第83話『フルメタ編5 南大西洋戦隊』
情報通りに一路南大西洋戦隊、ネヴァダの拠点である島へと向かう。
ミスリルは無人島を必ず戦隊拠点にしていた。
ネットハッキングによる作戦本部への侵入、
基地の位置を取得していたカオル…
ゴフ島…イギリス領である無人島に基地が存在している事を確認していた。
イギリス及び南アフリカ職員が定住している記録だが、
ミスリル構成員がなっていたらしい。
西経9度53分、南緯40度21分、とメリダ島の北緯20度50分、東径140度31分から、
ほぼ地球を半周しなければならないが…
そちらに楔がない以上致し方ない。
時間をかけて移動し…
端末頼りに迷わず途中休憩を挟み21時間後には島付近まできた。
スリランカで飯食ったあたりで、客引きに誘われた。
何の客引きかはわかるだろう…
だが日本円にして200円での金額に危なさを感じ、
ノーサンキューで後にしたが…
ゴフ島はトリスタンダクーニャ諸島の一島で、
リアル世界では世界遺産に登録された。
最寄の人口居住地はトリスタンダクーニャ本島約250人と…
しかもその本島にも空港がなく、小笠原状態な島であった。
つまり秘密基地がつくるには絶好のロケーション。
地下に秘密基地が作られる…
ゴフ島の地上には海鳥アルバトロス等のコロニーがあり、
また陸上生物ではゴフ・ムーヘン、ゴフ・バンティングの2種の固有種、植物では12種の固有種がいる、
緑豊かな島であった…
だが約1日かけカオルが島につくと…既に焼け野原となっていて、
戦闘は既に終わっていた。
固有の動物達の死体…砲撃か爆撃かにより死亡したのだろう…
また至る箇所に崩落の後があり…戦闘の激しさがわかるようだった。
地下に同化しながら潜ってみると…至る所に死体の山、
炭化したのやら女性らしいのが原型をとどめないような、
無惨な姿に…
四肢が切り落とされ火で血止めされ、胴体顔は腫れ上がりの状態で死後硬直迎えたのだろう。
表情すらよめない状態であった。
ドックに向かうと…瓦礫に埋まっていて、
同化しながら進むが艦自体がバラバラになっている為か、
原型とどめているのがいない…
死者の島と化していた。まだ腐敗が始まってないからよいものの…直にだろう。
世界扉をつくり…別世界経由で過去へと…
ミスリルをここまで壊滅させ、絶望的にまで追い詰める戦力がある秘密組織アマルガム。
その実態は、最新兵器の研究及び実機テストを行い、
テロや地域紛争をおこし、テロ組織やマフィアに武器の提供をし、
第五次中東戦争、中華南北戦争、ソ連内戦に関与というか原因の大元でもあり、
各国のタカ派にはシンパが数多く浸透している組織…
数多くの実働部隊を揃え、
冷戦構造の維持と軍需を望む軍事産業が今の母体になっている組織だ。
つまりミスリルとは完全な対極また巨大な組織であった。
トップを決めずに幹部が複数いて、万が一死亡した際には新たな幹部が選出される…
いわば中ボスが多数いて、倒しても倒してもきりがない状態である。
ミスリルの内部情報がだだもれしていた現状…ミスリルに勝ち目はなかった…
1999年1月30日
世界扉からでた島は戦闘前であり、緑豊かな光景が広がっていた。地下基地と同化し広げてく…
「皆さん、このネヴァダに新しい仲間が加わり初の反抗作戦となります。
壊滅、殲滅させましょう…アマルガムを!!」
潜水艦ドックで演説まっさい中だった模様で…
「オオッー」
「出港日時は、明日の標準時1000、各員作戦に備えよ…解散!!」
各員がわかれていった…
(けど…テッサもどきか)
「フッフッフッ、テッサにはもう負けないわよ…このネヴァダ2がいるなら」
「超電磁推進、高分子ポリマーですか」
「ええ、それに短時間なら海面滑走が可能ですよ」
身体を伸ばし同化してみる。
(TAROSはないのか)
再び基地へと同化浸食を伸ばしてくと…
(基地のいたるところに爆弾が仕掛けられてるんか…で、これの使用が明日っぽいよな…)
