「別れの道」


王都での進発式は盛大なものとなった。
それは当然ながらサイトの人気を知った上での、仕組まれた式であったのだが国民にとっては関係あるまい。
確かに、駐屯地から王都の中心市街を抜ける12万将兵は壮観であったし、これならば長らく続く戦争も終わるのではないかと錯覚させるほどには士気も旺盛だった。
それもサイトの演説がきいたのだろう。
しかしながらとうのサイトは政治的に利用されたことを苦々しく思っていて、気分はあまり良いものではなかった。
それでも国民の期待に背くことはできないと、気持ちを仕切り直した。
泣いても笑っても、これが今時戦争最後の戦いになるだろう。
勝てないまでも、負けない戦いが必要だった。

王都から勇躍、すぐに戦地に向かうのかと言えば、そうではなかった。
サイト含め兵たちは既に王都郊外にいるが、なぜか急ぎの伝令がやってきたので足止めされたのだ。
その伝令の内容を見て、サイトは成る程、とつぶやき行軍を再開させた。
伝令はアニエス中将からのもので、サイトの伝えたように議会工作をする旨が書かれていた。
アニエス自身は気乗りしないだろうが、女王アンリエッタが懇意(かつて護衛をしていた)にしている彼女の言葉ならば聞くだろう。
問題はマザリーニ含む徹底抗戦派だが、その点はこの戦いの趨勢次第だろう。




行軍を再開する中、流石に国内なのでそこまでの警戒体勢は敷いていない。
ゆえにサイトはぼんやりと考えごとをしていた。
第二の故郷である北の地であったり、ルイズのことであったり。
考えることは色々とあったが、それを差し置いてもなにより、この戦争にどうやって終止符を打つか、であった。
再三述べてきたが、残念ながらトリステイン軍の余力ではこれ以上の攻勢は不可能である。
防戦一方になっているのも結局、圧倒的な兵力不足なのだ。
12万の追加兵力があったところで、微々たるものであり、敵の総合兵力には及ばない。
なればこそ、ここにおいて奇策を弄することが必要なのではないか?
そう考えると手段がないわけではないが。

「犠牲、か」

多くの戦死者を自分の部隊から出すことになるだろう。
それこそ、全滅の判定どころか壊滅の。
いや、もしかすれば殲滅か。
サイトの思考が後ろ向きになるのも無理は無い。
それほど、追い込まれた状態なのだ。

「これでは」

ルイズのもとに戻ることはできまい、と口にはしなかった。
間違っても指揮官が後ろ向きなことを言ってはいけない。
だが、だからといって過信はせずに指揮をする。
それが将たるものなのだろう。
そこでふと現在の戦況、戦場の動静を思い返す。

『雪崩』作戦は結局のところサイトの占領していた地域が攻撃限界点であったので、そこを確保したところで早々に放棄せざるを得なかった。
サイト率いる部隊の撤収後、一気に敵の攻勢が強くなったのもあるが、それより脆弱な兵站線が泣き所になったと言える。
しかしながら前述したとおり、サイトの占領地域は攻撃限界点、そもそも所有していても意味はなく、どちらかと言えば時間稼ぎのための占領だった。
その時間稼ぎのおかげで、戦線はトリステイン国境線にまんべんなく伸びることになった。
長大な線であるが、そこに薄く兵が広がっていると言えば精強なガリア軍ならば簡単に突破できないものか、と思われたのだが。
さしものガリア軍が手をこまねいているのには理由があった。

