合わせってしばらく運転しないという事ですよね?
どういった意味ですの?」
カ「ああ…まぁ人が自殺か事故かで線路内に落ち、
列車が引いたり跳ねたりしたんで、掃除の為に見合わせるんすよ。
30分位とまります」
美「おにい違う。人身事故だと1時間復旧かかるよ〜」
カ「あっそうなのか…まぁ止まるって事です」
博「よくあるんですの?」
カ「てがるな自殺道具…5分足らずでくるので選択されてるんでしょうね…」
博「まぁまぁ…」
という一幕もあったが乗った車両には影響なく…
M浜につき…楽園的なのに感動する一行。
カ「えっとネズミーシーにいくのにモノレール乗りましょう」
筑「モノレール?」
博「あらあるんですの?」
カ「あれ?存在しってるんですか?」
博「ええ、ヴッパータール空中鉄道ですわ。
他のと違い40年近くの営業歴史がありますの」
カ「え〜っと…あっこれか…」
検索すると今だに営業している最古の懸垂式モノレールがひっかかった。
カ「へえ〜」
博「ドイツの科学力は世界一ですわ」
カ「…ん〜でも懸垂形式はないですよ」
博「あら?」
カ「一本のコンクリート製のガイドをゴムタイヤで挟み込み、
車体を走行させるタイプです」
筑「わが帝国がそのようなのを作れるとは…」
カ「で、車両をみてみるともっと驚きますよ」
……
博「あら?これは?」
カ「ホームドアですね…転落防止の為に開発されたものです。
先のように人身事故等非常に防げますが…」
博「けど乗り越えようとしたら出来ますよね?」
カ「まっ、このモノレール線ではまずそういった人はいないので、
単純にお子さんの事故防止用かと。
人身事故完全防止にはフルスクリーンタイプの、車両側を覆うタイプと、ホーム側覆うタイプ、
区切るタイプのがあります。
けどコストと車両のドア統一しなければならないので…
このタイプ含めあんまり進んではない実情ですね」
と…話てるとアナウンスが流れ…ホームに車両が進入してきた。
先頭車に乗ると見晴らしがよい。
博「あら?誰が動かすのかしら?」
カ「司令センターからの自動制御、遠隔ですね。
ただ最後尾見て貰えばわかる通り、この線には車掌はいます。
カメラ監視だとどうしても子供が…が防ぎにくいようで…
モノレールではないですが他の完全自動制御では、
子供の挟まり等大変らしいですよ」
博「自動化も問題あるのね」
モノレールはパーク外周を回ってネズミーシー駅へとつく…
モノレールで駅に降りると…
開園前の時間であり、また始発でなかった為に多数の客がならんでいた。
カ「美幸、入園待機列へ行ってて、
チケット買って合流するから」
艦「美幸ちゃんに付き添います」
ナ「私も〜」博「わたくしもです」
待機列とチケット列に別れ…
「なんだ?あの破廉恥な恰好は」
「あ〜女子高生ですね…」
制服姿で遊びに来ているグループがいる。
筑波教官が目にかかったのがそのグループだ。
「売娼がそのままの恰好で遊びにくるところなのかね?」
セーラーだったら間違えないとおもうが、
冬ブレザー夏ワイシャツの学校で、昔の軍人には見間違える程なのだろう。
ピンク色のブラが透けてくっきりでている。
「彼女らは、ああみえて学生です。女子高生ですよ」
「は?……そういわれて見れば確かに若いおなごのように見えるが…
して女子高生とは?」
「え〜と確か」
といった会話が成り立つのも昭和初期の人間だからであろう。
昭和初期は女子高生は存在せず相当するのが、
5年制の高等女学院12才から16才、卒業時に17才になる。
その先は1%足らずが更に女子大相当にすすむ。
そしてその姿も袴や制服等でも清楚たらんと規律され、
更に家庭婦人を目指す為の教育の場とされた。
つまり脚は完全に隠されたり最低でも膝下まで隠され、
なので時代が違う人からみると今の女子高生達の姿をみると、
売娼…いわゆる風俗嬢に等しくみえ…
今の現代も外国人からはそう見られているに等しい程、
特にスカート等ギリギリなのが多い…
