第68話『OG編3 地球連邦軍、壊滅』
2001年7月31日
[マスター資源確保何処にいくの?]
「まぁ…OGかな?メデューシン2号機以降のパイロットも確保し、燃料もね」
現状メデューシンのパイロットできる航空兵は4名のみで、
1号機のローテーションで組んでいる。
現状1日3便、日本帝国百里間を往復しているが、便数増やすには1機につき5便までが限界であり、
千歳、南樺太あたりまでいくと1日3便が限界だろう。
それ以上だと一日12時間労働以上になる。ミスも出るようになるだろう…
資材の方はメタルマックス及びT2平行化からの鉄屑が、虚数空間内にもなくなり、
残り資材庫300立方m分しかなくなってしまってた。
ヘリウム3はもともと在庫が少ない上に使うのが若干増えてきた状態…
ナイナイ尽くしを満たすのがやはりOG。
[いってらっしゃい〜]
世界扉を潜っていくカオル見送るコバッタ。
==スーパーロボット大戦OGの世界==
『DC、DC、DC』
ハッキングで全世界的に強制的に映像がながれている。
映像にうつるは若い構成員達。
映像はスパンし、EOTI機関のビアンゾルダーク博士が映し出された。
『もはや人類は逃げ場を失った!
我々に必要な物は、方舟でなく、異星人に対抗するための剣なのだ。
本日ここで、我々EOTI機関はディバインクルセイダーズとして新生し、
地球圏の真の守護者となる事を宣言する。
そして腐敗した地球連邦を粛正し、異星人からの侵略を退け、
この宇宙に地球人類の主権を確立するのだ!
諸君らも知っているであろう…
かつて新たなフロンティアを切り開く為に地球を旅だったヒリュウの事を…
あの船は航行中事故により、志し半ばで帰還した事になっているが真相は違う。
ヒリュウは冥王星外宙域でエアロゲイターと呼称される、
地球外知的生命体の襲撃を受け大破したのだ。
地球連邦政府の上層部はその事実を人民対してに隠蔽し、
エアロゲイターの存在と彼らによる侵略の脅威を、闇の中に葬りさろうとしていた。
それは俗に異星人と呼ばれる存在の様にしれ、
地球圏が混乱に陥らない為の手段であったかもしれん…
だが、我々地球人が異星人の侵略の脅威にさらされているのは事実なのだ。
我がディバインクルセイダーズはそれから目を逸らすような事はせん。
我々は異星人に屈する事なく、母星である地球を守り抜く事を決意した。
今後の地球圏に必要なものは…強大な軍事力を所持し、的確な行使を行える政権である。
だがそれは人民を恐怖や独裁で支配するものではない。
我々は守るべき対象である人民に対し、刃を向ける事はせん。
ディバインクルセイダーズの意思を理解し、地球圏の存続を望むものは沈黙でもって意を示せ。
異議あるものはその力でもってその意を示し、我々に立ち向かうがいい。
これは人類が生き残るための戦いである!
正義と平和の名の下に、振り上げられた剣の下に…
人よ集え、人よ戦え!
我等ディバイン・クルスイダーズと共に、
古き体制を打ち崩し、
新たな地球圏の未来を築き上げるのだ!!』
『DC、DC、DC』
10基からなるコロニーを総括するコロニー統合府。
もとは地球連邦に属してたが、独立運動により晴れて独立国家となり統合府がおかれていた。
そこに属しているコロニー統合軍…
DCの会見後マイヤー・V・ブランシュタイン総司令が、軍事クーデターを起こしてコロニー統合府を掌握し、
更に制宙権確保の為月面やコロニーへ進行してきた。
世界各地へ次々と進行するDC、
同時的に宇宙でもコロニー統合軍の攻勢をうけて、
地球連邦軍は混乱を受けていた。
……
武装蜂起したDCの本拠地、太平洋マーケサズ諸島に向かい多数の水上艦船が向かっていた。
海上における地球連邦軍打撃艦隊の…ほぼ全勢力を投入し、海洋をすすむ。
目的はDC本部制圧、ビアン・ゾルダークの逮捕としていた。
艦隊の構成は、空母1、イージス艦16、支援艦2、航空機は実に約65機近くを艦に駐機させている。
そしてそれに近い構成の16個の艦隊が…マーケサズ諸島を目指している。
他にも揚陸艦50隻にも及ぶ陸上揚陸艦隊も、
同諸島を目指している。
水上艦隊とは実に旧型だなと思うだろうが純粋にお金の問題でもある。
