今、アキトさんは医務室でナオトさんに手術を受けています。
先ほどの話は驚きでした。
え、異世界の私がナオトさんに殺されたからかって?
そんなの関係ありません。それについてはナオトさんがたいへん悩んだはずですし、私が気にしてもいいことはありませんから。
理由はもちろんナオトさんがアキトさんだったこととアキトさんが帰ることです。ユリカさんのところというのが問題ですが・・・。
うふふ、でもナオトさんがアキトさんだったので問題ないです。ナオトさんはフリーですからね。ふ、ふ、ふ。
機動戦艦ナデシコ
〜光明は遠い世界から〜
第5話 説明2倍?
ナオトが医務室から出てきた。後ろではアキトが穏やかに眠っている。ナオトは医務室の前で待っていたルリに笑いかけた。
「成功だよ、ルリちゃん。今は寝てるだけ。」
「え?」
ルリはナオトの成功という言葉に喜んだが、それ以上にあることに驚いた。
「どうかした?」
「いえ、でも言葉遣いが・・・。」
ルリはナオトの言葉遣いが元に戻ったことに驚いていた。
「ああ、ゴメンね。けっこう苦労して直したんだけど、怒ったり戦闘してたりするとどうしても戻るんだ。・・・こっちのほうが良いよね?」
ナオトはルリの疑問に答えると不安そうに尋ねた。
「そうですね。まぁアキトさんであるならあんまり関係ありませんが・・・。それよりあの話です。どうやってあの状態から立ち直ったんですか?私だったら絶
対に不可能ですよ。」
ルリの表情が真剣なものに変わる。
「まぁ、さっき言ったように助けるためでもあるし、その後すぐいろいろあってね。」
「いろいろ?」
ルリの顔に疑問の色が浮かぶ。どうやら詳しく知りたいようだ。
「それは格納庫でまたさっきの話の続きをするからそのときに話すよ。じゃぁ行こうか?」
「・・・はい、アキトさん。」
「え?」
ナオトは周りを見回す。しかしそこにはルリとナオトしかいなかった。
「ナオトさんのことですよ。見た目は変わっても中身はアキトさんなんですから私はそう呼びます。」
「・・・でも区別がつかないよ?」
ナオトが困ったような顔をした。しかしルリはナオトに笑いかけると、
「それは後でどうにかします。それより早く行きかないと皆さんが帰ってしまいますよ?ア・キ・トさん(はあと)」
そう言うとルリはすたすたと格納庫へ向かい始めたのでナオトも慌ててそれに続いた。
ナオトとルリは格納庫へ帰ってきた。そこにはすでにラピスがいて、マリも危険な空域を過ぎたためマサキに任せて来ていた。
「じゃぁ、続きを説明します。」
「その説明ちょっと待ちなさい!」
ナオトが説明を始めようとするとイネスがあの大きな荷物を持って格納庫へ入ってきた。
「・・・先生、今の先生では説明できないと思いますけど・・・。」
「うるさいわね。前回から召喚呪文を何度も言われてるのに出てこれなかったんだから!」
「「「「「「「「先生!?」」」」」」」」
イネスは説明への禁断症状で気が付かなかったが、他のクルーはナオトがイネスを先生と呼んだことに敏感に反応した。
「ああ、俺は俺の世界で先生にいろいろ教えてもらったんだ、必要なことを。もっとも先生と呼べといったのは他でもない先生だけど。まぁ気にしないで。」
しかしナオトの言葉でクルーの顔にみるみる焦りの色が出てくる。
「そうは行きませんよ。イネス女史が先生であるなら、ナオトさんに説明させると予想損害額がこんなに!!」
プロスがナオトに押し当てた電卓を見ると8桁ほど数字が並んでいた。・・・おもにクルーの治療費のようだ。
「大丈夫ですよ。わかりやすく説明するつもりだし。」
プロスは納得していなかったが説明が必要なのは確かなのでナオトに説明を促す。
「まず、さっきまでの話で何か聞きたいことありますか?」
しばらく沈黙が続いたがやがてルリが手を上げた。
「さっきの話のときにアキトさんを操っていた力は何なんですか?」