外国人、アメリカ等は私服なので、エッ〇したい娘やモテたい娘は過激な恰好をする。
その恰好に等しく見えているのを聞いてる。可愛いではなくだ…
海外で特に夜、街を一人歩きをその格好でできるか?になるだろう。
命の保障はしないが…
「破廉恥な…全くけしからんのう…
戦争終わったら提言しなくては」
(歴史かわったな…)
向こうの歴史がまたヒトコマ変わったと思える事を呟やく教官。
チケットを買い、バーコードの説明、タッチすべき箇所の説明し…
美「おにい、ファス「待ち無しパス」…待ち無しパスは?」
カ「あ〜考えてなかったな…」
ナ「そのパスってなに?」
カ「待ち無しでスムーズに入れる予約券なんすよね…
とりあえず自分が取りにいきますので」
開園ダッシュは禁止だが事実上無理である以上頑張るしかない。
カ「で、最近のお勧めは?」
美「タ―「塔怖いね!指でさせ指で」もう…こことここ」
カ「…待ち無しパス導入は?」
美「これとこれ」
カ「じゃ塔怖いに取りにいくから美幸はゆっくりこれにいってくれ」
美「あいあい…待ち無しパスの搭乗時間で勿論とって移動だよね?」
カ「もちろん。加速と幻影、飛行を駆使するさ…入園したらチケット一回回収しますので」
『それでは開園します!ネズミーシーへようこそ』
前が中々進まない…タッチに手間取っているようでもある。
航空券のバーコードとおんなじ様にタッチすればよいんだが…
タッチし回収、加速幻影飛行を駆使し、搭9:40〜の待ち無しパスを取得、
合流して一回空いてるアトラクションを楽しみ、
また9:40からの発行可能時間でカオルは単独取得にいく形ですすんでいく。
園内の様子は大変満足され、
絶叫系に驚かれたり、何する像に驚かれたり、3D技術に驚かれたり、ショーに楽しまれたりと満足にされたようであり…
台場に移動し大江戸温泉伊勢屋に部屋をすでに予約していて泊となる。
疲れには温泉、また宿泊場所としても優れ穴場でもあろう。
荷物等は虚数空間駆使して預かってたため…
美「いいなぁ四次元ポケット…ほしい〜」
とぼやく美幸はほっといて…
翌日…4日目
チェックアウトした一行はゆりかもめから新橋、新宿高層ビル街、秋葉原へと…
博「タイヤで動く鉄道ですか?」
カ「ですね。中量軌道システムの一種です。
ガイドウェイと、電力供給による新都市交通ですね」
艦「成る程」
カ「鉄道よりか、タイヤ式の方がポイント設備系は雪に強いのですね。
あとヒーター等を備えてますので…
ただコスト面では専用設備化等で中々下がらなかったらしいですよ」
と話しながら車両レインボーブリッジを渡り新橋方面へ…
日テレ社屋を…
筑「こんな高いビルが…」
博「むむ…」
カ「ここら辺が新開発された辺りですね。
確か教官の時代は…」
筑「汐留駅か?」
カ「だと思いますね」
筑「帝都の鉄道物流はどうなっておるんだ?」
カ「確か東京貨物ターミナル駅に移動ですね。
でもトラック輸送が主流になり、渋滞が酷くなって、
何とか鉄道が盛り返してきたかなぁ〜って感じです」
筑「トラックって荷台幌なしの中型かね?」
カ「あ〜…ではなくおっ」
日テレに丁度搬入口に入ってく11t車。
カ「あ〜いった感じの箱がついたタイプとか、
あとコンテナ車という鉄道との共通規格による輸送手段で物流の高速化、
また高架高速道路…ドイツでいうアウトバーンの高架版の建設での高速化があげれますね。
でも更に車の流入激しくて、高速道路も慢性渋滞に…」
筑「しかし何故ここまで発展したんじゃ?」
カ「あくまでそちらの世界と歴史が違いますが…
大日本帝国は枢軸側として参戦、徹底的に叩かれ負けました」
筑「同じ様になりそうなんじゃが」
カ「東京等焼けの原、また金食い虫の軍隊の解散放棄、のマイナスの状態からの復興から始まり」
筑「軍隊が無くなる?国防はどうなったのかね?」
カ「占領軍であるアメリカにすべてだっこで、
独立はしましたが、
アメリカ頼みの軍事同盟関係は、今もかわりないですね」