ネヴァダの隊員の性格調査をおこないつつ…
……
南大西洋司令室内
現地時間1999年1月30日
日本時間は1月31日の朝方…
その日の日付変わる前…突如として爆発が鳴り響き、司令室にも振動がはしる。
状況確認してた当直員は青ざめ現場へと急行する。
そして…
「状況報告」
司令室にテッサもどきが駆け込んでくる。
「破壊工作です。対空対地レーダーシステム、通信システム、迎撃システムを司る、サーバールームをそれぞれやられました。
航空機エレベーター、潜水艦ドック、そしてAS格納庫、武器庫、各地上通路もいたるところで…です。
A-1地上通路だけは残ってます」
現場確認しおわった当直員達が白煙被りながらまとめた、
現状を報告した。
「ASは無事なの?」
「通路自体が崩れ、中の様子が確認できません。
また整備員待機室とも通信隔絶しています」
「そう…」
「基地内部の通信システムも途絶えていますので、直接伝令が走るしかない状況です」
地下は基本無線が届きにくい、の為基地内通信には中継基を経由する、
専用携帯が採用されてたが中継基も破壊されていた。
「…復旧には?」
「相当な時間が予想されます」
「はやくしてね…他の基地に応援たのみたいから…」
「はっ!!」
「ふう…やられちゃったわね…破壊工作か…」
「とりあえず各サーバールームの修理が必要ですな…目がない事には…」
「そうね…明日の出撃もできなくなったし…作戦本部へと報告したいんだけど…」
「まったくですな…」
しばらく復旧作業の対応などをしていると…
司令部に駆け込んでくる伝令。
「だ、第2観測所から報告!強襲上陸です」
地上観測所からの報告が伝わってきた。
「なんですって!!…何処の誰?数は?」
「し、しょ所属不明です!数は不明、数えきれません!」
「AS出せないの?」
別の復旧担当に聞いてみたが…
「さっき確認したところまだ通路が突破できてません。
まだしばらくかかるかと」
「…総員陸戦用意!!基地内にて迎えうつわ!
非戦闘員はC-1エリアに!!
SRT、PRT各員はA-1通路にて迎撃準備。
潜水艦ドックの出口閉鎖してる、瓦礫の除去も急いで!!」
「イエス マム!」
基地内は騒然となる…迎撃発令するが、現状復旧できない状態のままでの戦いに…
そして…
「くるわよ…AS使えないと…こうもね」
「ですな」
……
そのころ迎撃陣地を構築中のA-1地上通路では…
(…ここの爆弾いつ爆発するの??)
カオルの意識がいる。
「あたしらに盾突いたらどうなるか、思い知らせてやりなさい」
「イエス・マム」
「来たぞ!!総員戦闘配置!!」
通路の先端地上出入口の先には強襲ヘリが…
途端に爆発の嵐が吹き荒れる。
破壊工作員の残した爆弾が爆発した。
通路で迎撃準備を整えていた各陣地は…爆風が吹き荒れ、
耐えきれなくなった天井は崩れおち通路は崩落してく。
……
「報告!!配置してたSRT要員、PRT要員の大半が生き埋め、生存不明です!!」
状況確認に走らせた伝令が駆け込んできた。
「なっ!!」
「地上出口へとつなぐシャフト自体が爆発まきこまれ…崩落、中への捜索ができません」
「クッ…遭難者捜索!傷病者救助急いで!」
再び出ていく伝令達…
「しかし、閉じ込められましたな」
「そうね…けど、これで相手も手が出せないはずよ。
生き埋めになった皆には悪いけど…
けどこっちも手も足もでない…もっとも脱出すらもできなくなったわ」
しばらくすると…
「ほ、報告!飛行場格納ハッチから敵ASが侵入!ハッチ部分確保されました!
敵は進入路確保の為、瓦礫除去にかかっています!」
また再び伝令が…1番走りまわってる人物が飛び込んでくる。
「え!?…飛行場ハッチ通路に、生き残りのPRT要員まわして!」
「はい!」
汗かきながらまた伝令に…
「飛行場ハッチからですか」
「やられたわ…けどね…ハリアー改を瓦礫側にむけ、迎撃準備!