ほとんどのクルーは『アキトではなくナオトでは?』という疑問を持ったが、一部のクルーは『やっぱりね』という表情をしている。ミナトに関しては確信して
いたようだ。当のナオトはそのことにまったく気付かず話を続ける。
「ああ、それはその話に1人女の子が出てきただろ?彼女・・・名前は無いそうだ・・・その彼女の能力で操られたんだ。」
名前は無い、というところでナオトの表情が一瞬曇ったが誰も気付かなかった。一方ルリは恐怖に駆られた。
「まさかどんな人間でも操れる能力があると言うんですか!?」
「流石にそんな能力はないよ。俺が操られたのは、ヤマサキ達に投与された外から人を遠隔操作できるナノマシンのせいだ。もっともその時は失敗で何も無かっ
たけどね。」
「失敗だったならなぜ操れたんですか?」
ルリの疑問にクルーがうなずく。ナオトは予想通りと言う表情で話しを続ける。
「失敗と言ってもそのナノマシンはきちんと働いていたんだ。けどそれを扱うには膨大な電子情報の処理能力が必要でそんな能力を持ったヤツが火星の後継者に
はいなかったんだ。といってもそのナノマシンを扱うのはオモイカネとルリちゃんでも無理だったらしいけどね。」
「つまりその少女は私とオモイカネの組み合わせ以上の力を持っているということですか?」
「確かにそうだけど、以上なんて生易しいものじゃない。少なくても2倍以上の能力があると考えるべきだね。」
ナオトの言葉にルリは絶句してしまったが変わりにイネスが否定する。
「何言ってるの?そんな力に人間の身体が耐えられるわけ無いでしょう?」
「いえ、彼女は受精卵のときから乱暴に改造されたり俺やここのアキト以上にナノマシンを投与さたり、他にも何かあるそうですが、そういう風にしてその能力
を無理やり持たされたんです。そのせいで2年ほどで死んでしまったそうですが・・・。」
またナオトがつらそうな表情をした。今度は気付いたクルーがちらほらいたようだ。
「ちょっと待てよ。そんなヤツが悪さしたら大変なことにならないか!?」
リョーコがナオトに疑問をぶつける。クルーもリョーコの疑問の意味を理解した。
「そうだね。じゃぁ今度は俺がこの世界に来た目的を話そうか。」
「目的?それはルリたちを助けることじゃなかったのか?」
「もちろんそれが何を差し置いてもやると決めた1番の目的さ。でも俺の目的はあと2つある。」
ナオトの話にその場にいる全員が聞き込んでいる。
「その内の1つがこの先におこる侵略の早期終結なんだ。」
「侵略!?つまりさっきのそいつが地球と木星を征服しようとするってことか!?」
リョーコが叫ぶのと同時にクルーの大半がざわざわしだした。
「正確には彼女に実験をして彼女にあんな能力を持たせた組織が、だけどね。彼女は利用されていただけよ。まぁその組織って言うのが火星の後継者の残党なん
だけど・・・。」
「火星の後継者の残党に地球と木星を侵略するだけの兵力が残っているとは思えませんけど?」
ルリがナオトに疑問をぶつける。そう、確かに今の火星の後継者の残党はここのアキトよってほとんど全滅状態だったのだ。
「兵力は要らないさ。考えてみて、電子戦で戦えば人員は要らないだろ?彼女の能力があれば地球と木星が征服されるのはすぐだった。電子戦で征服するつもり
だからヤツらは少しでも邪魔になる可能性がある俺にルリちゃんを・・・。」
「・・・もう気にしないでください。こうして歴史は変わり私は少なくともああって死ぬことはありませんから・・・。」
暗くなるナオトをルリが言葉を選んで慰めた。それを聞いてルリのほうを見たナオトにルリは優しく微笑む。ナオトはそれに癒されるのを感じたようだ。
「大丈夫だよ、ルリちゃん。過去を悔やんでもしょうがない、大切なのは今だからね。」
「ええ、そうですよ。・・・それよりさっき、早期終結って言いましたよね?未然に防ぐことは出来ないのですか?」
「俺も未然に防げれば防ぎたいんだけど・・・。ヤツらに関する情報は彼女によって消されているか情報操作されているかだったから今どこでどんな活動をして
