第100話『佐度島基地防衛戦編1 BETA増援群襲来』
地下深く…カシュガルにあるオリジナルハイヴ内地上から地下4kmにある大広間、
通称あ号目標とよぶ、重頭脳級…自身は資源回収指揮ユニットナンバー15740214795号というが、
覚えきれそうにないのであ号目標とよばせていただこう。
あ号目標は地球上にある全ての生産指示ユニット…頭脳級の取り纏めであり、地球上での総指揮官といえる存在であった。
約1長周期前に、本来の機能とちがい21号下位ユニットの近くに、
22号下位ユニットを構築し拠点造成させ、災害動物の研究を命令した。
人類側の名称…横浜ハイヴである。
研究はすすみ災害の思考等の貴重なデーターを入手する事ができた。
だが約800周期前に横浜ハイヴにて巨大な重力攻撃を受け、大きな被害をうけた。
あ号は災害動物の認識として動かない頭脳級は駆除されないと判断、
22号頭脳級…横浜ハイヴの頭脳級に対して生産指示を停止させ、
抵抗するなと命令…災害の情報入手を指示していた。
指示はうまくいくが、生産ユニットが破壊されてしまったと理解した。
……
時は流れ順調に勢力拡大しつつあり…
更に4つのハイヴを構築する事ができたが…
日本帝国時間で2001年9月24日0時頃…あ号宛てに、
佐渡島頭脳級から、重物が激減していく、生産が追いつかないと、
救援要請がはいった。
重物…重労働生物の略称であり、人類側呼称はBETAであった。
全体総数のたった1%以下が属するまだ年若いハイヴであり、
指揮系統的には勢力圏拡大用途のハイヴであり失うには惜しく、
救援を送る事に決めたようであった。
(20号を先発、19号18号は20号経由。
14号17号を16号経由一緒に。
10号、6号を15号のと一緒に18号20号経由)
20号…鉄原ハイヴ頭脳級、ハイヴ規模はフェイズ4。
年がやはり若いが佐渡島ハイヴへの供給源でもあり、
98年の帝国上陸BETA群の供給源の1つでもあった。
19号…ブラゴエスチェンスクハイヴ頭脳級、
ハイヴ規模はフェイズ3、97年建設。
鉄原よりも年はいってるが、
ソ連の度重なる間引きにより中々成長しきれてなかった。
18号…ウランバートルハイヴ頭脳級、ハイヴ規模はフェイズ3。96年建設。
ブラゴエスチェンスクと同様、犠牲を構わない間引きにより、成長が遅くなっている。
現在はシベリア方面への供給源の1つ。
16号…重慶ハイヴ頭脳級、ハイヴ規模はフェイズ4。93年建設。
鉄原同様帝国本土へのBETA群供給源の一つ。
14号…敦煌ハイヴ頭脳級、ハイヴ規模はフェイズ4。92年建設。
もう間もなくフェイズ5規模へと成長しつつあるハイヴであった。
現在のところオリジナルハイヴに隣接し、アジア方面への重要な供給経由源の一つ。
17号…マンダレーハイヴ頭脳級、ハイヴ規模はフェイズ4、95年建設。
マレー半島方面に頻繁に侵攻を発生させつつあった。
10号…ノギンスクハイヴ頭脳級、ハイヴ規模はフェイズ5、84年建設。
シベリア方面への重要な供給源の一つ。
6号エキバストゥズハイヴ頭脳級、
ハイヴ規模はフェイズ5、77年建設。
以前はヨーロッパ方面への供給源だったが、
現在はシベリア方面への供給源と化してる。
15号…クラスノヤルスクハイヴ頭脳級、
ハイヴ規模はフェイズ4、92年建設。
シベリア方面への供給経由源の一つ。
命令を出した事により3周期後には佐渡島への救援が到着するであろう…
だが20号からは足りないの返答があり、
19号に急がせて向かわせる事にした。
到着が6周期後にはなる。
(我の所から各所へ移動命令…)
更に補充として命令を出した。