あと非戦闘員は潜水艦ドックへ待避!」
「は!」
別の者が外にでていく…
基地内がさらに騒がしくなる。
「あ!…基地内通信復旧!」
司令室にやっと朗報がはいった。
1番走りまわっていた伝令係になった要員が…
「もう…戦闘でないのに疲れた」
と呟きながら座りこんだのも記載しておこう…
「各部署との通信確認!他基地に応援頼んで!」
「駄目です。他基地に繋がりません!…商用回線もです!」
「テレビ局映像も駄目です」
「太陽風の嵐…ね…地球規模の…やられたわ、敵は何だかの方法を予測しその日に攻めてきた。
ただ者ではないわね…ASの機種まだわからないの?」
「モニター回復します」
飛行機格納庫内部の画面が映る。
瓦礫が退けられ…
「まずいわ…特定の前なのに」
最後の退けられた瓦礫の向こうに向け、
ホバリングして機首を向けた航空機から、
30mmガンポット2門が打ち込まれる。
どんなASも計10機の合計20門の砲門を撃ち込まれれば破壊される。
ましてや戦車すら破壊できよう…だが…
ハリアーの一機が爆発炎上…続いて二機目も…
「な!!」
「敵の機影捕らえました!」
「あ、あれは…総員待避!」
「駄目です!格納庫内へ通信途絶!」
司令部に振動が届く。
「つうろが…」
ASから撃ち込まれた砲弾が通路を直進し破壊的な威力で突き抜けた。
「生存者の確認いそいで!敵はアマルガム、ヴェノムタイプよ!」
「クッ…」
画面ではハリアーの最後の一機が降伏し…キャノピーをあげてたが、
ASが近寄って握り潰してるのがみえてる…
「みんな…見た?…捕虜はとらないみたいよ」
「はい…」「ええ」
「防衛線を下げます。通路の封鎖をこことここ」
と指をさす。
「コーキング材を投入して…潜水艦ドックの状況は?」
「あと30分!」
「急いで!」
「は!」
「くっ…長くは持たないわよ」
彼女は親指の爪を噛みながら…つぶやいた。
死傷行方不明の掲示板を見ている。
SRT要員はすべて、
PRT要員の80%がリストに記載されていた。
他にも多数載ってるが基地の戦力はかなり落ちているといえよう。
…しばらくすると…
「通路封鎖完了!」
「これで一方からの攻撃で耐えられるわね…」
「かろうじて持ってますが…」
しかしその10分後には…
「D38突破されました!!」
下げた守備ライン要員の移動通路としてあけといた最後の通路が突破された。
其処をコーキング材で埋めるは防衛ライン要員を見捨てるにすぎず、
できなかった通路だ。
「まずいです…その先は」
司令室からのドックへの唯一の通路につながる。
「あと何分で除去?」
「あと12分です!!」
「5分で済ませなさいと伝えて!あと、司令室を放棄、潜水艦ドックで迎撃します!」
「イエス・マム!!」
「総員退去急いで!!」
「司令お先に」
「私はいいから、潜水艦ドックに急いで!取り残されないようにでないと…クッ」
画面では通路陣地で最後の一人となり、
抵抗できなく降伏の白旗を掲げてた者が、
容赦なく射殺されたのがみえてる…
「取り残しの無いようにいそいで!」
……2分後…
「司令!」
「わかったわ…今行く。ごめんね…マイホーム」
通路に出て確保している道を潜水艦ドックへとすすむが…
「敵兵!司令をお守りしろ!」
司令部要員の5名が別方向へと別れる。
「司令こっちです!」
「けど!」
「急いで!」
「ええ…ごめんなさい…」
彼女は、敵兵に向かった5名に向かってつぶやく…
PRT隊員の二名に護られ潜水艦ドック目指して走っている…しかし…
「グヮ」「ギャ」
先回りされた敵兵に護衛がいきなり倒された。
彼女は自分の銃をホルスターから抜くが、
「つぅ!!」
接近してきた敵兵に手を蹴られ銃を落としてしまった。
「おらぁ!!」
「きゃ!!」
確保されて部屋に引きずりこまれてしまう…
「はぁはぁ…早く撃ちなさいよ…捕虜はとらないんでしょ?…覚悟はできたわ…」
「へっへっへ、いい女だなぁ」
「おい、これが敵司令官か?」
「ああ、そうだな」
「そうよ…でなに?」
「散々てこずらせやがって…この南大西洋戦隊も、もうおしまいだなぁ〜」
「ヘッヘッヘッ違いないね」
「他の戦隊がいるわ…あんた達アマルガムなんか」