いるかまったくわからないんだ。つまり侵略が始まらないとこっちは動けないってことだね。」
「それが始まって勝つ見込みはあるんですか?」
不安そうにルリが尋ねた。しかしそこへリョーコがわって入ると
「大丈夫じゃねぇのか?今回はルリたち3人でなら対抗できるかも知れないし、機動兵器戦になったら、あのアキトを軽々倒したナオトがいるんだぜ?電子戦さ
えなんとかしたら勝てるだろ?」
「ちょっと待って。いくら俺でも残りの残党全部1度に倒せって言われたら無理だよ?それにアキトと同じ力量の敵が出てきてもさっきみたいに軽々とはいかな
いさ。」
「どう言う事だ?」
リョーコが不服そうに尋ねる。そんなリョーコに微笑みかけるとナオトは続けた。ちなみにリョーコはこのテンカワスマイルもどき(ルリ命名)で違う世界に
行ってしまったようだ。
「さっきの戦闘では俺は相手が自分であることを知っていてアキトは初めて戦う相手だと思って戦った。しかも俺はこの時のために自分を完全に客観的に分析し
ていたんだ。どう考えても俺が勝つだろ?ちなみに今の俺の実力はアキトより少し強いくらいだから過信しないでね?」
「アキト君より少し強いだけでも十分強いと思うけどねぇ〜。」
先ほどからリョーコが帰ってこないのでナオトの言葉にパイロット代表代理(自称)としてヒカルが答える。
「まぁそれは置いておいて、勝つ見込みがあるからここにいるんだ。ちなみに多分マリとマサキを合わせて5人でも装備がナデシコC級じゃぁギリギリか、勝て
ないと思う。」
「・・・つまりどうするんですか?」
「作るのさ、ナデシコCよりいい装備を。俺の世界で先生と一緒に作った船のデータをこっちでまた作ったからそれを使ってね。あ、そうそう、それでルリちゃ
んに込み入ってお願いがあるんだけど。」
「な、なんですか?込み入って?・・・は、まさか、そんな早すぎますアキトさん(はあと)。」
ナオトのお願いという言葉にルリは身体を強張らせた。どうやら変な妄想に入っていたようだ。
「これの製作をネルガルに頼んで欲しいんだけど、いいかな?」
「へ、ああ、そんなことでしたらお安い御用ですよ。ネルガルは私の小指の先くらいで動きますから。」
ルリの小指の先宣言に一同唖然としている。なぜか今は格納庫にプロスはいなかった。
「じゃ、じゃぁお願いするね。データと予定のことは後で話すから。」
「はい、任せてください。」
どうやら話は一件落着したようだ。そこへ今格納庫へ帰ってきたプロスがルリの肩を叩き、物陰に隠れる。。
「ルリさん、これはほんの気持ちです。」
「何ですか?これは・・・Tシャツのようですが?」
「ナオトさんのですよ。昨日はこれを着ていらしたようです。」
「本当ですか!?」
「ええ、ですから私をネルガルで・・・。」
「ふ、ふ、ふ、お主も悪よのぉ。」
「いえいえ、お代官様ほどでは・・・。」
ちゃららちゃっちゃっちゃ〜ん(効果音)。ルリのコレクションに《ナオトのTシャツ》が加わった。ちなみにナオトがTシャツが無くなったことに気付くこと
は無かった。
「はい、では他に質問はありませんか?」
ナオトはルリとプロスの怪しげな動きは気になったが無視して話を勧める。
「そういえばマサキとマリちゃんは誰なんだ?マサキのヤローはどうでもいいがマリちゃんのは聞きてぇぜ。なぁテメェ
ら!!」
「おおぉぉぉーーーー!流石、班長!!」
ウリバタケ率いる《アマノガワマリ親衛隊》一同が咆哮する。しかしマリ本人はまったく気にしていないようだ。
「ああ、あの2人は・・・。」
「ナオト!!」
ナオトが話そうとするとマリが人ごみを掻き分けてナオトに近づく。その雰囲気はさながら草陰から飛び掛る寸前のヒョウを思わせる。
「あ!いや・・・これは・・・大丈夫、約束は守る。本当だ。ああ、許してくれ!!」