最近飽和したがっていた為に調度良かった模様である。
……
日本帝国時間24日12時…
更なる救援要請を受信。
日本帝国時間24日20時…
日本帝国時間25日0時一向に動向を報告してこない佐渡島頭脳級…
数を問うと少しの間のあとかなり少数しか居ないとの返答が返ってきた。
命令は変更しなかった。
命令変更しなかった事により、3つの流れが存在していた。
フェイズ3規模からの救援が約4万程でていて、計8万。
東南アジア方面、フェイズ4規模からは未だ合流はしてないものの、
1つのハイヴから約5万から8万の移動群が発生。
重慶と合流したら18万規模以上の移動群となる筈だろう。
そしてソ連フェイズ5規模からは12万から15万程の移動群が発生していた…
合流したら30万規模になる見込みであろう…
……
2001年9月27日午後
==横浜白凌基地 異世界軍情報室==
「監視衛星ひまわり1号より入電、朝鮮半島より大規模移動群渡海開始、
目標佐渡島基地の模様、全軍第一種警戒体制発令」
新たに打ち上げられた日本海、朝鮮半島、ソビエト南東部、中国大陸方面担当の監視衛星からの一報がはいる。
「カオル大将不在、レズン准将につなげ」
カオルは別世界にいってる為次点の最高位に連絡をつけようとする司令スタッフ。
「レズン准将より入電、地下反応炉より救援要請が陥落前にいったとの事」
「カオル大将不在により、次点レズン准将の指揮の指示を!!」
次点で現在最高位になってるのは、
スーパーロボット大戦OGでアイドネウス島攻略の水上艦隊を率いていた、
レズン准将。
レズン准将は現在佐渡島で現地基地司令として建設作業の指揮をしている。
レズン准将の次点では…戦隊司令の大佐が1名、艦長であった中佐が4名、少佐が8名であり…
大佐は潜水艦に乗っている為直ぐには戻れず、
異世界軍は現在分遣艦隊を率いれる人物が少ない。
この大規模進行群は鉄原ハイヴからの、
元佐渡島ハイヴへの救援部隊と推定された。
総数約8万…2個軍団規模…主人公が不在のなか、一路佐渡島基地へと向かっている。
防衛戦、迎撃戦の場合は攻略戦や間引き戦の場合と違い、
突破され後方に浸透されて補給関係を壊滅させられたり、
防衛目標の街等破壊され民間人に被害を被ったりするといくら戦力があっても負けといえよう。
今回の場合は再ハイヴ化阻止、またはカオルの洗脳が見破られる事への阻止、
その一言につき、その為には基地内へのBETA侵入阻止が第一目標とされた。
佐渡島基地の内部への進入口は多岐にわたる。
まず主縦穴がある元金北山付近から日本海側海岸まで最短約5km、
日本海側海岸方面にも門があり、そこから海岸まで約1kmという距離だ。
基地進入後は基地内部での阻止戦になる。
いまだ多くの横坑が存在はしている。
いずれにせよ非常に限定的エリア内での突破阻止戦が行われるのが予想できよう。
だが佐渡島基地はまだ工事進行具合は進んでない…
不完全な状態にて防衛戦をうけもつ事になる…
「全軍、佐渡島基地防衛態勢に移行。上陸予定時刻、29日1200の模様」
本来であれば移動群に対しての警報をもっと早く出せる状態で、中国大陸まで監視網をカバーし警戒してたが、
移動群が何処へ向かうかが重要であった為に最終確定してからの警報発令。
鉄原ハイヴを飽和した移動群が朝鮮半島から海の中へと潜り始め、
無情にもカウントダウンが告げられ、佐渡島への上陸が…
……
一方、佐渡島基地建設中にいるレズン准将は、
旗艦のブリッジに上がっていた。
「さいたま級による、先行爆雷攻撃、水際防衛戦、及び万が一の基地内防衛戦だろうな」
[将軍どうするの?]