ヒリュウやシロガネを同数そろえると、
地球連邦軍は予算逼迫で吹っ飛ぶだろう。
その点水上艦隊はテスラドライブや気密等も気にせず、
地球上で治安維持等するには十分水上艦船でよく、
維持コスト建造費用も低かった。
それに数が集まれば十分脅威といえよう…
この様な大規模構成打撃艦隊の襲撃をうけたらほぼ壊滅するだろう…
命運が見えた反乱勢力、ほぼ勝敗はつくと所属将兵の大多数は思っていた。
カオルはその頃…マーケサズ諸島からでて分裂、近寄ってくる打撃艦隊に取り付き、
艦隊要員も色々調べていた。
何しろ…空母だけでも、航空機関係整備員が乗船しており、
航空要員含めて約1000名からなる人材が空母に乗船している。
21世紀初頭の空母に比べ人員数はオートフォーメンション化が遥かにすすみ、
必要人材要員は減ったが、
350m級の航空空母動かすには整備士含めやはりそれくらいは必要。
またイージス艦も必要人材縮小できたが、
結局は色々と間に合わない…要はダメコン等もあり、
150名のラインをきるのが難しいかった。
つまり攻略艦隊全体は実に3万人近くの人員が従事している。
そんなに多数だと実に色々な人達がいる。審査は重要で…
……
マーケサズ諸島への攻撃開始時刻。
先制攻撃、アウトレンジによるイージス艦搭載ミサイルの一斉飽和攻撃が始まる。
島に向かって打ち出される同時的多方面から襲い掛かる4000発ものミサイル。
艦積載可能数の実に1/8近くをつかっての攻撃である。
ほぼこの一斉ミサイル攻撃で沈黙するだろうと考えられていた。
すると…アイドネウス島から多数の飛来物がレーダー上にあらわれ…
『目標から多数の迎撃ミサイル確認!』
CICはざわめいていた。
つまり…かなり事前から軍備を整えて用意していたと認識したからであり…
アウトレンジのミサイル飽和攻撃は、
こうして事前に用意されていた多数の迎撃ミサイル群により迎撃され、
数度にわたる攻撃で抜けても守備をしていた未確認機により、
あまり島へ損害を与える事ができなかった。
だが最終的にはアイドネウス島の地対空迎撃ミサイルだけは使い切らせたと判断でき、
直ぐさまF-28が空母からとびたつ事になる。
実に16もの空母から約1000機近い対地攻撃仕様や制空戦闘仕様が島へ向かっていた。
『島からの敵迎撃機確認、総数約250』
「勝ったな」
だが…それは間違いであった…
『くそったれぇ!なんだこの足つきは。
ミサイルがあたらねぇ』
『うわぁぁ』
『きゃぁぁぁ』
攻撃に参加した航空部隊は敵AMの機動力に翻弄され蹴散らされてく…
『なにやってんのよ!やられちゃうわ』
『きゃ〜エッチィやられちゃうだって』
『やられちゃうのヤ・ル・はけものへんってね〜』
『犯されないわぁくらえ〜乙女の純情〜』
『一丁あがり〜反対に犯してあげたわぁ〜にょほほほ』
『笑ってる場合じゃないよ後ろ!』
『いきなり後ろからってムードもへったくれもないわね!キンケリ一発!』
『ちょっとあんたマジヤバ!3機追尾してるわよ!』
『急いであの子3Pなれてないわよ!』
『ちょっとその言い方、私が慣れてるって言い方じゃん』
と一部頑張ってるエースはいるが、多数は性能の差に…
……
「くっそったれぇ!こっのぉぉぉ」
ドッグファイトに持ち込み身体にかかるGの限界を超えて敵機動兵器の背後をとりつつある。
10G超えて身体にうけるのを我慢して敵機動兵器をターゲットスコープにいれ機銃レバーを引き、
機体から出る曳光弾混じりの銃火が敵機に吸い込まれると、
爆発が起き黒煙をあげながら落下していく。
「はぁっ!はぁっ!はぁっ!ざまぁグッ!」
機体に衝撃がはしる。
警告ランプが光り、右翼がなくなり錐揉み状態となり落下してく。
脱出レバーを引くが反応しない…
(すまねぇな…アル、クリスさん)
ヤマモト機「バーニィと呼べ!」は操縦不能、
脱出不能のまま地上に真っ逆さまに落下してく。
例え脱出したとしても身体に限界まで酷使したせいで、
治療受けなければ長くないだろう…
(アル、俺が居なくなっても泣くんじゃないぞ…
クリスさん…幸せになって)
目の前にアイドネウス島の大地が目前に…
(あ、あれ?)