塹壕である。
トリステイン軍はサイトの奮戦を尻目に『雪崩』作戦では戦術的な後退をしたのだ。
それは『雪崩』作戦の中盤で将軍が変わったからだった。
前任の将軍にかわり新たに南方司令になったポワチエ大将は即時ガリア国内の戦線縮小を開始した。
それもこれも国境線上に塹壕を張り巡らせるためである。
ポワチエ大将の判断は積極性に欠けると非難されたが、結果として後退して塹壕を掘ったからこそ今の膠着を演出できたので、軍令部も糾弾できなかった。
とまれ、サイト隷下大隊の前線での獅子奮迅の戦いがあったからこそで、この功績の半分はサイトのものなのである。
異例の昇進を遂げたのも、劣勢を膠着まで持っていったのだから納得できると言うものだ。
だが、それでも膠着なのである。
結局はサイト大隊の確保した橋頭堡を守りきれなかったのが何より痛かったが、それ以上にガリア軍が強力なのである。
今、兵力も指揮も下がる中で奇跡的にガリア軍の侵攻をとめていたのは塹壕の存在なくてはできなかっただろう。
また、サイトが昇進した理由には下がり続ける指揮を上げるためにかりそめの英雄をつくるという身も蓋もない理由があったのだが、それを今更話したところでどうともなるまい。

サイトとしても、やはり『雪崩』作戦は悔やまれることが多かった。
勇戦したものの、その橋頭堡をめぐる戦いでは心優しき女性、ティファニアを守りきれず死なせ、かつての友、タバサを討つという戦場での悲しき習わしを再現した。
呪われた左腕の刻印は紅み帯びる一方であり、その呪いが周囲に害を及ぼすくらいならいっそ自刃する他ないと思い定めてはいるのだが、今勝手に死んで、他の人々に迷惑をかけるべきではない。
何にせよ戦争を終わらせなければ、己の進退も決められないだろう。
だが、生き残ったところでサイトには何が残ると言うのだろうか。
ルイズがいて、シエスタがいて。
他にもたくさん大切な人がいるが……
自身の呪いが予断を許さない状態になっている今、本当にするべきことは彼等から身を引くことなのではないか?
隷下の者たちは出来ることならば生きて故郷の土を踏ませてやりたい。
だがサイトは違う。
本来、故郷喪失者で帰る場所は無いのだ。
どこにも変える場所が無いのだから、どんな綺麗事を並べ立てたところで、ルイズのもとに帰るなど、おこがましいことなのかもしれない。
心情から察するに、サイトは非常に厄介な二律背反に悩まされることになってしまった。
帰るか、帰らぬか。
どちらにせよ人は彼が帰ることを許すだろうが、彼には許しの声が届くことなく、ただ一迅の風がサイトに届いた。




サイトは12万の兵を率いながら、トリステイン軍の主だった防衛を担当するトリステイン南方軍司令部に参じた。
司令部の要員は誰も覇気がなく、暗い顔をしているが、暗い顔を通り越してどす黒い、と形容したほうがよい顔を、南部軍司令ド・ポワチエ大将はしていた。
ポワチエ大将は一時的に中央へ出頭していたとの話をサイトは聞いていたが、まさかこの顔で出頭していてそのまま返されたとなるといよいよマザリーニら中央への不信は強まると言える。
ちまたでは攻撃精神に欠けると揶揄され、馬鹿にされるポワチエ大将だが、実際にはこの瀬戸際において防衛を果たしていることから、守勢の将軍としてその功績は評価されるべきだろう。
防御は、攻撃よりもよほど難しいのだ。
出頭してすぐに作戦室に通されたサイトだが、そこには数人の参謀を除き人はいなかった。
不思議に思ったサイトを見越したポワチエ大将は

「参謀ですら、前線の指揮を任せねばならないのだよ」

と、力なく言った。
その言葉に嘘はなく、実際に参謀の数名は前線で指揮をしている。
そうしなければならないほど、戦況は悪化しているのだ。
嫌でもサイトは現実を突きつけられた気がした。

「それはともかく。まずは現場の把握を君にはしてもらおう」

ポワチエ大将が机の上の地図をさした。
地図上に書かれた兵力はトリステイン軍100万、ガリア軍120万となっていて、それが長い塹壕をもってして国境線上で対峙、にらみ合いの格好だ。
兵力からすれば大差はないように思えるが、拮抗するガリア軍の後方にまだ30万の後詰部隊がいるとなると、話は別だ。
その部隊はしかも、トリステイン軍の一番手薄な中央防衛線のあたりを攻撃できる位置である。
また、予備兵力の観点からもトリステインにはサイトの部隊12万を除き無いにも関わらず、敵には前線の合計150万の他に400万はいる。