だがマリはナオトの言葉を無視すると胸倉をつかみ少し閉める。その後マリはラピスとハーリーを見て、
「状況判断できた?」
「はい!!」
「どうするべきかもわかった?」
「もちろんです!!」
「よろしい。後よろしく。」
それだけ言うとマリはクルーの所へ戻っていく。
「お前も大変だな。」
「・・・そうですね。」
「だがあれをされて喜ぶようになってこそ真の男だ。」
ナオトはウリバタケの言葉に断じて違うと思ったがあえて言わなかった。そして幸か不幸かルリの『あの程度で根を上げるようではまだまだですね。』という呟
きは2人には聞こえなかった。
「と言うことで、さっきの質問には答えられないので、もし知りたければマリに直接聞いてください。では他に質問は?」
「じゃぁ、なんでナオト君はアキト君だったのに見た目がこんなに違うのか、とかは?」
「それは私も知りたいわ。ついでにどうやってこの世界に来たのかも。多分関係があるんでしょ?」
ミナトの疑問にイネスも同意する。それに答えナオトが続けた。
「流石先生!いい着眼点です。もちろんミナトさんもですよ?まぁとりあえず俺がどうやってこの世界に来たかというとボソンジャンプの応用とでも言いましょ
うか。」
なぜかナオトはイネスに非常に丁寧に話すが多分前の世界でいろいろあったのだろう。一方イネスはナオトの答えを一瞥した。
「ボソンジャンプの応用?ありえないわ。ボソンジャンプは時空間移動、異世界や平行世界に行ったり来たり出来るような品物ではない。もっとも異世界や平行
世界って品物も理論上のもので実在するかも怪しいけどね。」
「いえ、ボソンジャンプは字空間移動ではなく次元移動です。それの関係で俺はアマノガワナオトという存在になったのです。」
「な、私の理論が間違っていたと言うの!?」
さっきまで歯牙にもかけない様子だったイネスが急に血相をかいてナオトに食いかかった。ナオトはそれを予想していたかのように冷静に対処する。
「確かにそうなりますが、これに気が付いたのも俺の世界の先生なので気にすることはないですよ。」
「そんなことより詳しく説明しなさい!!」
この瞬間全クルーに嫌な予感が走った。その中でマリはすでに格納庫を去っていた。
「では詳しく説明しましょう!!まず今のボソンジャンプの概念は物質を構成している2つの要素、フェルミ粒子とボース粒子を全てボース粒子に置き換えま
す。また物質の出す波動には先進波と遅延波があり、普段はファインマンは吸収理論によると未来からも先進波はやってきているが、自分達にはそれが遅延波の
ように見えてしまう。つまり現在の”A”から未来の”B”に向けて遅延波が伝わることは、未来の”B”から現在の”A”に向けて先進波が伝わることと等価
であるので、それを現在の”A”から未来の”B”に向けての遅延波が未来の”B”から現在の”A”に向けての先進波を吸収していると解釈しています。この
現在の”A”から未来の”B”に向けての遅延波を・・・(中略)・・・そしてある時点から今度はその時点から見て未来に向けて任意の時間と空間に情報が収
束するように遅延波を送り出す。これが今の時点でのボソンジャンプですね?」
「ええそうよ。それに何の問題があるの?」
イネスはごく普通の日常会話をするように切り返したが、周りのクルーは大半が意識が朦朧としてすでに倒れている者もいる。
「問題は先進波、遅延波という物が本当に存在するかどうかです。確かにそのような物が実在すればボソンジャンプの説明が楽に出来ます。しかしそこで考える
のがこの世界は言うまでも無く3次元であることです。先進波、遅延波が実現し先の理論が成立するのならこの世界に未来や過去が概念としてではなく実在する
ことになります。つまりそれは明らかにこの世界には時間軸が存在し、4次元になります。ここが矛盾です。そこで残るのはフェルミオン、ボソン変換とボソ
ン、フェルミオン変換です。そこでそれらの粒子は・・・(中略)・・・つまり元の世界の遺跡が演算するのは3次元では4次元から見る無数の3次元の世界、