「現状の佐渡島戦力は?」
[え〜と…今佐渡島基地にはスフィンクス7個連隊と、T-850警備隊、
魔紀伊級4隻とさいたま級6隻がいるよね]
続いて基地施設建築中の画面が出てくる。
[内部構造を優先してたから侵入対策まにあってないよね…]
元佐渡島の地下茎を利用するにあたり、BETA由来の壁材を合金Zに変更、
及び通路の整理、広間の統廃合を優先していた。
これ程早く襲撃が来るとを予想してはなかった。
その為迎撃施設やBETA侵入防止策等を未だ手を付けずにいる状態であった。
「明後日までには?」
[とりあえず日本海側にある門及び横坑の閉鎖を最優先して…]
スクリーンに4つの門及び横坑が点滅する。
[各門の仮ゲートが間に合う程度だね]
「メインシャフトは?」
[仮ゲートも間に合わないよ…]
「仮ゲートとは?」
[合金Zの加工が各門用に間に合わなくて、通常素材]
「となると…メインシャフト到達自体が基地内部への侵入、
各門も長くは持たない…という事だの?」
[うん。ただ封鎖予定の6箇所は横坑までは間に合わないけど、
強化コンクリートで閉鎖するから、通常素材よりかはもつね。
問題なのが使用予定の4箇所だけだね]
「とすると、メインシャフトと4箇所の門の到達阻止か…」
[シャフト到達で、壁伝いで反応炉までいけちゃうからね…]
「佐渡島基地の再度バイヴ化か…防がねばのう」
[基地内部に侵入されると…今はまだ構造材関係しか手をつけてないから良いけど、
迎撃箇所は頭脳級手前の2番1番広間でだね]
元主広間、その手前の名称無しの広間。
[まだ通路の統廃合が済んでないけど、
その広間を通らなきゃ行けないのは一緒だし]
「ふむ…さて、こっちにまわせる戦力は?」
[横浜白稜基地より、スフィンクス13個連隊、有人機各部隊、
対小型種用としてスパイダー改が4個小隊、T-850が8個小隊くるよ]
「スパイダー改とな?」
[マスターが対小型種用にと増やしておいてくれっといわれてたの。
レールガン4門装備で的確な射撃でもって打ち抜く、
原型がターミネーターの世界からきた、自動機械だよ〜]
カオルはトリップ前に近接防衛戦用にスパイダーを改良し採用していた。
基本的に基地防衛には固定砲台群であったが、
メインシャフトから海岸線までの距離は短く、戦闘時には被害がでかねない。
それに変わる手段として採用していた。
HK-450スパイダー君。
現状のM61A1ガトリングから、ガンパレ世界+OG技術+PD技術入れたレールガンに変更。
これにより装弾数に余裕ができた。
その代わり面制圧に不安がうまれ、更にアームレールガンを追加。
仕様…正式名称スパイダー改…
装甲ビダン装甲に変更し、
武装12mmレールガン2門、
4mmサイドアームレールガン2門、
いずれも1秒間1発、
パワーセル、変更なし、OS調教済み、変更なしという代物だ。
「なる程、カオル殿が…なら期待してよいかな?」
[あと、将軍…この大規模移動群も怪しいんだよね]
重慶ハイヴを飽和し鉄原ハイヴへと向かいつつある移動群をコバッタが指し示した。
[この移動群が計測数約22万…先の移動群が鉄原ハイヴ発だから、
まず増えないとは思うけど来る可能性はあるよね…
同様の経路とるとしたら到達見込みが10月1日]
「ほぅ…」
1戦闘エリアで正面でぶつかりあう数としたら異世界軍にとっては過去最高であろう。
佐渡島ハイヴ攻略戦においては一方的に遠距離から削ってから上陸し、
門から出てくるのを削ったにすぎず、
また小出しに釣ってきたにすぎず、
面で来る大規模進行群は初あたりになる。
ましてやそれが20万規模となると…
「ほっほっほっ。よっぽど佐渡島を取り戻したいんじゃな」
[将軍…どうする?]