「これは」

さしものサイトも言葉を失った。
王都で軍人将棋をしている奴らに見せれば、卒倒するほどの劣勢だ。

「勝敗は決したのだよ、中将」

ポワチエ大将は疲れからか、すぐに椅子に座ってしまった。
他の参謀は流石に座りはしないが、それでも疲労の色は強く出ている。

「現在の兵力での防衛は可能なのではないかと思いますが……」

1人の参謀が言葉を放つ。
参謀の意見はこうだ。
膠着した戦線を打破すべく手薄な中央に30万の兵力を投入するのはわかりきっている。
そこでわざと戦線に穴を開けて突破させ、そこに伏兵としてサイトの率いる12万の兵力を充て、後方からも囲む形で包囲殲滅させる。
確かにそれならば防衛は可能であるだろうが……
ポワチエ大将は頭を振った。

「参謀の言うことは一理ある。だが、それは敵が我々の想定する通りに動いた時のみ、だ」

その一言で参謀は押し黙った。
ポワチエ大将のいう意味がわかったからだ。
確かに一時的に防衛を手薄にした箇所に突っ込んでくるほど、ガリア軍は馬鹿ではない。
むしろ、トリステイン軍が渇望するほどに優れた士官が多いのだ、すぐに違う場所を落としにかかるだろう。
ただ、ここで積極攻勢に出ようとする案がでないことに、サイトは一定の満足を覚えた。
少なくとも、司令部は現場を把握し動いている。
だが、把握しているからこそこれ以上の行動を起こせないとも言える。
それからも他の参謀もちらほら案を出すが、ついにポワチエ大将が首を縦に振ることはなかった。
そこでふとポワチエ大将はサイトに意見を聞くことにした。

「ヒラガ中将。着任したばかりで勝手がわからないかもしれないが、貴官の意見も聞きたい」
「は……。では恐れながら申し上げます」

サイトの腕が地図上に伸びる。
それを参謀達は、不謹慎かもしれないが楽しみにしていた。
何せ稀代の天才、ルイズと並び立つ有名人だからだ。

「まず、現場の防衛は両者の塹壕を軸ににらみ合いが続いています。当然、塹壕にて防衛をする兵を動かすことは得策ではないでしょう。ゆえに現在ポワチエ大将がとられている策が最も妥当な判断であると言えます」
「妥当、と言うからには腹案があるのかね?」
「はい。かなり投機性の高い作戦になりますが」
「構わない、続けてくれ」
「では、現在最も機動力のある部隊をお教えください」
「言うまでもなく、ヒラガ中将隷下の騎馬3万です」

参謀の1人が答える。

「生憎、騎馬隊を揃えるにも馬がいなくてね」

ポワチエ大将が次ぐように言った。

「分かりました。では簡潔に述べさせていただきましょう。私の考える作戦は、高速の騎馬隊を持ってして、敵首都リュティスを攻略することにあります」

サイトの言葉に、どよめきがおこる。

「そんなことが可能なのかね?」
「不可能ではありません。ただし、成功のためには前線での助攻が不可欠。一度きりの大博打です」
「詳しく頼む」

ポワチエ大将はサイトの案に興味を持った。
他の参謀たちも唖然とはしていたが、すぐに気を取り戻した。

「まず敵には我々トリステイン軍が『大侵攻』を行った時と同じく、攻勢を行う必要があります。我々の線にも穴があるように、敵の前線にも防御の薄い点は存在します。それがここです」