……
「ほぉ〜う…あの機体おいしそうだなぁ…」
4機のエースカルテットを発見した機体…
「いっちょ仕掛けてみるか…楽しませてくれよぉ」
テンザンがカルテットに挑みかかる。
「サクッとしねってぇのヒャハハハハ」
内の一機にターゲット。
「こいつでフィニッシュだぁ!ソニックブレイカー!
おらぁ!飛び散れやぁ!」
攻撃を受けたのはF-28、回避できずに片翼がもがれ墜落していく。
「おらぁ!もういっちょう飛び散れやぁ!」
命中、片翼を失い錐揉み状態で墜落していく機体…
「ヒャハハハハ!弱い弱い」
航空機は揚力で飛ぶ、翼を失えば…
ましてや近接格闘はできはしない。
「ほお〜挑んでくるのか、おもしれえじゃん〜、
受けてたつぜ〜」
残りの2機が敵とばかりにミサイルを放つ。
「ヒャハハハハハハハハァ」
ミサイルをかわしながらまずは1機。
「ヒャハハハハハハハハハハハハハハハハ…ゴフッ…ハァハァ…笑い過ぎたぜ」
かわしながらまた1機を墜落させたところで、
酸欠になったのだろう。むせていた。
「…へん。ざまぁみろって雑魚は寝てろよ。俺様は天才さ」
機体特性が違い過ぎであろう…無双するテンザン機であった…
……
発艦した攻撃航空機部隊、最大速度で逃げ戻ってこれるのはごくわずかで…
その後ろには敵機動兵器群が押し寄せてきていた…
迎撃してきた機動兵器群は分散し、
数隊にわかれ押し寄せてきている。
「撤退する味方機援護するぞ!航空機を近寄らせるな!SAMターゲット!」
「ターゲットロック!」
「てぇ!」
実に16隻もの艦から大量の艦対空ミサイル群が、追尾してくる敵機に対して放たれた。
その数200発以上…40数機の機動兵器群に対し、
実に6発以上はターゲットが重なっている。だが…
「くっ…ターゲット再選定!!発射ぁ!」
光点の数はなかなか減らない…
何故なら…
……
「また!!」
『しつけえなぁぁ!』
リオンを海面ギリギリまで高度を下げると、
対空ミサイルが高度をさげ向かってくる。
ミサイルをギリギリで高機動にてかわすと、
かわしたミサイルは海面に突っ込んで自滅してく。
「へっ、ミサイルなんぞ何遍訓練うけたか!!」
『間もなく敵水上艦隊だ、殲滅せよ!!』
リオンの大群は襲い掛かった。
……
空母艦隊より、対空ミサイル、CIWSの火線が上がる。
濃厚な攻撃により被弾する機体はあるも、
リオンのレールガンの一撃はイージス艦の艦体を貫いた。
その原因はイージス艦の装甲の薄さにある。
近寄らせないアウトレンジ攻撃を主としたイージス艦は近接戦闘はさほど考えられてなく、
近接されたイージス艦程脆いものはない。
ある艦はヴァイタルパートを貫かれ、
退艦するまもなく爆発し真っ二つにわかれて沈んでく…
ある艦は多数のレールガンの直撃をうけるも、
ヴァイタルパートは無事であり戦闘能力は失うも浮いていた。
ある艦は穴が空きすぎて、
沈みゆくなか噴水のように上甲板に空いた穴から海水が吹き出て沈みゆく…
これが宇宙であったら瞬くまに人材が失っていくだろう。
だが海上なのが幸した。
救命ボートが投げられたり等で海の上に脱出できているからだ。
襲撃してきたリオンは攻撃力をたたきのめすと、
完全に沈める前に別の艦隊攻撃へとむかってった。
襲撃を受けた艦でまだ浮いているのは、
浸水修復作業に入っていた。
浸水復旧作業は至って簡単、
要は入り込んでくる水をどう防ぐか?になる。
水密区画内で浸水させ防ぐか、元を防ぐか…
が、レールガンにより艦体を貫かれた為元を防ぐ方法でしかない。
水密区画の隔壁は既に破穴が空いていたからだ。
破穴までくると木材や水硬化接着材でまず穴を塞ぎ、浸水を防ぐ。
排水ポンプを作動させ水をかきだす。
排水ポンプが作動しない場合は手作業でバケツリレーでかきだす。
水密隔壁に空いた穴を塞ぐ。
各艦は破穴を塞ぐ作業にはいる。
時間との戦い…
襲撃をうけ破穴が多く間に合わなかった艦から順次、