「おやしらねーの?」
「何をよ?」
「お前らのミスリルに対して同時攻撃おこなってるのをよ」
「何いってるのよ!!」
「ほう…しらねーのか…おい、確かビデオとってたよな?持ってる?」
「ああ…勝ち気なねーちゃん…これみてみなよ」
CNNのニュース映像、オーストラリアの作戦本部となっているビルが、
爆撃をうけ崩壊しているのが流れてる。
「!!!」
「やっと理解したようだなぁ〜他にも地中海戦隊、インド洋戦隊、西太平洋戦隊の各基地、
他にも沢山のミスリルへの拠点への同時攻撃してるぜ。
ええ?勝ち気なねーちゃんよ」
「あああ……うそっ」
「へへ…理解したか…ひっひっひっ」
「くっ…早く殺しなさいよ」
「ところでよう…こんな女…ただで殺すのもなんだな」
小柄でスラッとしたアッシュブロンドの小柄な美少女…
男共から見るとただ殺すだけには惜しい存在である。
何しろお金で買える売春宿でも見かけない程の美少女であり、
いたら即愛人契約等で囲われ買われていくから機会がないだろう…
それが無力な状態で目の前にいる。
武器はその場を治める。
つまりこの場を支配している彼等が法であった。
「おい、味方も近づけんようにしろ」
「へっ?」
「こんな美少女…普通に殺すだけは惜しいと思わんか?」
「隊長、まさか生かして―」
「命令には逆らわんよ。命令にはな…
ただお楽しみあっても良いじゃないか」
「あ、ああ…ですねぇ」
「そのまま入口見張ってろ。
大丈夫だ順番はあとだが食わせてやるよ」
「ちょっと早くころしなさいよ!」
「おら抵抗すんじゃねぇよ!」
顔をはたく。
「まずはてめぇの命は、おれらを楽しませてからだなぁ〜」
「わ、わたしをまさか…」
「ああそうさ、いるのは我々女に飢えた獣だけさ」
笑い声が響く…
アンシェは敵兵を睨みつけたがそれまでだ。
「な、なぁ」
「あん?」
「証拠残ったらやばいんじゃ?」
西側正規軍では捕虜虐待を禁じてはいる。アマルガムではそういった規則は勿論ない。
ないが…確かに証拠が残ると…と考え、犯そうとした隊長は、
「証拠が残らないよう、爆破処理すればよいだろ。内臓ごと四散すればさ」
「あっ、そうか」
「じゃあ嬢ちゃん、まずは楽しませてな」
「い、いやぁぁ」
服の胸元からいっきに手前に引きちぎった。音を立てボタンがちぎれて床に落ちていく。
ブラウスの下は小振りなブラジャーがみえた。
シャツは着てない。
「へっ、やっぱ若いっていいなぁ…綺麗な素肌してんじゃん」
「や、やめて!!」
「おい、しっかり抑えろよ」
「へい」
スカートも切り裂き下着姿に晒される。
白い素肌が眩しい。
「いやぁぁぁ」
「ぐだぐだうっせえなぁ」
ナイフの底で顔を殴る。
「うっ」
「どうせてめえの命はあと少しなんだよ、
女の楽しみしってからでもいいじゃねえの?なぁ?」
「うっうっ…」
「あと一枚…へへへ」
最後の下着がナイフで切り裂かれた。
「いやぁぁぁ」
「ほお綺麗なマ<バキュン>だなぁ…初めてなんか?」
「やめて見ないで!」
「ほうどれどれ?」「隊長俺にも」「てめえは見はってろ!」
「はぁはぁはぁ」
「いやぁ〜!!綺麗なままで死なせて!」
「お…この娘、処女か」
「ますますいいですな」
「早く喰いたいっす。隊長早く!」
「まぁそう急かすな。背中の銃をもってろ」
「へい」
「へっへっへっ」
「い、いやぁ」
ベルトをいそいそと外し、ズボンとパンツを一緒に下ろすとズンとでる怒れる象さん。
「ヒッ」
「ほお、男性のみんの初めてか?」
「こりゃ犯しがいがありますね」
「だなぁ」
「ああ、加入してよかった」
「じゃあよ…ちょっくら頂くとするか」
「ひっいやぁぁ、だ、誰か!助けてぇ!」
side カオル少し前
(収穫収穫)
カオルはかなり喜んでいた。
地上へのシャフト崩落等でSRT要員、全12名、
及びPRTの目をつけてた約70%を確保できたからだ。
つまり生き埋めになり救助不能のまま回収できたといえよう。
戦いを監視しながら…引き抜けそうなのを負傷者一次シェルターに収納、
分裂体が再び引き出し睡眠状態にし医療カプセルにいれるのを繰り返ししてると、
戦いが奥の方へと向かってしまったようだ。
(やべやべ)
意識を奥にむけると…
(あ?)