そっくりな世界があればまったく違う世界もありますが、その中の1つの世界までであり、その世界が自分のいた元の世界と違う場合、元の世界の遺跡の管轄外
であるのでその新しい世界の遺跡がボソンアウトする地点を演算します。もちろん元の世界であるならそのまま元の世界の遺跡が演算しますが。」
「なるほど,確かにそのほうが理に適ってるわね。ボソンジャンプが次元移動であることは納得したわ。で、アキト君であるはずのあなたが違う存在になったの
はなぜ?」
イネスはまたもや普通に言葉を返した。しかし確実にもう日付は変わっていて回りのクルーに意識があるものはいない。
「それは簡単です。先ほどの理論でいったようにボソンアウトの演算はボソンアウトする世界の遺跡が行います。しかし元の世界ならばボソンジャンプした存在
が元からそこへ存在していたので問題ありませんが違う世界に行った場合まったくその世界には関係のない存在になります。3次元であるため時間軸による修正
も出来ません。よってその世界の遺跡がボソンジャンプしてくる存在をその世界の存在に置き換えるのです。それによって俺はアマノガワナオトになりました。
どのようにしてそんなことがおこるかと言うと・・・(後略)。」
「つまり、平行世界、異世界へのボソンジャンプは・・・(後略)。」
「・・・(略)・・・。」
「・・・(略)・・・。」
「・・・(略)・・・。」
「な、何が起きたんだ・・・。」
アキトは麻酔が切れ、目を覚したので格納庫へ向かったがそこの状況を見て戦慄した。・・・辺りには無数に倒れたクルーが横たわり、その中でナオトとイネス
が話しているのだ。
「ありがとう、有意義な会話が出来たわ。また何かあったら話し合いたいものね。」
「こちらこそ、先生の才能を再び目の当たりにして非常に感動しています。」
イネスとナオトの会話を聞いてアキトはまたひどく混乱した。ナオトがイネスを先生と呼んだことに気付かないほどだ。アキトはしばらく呆然と立ち尽くした
が、ゆっくりと2人のところへ歩み寄った。
「なんだアキトか。もう起きたのか?それなら速くユリカの所へいってやれ。」
ナオトは相手が自分だと言う意識があるのかまた口調が違う。アキトはナオトに投げられたCCを拾った。。
「それがここにある最後のCCだ。ナデシコCの分は無いから先に行ってやってくれ。クルーには俺がいておくから。」
「あ、あぁ。」
アキトはまだ混乱しているようで生返事を返す。しかし直感的に危険を感じたようだ。ナオトはまたイネスと話し込みはじめた。
「じゃぁ、後は頼むぞ。」
アキトはその場を逃げるように青い光の中へ消えていた。
後書き
RYU こんにちは、(またはこんばんは)、今回も読んでいただいてうれしい限りです。
ルリ 遅いですよ。それに前回の文は何ですか!?駄文にも
なってなかったじゃないですか!!
RYU 確かにその通り・・・。改定前の中の黒アキトさんは初対面の人の言うことを全部信じっきてしまうという、世の中を知らない善人でもあまりあり
えない人物になってしまってたから・・・。
ルリ 指摘をくださった黒い鳩さんに感謝しなさい!!
RYU それはもう。黒い鳩さん、本当にありがとうございました!!
ルリ それで今回の文です。・・・指摘の中に設定を並べても
面白くないって言うのもありましたよね?しかも最後のエセ科学は何ですか!?
RYU うう、設定を並べないように書こうと努力したんですが、どうしても並んでしまうんです。エセ科学は・・・いろいろありまして・・・。
ルリ つまりあなたの才能は無いどころかマイナスという事で
すね。そんなのでこれから先やっていけるんですか。
RYU 才能は否定できないけど、書くのは書くよ。なんだかんだいって文を書くのも趣味の1つだからね。
ルリ 趣味の1って、いったいいくつ趣味があるんですか!?