筑「ふむ…」
カ「そのかわり軍事費から開放された為にダッシュで復興をさせ、
ある程度のところで国防の為の自衛隊が編成され予算使い始めますが、
勢いはとまりません」
筑「何故止まらないのじゃ?」
カ「戦後の戦勝国間の争い…冷戦構造によるアメリカ側の資本主義陣営に組み入れられ、
ソビエト側の社会主義から守る為に必要になったからです。
お隣り中国が社会主義陣営に成り果てたのと、
日本が放棄した朝鮮が、社会主義と資本主義に分断し代理戦争が勃発、またベトナムでも代理戦争等ありました」
筑「世界戦争には…?」
カ「2大強国は勿論、回りの国も御免なのと、
核爆弾の存在がありました。
どんどん作られていき世界を100回滅ぼすくらいまで作られて、
大国同士の直接戦闘自体は避けられるようになった…
いわゆる核抑止冷戦ですね。
で、当時アメリカ占領下の日本を最優先で復興させるように方針変更になり、
あれよあれよというまに復興していき、再独立していくんですが、」
筑「が?」
カ「再軍備の禁止の平和憲法…結果的にアメリカとの安保同盟ありきの前提ですし、
アメリカ側はアメリカ側で、
友好的な国に即時展開可能や後方支援目当ての駐留基地を、
維持しなければならない状態になってきました。
ソ連に革命がおこり冷戦構造は崩壊しましたが、
テロとの戦い等が始まり日本は重要な基地があるには変わらずの蜜月関係です。
日本は日本でアメリカ軍なしでは、
国防も現時点戦力ではままならないでしょうしね」
筑「経済のほうは?」
カ「まず戦後改革で国内市場拡大し、
代理戦争での特需から重工業が復興し、設備投資が設備投資を生み、オリンピック開催で更に発展、
所得水準の上昇で消費を生み、国際競争力上昇…
で、とうとうアメリカも金本位制放棄せざるえなくなり、
アメリカドルの信用は失います。
国際的に日本に投資が集中してきて、
、
公共投資事業拡大し、ハイテク産業・サービス業、工業製品輸出で貿易黒字拡大でさらに発展していったわけです」
筑「破壊からの再生か原動力というわけかの?」
カ「ですね。今ある物を壊し、
新しい物を作るのに色々と権利等ありますから。
それが今の日本です」
と…新宿から地下鉄等多数回り神保町古本屋巡り、
秋葉へと移動…
メイドさんは本職が居る時代の方達なので、余り驚かれてなく、サバゲーショップに…
といった感じで平和日本案内が進み…
艦「ありがとう。大変楽しかったよ」
ナ「また来たいなぁ…」
博「そうはいっても祖国が今は苦しんでるんですよ」
ナ「博士はいいですよね〜…未来技術の本沢山かって…」
博「ふふふ…戦争終わり次第研究ですわ」
筑「わしも戦後に向けての復興を提案できる様にせねばのう…」
カ「では皆さん送りますので」
美「またね〜…おにい楽しかったよ〜」
世界扉を形成し…
……
カオル報告
元の世界での案内終了〜
寸劇風後書き
作者「という事で現実世界への珍道中をお送りしました〜」
ナギ大尉「え〜ちょっと〜、パーク内は?
取材まで行って、何故エントランスまで詳しくて、
中省いてるのよ!」
作者「勘弁してぇ…あそこうるさいから…」
ナギ大尉「あそこって?」
作者「ネズミーの会社が…」
ナギ大尉「なる程ね〜…じゃあ…スター―」
作者「だぁぁそれも買収されたからだめぇぇ!!」
因みに書いている2013年2月では、
ネズミーランドのスペオペやネズミーシーの車探検物は、
確か別ハリウッド映画会社を買収してたとはと知った次第。
公認二次全開作品なのにどうなるのやら?もありますが…
作者「やばい話題には蓋をして次回ネタ!」
ナギ大尉「…さて次回からは私が主役!」
作者「後書きのな」
ナギ大尉「次回、鋼鉄の咆哮の世界から帰還、お楽しみにぃ〜」
―作者うるさい…
と呟くナギ大尉。
作者「帰還日付けわすれとるよ」
H25年3月書き下ろし
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