「何にせよ小型種対策じゃのう…」
異世界軍は、対中型以上には優秀であるが、
小型種は踏み潰すや燃やす、レッグブレードで切り刻む等で、
半分無視する形で軍備強化方針でとってきた。そのツケが出てきた…ともいえよう。
「スパイダー改は増やせないか?」
[29日迄には増やて2個小隊なの…無理]
「そうか…現有戦力でやるしかないか…引き続きたのむぞ」
……
27日午後9時
朝鮮半島より東へ約200km地点
夜の闇の中、月の光もとどかない海底を黙々とBETA移動群がすすんでいく…
海底徒歩は考え的には避ける傾向があるが、
そこに行き着くのに海を渡らなければいけないなら、
海底を歩いてわたる。
ただし、海溝等ははい上がれないが為に、なだらかな傾斜をBETA群はすすんでいく。
また比較短距離、浅い箇所を好んで進む傾向でもある。
黙々と佐渡島へむかって歩みを進めていた。
海洋は人類側が利用できる壁である。
BETAは地上部からの光線種による狙撃、浅瀬での触手等による直接攻撃以外、
海上にいるものへの攻撃手段がない。
日本海を6隻のさいたま級が最大速力でもって疾走しBETA群の進路上直上に到達した。
『音響探知機感あり』
『爆雷攻撃はじめ!』
中速76kt、約180kmを出して6列に北東から南西にかけ疾走するさいたま級の艦尾両サイド側から爆雷が投下される。
本来であれば潜水艦のいる深度に設定作業をし、爆雷を投下。
爆圧により敵側潜水艦を沈めるのが使用用途である。
だがBETAは海底をあるく。
偵察衛星から転送された地形データーの海底深度付近に自動設定され、
次々と投下されていった。
1秒間に1発ずつ次々と無限装置により補給され中速で約40m間隔で、投下台を転がり海中へと没す。
海底付近まで沈降してく爆雷…
設定水圧で起爆しBETA集団に破壊力をふるう…
一発の爆雷で殺せる数は命中しなくって0匹から、爆圧による1、2匹…
命中による1から3匹程であるが、
次々と際限なく爆雷が到達し起爆してく…
要塞級に関しては胴体にあたり、
転がり落ち横で設定水圧に到達、
真横から破壊力が襲い掛かる。
……
28日午前3時
横浜基地を出港した20隻が合流し26横列となり、更に拡大した爆雷攻撃を加えてく。
だがこの頃になると仲間の死骸をさけるが為に分裂しつつあった…
……
29日午前11時
さいたま級は佐渡島の新潟側へと移動し、
BETAの上陸に備えてスフィンクスがラインを整えて迎撃体制をとっていた。
『カオルが居ない状態で大丈夫かなぁ?』
『あの人、カオルさんが連れてきたどっかの艦隊の将軍だったらしいよ。信じましょう』
『そうね…』
佐渡島…BETAに占領される前は、日本海側も風光明媚な観光スポットであった。
粗削りの断崖と岩礁風景、峡湾美を形成する【尖閣湾】、
カンゾウの花や澄み通る海の二ツ亀、荒々しい岩場の【外海府】、
だがBETAに占領されてから地形は削られ…
今ではなだらかな傾斜と化していた。
つまり海からの上陸ポイントにもなる。
迎撃布陣は、【七浦海岸】から【尖閣湾】にかけての日本海朝鮮半島側約20kmが最重要警戒ラインに5割のスフィンクスを…
【小木海岸】から【真野湾】北側及び【尖閣湾】から【外海府】沿いが二次警戒ラインとして、2割のスフィンクスが割り振られた。
基地内侵入戦闘対策に1番広間にて2割のスフィンクスが…
万が一の帝国本土上陸に備え能登半島方面に残り1割のスフィンクス2個連隊が警戒にあたっている。
……
指揮をとっている旗艦きいのスクリーンには佐渡島を一心不乱に目指している、
BETA群が映し出されている。
BETAは長距離移動してきたので、
まずはエネルギーを反応炉から貰わないといけない。
爆雷攻撃で、幾つもの小集団と分散しいまだ合流する気配はない。
メインシャフト辺りまでくれば合流するとはおもわれた。
多数にわかれたBETA小集団は、能登半島方面への上陸はない模様であり、
最重要警戒ライン20kmへの上陸する進路をとっている。