RYU うーん、釣りに、料理に、楽器演奏(ピアノ)に、バトミントンに・・・あんまり高校生として威張れない趣味も多数・・・。
ルリ 特にアレですね。プロローグ2でいってたヤツ。さらに
問題がどう見てもアレに一番力を入れてることですね。
RYU アレっていうな!M○○は○t○は・・・。確かに見た目は子供の遊びでも奥が深いんだ!!それにプレイヤーの平均年齢は私の平均年齢より上な
んだ!!
ルリ どうでもいいですよ(断言)。
RYU ぐあ、切られるより効く・・・。バタ。
ルリ あれ、切る前に倒れてしまいましたね。それでは今回も
読んでいただきありがとうございました。
RYU (○○Gは不滅です・・・。)
後書き2
こんにちは、RYUです。前回はお騒がせしました。黒い鳩さんのおかげで九死に一生を得ました。本当にありがとうございました。
さて今回の説明です。・・・ボソンジャンプの設定を変えてしまいました。理由は変える必要があったからです。まず私がこの文を書こうと決めたとき最初に平
行世界のアキトが来ていろいろする、と言うのを枠組みで書こうと思いました。それでボソンジャンプやらいろいろ詳しい設定を調べました。かなり専門的でほ
とんど理解できませんでしたがボソンジャンプでは平行世界や異世界にはいけない、と言うのはわかりました。なのでボソンジャンプの設定を変える必要があっ
たのです。(無視してやってもいい気もしますが・・・)
そこで無理やりひねり出したのが上でナオトが言っているものです。要するに自分が勝手に決めたボソンジャンプは(上にはかいてないことがありますが)
1、ボース粒子のみの時は遺跡の誘導で1つ高い次元に行ける。
2、高い次元からは低い次元が見えるのでボソンジャンプはいったん4次元にいって、そこからから行きたい3次元の世界にいける。(それはジャンプ前のイ
メージで遺跡が勝手に誘導する。)
3、自分のいた世界以外に行くと遺跡が新しくその世界の存在に変える。(意識等はある。)
というご都合主義以外のなにものでもない設定です。設定なので科学的にありえなくてもしょうがありません。まぁ、ナデシコの劇中でもボソン砲でジャンプさ
せる寸前にジャンプアウト先が見えてたりしましたから気にしないでください。それに次元移動という設定をこの先応用する予定もありますしね。
話は変わって前々回からダークがどうたらという話があったので初めて自称ダークな小説を読んでみました。
・・・これってダーク(闇、暗い)と言うよりマッド(狂気)と思うの私だけですか?その後2、3個読んで見ましたがそんな感じでした。うーん自分の考えの
甘さが身にしみました。もうダークはこりごりです。
それと、マリとマサキの正体は次回になりました。でもわかりましたよね?正体。次になぜ止めたかもわかります。ナオトのもう1つの目的も同様です。
それでは次で会えることを願ってます。
感想
うう、ごめんなさい…(泣)
掲載を遅らせてしまい申し訳ないです。
最近切羽詰っているな〜私にはオーバースペックか!?
とまあ、謝っているんだかなんだか分らないことはさておき、今回はナオトの紹介場面ですね。
ボソンジャンプが次元移動であるという事ですか…
むぅ、斬新ですね…効果としての平行世界への移動というのは実は良くありますけど(爆)
人生経験三倍アキトさん、とうとうアキトさんを駆逐し主役の座へと言う所ですね。
私としても、ヒロインの座を譲るつもりはありませんから♪
あくまで、平行世界のだけどね(汗)
でも、ナオト美味しい所だけ持っていくねぇ
仕方ないでしょうそれもアキトさんの性質です。
主人公気質といいますか、周りがほっときませんから。
そして、その隣に居るのは私です。
ナデシコとつく作品で私がヒロインでないという事は無いですから!
大きく出たね…でも、ま、そういうのもこの先分ってくるとおもうし、きっとね。
RYUさんの作品を期待して待っていよう!
流しましたね?(怒)
押して頂けると作者の励みになりますm(__)m
RYU
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