サイトは地図上で敵前線の左翼、その塹壕の一部を指し、そのままガリア領内のやや奥まった位置にある要塞を差した。

「ここは敵の一大補給地点であり、トリステイン攻撃の要衝です。そこに大挙して我が軍が攻めれば敵も防衛に力をいれなければならないでしょう」
「しかし、貴官は肝心なことを忘れていないか? 敵の総指揮はあの名将カナンがいる。それくらいの策謀は見ぬいてしかるべきなのだと考えねば」

敵軍のカナン大将とは、『大侵攻』、『雪崩』作戦を挫いてきた強者だ。
確かに彼を前にしてこの程度の策が見抜かれるだろうことはサイトも予想している。

「そこはポワチエ大将のお人柄を利用させていただきます」
「どういうことだ?」
「つまり敵に偽電をつかませるのです。積極果敢精神に欠けるポワチエ大将が近く指揮を解任され、他の将軍が来ると」
「それだけでは納得できまい」
「心得ています。そこでまた、1つの布石をうちます。仮に隷下騎馬隊3万を別働隊にして、浮いた9万の兵力を要塞攻撃の先鋒とします。さしもの名将も、これならばポワチエ大将が解任されたと思うでしょう」
「待て」

ポワチエ大将は鋭い声をあげた。
サイトの9万の兵の意味を、理解したからだ。

「つまり貴官は、9万の将兵を見殺しにせよと言うのか?」
「率直に申し上げれば。そもそも我等独立部隊は最初から決死隊のようなものです。それが決死から必死に変わるだけのこと」
「な……! それでは……」
「別働隊を率いたところで結局のところ、見つかるのは時間の問題でしょう。なればこそ、できうる限りリュティス付近まで接近し、戦闘をするべきなのです。ガリアは、良くも悪くも民意を反映する国です。その民、特にリュティス周辺の者共が騒ぎ立てれば講話の道も開けましょう」

非礼であるが、ポワチエ大将の言葉を遮り、話を続ける。

「幾多の将兵が死に、最早国力の限界まできているのです。ここで終わりにしなければ、いけないのです。ですが、私たちもむざむざ死ぬつもりはありませんよ」

サイトは笑った、これまでにない晴れ晴れと。

「どうでしょう、この作戦は。少なくとも、犠牲は最小限になるはず」
「……十死零生を認めるわけにはいかない」
「ですが、他に講話を結ぶ糸口はありません」

あえてサイトは十死零生を否定しなかった。
確かに、助攻側にせよ別働隊にせよ『才家軍』の被害は甚大なものになるだろうからだ。

「この戦線を維持し続ければ、あるいは」
「それが無理なことは、ポワチエ大将ご自身が理解なされているはずです。そして、ここに居並ぶ参謀諸氏も」

サイトの言葉に全員、息を呑んだ。

「ただ、結局のところ裁断なさるのはポワチエ大将です。今発言した作戦はあくまで私の意見であったということを覚えておいてください。そして我等独立部隊は既に、死を覚悟していると」

ポワチエ大将は長らく押し黙り、一言「明日決断する」とつぶやくとその場は解散となった。
サイトは戦線を確認できる丘に登り、改めて塹壕があることを確認する。
成る程、敵も同様に塹壕を掘っているではないか。
だが、流石に用意周到に掘ってきたトリステイン軍と違いまばらである。
何よりも鉄条網すらあまり引かれていないのは連日友軍が砲撃を繰り返しているからだろう。
逆にトリステイン軍陣はすべて鉄条網が張り巡らせられており、各所に新兵器の機関銃も散見される。
一見鉄壁の布陣に見えるが、それでも支えきれまいとサイトは感じた。
サイトの予測では敵が兵力の損耗を恐れて攻めて来ないからからこそ、防衛できているのであって損害を無視した肉弾突撃をされればトリステイン軍の防衛線は崩壊すると考えていた。
さながらサイトの予測は当たっていて、確かに敵の将軍カナンは損害を恐れて兵をあまり突出させていなかった。
しかも敵はさるもの、数度攻めたことで大方のトリステイン軍の防御の薄いところは看過していた。
だからこその敵の別隊30万が一番薄い中央の場所にいる。
その1点、中央を突破されれば後は陣地に浸透され、トリステイン軍は瓦解である。