『総員退艦!!』
警報が鳴り響く。水の浸水がつづく艦で復元を諦めた艦長は退艦指示をだす。
浸水修復作業に当たっていたものはその放送をきくと、
作業を放棄し艦板へと一斉に走り出した。
遅れると己の命がないと…
だが行けたのはごくわずかである。
すでに浸水の被害は広がっており、
「くっ開かねぇ!!」
「いっせーの、うわぁぁぁ」
海水がいきおいよく雪崩混んできた…
海水は作業員達を押し流してく…
……
「司令、お早く!」
「いや、わしは艦と運命をともにする…
わしの力が及ばなかったばかりに、
若い者の命を散らせすぎた」
「司令!」
「せめてこの作戦をあの時点で潰しておけば、
こんな事にはならなかったろうのう」
「司令!」
「桜井君、君は生きたまえ…
生きてこの世界の行く末を見てきたまえ」
「いえ、お供致します」
「いきたまえ!」
「司令が残るならお供させていただきます」
「…好きにしろ」
艦が一掃傾いた…
「…さらばじゃな桜井君」
「レズン司令…うわぁ」
「なっ?うぉ」
それまでいた艦橋には誰もいなくなり、
海面下に艦橋が沈むと海水が流入してきた。
こうして…旧態勢にあった水上打撃艦隊は壊滅的被害をうけ敗退する事になる。
無事だった艦隊はいない。
水上での速力は最大戦速で離脱しても40ノット、
次々とリオンによる攻撃部隊が、
離脱中の空母艦隊に襲い掛かって消し去る。
矛を振り上げたものには容赦はしない。
DCの姿勢を見せるにはよいデモストレーションといえよう。
リオン数機に対して1個空母艦隊のキルレシオ…
旧体制にあった空母艦隊はこうして崩れさってゆく。
爆沈したり浸水により海に沈みゆく船を次々と回収、
艦内部にある死体を海に放流した。
核融合燃料も大量に取得、資材も取得し人材も救助し…
(さてと…次は…)
空を見上げるカオル、意を決して高空へと…
五日目
コロニーコルムナ近海の地球連邦艦隊集結地点に到着していた。
いきなり5日間すっ飛んだのだが…
カオルがひたすらコロニーコルムナに向け、
移動していた時間とついてから取得にまわっていただけな為にすっ飛ばしただけであり…
何にもない時間であり、ただ単に大気圏離脱中、移動中、移動中…取得中というわけであった。
カオルは宇宙空間での生存能力はある。また移動手段もあるが、
シャトル程の速度は通常出せない。
宇宙脱出速度を出せずに、
地球重力圏を自力脱出する能力があるだけであった。
どの位の速度かというと地上での音速の3倍…マッハ3程度が、
だせる最高速度であり、それは宇宙空間においても変わらなかった。
宇宙空間においては衝撃波が発生しない為、
気にせず最高速度がだせるが…マッハ3程度。
それ以上の速度は加速を唱えないと出せない為、
というかカオル自身はマッハ3だが、
外からみるとマッハ60に見えるという状態だが、
常時は加速状態が不可能である為に移動時は約マッハ3だ。
加速は精神力を纏っている間常時使う。
精神力欠如にならないように通常のままひたすらコルムナに移動し、
やっと楔を撃ち込む事に成功し、世界扉別世界経由で時系列を移動したわけであった。
この時期はコロニー統合軍も制宙圏掌握の為、
残るコロニーコルムナに侵攻しようとして、
それを受け地球連邦宇宙軍艦船が月へのライン上に唯一残る宇宙拠点を失わないよう、
防衛の為集結中であったからだ。
だが宇宙軍艦艇といっても、地上の艦隻数と比べると心許ない。
宇宙艦艇の外は真空であり維持コストもかかる為や、
コロニーに駐留してた艦艇を独立時に、ごそっとコロニー統合府に治安維持でとられ、
また気密に関しても地上とは違い壁一枚の外は死の世界…少しの穴でも空気は流出し、
艦内部の空気がなくなると艦は死の世界になる。
その為建造にかかる期間がよりいっそうかかる。
カオルは戦場になる前の宙域を引き続きまわっていた。
あくまでも核融合燃料と資材回収が今回の重要課題。