「間もなく01小集団上陸…ゼロアワーマイナス60」
小集団は平均的に中隊規模、最大で大隊規模、その数はスクリーンでは45の数値が割り振られている。
「一次防衛ラインオールウェポンフリー」
「トマホーク発射まで…Tマイナス3、2、1、ナウ!」
さいたま級の艦隊からミサイルが一斉に撃ち出される。
ゼロアワーに合わせミサイルが射出される。
「主砲て〜っ!!」
旗艦である魔紀伊級の61cm砲弾もはなたれる。
「ゼロアワーマイナス6、5、4、3、2、1、ゼロ!」
巨大な爆炎と土砂の柱が画面を埋め尽くした。
海岸線一帯は灼熱の地獄と化しはじめる。
火球の中で上陸しかけた無数のBETAが破裂し、
その破片が爆煙とともに舞い上がる。
炎と光のスペクタルが画面を映し出す。
約500門ものキャノン水平射および、
520ものミサイルの一斉着弾、
それに加えて50.8cm砲榴弾が多数飛来し続ける…そうそう無事なものはない。
本来であれば隙間を縫ってBETAは抜け出してきて、
爆炎で死亡した突撃級の死骸を盾に、小型クラスのBETAが噴煙の中から踊り出してくるはずであった。
だが抜け出してくるのはみられない。
主砲弾着弾の隙間、爆炎の中から僅かながらの光線が放たれ、到達する前のミサイルが爆発する。
爆雷を生き延びた光線級が海面より頭を出し迎撃をし始めてきたが、
その発射地点を偵察衛星が観測、データーを転送し、
受信したスフィンクスの主砲からはなたれた弾が、的確に命中させる。
生き残っている光線級は迎撃に忙しい為、相変わらず足が遅く抜け出してこれない。
容赦なく降り注ぐトマホークミサイル、50.8cm砲、キャノン砲弾の前に、
光線級、重光線級の迎撃が間に合わず…
第一次防衛ライン突破する事なく早々死滅して逝った。
……
最後の光線級が死滅する。
「将軍!敵BETA群反応ありません」
「うむ。諸君戦闘終了だな」
BETAの約8万の軍勢を、爆雷で1万以下にまで減らしてそして迎撃できた。
戦後処理で陸地に上陸して死骸となれはてたBETAの焼却除去に、
スフィンクスが走り回り始める。
水際は作業用レイバーが総出で、水没しながら排土板で死骸を押し上げる。
また砲撃によって生まれたクレーターの整地なども行い…
「横浜基地より入電、鉄原ハイヴから飽和した約20万BETA群東進開始しました」
「やはり来るか…」
佐渡島基地や横浜白稜基地に急いで帰還し始めてるスフィンクス…
佐渡島の戦いはまだまだ続く…
==アメリカ情報局==
「前回はミサイルの多さで目立ちませんでしたが、
この水上艦の高速移動にも目がひかれます」
「あの船か…」
「水上艦では有り得ない高速をだし、旋回速度も異常です」
「水中翼船…では無いな…少なくとも無人船なんだろう」
「だと思えますね」
「ふむ…あとマスドライバー基地誘致の件頼むぞ。
そうすればあの艦船についてなにかわかるだろう」
「はっ!!」
……
カオル報告
別世界にいます。
何が起こっているのかわかりません〜
寸劇風後書き
ナギ大尉「あれ?こんなに楽にサクッと、
8万をかたずけられたっけ?」
作者「海という壁は偉大なんだよ…海はさ…
とさておき…改稿前と違い、24時間以上にわたるチート爆雷攻撃という点があった為に、
かなり楽になったよな」
ナギ大尉「そうなの?」
作者「98年の日本帝国上陸だって台風が直撃する事なければ、
海軍がまにあって阻止成功できた筈なんだよ。
またイギリスが未だ保ててるのがドーバー海峡のおかげがあり、
それ程海をつかった攻撃が重要だって事なんだよ」
ナギ大尉「でも次は20万程の集団は無理だよね?」
作者「ま、全部の削減は無理だよね。少なくとも8万の内1万程は残ってしまうように、
せいぜい爆雷だと10万か…」
ナギ大尉「さて次回は2つカオル側を挟みます。お楽しみにぃ」
H25年6月再改稿
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