要塞があれば、またトリステイン軍もかなりの持久力を要していたのだろうが……
惜しむらくもトリステイン軍はこの地に要塞を建設していなかった。
より正確に言うならば、要塞を構築する適地がなかったと言える。
しかし無いものは無いのだから、現状で戦わなければならない。
時間も無い。
そうなるとやはり、敵陣地の一部突破をしたのち敵要地を攻撃、別働隊の敵国王都襲撃しかないのだ、とサイトは思った。
別働隊を率いて王都リュティスを攻め滅ぼす、それは画餅だ。
いかに助攻で戦線を動かそうとしたところで、その助攻が真っ先に打ち負かされてしまえばトリステイン本国が蹂躙され、敗北は必定。
いかに迅速にリュティス付近まで接近し、擾乱するかが鍵になるだろう。

『才家軍』が結成され、わずかな作戦期間になるだろうが、それこそトリステインの、女王に恥じぬ戦いをせねばなるまい。
死ぬことは恐れない、ただ何も成せずに死ぬことは恐ろしい。
全てをルイズの愛する国のために捧げんとする、サイトの気概はよもや狂気に近くなっているような気がしないでもない。
しかし、彼は戦場に来てから一度も表情を変えていない。
サイトの真意は、いよいよ分からなくなってきた。




翌日、サイトの作戦案は了承された。
作戦名は『捷二号』。
非常に縁起の悪い作戦名であるが、名付けた等のサイトは中々に気に入っていた。
細かな打ち合わせの結果はこうだ。

トリステイン軍
・才家軍別働隊3万名(指揮官:サイト・ヒラガ中将)
内訳
中央隊2万名(指揮官:サイト・ヒラガ中将)
右翼隊1万名(指揮官:アウグスト・マティアス中佐)

・才家軍助攻隊9万名
内訳
右翼攻撃隊3万名(指揮官:ヴィクセル・ニルス大佐)
中央攻撃隊3万名(指揮官:ダルストレーム・マッツ大佐)
左翼攻撃隊3万名(指揮官:ヴィリエ・ド・ロレーヌ少佐)

となり、他に輜重隊も攻撃部隊に加わることになる。
レイナール少佐はロレーヌ隷下の左翼攻撃隊に、ギムリ少佐、ケティ中尉は中央攻撃隊、最後にベアトリス大尉が右翼攻撃隊配属になる。
どちらにせよ、激戦が予想されるが願わくば攻撃の成功をして欲しいと思うところだ。
他に助攻隊を援護すべく南方軍も砲撃支援、敵右翼塹壕線への攻撃もするとのことであり、かなり大掛かりな戦闘になるだろう。
対して別働隊3万は敵の塹壕線を大きく迂回し、途中で1万を分派、敵側面攻撃に充てる。
戦力分散の愚を犯すことになり、ましてこの1万名は確実に殲滅されることが予測されただけに、サイトは分派される隊の総隊長に知己のマティアス中佐を任命した。
無念の極みであるが、その旨をマティアス中佐は

「中将に信頼されてのこと。身に余る光栄であります」

と答えた。
しかし、残る2万とて王都への途上中に捕捉、撃滅されるだろうことは簡単に予想がつく。
結局のところ、別働隊は本当に必死隊になるということだ。
ポワチエ大将は無理に交戦することなく、場合によっては降伏も許すと言ってくれたが、果たしてその時に才家軍はどうするのか、サイトとマティアスの裁量にかかっている。
作戦発動日は3月31日。
ちょうど現在が24日だから、一週間後のことである。
これから一週間は、戦闘準備でとても忙しくなるであろう。
サイトはその忙しさにかまけて、あえて後ろ向きなことは考えぬようにした。




あとがき

今回の作戦図案は非常に分かり辛いので、「みてみん」様に投稿致しました。

http://5863.mitemin.net/i59809/

お暇がありましたら、どうぞ御覧ください。



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