「こりゃ犯しがいがありますね」
制服を引き裂かれ、素肌をさらしまくっている少女…
「だなぁ」
(あれは司令官?え?やば、付近にミスリル兵は…?)
「ああ、加入してよかった」
サーチしたが…付近には生きてるのがいなく、
救援に駆け付けられそうなのもいない。
「じゃあよ…ちょっくら頂くとするか」
(ここで介入せずに…男はすたる…それに殺されるから…なら!)
「ひっいやぁぁ、だ、誰か!助けてぇ!」
男が身体を前に動かし、いれようとする前に…引き込めました。
「へ??ぎゃ!!ばかたやにさたかな!!?」
犯そうとした兵士がそそりたった物を床にうちつけ悶絶している。
何をいってるのかもわからない…
「おい、何処にいった?」
みてた兵士も不思議そうに…
「え、えーとぉ…」
わけわからないだろう。
いきなり人が闇に消えるように…感触ごと消えたから…
……
カオルの一部をアマルガム側の制圧済みの無人の部屋に出現させ、
いま引き抜いた彼女をだす。
「ヒッ!!」
口を押さえて…
「シー」
頷いたので…手をはなし…
「うん…顔だけだね…あとは」
虚数空間からナイフを出し、
「イヤ!」
「と…大きな声ださない…手の縄きるからさ」
縄を切断。
「まったく顔を殴らなくっても…のこるじゃん」
「あの…助けて?」
「ん〜まぁ…ある意味ね」
「ある意味?」
「そっようはスカウトなんだけどね…よっと」
医療カプセルを出す。
「顔に傷ついちゃね…と、スカウトうけるならこのカプセルに入ってくれるかな?」
「あのこれは?どこから?」
「この状況から助かるなら、おいおいわかるさ…うけてくれるかな?」
しばらく考え…頷く彼女…
「わかった。じゃあよろしく」
「あ、あの部下は?」
「ま…問題なさ気なのはたすけてるから…あとこの服を着て…裸のままだよ」
「キャ」
赤面。やっと気がついたらしい。
「着たらこのカプセルに入ってね。早くね…助けにもどるからさ」
いそいそと着はじめる…ずるべたーんと引っかけ転ぶ…
(テッサもどき!!)
「みえてるよ…」
更ににあかくなり…やっと着てカプセルの中に自分ではいる。
「じゃあ…あとでね」
カプセル作動させ引き込み…
もう潜水艦区画しかネヴァダ側は生き残っているのはいない。
……
非戦闘女性陣達が艦内の奥、
PRTの生き残りがドック出入口でバリケードをはっている。
敵の怒涛の攻撃を予想してたがパタリとやんでいた。
貴重な時間が稼げる…
整備兵等が崩れた出口を掘り返していて…
「やった通れる!!」
の歓声があがった瞬間に…アラストルが突入してきた。
船外は制圧された。
(うへ…アラストルここで導入かよ…無双)
そして…艦内制圧には入らず、
潜水艦ハッチに毒ガス及び船体に爆薬をしかけている。
カオルは潜水艦内部に待避してた人をシェルターに引っ張り、
カオルは離脱し…
……
分裂体の何体かは、周囲にいたアマルガム側の母艦にとりつき取得してまわってて、作業が終わり合流。
世界扉にて後にした…
カオルが後にした島の地下は…わずかながらの炭化した死体が残され、
爆発により崩落はするも四肢がない死体は存在しなかった…
……
カオル報告
だいぶ人員救助〜
寸劇風後書き
作者「やってしまった……後悔はしてない…」
ナギ少尉「ん?また三桁??」
作者「フッフッフッフッ…」
ナギ少尉「…一つの戦隊をつくるつもり?特殊部隊を…」
作者「かもなぁ…」
ナギ少尉「情報部は?研究部は?」
作者「カオルの方で用意してるじゃん」
ナギ少尉「あ…人事部!!」
作者「…そこがよわいよなぁ…」
ナギ少尉「あ、でもまだ人材割り振ってないし…今だにいるじゃん…で次回は?」
作者「久々のイッ……おほん、帰還編帝国動乱その1お楽しみにぃ」
ナギ少尉「ねぇネタばらしたばらした?
で、そのネーミングセンスないサブタイトルいい加減にしたら?」
H25年5月再改稿
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