沈まないヒリュウ改は楔を打つ程度、次回の機会に…
ペレグリン級を渡りあるく。
ヒリュウ改はスペースノア級に匹敵する火力をもっていて、
現在コロニーコルムナ迎撃艦隊の旗艦になっている。
戦端がはじまった…
地球連邦艦隊はヒリュウ改、
ペレグリン級の、あきかぜ、はるかぜ、ふゆかぜ。
戦艦1、駆逐艦3の構成。
対するコロニー統合軍側は索敵情報からすると数を7隻としていた。
攻勢側がコロニー統合軍、守勢側が地球連邦軍となる。
防衛側は拠点を攻められたら負け。
火力でまさるヒリュウ改をゆうしても、拠点守備をしなくてはいけなくなり…
「ゆきかぜ爆沈!衝撃波が来ます!」
爆発したゆきかぜの破片等がヒリュウ改に襲い掛かる。
「レフィーナ艦長、はるかぜより通信、我操舵不能、我操舵不能」
「そんなぁ…」
当初4隻いた戦力がこれで半減した事になる。
「次の狙いはあきかぜのようですな…」
「副長、本艦をあきかぜの盾に」
「了解です…が、ここいらが潮時でしょう」
「しかし、それではコルムナが」
「このままですと全員犬死にですぞ…反抗の機会はあります。その時の為にも」
「艦上方より敵機動群接近中!!」
守備、機動力にまさり、外見上大きな被害をまだ受けていないヒリュウ改に被害を与えようと、
アーマドモジュール隊が襲い掛かってきた。
その接近していたリオン6機を切り捨て、
ヒリュウ改の守護神、グルンガスト零式が立ち塞がる。
(はやいっす、ボス)
カオルは性格判断する暇なく引き込むだけになる。
また核融合燃料も爆発するまえにタンクごと引き込んでいた。
ATXチーム4機が集結しヒリュウに向かい襲い掛かってくる新手、数は40数機に向かって正面からぶち当たってく。
特機があふれる大火力で中央突破、
各PTが機動力をいわし周囲の敵を駆逐する。
(忙しい!!)
瞬くまに40機いたリオンが減っていき加速の2重かけしてるにも関わらず、
接触が間に合わずに爆発する機体もある程だ。
リオンの大群を一蹴したATXチームに新型が襲い掛かってきた。
コスモリオンに搭乗するトロイエ隊の機体だ。
またエンジンあたりにさらにチューンを施しているだろう。
彼女らにてこずってる間にさらに増援がみえてくる。
戦況悪化で撤退命令が入り、撤退しはじめたATXチーム…
が、守護神のグルンガスト零式は単機でもって撤退せずに殿を勤める。
剣にブースターをつけ非常識な暴れ方の零式斬艦刀、
その推力でもって迫りくる敵機を粉砕してく…
瞬くまに増援のリオン群が粉砕されていく。
しかしその単機突破力をしても…
トロイエ隊4機が零式に襲い掛かる。
高速機動力でもって零式を翻弄してく。
そして集中砲火を浴びさせる…
が、零式の装甲には効いてない。
反撃しようと行動した時砲火と砲煙に紛れ接近したトロンベが零式に銃口をつきつけた。
コスモリオントロンベ…
(確かここでしか)
諦めたのか…武装を放棄し投降し…
零式にとりつき、コロニー統合軍側へと…
……
カオル報告
資材ホクホク
燃料ホクホク
寸劇風後書き
作者「規制後の新規書き下ろしになります」
ナギ中尉「たった16隻が地球連邦の全水上空母艦隊?」
作者「何隻だと?」
ナギ中尉「ウィルキア帝国軍に参加した艦船数から200隻程あるかな〜って」
作者「…え〜そちらの世界はおいときましょう」
ナギ中尉「なんでどうして〜」
作者「平時におけるアメリカ合衆国の空母数を参考に、
全世界に展開の数から試算しました」
ナギ中尉「あと、艦は10人で動かせますよ」
作者「ダメコンとかあるし…」
ナギ中尉「艦体が自動的に修理してくれるわよ」
作者「だからそっちの超技術はおいといて…
もう…次回は修正ですがOGから帰還になります。では次回まで」
H25年4月改稿
収納されてからの行動を次話へ…
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